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ξ゚⊿゚)ξがポップンでランカーを目指すようです 序章
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| 36 :33:2007/04/28(土) 11:44:40 ID:rVJtteoe0 |
ξ゚⊿゚)ξ(……………今度こそ)
『Extra Stage』 ミスティEX
見つ~める~…ってどこ見てんのよぉおぉぉ!
トゥゥバーッド…
ξ゚⊿゚)ξ「……………」
(´<_` )「あの娘はまたミスティやってるな兄者」
( ´_ゝ`)「しかもまた同じところで落ちているな弟者」
( ´_ゝ`)「しかもまた同じところで落ちているな弟者」
ξ゚⊿゚)ξ「……………」
そのふたりの声が聞こえているのか居ないのか…いや、聞こえているのだろう。
彼女は少なからずむっとした表情で、少し離れた順番待ちの席に戻る。
彼女は少なからずむっとした表情で、少し離れた順番待ちの席に戻る。
( ´_ゝ`)「ここはひとつ我々の実力を示しておくとしよう」
(´<_` )「流石兄者」
(´<_` )「流石兄者」
『1st Stage』 ミスティEX
見つ~m(ry
No Bad!
ξ゚⊿゚)ξ「……………」
その光景を感慨なさそうに少女は眺めている。
やがてプレイしていたふたりも飽きたのか、そのまま店を去っていった。
やがてプレイしていたふたりも飽きたのか、そのまま店を去っていった。
| 37 :33:2007/04/28(土) 11:45:22 ID:rVJtteoe0 |
彼女はおもむろに立ち上がると、再び筐体にコインを投入し、
無難な曲を選んでエキストラステージを出す。
無難な曲を選んでエキストラステージを出す。
『Extra Stage』 メルトEX
トケタ-( ゚д゚ )
トゥゥバーッド…
ξ#゚⊿゚)ξ「……ああもう!」
筐体を殴ったりとかはしないまでも、悔しそうに地団駄を踏む。
そこへひとりの少女が近づいてきた。
そこへひとりの少女が近づいてきた。
(*゚ー゚) 「まーたやってるのね」
ξ゚⊿゚)ξ「…しぃ」
ξ゚⊿゚)ξ「…しぃ」
(*゚ー゚) 「もうその辺にしておきなよ、ツン。
あんたの気持ちも解るけど…彼女…クーは別格なのよ。あたし達がどんなにあがいたって…」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさいっ!」
あんたの気持ちも解るけど…彼女…クーは別格なのよ。あたし達がどんなにあがいたって…」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさいっ!」
しぃ、と呼ばれた少女の言葉を遮って、ツンと呼ばれたその少女は語気を荒げて激しく頭を振る。
ξ#゚⊿゚)ξ「あいつは昔からそうだったんだ!
なまじ幼馴染だったばっかりに、何時も何時も周りはあいつとあたしを比べて…
挙句の果てにこれまであっさりと追い越されて!」
なまじ幼馴染だったばっかりに、何時も何時も周りはあいつとあたしを比べて…
挙句の果てにこれまであっさりと追い越されて!」
激昂した彼女が指し示すその筐体…ポップンミュージック。
ξ#゚⊿゚)ξ「もう負けたくないのよっ!何一つも、あの女に!」
(*゚ー゚) 「……ツン」
(*゚ー゚) 「……ツン」
そして、ツンは再度、誰も待つ者のないポップンの筐体にコインを投じる。
しぃはただそれを見守ることしか出来ずにいた。
しぃはただそれを見守ることしか出来ずにいた。
| 38 :33:2007/04/28(土) 11:46:26 ID:rVJtteoe0 |
彼女の名前はツンデレ。通称はツン。私立クオリティ学園高等部の一年生。
学校の成績は上の下、黙って立っている分には本来中々の美少女のはずだが、彼女には損な点がひとつあった。
学校の成績は上の下、黙って立っている分には本来中々の美少女のはずだが、彼女には損な点がひとつあった。
それは彼女の幼馴染であり、十数年の腐れ縁となった万能の天才・クーの存在。
