概要
使用する可能性の極めて低い戦闘機については除外してある。
おおよそ、行きは巡行速度で経済燃費、戦闘中および帰りは最大速度で燃料バカ食い。
増槽は、最大でどれだけ航続距離が伸びるかの理論値。戦闘時や退却時には投棄されるため、実際にこの理論値はまず出ない。この後は「航続・最大」の距離しか飛行できない。よってこの距離以上の長距離進出は燃料切れである。
戦闘機の場合強度9・10は13mmクラスの機銃2発でほぼ等価。11・12は20mmクラスの機銃1発で落ちるのでほぼ等価である。単発機は9・10グループと11・12グループしか存在しない。当然後者の方が強い。火力も維持できるし全滅もしにくい。
もっとも、12.7mm機関銃の多いアメリカ軍を相手にした場合はこの差はかなり効き強度1残りで生き残るケースも多く有るが、攻撃力12の20mm機関砲の多い日本・ドイツを相手にする米英軍にとってはどちらでもいい。
弾数は、最大火力を発揮出来る攻撃回数。武装によって装弾数が異なる場合、この回数射撃すると帰還しだす(条件は不明だが残った武装で継戦する場合もあるにはある)。主力武装を撃ち尽くした後に手動で更に攻撃を続けるのは大抵の場合はまずい(Fw-190A-3など例外はある)。
弾数は戦闘力に与える影響が意外と大きい。弾数3と4の部隊が12集まりそれぞれ戦闘を行ったとすると、前者は36回、後者は48回攻撃できる。弾切れで帰還するのは大きなロスである。こと迎撃においては護衛戦闘機との戦闘で弾切れになってはどうしようもなく、また爆撃機まで辿り着いてもほぼ弾切れ状態では手も足も出ないのだ。一線級の火力で5回攻撃出来る日本の疾風や、6回攻撃可能なアメリカの12.7mm機関銃装備戦闘機はこの点で優れている。夜間戦闘機も弾数3のものより4のものを選んだ方が良いと考えられる。
斜銃・対空ロケットは別武装扱いとして別途枠を設けた。これらの機体は多くの場合で、どちらかの武装を撃ち尽くしてもそれなりの戦闘力を維持できる。なお斜銃は奇襲専用であり、自軍のフェイズかつ確率でしか攻撃できない。
火力については単純な合計値であり、対重爆撃機火力として見て頂きたい。迎撃戦闘機が装備する30/37mm機関砲はオーバーキルとなるため、戦闘機に対して不利である。戦闘機相手には単発機なら一撃必殺となる20mm機関砲の多さが重要。
高高度・夜間適性を持たない部隊が該当する戦闘を行う時は、火力と運動を半分にして計算する。
ほんの少しでも夜間戦闘を行う可能性があるなら、夜間戦闘機が搭載するレーダーはもの凄く有効だ。大量配備すると日中の戦闘に弱くなるため、少量配備してレーダーだけ使うと言う手があるのだ。
名称
巡航
最大
航続・巡航
航続・最大
増槽
錬度0火力
錬度5火力
錬度9火力
運動・中
運動・高
強度
夜間
高高度
弾数
一式一型戦闘機丙 隼
320
491
78
39
2.27
5.50
6.80
9.50
75
50
9
6
零戦二一型
333
533
108
54
1.61
11.2
14.84
23
75
50
9
3
二式一型戦闘機 鍾馗
400
580
45
22
1
8.44
10.26
13.30
73
56
10
5
二式二型戦闘機 鍾馗
400
605
72
36
1
11.60
14.20
19.00
74
58
10
5
五式戦二型
400
590
85
42
1.67
15.94
20.36
30.14
81
62
10
o
4
四式戦闘機甲 疾風
380
624
67
33
1.54
15.6
20.02
29.9
81
60
11
5
四式戦闘機乙 疾風
380
624
67
33
1.54
19.2
25.44
40.8
80
60
11
5
十八試局地戦闘機 震電
444
750
57
28
1
26
39.52
72.8
85
65
11
o
3
十八試局地戦闘機 震電改
644
950
57
28
1
29.12
42.64
75.92
92
72
11
