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  • anko2822 死にかけぱちゅりを拾って

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko2822 死にかけぱちゅりを拾って

最終更新:2011年01月10日 05:42

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『死にかけぱちゅりを拾って』 30KB
愛で 制裁 拾ったぱちゅりを治療して、その元凶を軽く制裁しています

車で温泉に行った帰り、何気なく寄った公園が始まり
久しぶりの温泉で、気分はとても穏やかで安らいでいたからだろう、あんな事をしたのは
休憩と飲み物の調達をしよと自販機のある場所を探していたら自然公園の所で見つけた
そのままその公園で一服しようと中に入って行き、遊歩道の途中にあるベンチに腰を降ろす
整備されていない様に見えて、しっかりと手が入っている森の中を彷彿させる場所
自然とそんな事を思わせるここの管理者、なかなかやるな
そんな場所で、頭の中真っ白で全身気を抜いて居ると、おや?と思い始める
近くに何か居る様な気配がする、周りを見渡しても何も居ない誰もいない
今の所危機感は全くないのだが、自分が認識できない何かがあるって言うのは、ゆっくり出来ない
その内かすかに何かが蠢く様な音がしてきて、こもった呻き声らしい物まで聞こえてくる
流石に緊張感が増して来る、何かが自分の近くに居る事は間違い無いらしい
注意深く気配や音を探る・・・かなり近いな・・・自分の真下・・・から?
ベンチの下を覗いてみると、一匹のゆっくりがうずくまっていた
何の事はない、はじめからその場所に居た所へ、自分が来て座っただけだった
俺が来た事で場が乱れて、かすかな事に気が付かなかったことと
俺が来た事で多少でも、このゆっくりに影響を与えて蠢く様な気配が出たって事だけだった
さて、俺の下に居たゆっくりを見てみる事にしよう
帽子と色白、薄紫の髪、ぱちゅり種だね
そして何よりも、全身くまなく傷だらけでズタボロ、かなりの量のクリームが出ている
よく見ると、でっかいナメクジでも這った様な染みが、木々の中から地面に確認できる
ほとんどが刺し傷と強打された様な変色、片目は小さい枝が刺さったままだ
その他にも、体に刺さったままの枝が数本有る
脇腹?にある刺してから引き裂いた感じの傷が一番でかいダメージかな、クリームも自然に流れている
帽子も所どころ破けている、髪もグシャグチャだ
これは長くは無いな、実際俺が居るのに反応がほとんど無い
と思ったら、かすかに目が開いて視線が合った?と思う反応をしたが、限界みたいだね
さてと、車に戻りますか


ぱ「・・・む・きゅ」
お~気が付いたって事は、おおむね成功したって事でいいかな
ぱ「ここは・・・」
俺「あ~まだ無理するなよ、生きているのが不思議な位だったんだから、安心して休んでいろ」
その言語を聞くと、また眼を閉じて弱いが規則正しい寝息を立てる
このぱちゅりを見つけたあの日、一度その場を離れ車に戻ったのだが
車に常備しているビニール袋を持って、ぱちゅりの所へ行った
もう既に意識らしいものもない状態だったが、ビニール袋の中に入れて持ち帰る
自販機でオレンジジュースを買って、半分を口をこじ開けて流しこみ
もう半分をタオルに染み込ませて包み込み、ビニール袋の中に戻して連れ帰った
途中店に入って、治療の為に使う物を調達しておく
オレンジジュース、生乳の生クリーム、バニラビーンズ、寒天、ブルーベリージャム、餃子の皮
これらを持ち帰って早速治療を行う、が、
ただ治したのでは面白くない、どうせならスペックアップしたい所だ、その為の買い物でもあったんだけどね
まずは死なせない為に、オレンジジュースを口の中に流し込み、表面に塗り付ける
小麦粉を溶いて傷を塞ぎ、大きい傷は餃子の皮をあてて補強する
ベースと成る生クリームは、比較的安価な植物性の物は使わずに、生乳の物を使用
普通はバニラエッセンスを使うが、奮発してバニラビーンズを入れてみる
温める事が出来ないので、中のビーンズを混ぜるだけになる
ホイップは多少硬めにして、絞り袋に詰め込む
バニラの皮の方は、牛乳の中に入れて温めて、色々使って美味しく頂きました
中身の生クリームを補給しないで、最初に傷を直してしまったのは
ぱちゅりの体力面もあるが、これからの治療法の為でもある
既に中身の三分の一位は流れ出てしまっているので、体はブヨブヨで弛みきっている
その弛んだ部分と、おそらく中枢だろう、まだ中身のある境の所を紐で軽く縛ってしまう
足の方に直径1cm位の穴を開けて、頭の方も同じ様に穴を開けて、その頭の穴へ絞り袋を突っ込む
後は元々の中身が頭から足へと押されて行き、足の穴から次第に出てくる
おおよそ入れ替わったかな?って所で、足の穴は塞いで紐をほどいて完全充填する
当然充填が終わったら頭の穴も塞ぎますよ
次は枝が刺さったままになっている目だ
現状ではもう、白く濁った様になっているし、刺さった枝の周りは黒く変色してきている、寒天の細菌培養みたい
枝を抜いても視力は戻らんだろうから、目玉一つ造る事にした
意識も全く無いので、目玉をぐりっとほじくり出して大きさを測り元に戻しておく
手近な物と大きさ的に卵の殻を使ってみよう
瞳の部分は、ブルーベリージャムをオレンジジュースを水で薄めた物で溶いて、寒天を加え固める
おおよそ固まった所で、残りの部分に牛乳寒天を流し込んで固める
もう半球分牛乳寒天を流しこんで、固まった物を接合面に寒天塗って合わせて完成、紫色の瞳ですね~
これが完成した頃は峠は越えたらしく、寝息は規則正し物になっていた
もっとも体力が回復した訳ではないから、まだまだこれからなんだろが目玉が完成したので、意識が無い内に治療だ
最初に大きさの計測をした時と同じ様に、ぐりっとほじり出すけどちょっと一手間かけよう
枝が刺さっていると言っても、中心を貫いている訳でない
一部でも元の物があった方が成功確率上がると思うから、眼球の中心部分をストローで抜く
表面の濁った部分は剥ぎとるけどね
で、新しく作った眼球の中心にそのまま移植、表面を寒天でコーティングして完了
この間多少なりとも回復していたので、作業のたびに小刻みにピクピクしていた
治療後様態が安定した辺りで、髪の毛を綺麗にしてやったり、帽子を簡単ではあるが直したりしてやる


