基本情報
略歴
クルーディア帝国緋影将軍。
帝国の若き将軍として功績をあげていき、
ライラックの戦いの為行軍していた所を、国境の小競り合いをしていた
グラスシードと遭遇、彼を援護して、噂に聞いていた「姉妹を連れた二刀流将軍」を自分の部隊に編入する。
6894年、
サムルトン遠征に参戦、この戦いで最も手柄をあげた者に帝国元帥の地位が与えられることとなり、
サムルトンと戦いながら、
グラスシードとどちらが大きな勲功をあげるかという水面下での戦いもはじまる。
サムルトンの智将
ムゥナをアルダスの戦いにて破り、レンシアの戦いには苦戦しつつも勝利、
サムルトンを滅亡させたが、
コルカフォーンの横槍によって、国王
ミッツを討つことは両者共にできなかった。
その為、皇帝
ファルスが
グラスシードとフェリサス、どちらの勲功をより大きいと判断するか注目が集まったが、論功行賞で帝国元帥の地位を与えられたのはフェリサスであり、この戦いの最大の英雄として認められた。
▲皇帝即位後のフェリサス
皇帝となり、
神聖クルーディア帝国を名乗ったフェリサスだが、
グラスシード軍の進撃を抑えきれず、
カオスクラウンの戦いにおいて敗死、在位僅か数ヶ月という結末を迎えた。
それまでの、才能に満ちたフェリサスとはあまりにも結びつかない転落に、後世の歴史家の中には「彼の人生は、姉の仇をうつことだけが全てであり、終着点であった。それを成し遂げた後の人生設計は一切存在しなかった」と、精神面の脆さを指摘する者もいる。
姉の面影を見つけた
シルフィを、最期に道連れにしたのもその説を裏付けている。
人物
- 腹違いの姉アルディナは、カオスクラウンを授ける神官の家系だが、ファルスの暴力性に気付いて戴冠を渋った、そのため人質として無理やり皇帝の妃として嫁がされ、後に殺されている。その姉の仇をうつことだけが彼の生きる糧であった。
- シルフィに姉の面影を見つけ、やがて憧れから恋慕の感情を抱いたが、同時にグラスシードとシルフィが、姉弟(血の繋がりはない)の関係を維持しつつも、自分には入り込めない信頼で結ばれていることに嫉妬もしていた。
関連項目
最終更新:2024年08月12日 01:39