ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3925 嫉妬するのはやめてね!?
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
『嫉妬するのはやめてね!?』 10KB
小ネタ 日常模様 野良ゆ 現代 独自設定 上から見下してるのに立場は下という話 気ままあき
小ネタ 日常模様 野良ゆ 現代 独自設定 上から見下してるのに立場は下という話 気ままあき
とある小さな公園に……野良ゆっくりの一家がいた。
まりさとれいむの番で子供にれいみゅとまりちゃが一匹づつという、
あまりにもよくあるつまらない組み合わせの親子である。
その一家の親たちは自分の子供たちに公園の外を歩いている人間達を見させてなにかを教えていた。
まあいつものごとくろくな教えではないと思うが……
まりさとれいむの番で子供にれいみゅとまりちゃが一匹づつという、
あまりにもよくあるつまらない組み合わせの親子である。
その一家の親たちは自分の子供たちに公園の外を歩いている人間達を見させてなにかを教えていた。
まあいつものごとくろくな教えではないと思うが……
「おちびちゃんたち!あのにんげんさんたちをみてね!」
「ゆっ!なんだかとっちぇもゆっくちちてにゃいいきものだにぇえ!」
「そうだよ!にんげんさんはゆっくりできないいきものだよ!
れいむたちはゆっくりしているゆっくりににうまれてきてほんとうによかったね!」
「よかっちゃよ!」
「よかったのじぇ!」
「ゆっ!なんだかとっちぇもゆっくちちてにゃいいきものだにぇえ!」
「そうだよ!にんげんさんはゆっくりできないいきものだよ!
れいむたちはゆっくりしているゆっくりににうまれてきてほんとうによかったね!」
「よかっちゃよ!」
「よかったのじぇ!」
「そしてにんげんというのはずるいいきものなのぜ!あまあまやおうちをひとりじめにしているのぜ!」
「ゆゆっ!なんでひとりじめにするのじぇ?ひとりじめはゆっくちできないのじぇ!」
「さらににんげんはまりさたちにいじわるをするのぜ!あまあまも、おうちも、おやさいもおはなも、
ゆっくりできるものはぜーんぶひとりじめにして、ぜったいにゆっくりにはわけてくれないのぜ!」
「にゃ、にゃんでしょんにゃいじわるをしゅるにょ!?」
「しょうだじぇ!しょんにゃのじぇんじぇんゆっくちできないんだじぇ!」
「わかる……わかるのぜおちびたちのそのいきどおり……まりさもおもっているのぜ。あまりにりふじんっなのぜ。
にんげんはごうよくすぎるのぜ。でも……あるいみ、それもしかたないのぜ」
「ゆっ?ど、どういうこちょ?おとうしゃんゆっくちせつめいっちてにぇ!」
「ゆゆっ!なんでひとりじめにするのじぇ?ひとりじめはゆっくちできないのじぇ!」
「さらににんげんはまりさたちにいじわるをするのぜ!あまあまも、おうちも、おやさいもおはなも、
ゆっくりできるものはぜーんぶひとりじめにして、ぜったいにゆっくりにはわけてくれないのぜ!」
「にゃ、にゃんでしょんにゃいじわるをしゅるにょ!?」
「しょうだじぇ!しょんにゃのじぇんじぇんゆっくちできないんだじぇ!」
「わかる……わかるのぜおちびたちのそのいきどおり……まりさもおもっているのぜ。あまりにりふじんっなのぜ。
にんげんはごうよくすぎるのぜ。でも……あるいみ、それもしかたないのぜ」
「ゆっ?ど、どういうこちょ?おとうしゃんゆっくちせつめいっちてにぇ!」
「そのまえにおちびちゃんたちにゆっくりきくよ!れいむたちはすごーくゆっくりしているよね?」