俺「と、まぁお前にやった事はこんな所だな、取り敢えず体で変な所無いか?」
ぱ「むきゅん、これといって、おかしなところはないわ」
治療及び生体改造の終了から、一週間ほど経過している
流石に中のクリームの入れ替えなんて強引な事をやったせいだろうが、三日位まったく動かなかった
次第に動く様に成って来て今にいたるが、まだまだ普通のゆっくりと比べるレベルではない
俺「体はちゃんと動くらしいな、目はどうだ?テストしてみるか」
片側ずつ同じ内容の視力テストをしてみたが差は見られなかった、あれで見える様になるんだ・・・
俺「さて、最後にお前の今の姿なんだが、ちょっと前とは違っているんだ」
ぱ「それはしかたないです、ほんとうなら、えいえんにゆっくりしていたはずでしたし・・・」
それじゃぁって事で、鏡を見せてみると、え?って感じで呆けている
俺「結構傷だらけだったから、まだ馴染んでいない所が結構あるし、目は作り直しているから色が違うし」
ぱ「むきゅっ・・・ぐすん、」
俺「色々前と違っているから仕方ないが、この姿で生きて行くしか無いんだ」
ぱ「うきゅっ、ちがいます、おもっていたよりきれいだったので、おめめさんもきれいです」
俺「まぁショックを受けていないんならいいだけど、無理しなくてもいいぞ」
ぱ「むきゅ、ほんとうですよ、おめめさんのいろがちがうのも、なんかとくべつなかんじです!」
どうやら気に入ってもらったようだ一安心だな、その目いいのか・・・
その後もうしばらく様子をみると、以前と違うとぱちゅりが言って来た
うわ、やっちまったな、おい!って思ったんだが、どうやらマイナス方向でないらしい
前よりも体が軽い、体力が有ると言う事の様だ、確かに普通のゆっくり並に動けている様に見える
ぱちゅりが普通のゆっくり並に動くって、確かに普通じゃないよな
生乳のクリーム&バニラビーンズ入が効いているのか?
前より遠くが見える様になっていると言う事、ブルーベリーか?
ぱちゅりは、まるで生まれ変わった様だと言っているが、一回死んだ様なものだったけどね
引き裂かれた所に餃子の皮を当てた所は、そのまま定着しないで剥がれてしまった
同じ小麦粉で出来ている物だから、定着してもいいと思うんだけど、何か間違えたかな?
ケガ自体は完治しているが、引き裂かれた傷跡がくっきりと残っている