中等部の時代から学年のトップをひた走る天才であり、文武両道、しかも彩色兼備で性格も良い完璧超人。
ツンとクーは家が隣同士だったこともあり、常々クーと比べられることが多かった。
多感な時期をそうして過ごしてきたツンは、クーに対抗するためあらゆる努力を惜しまなかったが…
努力に努力を重ねるたびにその差は大きくなるばかり。
それも当然、クーもまた、さらに上を目指して努力を怠らないタイプだったから。
中等部の時代から学年のトップをひた走る天才であり、文武両道、しかも彩色兼備で性格も良い完璧超人。
ツンとクーは家が隣同士だったこともあり、常々クーと比べられることが多かった。
多感な時期をそうして過ごしてきたツンは、クーに対抗するためあらゆる努力を惜しまなかったが…
努力に努力を重ねるたびにその差は大きくなるばかり。
それも当然、クーもまた、さらに上を目指して努力を怠らないタイプだったから。
そうしたイライラのはけ口として始めたポップンも、あるとき興味を抱いたクーに少し手ほどきをしてやったのが運のつき。
始めはフレンドリーでも余裕で乙る程度だったクーも、瞬く間にレベルを上げ…
半年経った今ではネット対戦でも将軍のレベルを超え、仙人部屋にも到達しようかというレベルだ。
始めはフレンドリーでも余裕で乙る程度だったクーも、瞬く間にレベルを上げ…
半年経った今ではネット対戦でも将軍のレベルを超え、仙人部屋にも到達しようかというレベルだ。
対するツンは暦こそAC7からの付き合いだが、そろそろAC14の稼動が秒読みとなった現在でも最高クリアレベルは36程度。
ネット対戦に到っては英雄部屋にぎりぎり生き残っているという状態だった。
ネット対戦に到っては英雄部屋にぎりぎり生き残っているという状態だった。
ξ゚⊿゚)ξ(……………今日こそ…今日こそは!)
学校から帰り、服を着替えて夕方までポップン。
これまでは一週間に一、二回だった回数も何時しか彼女の日課になりつつあった。
これまでは一週間に一、二回だった回数も何時しか彼女の日課になりつつあった。
『Extra Stage』 オイパンク0H
OiOi!OiOi!駅の蕎麦。ってか歌詞全然違うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp;
トゥゥバーッド…
ξ゚⊿゚)ξ「…………」
(´・ω・`)「惜しいところまではいってるんだけどなー」
( ><)「仕方ないですよ。あう部屋クラスならどうしてもアレが壁になりますから」
( ><)「仕方ないですよ。あう部屋クラスならどうしてもアレが壁になりますから」
順番待ちをしていたふたり組の青年の言葉には悪意はなかった。
しかし女性ならではの例の日であったことで、一段と気が立っていたツンが沸騰する理由としては十分だったかも知れない。
しかし女性ならではの例の日であったことで、一段と気が立っていたツンが沸騰する理由としては十分だったかも知れない。
| 39 :33:2007/04/28(土) 11:47:29 ID:rVJtteoe0 |
ξ#゚⊿゚)ξ「なによっ!ヘタクソだからさっさと辞めて帰れとでも言いたいのっ!?」
(;><)「あ、その、そういうわけじゃ」
(;´・ω・`)「ちょ、落ち着いて、ね」
(;´・ω・`)「ちょ、落ち着いて、ね」
余りの剣幕にふたりも思わず後ずさってしまう。
しかし一度キレたツンは止まらない。アツくなったら何処までも暴走していくのが彼女の欠点でもあった。
しかし一度キレたツンは止まらない。アツくなったら何処までも暴走していくのが彼女の欠点でもあった。
ξ#゚⊿゚)ξ「どうせ私に才能なんてないわよ!どうせ何をしたって、私なんてっ!」
(;*゚ー゚) 「ちょ…ちょっとツン!」
(;*゚ー゚) 「ちょ…ちょっとツン!」
運良くというか、運悪くというか…ともかく丁度ゲーセンに入ってきたしぃがツンの怒鳴り声を聞いて慌てて駆け寄ってきた。
ξ;⊿;)ξ「私なんてっ…!」
(;*゚ー゚) 「……ツン」
(;*゚ー゚) 「……ツン」
感情の昂りを抑えきれなくなってしまったツンはその場にへたり込むと、ついに泣き出してしまった。