「もちろんりゃよ!」
「そしてにんげんはぜんぜんゆっくりしてないのぜ?」
「とうっぜんなんだじぇ!まったくゆっくちちてないのじぇ……はっ!も、もちかちて……!」
「そうだよおちびちゃん。にんげんはね、ゆっくりしているれいむたちにしっとしているんだよ!」
「もちろんりゃよ!」
「そしてにんげんはぜんぜんゆっくりしてないのぜ?」
「とうっぜんなんだじぇ!まったくゆっくちちてないのじぇ……はっ!も、もちかちて……!」
「そうだよおちびちゃん。にんげんはね、ゆっくりしているれいむたちにしっとしているんだよ!」
「な、なんりゃってぇぇぇぇ―――――っ!?」
「しょ、しょうだったんだにぇえ……れいみゅ、このよのしんりっをゆっくちりきゃいちたよ……!」
「にんげんしゃんはあまりにもゆっくちちているまりちゃにしっとするあまり、
まりちゃをゆっくちしゃせまいといじわるちてるんだじぇ!」
「そうなのぜ。にんげんはほんとうにかとうでようちなのぜ……こういうていぞくっなやりかたでしか、
ゆっくりしているまりさたちにかてるしゅだんっがおもいつかない、あわれないきものなのぜ……」
「ゆん……れいみゅ、だんだんにんげんしゃんがかわいしょうにおもえちぇきちゃよ……」
「にんげんしゃんがゆっくちできにゃいのはにんげんのじごうじとくっ!にゃにょに
まりちゃたちにしゃかうらみするなんちぇ……なんてゆっくちできにゃいいきものなのじぇ……」
「にんげんしゃんはあまりにもゆっくちちているまりちゃにしっとするあまり、
まりちゃをゆっくちしゃせまいといじわるちてるんだじぇ!」
「そうなのぜ。にんげんはほんとうにかとうでようちなのぜ……こういうていぞくっなやりかたでしか、
ゆっくりしているまりさたちにかてるしゅだんっがおもいつかない、あわれないきものなのぜ……」
「ゆん……れいみゅ、だんだんにんげんしゃんがかわいしょうにおもえちぇきちゃよ……」
「にんげんしゃんがゆっくちできにゃいのはにんげんのじごうじとくっ!にゃにょに
まりちゃたちにしゃかうらみするなんちぇ……なんてゆっくちできにゃいいきものなのじぇ……」
「おちびちゃんたち!でもね、だからこそゆっくりはにんげんをおこっちゃいけないんだよ!」
「ゆっ?おきゃあしゃん…」
「にんげんはね、あたまがかわいそうだからわかってないんだよ。じぶんがしていることがどれだけようちで
ゆっくりできないことかをね。だかられいむたちのほうでゆるしてあげなきゃ……かんようっなせいしんでね!」
「ゆんっ!ゆっくちりきゃいちたのじぇ!まりちゃはにんげんをゆるちてやるのじぇ!」
「おうちやあみゃあみゃをひとりじめにしゅることでちか、にんげんしゃんはゆっくちにかてるほうほうがなんだもの!」
「よくきづいたのぜおちびたち!そうだぜ。にんげんはかわいそうでようちでゆっくりしてないいきものなんだぜ!
だからこっちがおとなになって、かるくうけながしてやるくらいのきりょうをもつのがしんのゆっくりなのぜ!」
「ゆっ?おきゃあしゃん…」
「にんげんはね、あたまがかわいそうだからわかってないんだよ。じぶんがしていることがどれだけようちで
ゆっくりできないことかをね。だかられいむたちのほうでゆるしてあげなきゃ……かんようっなせいしんでね!」
「ゆんっ!ゆっくちりきゃいちたのじぇ!まりちゃはにんげんをゆるちてやるのじぇ!」
「おうちやあみゃあみゃをひとりじめにしゅることでちか、にんげんしゃんはゆっくちにかてるほうほうがなんだもの!」
「よくきづいたのぜおちびたち!そうだぜ。にんげんはかわいそうでようちでゆっくりしてないいきものなんだぜ!