ほぼ全回復しただろうと言う頃、ぱちゅりが話してきた
ぱ「おにいさん、けがさんなおったから、でていくね、おれいはなんとかしてするわ」
俺「は?出て行くって元の場所に帰るつもりか?」
ぱ「むきゅ・・・あそこにはかえれないわ」
俺「じゃぁ何処に行くつもりなんだ?行くあてでもあるのか?」
ぱ「あてもないですけど、おにいさんにめいわくかけちゃいますから」
俺「なぁお前、行くあてもないし、そもそも餌取れるのか?」
ぱ「・・・むきゅん」
俺「お前元々飼いゆっくりだっただろ」
ぱ「むきゅっ!なんでわかるんですか?」
そうだろうな物分りが良すぎる、あり得ないほどだ、本当にゆっくりなのかって位に
普通なら、これだけの期間家に置いてやれば、いや治療した時点で飼いゆっくりになれたと思ってもおかしくない
こっちから出て行けと言って、文句を言って来たり、泣きすがるのが通常だろう
その辺りの事も含めて話しを聞いてみると、やっぱり捨てられたらしい
ショップ育ちで銅バッチを持っていたと言う事だ、銀バッチ位の実力派あるんだろうが
ショップがあえて取らなかったらしい、銀バッチ性能の動バッチゆっくりで売り出す
銀バッチより安く、銅バッチより高く売れるし、銀バッチ取得費用も浮くって訳だ
前の家では最初こそ可愛がられていたらし
その内ちょっとした事でクリーム吐いたり、体力面でほとんど動かない事が面白くなかったと
この辺りは、なんでぱちゅりを買ったんだ?としか思えない、なんの下調べもしないでの衝動買いか
飼い主が遊びに行くにも、餌の準備をしておいてやらなきゃならんし、餌を忘れると直ぐに弱って手が掛かるとか
お前は生き物全て飼うなんて事するなと言ってやりたい
最後には「お前が居るとゆっくりできないんだよ」「お前みたいなのは、居ない方がいいんだ」等々言われて
あの公園の近くで投げ捨てられたそうだ
出て行こうとしたのは、この時の言葉を覚えていたからだろう
ショップ育ちのゆっくりに、飼い主からゆっくり出来ないなんて言われたら、存在意義を潰された様なものだ
自分は人間に飼われる為にある存在で、人間をゆっくり出来る様にする事が勤めだと教えられたはずだ
なのに、それを否定された、自分はゆっくり出来ない存在として認識してしまったと言うところかな
公園で野良の群れに入ることが出来たが、ここでも居場所はない様なものだった
野良の世界じゃ餌を取れる事や、体力が物を言うだろうから、立場は無かっただろう
もっともショップ育ちで、よく生きて来たものだと関心すらする
そして、あの日、群れの中で住み家を移動しようと言い出したらしい
丁度公園の反対側辺りに行こうという事だ、当然言い出したのは、体力はあるが思考能力の欠けた奴
公園の反対側、繁華街に近い所、人間が多く居る場所、餌が多く近い場所
ぱちゅりを拾ったのは、自然公園らしい木々が生い茂っている区間
移動しようとした場所は、人を集める為に整備された公園付近
簡素な噴水から人工の川に水が流れ出て作られる、せせらぎまである
これに、ぱちゅりは反対したらしい、駆除される危険性が大きいからだ
群れその物は実際どうでもいい、常にさげすまれて来ていたから仲間意識もない
それでも自分が生きて行くには、この群れの存在はなくてはならない
群れが無くなるって事は、自分も生きて行けなくなる事を意味していたからだ
当然ぱちゅりの言う事は、全く聞いてもらえなかったばかりか、ゲス扱いされて制裁された


ここまでが、俺と出会うまでの経緯
俺「なるほどね~それでお前どうする、って言うか実際のところどうしたい?」
ぱ「ぱちぇは・・・その・・・できればここにおいてほしいです」
うつむき加減で、こっちを見ながら言って来る、いじらしいでは無いか、ちょっと弄りたく成って来た
俺「ん~ぱちゅりは俺に何をしてくれるのかな?何かいい事でもある?」
ぱ「むきゅっ・・・おにいさんをゆっきりできるように、がんばります」
俺「ゆっくりか~お歌でも歌ってくれるのかな?」
ぱ「おうたはあまりうたったことないです」
俺「俺と一緒に遊んでくれるのかな?」
ぱ「うんどうさんは、いっぱいできないです」
俺「じゃあ、ぱちゅりは何ができるのかな?」
ぱ「むきゅ・・・ぱちぇは、ぱちぇは・・・ちゃんということききます!ですから、ですから!」
既に半泣き状態で懇願してくる、そんなぱちゅりを両手で持ち上げる
そして座ってから、膝の上に降ろす
俺「ちょっと遊び過ぎたかな、その気がなければ最初から助けたりなんかしないよ」
ぱ「え、あの、それじゃぱちぇを・・・」
俺「おう、飼ってやるよ、元々バッジ持っていたんだから、トイレとかだって大丈夫だろ?」
ぱ「むきゅ!ちゃんとできます!ごはんさんもきれいにたべます!」
俺「それじゃあ、お前は俺のゆっくりだ、いいな」
ぱ「むきゅ~ありがとうございます、ありがとうございます!」
飼うと言っても、ウサギやハムスター飼う様な物だと思うし
れいむや、まりさを飼う事に比べれば遥かに楽な気がする
割といい顔立ちだし、ぱちゅりなら話し相手位にもなれるだろう
その後飼いゆ登録をしてから、銅バッチテストをして、あっさり取ってしまった
公園に行ったりした時は結構言い寄られていた、話を聞いていると
「いいにおいがするのぜ~」「とかいはなかおりね~」「ゆっくちするよ~」等々、バニラビーンズなのか?