o
3
月光二三型
315
504
129
64
1
16.2
20.88
32.4
35
22
14
o
4
一八試丙戦闘機 電光
444
644
72
36
1
9.8
16.3
32.3
45
35
15
o
o
3
一八試丙戦闘機 電光(斜)
444
644
72
36
1
12
15.12
22.8
45
35
15
o
o
4
二式復座戦闘機 丁型 屠龍
340
540
103
51
1
11.34
18.36
35.64
36
24
14
o
2
キ一〇二試作戦闘機 丙型
400
600
108
54
1
22.04
31.92
56.24
40
30
15
o
o
3
名称
巡航
最大
航続・巡航
航続・最大
増槽
錬度0火力
錬度5火力
錬度9火力
運動・中
運動・高
強度
夜間
高高度
弾数
Me109E-3
380
560
28
14
1
10
13.64
21.8
69
54
10
3
Me109F-4
420
620
28
14
1.75
7.32
9.4
13.64
72
58
10
4
Fw190A-3
460
660
40
20
1.57
17.04
23.28
38.64
75
52
11
3
Fw190A-8
440
640
49
24
1.46
24.62
32.16
49.82
76
52
11
4
Fw190D-9
580
686
40
20
1.57
16.28
20.7
30.38
80
62
10
o
4
Ta152H-1
500
750
52
26
1.28
15.5
22
38
82
66
10
o
3
Me262
670
870
41
20
1.3
20.8
34.32
67.6
78
62
13
o
3
Me262(ロケット)
670
870
41
20
1.3
9.6
134.4
441.6
78
62
13
o
1
Do335A-6
465
665
82
41
1
12.24
17.7
30.02
63
52
14
o
3
Me110G-4
400
550
45
22
1.47
6.02
12.52
28.52
34
22
14
o
3
Me110G-4(斜)
400
550
45
22
1.47
11.04
14.16
21.84
34
22
14
o
4
Ju88G-7
590
643
111
55
1
14.4
20.64
36
36
28
15
o
4
Ju88G-7(斜)
590
643
111
55
1
12
15.12
22.8
36
28
15
o
4
He219A-7
536
670
99
49
1
11.32
21.2
45.52
42
32
16
o
3
He219A-7(斜)
536
670
99
49
1
14.04
20.8
37.44
42
32
16
o
3
Ta154
418
618
96
48
1
14.6
24.48
48.8
44
34
15
o
o
3
名称
巡航
最大
航続・巡航
航続・最大
増槽
錬度0火力
錬度5火力
錬度9火力
運動・中
運動・高
強度
夜間
高高度
弾数
F4F ワイルドキャット
238
512
68
34
1
14.4
18.3
27.9
68
50
11
6
F6F ヘルキャット
257
603
78
39
1.6
16.2
20.1
28.5
78
54
12
6
F8F ベアキャット
293
719
69
34
1.82
12.4
15
19
80
60
12
o
6
F4U コルセア
293
671
80
40
1
16.5
20.4
28.5
78
56
12
6
P-47 サンダーボルト
483
681
46
23
1.58
20
25.2
38
75
62
12
o
6
P-51D ムスタング
579
703
78
39
1.8
18.6
22.5
28.5
80
64
11
o
6
P-80 シューティングスター
660
898
67
33
1.68
20.4
24.3
28.5
88