だからこっちがおとなになって、かるくうけながしてやるくらいのきりょうをもつのがしんのゆっくりなのぜ!」
「「ゆっくちりきゃいちたよっ!」」
「ゆん……それにしてもにんげんしゃんは、きゃなしいいきものなのじぇ……」
「れいみゅたちにいじわるなんかちないで、すなおにもっとゆっくちすりぇばいいのににぇえ……」
「しかたないんだよ。れいむたちがあまりにもかわいくてゆっくりしてるから、にんげんもしっとしちゃうんだろうね」
「おちびたち。ゆっくりはしててもけんきょっなきもちはわすれたらだめなのぜ!けんきょさをなくしたゆっくりは
ゆっくりをひけらかすだけの、ただのいやなやつになってしまうんだぜ」
「わかっちぇるよおちょうしゃん!」
「れいみゅ、きゃわいくちぇもけしてじまんちたりなんかちないよ!」
「じゃあゆっくりしていないにんげんさんをゆっくりさせてあげるために、あいさつのれんしゅうをしようね!」
「れいみゅたちにいじわるなんかちないで、すなおにもっとゆっくちすりぇばいいのににぇえ……」
「しかたないんだよ。れいむたちがあまりにもかわいくてゆっくりしてるから、にんげんもしっとしちゃうんだろうね」
「おちびたち。ゆっくりはしててもけんきょっなきもちはわすれたらだめなのぜ!けんきょさをなくしたゆっくりは
ゆっくりをひけらかすだけの、ただのいやなやつになってしまうんだぜ」
「わかっちぇるよおちょうしゃん!」
「れいみゅ、きゃわいくちぇもけしてじまんちたりなんかちないよ!」
「じゃあゆっくりしていないにんげんさんをゆっくりさせてあげるために、あいさつのれんしゅうをしようね!」
「れいみゅ、きゃわいくちぇごめんなちゃい!」
「まりちゃ、さいきょうでごみぇんにぇ!」
「れいむ、りょうさいけんぼっでごめんね!」
「まりさ、かりのめいじんでごめんねー!なのぜっ」
「まりちゃ、さいきょうでごみぇんにぇ!」
「れいむ、りょうさいけんぼっでごめんね!」
「まりさ、かりのめいじんでごめんねー!なのぜっ」
「「「「ゆっくりしてないかわいそうなにんげんさん、ゆっくりしていってねっ!」」」」
そんな感じで両親の薫陶を受けた子供たちはときどき人間をゆっくりさせようと人間に近付いたりした。
まあ本音はあまあま目当ての単なる物乞いなのだが。
本ゆんたちだけはいい事をしているつもりなのだ。
まあ本音はあまあま目当ての単なる物乞いなのだが。
本ゆんたちだけはいい事をしているつもりなのだ。
「れいみゅきゃわいくちぇごめんにぇえ!」
「ん?ああはいはい、ゆっくりゆっくり」
「れいみゅにしょのあみゃあみゃをちょうだいにぇ!たくしゃんでいいよ!」
「嫌だよ。これはお兄さんのケーキなんだから」
「ぷくー!いじわるちないですぐによこちてにぇえ!れいみゅをゆっくちちぇちぇてにぇえ!」
「ん?ああはいはい、ゆっくりゆっくり」
「れいみゅにしょのあみゃあみゃをちょうだいにぇ!たくしゃんでいいよ!」
「嫌だよ。これはお兄さんのケーキなんだから」
「ぷくー!いじわるちないですぐによこちてにぇえ!れいみゅをゆっくちちぇちぇてにぇえ!」
「俺ゆっくりしているお前らが気に食わないんだ。だからあまあまなんてあげたくない」
「ゆっ……?ちょれって、れいみゅにしっとしちぇるってこちょ?」
「んーまあそんなところかな?」
「ゆぷぷっ!そういえばにんげんしゃんはじぇんじぇんゆっくちちてにゃいものにぇえ!
ゆっくちちているれいみゅがうらやまちいんでちょ?しっとしてるんだにぇえ?しょうなんだにぇえ?」
「うん。だから俺はお前に意地悪するから。食い物なんてなにもやらねーよ」
「ゆんっ!まあしょうがにゃいにぇ!ゆっくちしすぎているれいみゅがわるいんだものにぇえ!
れいみゅにいじわるしたくなるきもちもしゅこしはわきゃらにゃいでもにゃいよ!」
「ゆっ……?ちょれって、れいみゅにしっとしちぇるってこちょ?」
「んーまあそんなところかな?」
「ゆぷぷっ!そういえばにんげんしゃんはじぇんじぇんゆっくちちてにゃいものにぇえ!