ぱちゅりを飼い始めてから、一ヶ月が経ったかという頃、あの公園に行ってみることにした
なんとなく、ぱちゅりの忠告を無視した連中のその後を見てみたくなっただけなんだけどね
ぱちゅりにとっては、いい思い出の無い所だろうから、行きたくはないだろうけど行っておいた方がいい気がした
前に来た時と何が違うなんて事はなく普通の公園のままだ、もっとも二回目でしかないんだが
公園の表側、人が集まる場所では、ゆっくりを連れた人も見られる
どこででも見ることが出来る風景だ
少し話をしてみると、少し前に野良ゆっくりが頻繁に出没する様になって
餌をねだったり、飼いゆにちょっかいを出す奴とか出てきたので
公園管理者による見回りと発見したら駆除する程度の事は行われたらしい
ひと通り話を聞き、その場を後にして公園の裏側、ぱちゅりと会った場所に行ってみる
前回来た時と同じ様にベンチがあるだけだ、腰を下ろして、ぱちゅりを横に置く
俺「始まりの場所だな」
ぱ「あのときは、このべんちさんのしたでした、ほとんどおぼえていませんけどね」
俺「瀕死の重体だったからね、あの時は」
ぱ「おにいさんがきていなかったら、えいえんにゆっくりしていました」
改めて周囲を見渡してみると、なかなかいい場所だ
周りの喧騒がかすかに聞こえては来るが、木々が吸収しているかの様に、耳障りではない
風が吹くと、葉の擦れ合う音がより喧騒を覆い隠してくれている
日差しも直接照り付けるといった感じではなく、直に射す陽の光は木漏れ日って感じだ
ぱちゅりがあの時、ここに来た理由が分かるような気がする
そんな空間に癒されながら何も考えず、ぼ~と時の過ぎるのを楽しんでいるといきなり邪魔が入った
「こんなところに、にんげんさんがいるのぜ」「ひとりだけだね、ぱちゅりなんかといっしょだよ」
出来れば振り返りたくない、振り返った瞬間この幸せ~な空間が壊れてしまう確信があった
ぱちゅりも眉間にシワなんぞを寄せて、ため息を付いている
あれだ、時代劇なんかで出てくる三下そのものだ
空気を読むなんて出来ないし、自分達が何を相手にしているの理解出来ない、自分達の未来さえも
ぱちゅりが俺より先に動いた、少し様子を観ることにしてみるか


ぱ「あなたたち、なにかごようかしら」
れ「ここは、れいむのばしょだよ、ここにいるなら、あまあまけんじょうしてね、いっぱいでいいよ!」
ま「ゆうん?みたことあるとおもったら、げすのぱちゅりじゃないか、えいえんにゆっくりしていなかったのか」
ぱ「そうね、おにいさんにたすけてもらって、えいえんにゆっくりしなくてすんだわ」
れ「げすをたすけるなんて、ばかなの?しぬの?」
ま「ばかなじじは、げすをたすけるくらいなら、まりさにあまあまちょうだいね」
ぱ「むきゅん、なにをいっているの、もともとここはあなたたちのばしょじゃないでしょ
   それにおひっこしさんしたんでしょ、ここはだれのものでもないはずよ」
ま「ゆぐっ、おひっこしさんはしたのぜ、またこっちにおひっこししただけなのぜ」
れ「げすなにんげんさんがいない、こっちのほうが、ゆっくりできるよ」
ぱ「やっぱりむこうにいったのね、ぱちぇがいったとおりになったでしょ」
ま「なんのことなのぜ、むこうにいったら、にんげんさんがいっぱいいただけなのぜ」
ぱ「にんげんさんがいるから、むこうにいったのでしょ、あまあまもあうために」
れ「かわいいれいむに、あまあまくれるのは、あたりまえなんだよ」
ま「そうなのぜ、ばかなにんげんさんは、すこしおどせば、いいなりのどれいなのぜ」
ぱ「にんげんさんは、あなたがかわいいから、ばかだから、どれいだから
    そんなことであまあまくれるんじゃないのよ、わからないの?」
ま「げすのぱちゅりが、なにいっているのぜ、まりささまはさいきょうなのぜ!」
れ「げすは、めもわるいんだね!れいむのかわいさがわからないなんて、ゆぷぷ、かわいくってごめんね!」
ぱ「むきゅ~はなしてもむだね、ほかのゆっくりはどうしたの?いるんでしょ」
ま「なにいっているのぜ?げすには、ほかにもみえるのぜ?おめめさんかたがわちがうだけのことはあるのぜ」
ぱ「まさか、あなたたちだけになったわけじゃないでしょうね?」
れ「つかまった、のろまのことなんてしらないよ」
ぱ「あなたたちが、むこうにいこうなんていわなければ、つかまらなかったのよ」
ま「つかまったやつが、むのうなのぜ、わるいのぜ」
れ「れいむは、さいしょくけんびさんだ、からだいじょうぶなんだよ!」
ぱ「あなたたち、ほんきでいるの?なかまでしょ」
ま「のろまなくずがわるいのぜ、まりさはわるくないんだぜ」
れ「くずはゆっくりできないよ、くずのせいなんだよ」
うわ~なんちゅう傲慢な自己中、同意した連中も自業自得だが、群れ一つ潰して何とも思わんのか
憎まれっ子世にはばかるっていうが、そのものを具現化した感じだな
しんだゆっくりが、いいゆっくりなんだよって事か
もっともこの馬鹿共のおかげで、野良の群れ一つを駆除で来たって考え方もあるか


