紅蓮属
名前 | 解説 |
オンモラキ | 鳥の姿をした日本の妖怪。 人面で気味悪い鳴き声をあげ、 口から火を吐くこともあるという。 その正体は供養を受けていない屍で、 勤行を怠る僧侶の前に現れるという。 |
エンク | 口から火を吐く餓鬼の一種。 仏教六道の餓鬼道に住んでいる。 飛んでくる虫をその火で焼いては 食べているが、自らの果てしない飢えは 満たされることがない。 |
ウコバク | ベルゼブブ配下の地獄の下級悪魔の1体。 ベルゼブブの命により、地獄の釜に 油を注ぎ込んで火をたきつけている。 また地獄に落ちた人間を苦しめる為、 燃え盛る石炭をくべるという。 |
ジャックランタン | イングランドに伝わる鬼火の姿をした精霊。 生前に堕落した生涯を送った者の魂が 死後の世界への立ち入りを拒まれ、 さまよっている姿だとされる。 |
オルトロス | ギリシャ神話において、 世界の果ての島に棲む怪物ゲリュオンの 牧場を守護した双頭の巨犬。 非常に優秀な番犬であったが、 英雄ヘラクレスが12の難事を行う中で 一撃の下に殺されてしまう。 |
オシチ | 伝承に伝わる、江戸時代に火刑に処された 八百屋の娘お七の霊。 大火がきっかけで出会い惚れた男に 再会したい一心で、商家に火を放つが 捕えられ、火あぶりの刑となる。 |
サティ | インド神話において、 シヴァの最初の妃となった女神。 父親ダクシャとシヴァとの確執により 炎に身をくべて非業の死を遂げるが、 後に転生してパールヴァティとなる。 |
ドゥン | インド神話に登場する、 女神ドゥルガーを乗せて走る聖なる虎。 アスラ族の王マヒシャを討伐するために 生まれてきたドゥルガーに、 神々が授けた贈り物の一つとされる。 |
ソロネ | 神学に基づく天使のヒエラルキーにおいて、 第3位「座天使」に数えられる上級天使。 名は「車輪」を意味し、 神の玉座を運ぶ者とされる。 |
ケルベロス | ギリシャ神話における、 暗黒の大穴タルタロスの番犬。 蛇の尾を持つ勇猛な巨犬だという。 風の巨人ティホンを父、 蛇神エキドナを母にもつ。 オルトロスの兄にあたる。 |
ムスッペル | 北欧神話に登場する炎の巨人。 炎に包まれた国ムスッペルヘイムに 住んでいるとされる。 人間とも神々とも干渉を持たないが、 世界の終わりラグナロクでは 人間の世界に攻めあがるという。 |
ヴリトラ | インド神話の凶暴な巨大龍。 その名は「障害物」を意味し、 天空の川を塞き止め干ばつをもたらす。 雷神インドラに倒され地上は潤うが、 ヴリトラは次の年、再び復活する。 この二者の戦いは永遠に続くという。 |
ヒノカグツチ | 日本記紀神話の火の神。 イザナギ神とイザナミ神の間に生まれるが、 イザナミ神は出産の際、焼け死んでしまう。 悲しみ怒ったイザナギ神は十拳剣で ヒノカグツチを斬り殺してしまう。 その血や体からは多数の神が生まれた。 |
マダ | インド神話の巨大なアスラ。 仙人チヤヴァナが炎から作り出した。 名前は「酩酊者」を意味する。 敵対者を一飲みにする力を持ち、 インドラ神すらもその怖ろしさに 屈したと伝えられる。 |
ベリアル | ソロモン王の72柱の魔神の1体。 50の軍団を率いる大いなる王。 火の戦車に乗ったふたりの美しい天子の 姿で召喚者の前に現れるという。 |
アスラおう | インドのアスラ族を統べる、 大王であるマハーヴィローシャナ。 仏教では大日如来として知られる。 炎と光の神であり、宇宙をあまねく 照らし出し、万物を善き者へと育む力を 有しているとされる。 |
ルシファー | イスラエルの堕ちた光の大天使。 かつては神に次ぐ地位にあった存在で、 その名は「明けの明星」を意味する。 自らが神に成り代われるというおごりから 多くの天使を率い反逆を起こすが、 神の軍勢に討たれ地獄へ落とされた。 |