ゆっくちちているれいみゅがうらやまちいんでちょ?しっとしてるんだにぇえ?しょうなんだにぇえ?」
「うん。だから俺はお前に意地悪するから。食い物なんてなにもやらねーよ」
「ゆんっ!まあしょうがにゃいにぇ!ゆっくちしすぎているれいみゅがわるいんだものにぇえ!
れいみゅにいじわるしたくなるきもちもしゅこしはわきゃらにゃいでもにゃいよ!」
「んじゃな。まあせいぜいゆっくり生きろよー」
「ゆっくちちていないかわいしょうなにんげんしゃん!いじわるばかりちてにゃいですこちはゆっくちちていっちぇにぇ!」
「あーはいはいゆっくりゆっくり」
「ゆっくちちていないかわいしょうなにんげんしゃん!いじわるばかりちてにゃいですこちはゆっくちちていっちぇにぇ!」
「あーはいはいゆっくりゆっくり」
不思議なことに人間たちは「ゆっくりに嫉妬している」ことを事実としてあっさり認めた。
そんな事をすれば野良ゆっくりはつけ上がるだけだろうに……と普通は思うだろうが。
だがそんなものは関係ないのだ。認めようが認めまいがそんなことは些細な事である。
そう野良一家はじきにその事を思い知ることになるのだ。
そんな事をすれば野良ゆっくりはつけ上がるだけだろうに……と普通は思うだろうが。
だがそんなものは関係ないのだ。認めようが認めまいがそんなことは些細な事である。
そう野良一家はじきにその事を思い知ることになるのだ。
そしてそれから三週間後……公園をずーりずーりと這う汚い饅頭が大小三個いた。
饅頭はベンチに座って肉まんを食べている青年の足元まで這うと、力ない声で物乞いを始めたのだった。
饅頭はベンチに座って肉まんを食べている青年の足元まで這うと、力ない声で物乞いを始めたのだった。
「そ、そのあまあまさんをちょうだいね……すぐでいいよ」
「きゃわいいれいみゅをいましゅぐゆっくちちゃちぇてぇぇぇ……」
「いじわるちないでまりちゃにごはんしゃんをよこしゅんだじぇ……いましゅぐでいいのじぇぇぇ……」
「きゃわいいれいみゅをいましゅぐゆっくちちゃちぇてぇぇぇ……」
「いじわるちないでまりちゃにごはんしゃんをよこしゅんだじぇ……いましゅぐでいいのじぇぇぇ……」
青年は汚物を見るようなゆっくりできない目でちらっと親れいむとれいみゅを見ると、ただ一言こう言った。
「嫌だ」
「……っ!」
「……っ!」
短いが明らかな拒絶の言葉。
その言葉を聞いたれいむとれいみゅとまりちゃの目にたちまち涙が溜まる。
それは怒りの涙だろうか。それとも悲しみの涙だろうか、いやそれともまったく別のなにか……
その言葉を聞いたれいむとれいみゅとまりちゃの目にたちまち涙が溜まる。
それは怒りの涙だろうか。それとも悲しみの涙だろうか、いやそれともまったく別のなにか……
「い、いいかげんにしてよぉぉぉぉぉっ!どぼじてにんげんはれいむたちにしっとばかりするのぉぉぉぉっ!?」
「しょうがないでちょぉぉぉっ!れいみゅはゆっくちなんだきゃらぁぁぁぁっ!
どうちてにょもゆっくちちゃうんだよぉぉぉぉっ!」
「ごみすてばさんにかりにいったまりさのかりのうでにしっとしてころして!いままたれいむにしっとするなんて
いじわるにもほどがあるでしょぉぉぉぉっ!?」
「しょうがないでちょぉぉぉっ!れいみゅはゆっくちなんだきゃらぁぁぁぁっ!