ま「げすがいちいちうるさいのぜ、またせいっさいしてほしいのぜ?」
ぱ「むきゅ・・・ま、まえのぱちぇとはちがうのよ」
れ「にんげんさんが、ついているからって、れいむにかったつもりだよ」
ぱ「おにいさんに、めいわくはかけません!」
ま「ゆん~、ぱちゅりが、あいてするのぜ?」
れ「ゆふふ、ばかなの?しぬの?かてるとおもっているの?」
ぱちゅりは、自分でなんとかしようとしているが、以前より体力が着いたと言っても無理だろう
ま「それじゃあ、まえとおなじように、ひっさつのぶきで、こんどこそえいえんにゆっくりするのぜ!」
そう言って帽子の中から武器とやらを取り出す、コルク抜きか、これであの傷を作ったのか
れいむは髪から先割れスプーンを取り出すって、そんなもの何処から手に入れたんだ?
これと相手させる訳にはいかないな、ぱちゅりには悪いが介入させてもらうかな
俺「悪いがぱちゅりにケガをさせるつもりは俺にはないぞ」
ぱ「むきゅん、でもおにいさん」
俺「まぁいいから、ちょっと俺も混ぜろよ、あまあま要求されたのは俺だし」
れ「そうだよ、あまあまよこしてね、いますぐでいいよ!」
俺「今持ってねえよ、有ってもやらんだろうがな、ぱちゅりもいるし」
ま「ゆん!そんなげすをかうより、まりささまがかわってやってもいいのぜ!」
れ「そんなぼろぼろなげすより、かわいいれいむがかわれてあげるよ、ゆっくりしないでいいよ!」
俺「なんでお前らを代わりに飼わなきゃならないんだ?」
だいたい、ぼろぼろにしたのもゲスのレッテル貼ったのもお前らだろうに
ま「じゃあなんで、ぱちゅりをかっているのぜ!まりさのほうがりりしいのぜ!」
俺「なんでって、可愛いじゃないか、ぱちゅり」
おい、「むきゅん」とかいって赤くなっているんじゃない、可愛いけど
れ「なにいっているの!れいむのほうが、かわいいにきまっているでしょ~おめめついているの~」
本気で言っているんだろうな、悲しくなってくるぞ、お前たちもボロボロだぞ色々と
俺「ここで会った時は、全身ボロボロで、死にそうになって可哀想だったからね」
と、二匹で話し始めた、自分はかわいいとか、ボロボロにならとか、ぱちゅりを飼うんだから自分もとか
分かりやすいな~全部聞こえているけど、聞かれてるなんて思っていないだろうな
さて、こいつらの行動を見るってのも面白そうだな~自滅するだろうと予想できるけど
それだと予想できすぎて面白味に欠けるな、少し遊んでみるかな


俺「お前達は、あまあまが欲しいのか?飼いゆっくりになりたいのか?」
れ「あまあまほしいよ!いっぱいでいいよ!」
ま「やっと、まりささまをかうきになったのぜ、ばかなじじいにしては、りこうなのぜ」
ぱ「むきゅっ、おいにいさん、ほんきなんですか?」
俺「まぁなんだ、ちょっとした余興だよ、ここにはあまあまないから取りに行ってくるな」
れ「そんなこといって、にげるつもりだよ!ゆるさないよ!」
なんでこう言う事だけは気が回るかね、逃げるつもりなんてないけど、それじゃ遊べない
俺「だったら、ぱちゅりを置いていくよ、それなら安心だろ」
ぱ「お、おにいさん・・・あの、ぱちぇおいていくんですか」
俺「ちゃんと戻って来るって、車の鍵を預けよう、それなら安心だろ」
そう言って、ぱちゅりの帽子の中に車の鍵を入れる
多少安心した様だけど、やっぱりまた捨てられるんじゃないかって不安なんだろうな
俺「それから、ぱちゅりに何かしたら、問答無用で制裁だからな」
ぱちゅりはベンチの上だから、だいじょうぶだろうとは思うけど
公園を出てお菓子とオレンジジュース、あと少々遊べそうなものを買って戻る
そこには、ぱちゅりを罵っている野良二匹が居た、内容なんてさっきの会話の延長でしかない
俺「持ってきたぞ、ちゃんと待っていたのか」
ぱ「おかえりなさい、おにいさん」
れ「おそいよ、このくそじじい、はやくあまあまよこせ!いっぱいでいいよ!」
俺「くれてもいいんだが、ぱちゅりと勝負しないか?勝てたらかいゆっくりにしてやってもいいぞ」
ま「ゆん!ぱちゅりとなんて、しょうぶにもならないんだぜ」
俺「そうか、そうか、なら決まりだな、三回勝負でぱちゅりより多く勝ったら、お前達の勝だ、いいな」
ぱ「おにいさん、しょうぶって、どんなことを」
俺「大丈夫だよ、飼いゆっくりになれる、ゆっくりなら楽勝だよ、なれるゆっくりならね」