70
10
o
6
P-61B ブラックウイドウ
322
589
81
40
2.02
18.6
27.44
49.2
40
38
15
o
4
F6F-3N ヘルキャット
257
603
78
39
1.6
15.6
19.5
28.5
70
52
12
o
6
名称
巡航
最大
航続・巡航
航続・最大
増槽
錬度0火力
錬度5火力
錬度9火力
運動・中
運動・高
強度
夜間
高高度
弾数
スピットファイア MkI
380
580
32
16
1
9.6
11.68
15.2
68
52
10
7
スピットファイア MkV
398
598
33
16
1
12.8
16.96
25.6
71
54
10
3
スピットファイア MkIX
457
657
39
19
1
13.84
18
27.04
76
60
11
o
4
スピットファイア MkXIV
521
721
34
17
1
21.6
27.32
39.4
80
64
11
o
4
ハリケーン MkIIC
285
546
37
18
1
12
18.24
33.6
66
48
10
3
タイフーン IB
464
664
40
20
1
17.28
23.52
38.88
70
50
11
3
テンペスト
488
688
60
30
1
18.24
24.48
39.84
76
56
11
o
4
ミーティア MkIII
565
765
52
26
1
20.16
26.4
41.76
70
58
13
o
4
ボーファイター
328
528
120
60
1
13.8
21.6
40.2
26
16
14
o
3
モスキート NF.F2
395
595
96
48
1
16.08
23.36
40.24
36
26
14
o
4
モスキート NF.F12
395
595
96
48
1
12.48
18.72
34.08
40
30
15
o
4
モスキート NF.F30
455
655
104
52
1
12.96
19.2
34.56
42
32
15
o
o
4
総評
各国の初期戦闘機(F4F、スピットI、零戦二一、Me109E-3)は錬度が互角なら殴り合いはいい勝負のはず。ドイツとイギリスは航続に難がある。アメリカは速度に難があるが火力でカバーできている。日本は航続距離が長く圧倒的に使いやすく一番有利。
日本
B-29からの反撃さえ考えなければ弾数もあり疾風乙(20mm機関砲 x 4)は強い。同等の武装を持つ雷電は航続に難があり、紫電改は耐久が10しかない。
B-29からの反撃を受けない疾風甲(20mm機関砲 x 2, 12.7mm機関砲 x2)も有力。同等の武装を持つ烈風や五式戦闘機二型は開発が大変。
疾風乙は錬度9のB-29なんかを相手にすると本当にシャレにならないくらい落ちる(高高度能力が無いせいもあるのだろう)。そちらは震電(改)や疾風甲に任せ、迎撃指定を行い対戦闘機戦闘に集中したい。錬度9のB-29相手以外では強いのだが。
五式戦闘機二型は日本軍唯一の高高度制空戦闘機だが火力、強度(10)に劣る。震電改に任せたい所。
震電改の性能は馬鹿げている。
電光はレーダー付きだが火力はいまいち。だが夜間・高高度付きの、そしてレーダーを持つ唯一の日本軍機であるため、夜間にもB-29を迎撃したいなら必要な機体だ。なおデータは掲載していないが、燃料消費は4発重爆並。大量に運用するとすぐ燃料が尽きる。
電光以外の夜間戦闘機はレーダーを持たないため性能を割り引いて考える。
零戦二一と互角の性能で倍の6回射撃できる鍾馗二型は使えそうに見えてその実、直後の疾風甲または乙が強すぎるため全く出番が無い。
新型零戦は20mm機関砲の弾数が「4」に増えた分確実に強くなっているが、錬度を1つ落として乗り換えるほどではない。また五二型も甲型であるようで火力は据え置き、これでは使い道がない。
ドイツ
Me109F-4の火力の弱さは異常。