どうちてにょもゆっくちちゃうんだよぉぉぉぉっ!」
「ごみすてばさんにかりにいったまりさのかりのうでにしっとしてころして!いままたれいむにしっとするなんて
いじわるにもほどがあるでしょぉぉぉぉっ!?」
いきなり激高する野良一家。
だがどうにも変である。人間に嫉妬されることが快感だったはずなのにいい加減にしろなどと言うとは。
野良れいむたちは一通り喚くと次は謝罪と泣きが入った。
だがどうにも変である。人間に嫉妬されることが快感だったはずなのにいい加減にしろなどと言うとは。
野良れいむたちは一通り喚くと次は謝罪と泣きが入った。
「ご、ごみぇんなしゃい!れいみゅきゃわいしゅぎちぇごみゃんなちゃい!だきゃらもういじわるちないでぇぇぇぇっ!」
「ゆっ、ゆぐっ……ま、まりちゃだって……すきでさいきょうっにうまれたわけじゃないんだじぇぇぇぇ……」
「にんげんさんがゆっくりできないのはれいむもかわいそうだとおもうよ!
でもそれはそれ!これはこれ!でしょぉぉぉっ!?おねがいだからいじわるしないでごはんさんをちょうだいねぇぇぇっ!
お、おねがいだがら……もういじわるじないでよぉぉぉぉぉっ!」
「ゆっ、ゆぐっ……ま、まりちゃだって……すきでさいきょうっにうまれたわけじゃないんだじぇぇぇぇ……」
「にんげんさんがゆっくりできないのはれいむもかわいそうだとおもうよ!
でもそれはそれ!これはこれ!でしょぉぉぉっ!?おねがいだからいじわるしないでごはんさんをちょうだいねぇぇぇっ!
お、おねがいだがら……もういじわるじないでよぉぉぉぉぉっ!」
この親子はもう以前ほど「人間が嫉妬している」ことに優越感を感じなくなっていた。
ただ思うのは人間はこれ以上ゆっくりに意地悪しないでね、ゆっくりさせてねってことだけだ。
確かに人間はゆっくりに嫉妬していると思うことで、れいむ親子の何の役にも立たないプライドは満たされた。
だがプライドが満たされても腹は全然満たされなかった。
そりゃそうだ。嫉妬しようがしまいが野良ゆっくりに対する人間の態度はまったく変わってないのだから。
ただ思うのは人間はこれ以上ゆっくりに意地悪しないでね、ゆっくりさせてねってことだけだ。
確かに人間はゆっくりに嫉妬していると思うことで、れいむ親子の何の役にも立たないプライドは満たされた。
だがプライドが満たされても腹は全然満たされなかった。
そりゃそうだ。嫉妬しようがしまいが野良ゆっくりに対する人間の態度はまったく変わってないのだから。
それどころか野良一家はゆっくりと理解してしまった。
人間があまあまをくれない意地悪をするのは自分達に原因があるということに。
自分たちがゆっくりしているから。可愛いから。最強だから人間が嫉妬して意地悪をしてくる。
だが一家のそれぞれがもっとも自負しているものが気に入らないと言われても困る。
それらは変えたり捨てようがないものだからだ。
人間があまあまをくれない意地悪をするのは自分達に原因があるということに。
自分たちがゆっくりしているから。可愛いから。最強だから人間が嫉妬して意地悪をしてくる。
だが一家のそれぞれがもっとも自負しているものが気に入らないと言われても困る。
それらは変えたり捨てようがないものだからだ。
意地悪されるその原因、人間が嫉妬する原因を作っている自分たちが悪い。
でもその原因は自分達のアイデンティティーそのものである。ゆっくりを捨てたらもうゆっくりではない。
自分達が悪い。でも変えられない。今の親れいむのぐちゃぐちゃな頭の中は大体こんな感じである。
でもその原因は自分達のアイデンティティーそのものである。ゆっくりを捨てたらもうゆっくりではない。
自分達が悪い。でも変えられない。今の親れいむのぐちゃぐちゃな頭の中は大体こんな感じである。
なんでれいむに嫉妬するの!そりゃ嫉妬されるほどゆっくりしているれいむ達も悪いのかもしれないよ!
でもだからといって意地悪をするのはゆっくりできないよ!でも意地悪をしたくなる気持ちも分からなくはないよ!
だってれいむ達はものすごくゆっくりしているんだから!……ゆっ?ということはやっぱりれいむ達が悪いの?