俺「さてと、それじゃあ最初の勝負は我慢比べだ、あまあまを誰が一番食べないで我慢できるかだ簡単だろ」
買ってきたお菓子を三つに分け、段ボール箱を三つ組み立てて壁にして、目の前にお菓子を置く形
お互いを確認できない様にする事で、誰かに勝つまではでは無く、個体そのもの我慢強さを見る為
お互いを認識出来る様にした方が、れいむの反応とかすごく面白い物が見れるとは思うんだけどね
とんでもなく見苦しい物を見る事になるのも、容易に予想されるからな~
俺「お前はここで、こっちかお前、ぱちゅりはここな
    よし始め、もう一度言うぞ、食べてもいいが一番我慢できた者が勝だからな」
ぱちゅりは当たり前に平然としているが、後の野良二匹は何とかお菓子を意識しない様に必死だ
他所を見る様に顔を背ける感じではあるが、目がガッツリ釘付けになっている、ぱちゅりは俺を見ている
れ「ゆっゆっ~ゆ~、ゆっゆっ~ゆ~、ゆゆん~ゆんゆ~ん」
れいむは気を紛らわせる為に歌い出したか、歌だよなそれ?だがな、お前の歌はな
ま「れいむ、うるさいのぜ!きがちるのぜ!」
心休まらない歌なんだよ、周りの不快指数をアップさせる能力なんだな
れ「なにいっているの!れいむのびせいがりかいできないの?!まったく、まりさは・・・ゆっ・・・」
視界に入ったお菓子を、思わず凝視してしまっているよ、これは決まったな
ちょっとれいむを見ていない振りをしてみようかな、反応ハヤ、もう目を盗んで食べようとしてるよ
で、れいむに視線をもどして、お、素早く素知らぬふりをしてるな~ちょっと遊べるなこれは
そんな事をしていると、れいむはヨダレでベトベトになっている、汚いというか、バッチイって方が合っている
まりさが置き去りだった、目が血走っているよ、歯をめいいっぱい噛み締めて我慢している
ぱちゅりも、そろそろきつくなって来ているかな、そわそわし始めている
と、ちょっと隙を見せたら、がっついています、れいむ、しゅ~りょ~
目があってれいむが硬直する、微笑んでやると変な汗が出てきて顔色が真っ青
さて、残る二匹はこれ以上長期戦にしても面白く無いので、テコ入れしましょう
この試練を受けている方達の目の前で、前に置いてあるものと同じ物を食べてみましょう
ぱちゅりが「そんな・・・」みたいな目をするが、見つめてやると、意を決した様に表情が硬くなる
現在もだが元々飼いゆっくりという所のプライドに火が付いたかな
一方まりさはさっきの表情から口の端からヨダレを垂れ流して、フゥーフゥーと息が荒い
既に何処を見ていたらいいのか分からない様に挙動不審だ
人間だったら、クスリが決まっている様にしか見えないだろうな
お菓子を食べ終わって一言「ふう、おいしかった」この言葉を出したとたん
ま「うがーがまんできるわけないのぜー!」と言ってお菓子に喰らいつく
その瞬間手を「パンッ」と一つ鳴らして
俺「はい終了~ご苦労様」近寄ってダンボール箱をどける
既に何も残っていない、れいむ
お菓子に喰らいついて硬直している、まりさ
全くの手付かずの、ぱちゅり
一回戦終了、お菓子を食べてもいいと告げると、まりさは物凄い勢いでがっ付いた
ぱちゅりも、ほっとした表情で食べ始める
その二匹を物欲しそうにヨダレを垂らして眺める、れいむ