店の中には人こそ少なかったが、それだけに三人もどうしていいものやらと困り果ててしまった。
店の中には人こそ少なかったが、それだけに三人もどうしていいものやらと困り果ててしまった。
(;><)「あー…」
(;*゚ー゚) 「すみません…友達が迷惑をおかけしたみたいで…」
(´・ω・`)「いや…でも何かワケありみたいだね。
良かったら聞かせてくれないか?力になれるかどうかは解らないけど」
(;*゚ー゚) 「あ…はい」
(;*゚ー゚) 「すみません…友達が迷惑をおかけしたみたいで…」
(´・ω・`)「いや…でも何かワケありみたいだね。
良かったら聞かせてくれないか?力になれるかどうかは解らないけど」
(;*゚ー゚) 「あ…はい」
そしてしぃはツンをなだめながら、ふたりの青年に事の次第を語って聞かせた。
| 40 :33:2007/04/28(土) 11:48:32 ID:rVJtteoe0 |
青年たちはそれぞれビロード、ショボンと名乗った。
聞けばクオリティ学園の大学部に在籍しているという。
それぞれ違う地方出のふたりは今年から学園のあるこの町に引っ越してきたが、
趣味が共にポップンということで意気投合し、ふたりで根城とするべきゲーセンを探してここに立ち寄ったのだという。
聞けばクオリティ学園の大学部に在籍しているという。
それぞれ違う地方出のふたりは今年から学園のあるこの町に引っ越してきたが、
趣味が共にポップンということで意気投合し、ふたりで根城とするべきゲーセンを探してここに立ち寄ったのだという。
(´・ω・`)「そうか…世の中って存外狭いもんだな…あのクーがここに住んでたなんて」
(;><)「びっくりですよ。あの人将仙スパクラスでもかなり強いんでどんな人なのか気にはなってたけど…」
(´・ω・`)「先ずオジャマがほとんど効かないし、発狂もかなり処理してくるからな。
あれほどのバケ…いや失礼、強いヤツが俺らよりも3つも年下なんてなぁ」
(;><)「びっくりですよ。あの人将仙スパクラスでもかなり強いんでどんな人なのか気にはなってたけど…」
(´・ω・`)「先ずオジャマがほとんど効かないし、発狂もかなり処理してくるからな。
あれほどのバケ…いや失礼、強いヤツが俺らよりも3つも年下なんてなぁ」
ξ゚-゚)ξ「………………」
目を紅く腫らしたツンは一言も発せず、順番待ちのベンチの端で俯いたままだ。
(´・ω・`)「つまり彼女…ツンだったっけか、彼女はクーに勝ちたい一心でポプに粘着していると」
(*゚ー゚)「ええ…でも」
(*゚ー゚)「ええ…でも」
しぃはそこまで言って、ツンのほうを横目で窺う。
その先を続けていいものやら悩んでいるようだった。
その先を続けていいものやら悩んでいるようだった。
ショボンはそれで大体のことを察したらしい。ふぅ、と一息つくと、
(´・ω・`)「本来ゲームなんて、そんなことでムキになるべきモンじゃないと思うけど…俺も気持ちは解るな。
なぁツン、君さえよければだが…俺らと一緒に練習してみないか?」
ξ゚-゚)ξ「………………?」
なぁツン、君さえよければだが…俺らと一緒に練習してみないか?」
ξ゚-゚)ξ「………………?」
その言葉の意図する所を図りかね、ツンは無言のままショボンの顔を上目遣いに見やる。
(´・ω・`)「何事もひとりでやるより、何人かでやったほうが上達の早道になると思う。
こういう言い方もなんだけど、少なくとも今のレベルは俺やビロードのほうが上だし、何かアドバイスできると思う」
( ><)「そうですねー。僕としても、クーさんに負けっぱなしなのもアレですからね。
ひとりよりは三人で練習すれば、楽しいと思うし」
こういう言い方もなんだけど、少なくとも今のレベルは俺やビロードのほうが上だし、何かアドバイスできると思う」
( ><)「そうですねー。僕としても、クーさんに負けっぱなしなのもアレですからね。
ひとりよりは三人で練習すれば、楽しいと思うし」
(*゚ー゚)「いえ、四人で。あたし家庭用しかやってないけど、道連れが多いならACにも進出してみようかなー…なんて」
ξ゚-゚)ξ「………………」
ツンはしばらく考え込んでいたようだったが。
ξ゚⊿゚)ξ「…………うん」
ひとこと、そう言った。