れいむ達が悪いから意地悪されるの?れいむ達が悪い……れいむ達が悪い……?
ゆんやぁぁぁぁっ!れいぶは悪ぐないよぉぉぉぉっ!れいぶが原因だげどっ!れいぶがゆっぐりじでるのが悪いんだげどっ!
でも!でも!でも!でも!でも!でも……!
でもだからといって意地悪をするのはゆっくりできないよ!でも意地悪をしたくなる気持ちも分からなくはないよ!
だってれいむ達はものすごくゆっくりしているんだから!……ゆっ?ということはやっぱりれいむ達が悪いの?
れいむ達が悪いから意地悪されるの?れいむ達が悪い……れいむ達が悪い……?
ゆんやぁぁぁぁっ!れいぶは悪ぐないよぉぉぉぉっ!れいぶが原因だげどっ!れいぶがゆっぐりじでるのが悪いんだげどっ!
でも!でも!でも!でも!でも!でも……!
「ごめんなさい!ごめんなさいっっ!れいむゆっくりしていてごめんなさいっっ!」
「きゃわいくちぇごめんなちゃい!ごめんなしゃいっ!れいみゅ、しゅきできゃわいくうまれちゃわけじゃないんれしゅ!」
「まりちゃだってさいきょうっになりたくてなったわけじゃないんだじぇぇぇぇっ!おにぇがいだきゃら!
おにぇがいだきゃらまりちゃをゆっくちしゃせちぇよぉぉぉぉぉっ!」
「きゃわいくちぇごめんなちゃい!ごめんなしゃいっ!れいみゅ、しゅきできゃわいくうまれちゃわけじゃないんれしゅ!」
「まりちゃだってさいきょうっになりたくてなったわけじゃないんだじぇぇぇぇっ!おにぇがいだきゃら!
おにぇがいだきゃらまりちゃをゆっくちしゃせちぇよぉぉぉぉぉっ!」
親れいむは地面にガンガン頭を打ち付けて土下座?していた。
れいみゅもまりちゃもわんわん泣きながら、自慢してるんだか卑下してるんだかよくわからない謝罪を繰り返す。
この野良一家は今ようやく気付いたのかもしれない。
野良にとって、最強だの可愛いだのゆっくりしているだのというチンケなプライドなどは糞の役にも立たないという事実に。
底辺がいくら僻み根性で上を見下そうとも、そんなものは所詮ただの自己満足にしかすぎないのだという現実に。
ともあれ野良一家が喚いているのに嫌気が差したのか、青年はベンチから立って公園から去ろうとした。
野良一家は青年にまったく相手にされない現実にさらに喚く。
れいみゅもまりちゃもわんわん泣きながら、自慢してるんだか卑下してるんだかよくわからない謝罪を繰り返す。
この野良一家は今ようやく気付いたのかもしれない。
野良にとって、最強だの可愛いだのゆっくりしているだのというチンケなプライドなどは糞の役にも立たないという事実に。
底辺がいくら僻み根性で上を見下そうとも、そんなものは所詮ただの自己満足にしかすぎないのだという現実に。
ともあれ野良一家が喚いているのに嫌気が差したのか、青年はベンチから立って公園から去ろうとした。
野良一家は青年にまったく相手にされない現実にさらに喚く。
「ゆっ!ゆぅぅぅぅっ!?にんげんざぁぁぁんっ!いがないでぇぇぇぇっ!」
「れいみゅおにゃかぺーこぺーこにゃんだよぉぉぉぉっ!ごはんしゃんちょうりゃいよぉぉぉぉっ!」
「ど、どぼじてぇぇぇっ!なんでにんげんはまりちゃにしっとするのじぇぇぇぇっ!?」
「れいみゅおにゃかぺーこぺーこにゃんだよぉぉぉぉっ!ごはんしゃんちょうりゃいよぉぉぉぉっ!」
「ど、どぼじてぇぇぇっ!なんでにんげんはまりちゃにしっとするのじぇぇぇぇっ!?」
「「「しっとはゆっくりでぎないよぉぉぉぉぉぉっ!」」」
かなり寒くなってきた公園に勘違い野良親子の悲痛な叫びが響き渡るのであった。