お菓子を食べ終わった頃合いを見て、次の対決を切り出した
俺「それじゃあ次は、俺がいる所まで誰が一番早く来れるか勝負な」
これを言った時、ぱちゅりは「そんな・・・」的な顔をするが大丈夫なんだよ
単純な体力勝負をするつもりなんてない、勝負に勝てたら飼いゆっくりって事に体力は意味が無い
ま「ぱちゅりがあいてじゃ、かったとおなじなのぜ!」
れ「ぱちゅりは、じぶんのひよわさを、りかいしてね!」
丁度良い場所を、さっきの買い物の時に見つけて有るんだよね
小高く山に成っている場所で頂上付近は結構な角度だ、人間でも手を使わずに足だけだとキツイだろう
その斜面の手前のまだ平らな所に待機させる、そのまま直進で頂上まで行く、うん、手を使わないと無理
俺「さて、ここまで来る事、一番早く来た者が勝だ」
野良二匹は既に勝ったつもりだ、対照的にぱちゅりは既に絶望的な表情をしている
俺「優しい俺は、ここの攻略方法を教えてやろう、周りをよく見ろ、道が見えて来るだろうから」
はっきり言っちゃえば、ぱちゅりのための攻略方法なんだけどね
俺「それじゃいくぞ、スタート!」
ま・れ「ゆがぁぁぁー」
一斉に一直線に全力で突っ込んでくる、ぱちゅりはその場を動かない
頂上付近にまで来るが、野良二匹とも斜面の角度に耐え切れずに転がり落ちる
何回も挑戦するが結果はリプレイを見ているかの様だ
そんな様子を見ていたぱちゅりは、自分では到底無理だという雰囲気を出している
俺「さっきヒント教えただろ?周りをよく見ろ」
そう言って周りをきょろきょろ見る仕草をしてみる、三匹とも同じ様に辺りを見渡し始める
まりさが樹の枝を見つけて咥えて登ってくる、れいむもそれに習う
斜度がきつくなって来ると、枝を使って落ちるのを防ごうとしている、意外と器用だなこいつら
だが、枝が折れたり滑ったりして、いまいち上手くいっていない
俺はもう一度、右・左と首を向ける、それと同じ様にぱちゅりもその方向を見る
と、ぱちゅりが動き始める、体力がどの位向上したのか分からないが、間に合うといいな
間に合ってもらわないと俺も困るんだよね、この後の予定はできればやりたくない・・・
ま・れ「ゆ、ゆぐぅぅぅ~」
おお、もう少しで上がれそうだが、このままだとまた落ちてしまうな~と思った時
ま「ゆおぉぉぉっ!」
まりさが、最後のひと蹴りを入れる、れいむに
れ「ゆふっ、ゆあ~~~ん」転げ落ちるれいむ
ま「ゆ、ゆぐっ、ゆおっ!」
頂上に枝を刺す事に成功して、最後の力を振り絞るかの様に登ってくる、登り詰める
ま「や、やったのぜ!のぼったのぜ!」
れ「かわいくて、きれいなれいむを、なんでふみだいにしてるの!ばかなの!しぬの!」
俺「お~ここをよく登れたな、最後のアレがなければ完璧だったのにな」
ま「かんけいないのぜ!まりさがいちばんにのぼ・・・」
ぱ「はーはー、はーはー、むゆっ、むきゅっ」
俺「大丈夫か?ぱちゅり」
ぱ「はい、だいじょうぶです、すこしつかれただけです、むきゅっ」
ま「な、な、な、なんでぱちゅり~が、ここにいるの~!」
わざわざ教えたりしないけど理由は簡単、一直線で来ないで、迂回してここまで来ただけ
この勝負の条件は、俺の所に一番最初に来る事それだけ、それ以外はなんの条件も規制もしていない
何度も周りを見ろと言ったのはその為、迂回すれば斜度はかなり低くなる
その代わり道のりは長くなる、ぱちゅりが迂回路に気がついた時は正直間に合わないかも知れないとも思った
野良二匹がヘタをすると登ってしまいそうな勢いだったし実際登り切った、れいむを蹴り落としてだけど


その後下に降りて休憩後
俺「勝負は決まったね、三回のうち二回をぱちゅりが勝ったから、ぱちゅりの総合優勝だ」
れ「こんなの、なっとくできないよ!むこうだよ!」
ま「ずるしたにきまっているんだぜ!やりなおしなのぜ!」
どこぞの方々みたいに、自分の思う様にならなかったら無効ですか
俺「条件はお前たちも、ぱちゅりも、全く一緒だし、ズルも贔屓もしていないぞ(一応)」
ぱ「なにをいっても、むだですよ、おにいさん」
うん、分かっているよ、今まで自分の思い道理に、したい事だけをやってきたんだろうからね
俺「それじゃぁ、本当に特別に最後の勝負をさせてやろう」
二回の勝負で決着着けば、一応用意して置いた物は捨てるつもりだった
本当、これはやりたくなかったけど、仕方ない用意していた物を取り出す
連中の目の前に取り出したのは小さめの饅頭
俺「最後の特別勝負は、この饅頭を食べるか食べないか、それだけだ、簡単だろ」
れ「あまあまだよ!いっぱいちょうだいね!かわいいれいむが、たべてあげるよ!」
ま「まりささまのいだいさが、やっとわかったのぜ!」
俺「慌てなくても、ちゃんとやるよ、ただし、この饅頭しっかり見るんだぞ」
ま「なにいっているのぜ、あまあまは、あまあまなのぜ」
れ「ぐずは、ゆっくりできないよ!ゆっくりしないで、あまあまよこしてね!」
ぱ「むきゅ?おまんじゅうさん?なにかへんなかんじですけど・・・」
流石にこの状態じゃ直ぐには無理なのか、ぱちゅりでも
俺「いいか、しっかり見るんだ、最後の勝負なんだからな」
野良二匹には饅頭以外の何物にも見えていないらしいな
ぱちゅりは、違和感がある事は分かってはいるらしい、その違和感を確かめようとしている
ぱ「・・・ひっ!お、お、おにいさん、こ、これ、これ!!」
気付いたか・・・ぱちゅりの顔を自分の胸に付ける様に抱き抱える