Fw190A-3は武装を3種類持つが、このゲームでは1回の戦闘に2種類の武装しか使えないため、ワリを食っている。ただし、20mm x 4 で3回攻撃したあと、手動でもう一度、20mm x 2 + 7.92mm x 2 で攻撃できる。Me109より遥かにマシだが航続は短い。
Fw190A-8は異常な火力と11の耐久により、最終面までゴリ押せる。
Fw190D-9は、日本の五式戦闘機二型と航続以外はどっこいどっこいの性能。Ta152はいらない。
Do335は夜戦型にしかうまみがない。夜戦型は運動が高いので夜間の対戦闘機戦闘に向いている。航続の不要な西側ルートでは多分いらない。そもそも30mm x 1 (20ダメ)と15mm x 2 (8ダメ×2)と言う武装がまずいのだが・・・。戦闘機相手には2-3足りないかオーバーキル、爆撃機相手には火力不足だ。
ただし東側ルートではDo335でも実は航続距離は不足気味。夜間戦闘機・He219を投入し、夜間攻勢メインでプレイした方が楽だろう。火力も高く一方的に勝てる。幸い、昼間に押し寄せる敵の戦爆連合をFw190で迎撃しなければならないような局面はほぼ無い。
完全に趣味だがJu88G-7でもいける。
高々度能力が不要なのでTa154(隠し機体)は不要。
弾切れでの手動での迎撃が面倒臭いが、Me262ロケット弾装備型の火力は破壊的。
夜間戦闘機はTa154よりHe219の方が強い。継戦力もすごい。何かにつけて強い。Ta154のウリは高々度性能だけである。B-29が相手ならTa154だが、敗北マップで大量のランカスターやB-17を相手にするには、3発しか撃てないこれでは力不足だろう。
アメリカ
F4Fは火力が高く意外といける。キャンペーンで苦戦するのは敵日本軍の錬度のためだろう。ただし速度はひどい。
海軍ルートは速度がひどいためお勧めできない。もっとも陸軍ルートはP-47の航続に泣かされるのだが。
迎撃機として最強はP-47のようだ(そこまで恐ろしい火力を持つわけではないが)。高々度性能もある。4部隊ほど残しておくといいかもしれない。ちなみにキャンペーンのルート・マップの都合上大量生産しやすく、普通は中盤はこれが主力となるだろう。
弱いと言われていた?P-61B、その原因は命中率の低さによる。理論上はエース部隊ならしっかり強い。だがしかし、アメリカキャンペーンでは錬度9は現実的ではなく結局・・・。
F6F-3Nはある意味最強の夜間戦闘機。夜間戦闘機としては異常な運動性能が火力の頼りなさを帳消しにする。敵の夜間戦闘機を片っ端からたたき落とせるはずだ。
結局P-51Dが安定。P-80まで乗り換えを待つのは辛いし、何度も乗り換えるのは錬度的に不利。ただし錬度0部隊増設用に最終2マップあたりでP-80を開発・量産しておくのはアリだ。
イギリス
スピット系、ハリケーン系ともに、制空戦闘機は増槽が装備できず、テンペスト以外は攻勢にまともに使えない。
錬度の低い序盤においてスピットIは言うほど弱くない。が、練度上昇に伴う命中率向上の恩恵が少ないので、長く乗り続けるものでもない。
スピット系は最後まで航続力がアレなので、個人的にはハリケーン系をお勧めしたい。タイフーンIBで十分にスピット並の性能を出す。だがせっかくだからテンペストまで我慢したい。こいつは英軍最強の制空戦闘機。ただし他国にはちょっと遅れを取る。いっそ頑丈なミーティアも手だが・・・。
侵攻は夜間、夜間戦闘機と共に。
ボーファイターは早々にモスキートNF.F2に機種変更し、ずっとそのままでいい。これから先の機種はレーダー範囲が+1されるが、火力低下と釣り合わないだろう(ついでに開発・生産コストおよび乗り換えの練度低下もついてくる)。ただし減るのは小口径機銃であり20mm機関砲は維持されるため、単発戦闘機と戦う場合に限っては火力低下はあまり気にならない。
隠し機体ONモードなら、米国産援英機を使うのが一番楽。結局の所イギリス戦闘機は最弱であるのだから。爆撃機はB-24で。
最終更新:2020年12月10日 22:03