出した饅頭は、赤ゆ饅頭
買って来た物は、髪を剃って口を焼き塞いだ赤ゆ、目はそのままだ
売っている物の中には、目も焼きふさいでしまっている物もあるが、これだと判別は付かないだろう
ちなみに、目が開いたままの赤ゆ饅頭は、一部のコアな客層向けの品物だ
お飾りが無いだけで個体識別が出来なくなる、ゆっくりだ
目が開いていても、それをゆっくりだと認識する事は難しいと思う
最悪の結果として、ぱちゅりも食べてしまうかもと思っていた
その場合理由を付けて食べさせない様にするつもりだったけどな
ただ、最後の勝負と言う事で、慎重になっていた事と
勝利条件の「食べるか食べないか」その意味を考えて観察した結果だろうか
もしかしたら饅頭に残されていた目が合ったのかも知れない
実際俺が赤ゆ饅頭を見れば、ピクピクとわずかに動いているし、目からは涙が出ている事も分かる
この結果はむしろ上出来過ぎると言ってもいい
ぱちゅりが実際どこでこの饅頭がゆっくりだと気付いたかは、聞けそうにないけど
こんな事をした俺を見限る可能性もある、そうなったら、それは仕方ない自業自得だ
俺「最後にもう一度だけ聞くぞ、本当にこの饅頭をお前達は食べるんだな?」
れ「ばかなじじいは、ものおぼえがわるいんだよ、ゆっくりしないで、あまあまちょうだいね!」
ま「かんだいな、まりささまもはやくしないと、おこるんだぜ!」
ぱ「あ、あなたたち、なにいっているか、わかっているの!それは!!」
ぱちゅりの口を塞ぐ
俺「ほらやるよ、これはお前達の物だ好きにしろ、ただし勝負は負けだ、それは食べないが正解だったんだよ」
話の途中で既に聞いていない、渡した饅頭に夢中だ
ま「うめ!これめっちゃうめ!」
れ「れいむが、たべてあげるんだよ!かんしゃしてね!」
既にこちらには興味が無くなって、食い漁っている
俺「・・・これもやるよ、使う予定がなくなったからな」
そう言って、予備で持っていたお菓子もその場に投げて立ち去った
俺「すまない、本当は、あれは使うつもりは無かっただけど、使っちまった
    嫌いになったんなら、それも仕方ないよな、どうする?」
ぱ「・・・むきゅ、そうですね、あんなのをつかうなんて、ゆっくりしていません
    ゲスなかいぬしさんがすることですよ、しんじられません」
うわ、ゲスとまで言われてしまった、当然か、人間ならDr・レクターと同じ事をさせようとしたんだし
ぱ「もしぱちぇもたべるといったら、たべさせていたんですか?」
俺「いや、それはないです、色々理由付けてでも食べさせない様にしていました」
ぱ「こんなかいぬしさんは、ぱちぇがきょういくしてやらないと、だめですね」
俺「ぱちゅりが俺を教育するんですか・・・」
なんか俺の口調も飼い主の口調じゃなくなっていますね
ぱ「むきゅん、りっぱなかいぬしさんになってもらわないと、ぱちぇがこまりますから」
俺「つまりそれは、嫌いにはなっていないって事でいいのかな」
ぱ「き、きらいになったなんて、いったおぼえはありませんよ」
俺「そうか、まだ俺の所にいてくれるか」
ぱ「ただし、あんなことは、にどとしないでくださいね!」
俺「そうだな、二度としないよ、ぱちゅりのあんな顔みたくないしね、かわいい顔が台無しだ」
ぱ「・・・むきゅ」


一つだけ残して来てしまったことがあるんだよね、あの二匹だ
ぱちゅりにしてみれば、自分を死の淵まで追いやった張本人なのだから、何かしたかったんじゃないかと思う
最後をあんな形で終わらせてしまったから、なにもしないで帰る事になってしまったし
公園から車に向かう道中、公園の管理をしている人に出会った
俺「お疲れ様です、こちら側の公園いいですね」
管「そう言って頂ければ、やり甲斐もあるってものです、でも最近はゆっくりに荒らされて困ってますよ」
俺「野良ゆっくりは、ある程度駆除されたって聞きましたけど」
管「どうも一番暴れ回っていた奴が残っているらしいんだよ、また群れなんか作られたらと思うとね」
俺「・・・向こうに二匹のゆっくりが何かあさってましたよ、ガラ悪そうでしたから例の野良かもしれませんよ」
管「お、本当ですか?助かりますよ、ちょっと行ってきますね」
俺「はい、ご武運を」
管理人は振り向かないで手を振った後、鎌を両手に装備して奥に行った
注)その後あの二匹は食事に夢中で、鎌で地面に縫い付けられてあっさり捕まったとか
管理人さんに自分達が何を食べていたか、パッケージを見せつけて教えられ
餡子をゲロゲロ&ゲリゲリして逝ったとか逝かないとか(
俺「こんな感じで良かったな?あいつらの犠牲になる奴は、これで居なくなるだろう」
ぱ「むきゅ、いいんじゃないかとおもいますよ」
あとは家に帰って、これまで通りの毎日を送るだけだ
ぱ「おにいさん、ぱちぇはおなかさんすきました、あかふくさんたべたいです」
俺「え、赤福ですか、買いに行くにも、ここからだと、」
ぱ「ぱちぇはきょう、いっぱいがんばったとおもうんです、ごほうびさんもらってもいいとおもうのですけど」
俺「はい、赤福ですね、買いに行きましょう」
確かに今日は頑張ってもらった、別に連中を無視しても問題なかった訳だし
最後の勝負はまさに蛇足だし、精神的苦痛を与えてしまったしね
予定変更だな、このままドライブして赤福を買いに行きますかね


読んで頂きまして、ありがとう御座いました


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