創作小説with音ゲー 臨時まとめWiki
タイムトラベル -中編-
最終更新:
beatnovel
-
view
| 185 :タイムトラベル4:2008/02/02(土) 00:47:33 ID:8mlL7U7b0 |
大穴に飛び込んだドクオは落ちていく感覚を不意に失い、足を痛めた。
いきなり中に放り出された感じがした。上を見上げたが、穴は見えなかった。
ドクオは立ち上がり、先に時間移動を果たしたブーンへ向き直って声を掛けた。
いきなり中に放り出された感じがした。上を見上げたが、穴は見えなかった。
ドクオは立ち上がり、先に時間移動を果たしたブーンへ向き直って声を掛けた。
('A`)「ブーン大丈夫か?」
( ^ω^)「僕は大丈夫だお。ドクオこそどうなんだお?」
('A`)「俺は大丈夫だ。…ここはあの爺さんが言っていたゲーセンか?」
( ^ω^)「だと思うお。きっとここがゲームセンタークリアだお」
二人がいた所は間違いなくゲーセンだった。ちょっと古風なそこには何やら騒がしい声が上がっていた。
怒気を爆発させる声。明らかに苛立ちを表す声だった。
何だろうと思い二人が声のする方に寄ると今まで見たことの無いゲーム機の前で二本の棒を振り回す男がいた。
ゲーム機の上に「DrumManiaV7」というタイトルロゴが印刷された紙が張り付いてあったが、そういうのはどうでもよかった。
問題なのは男が振り回す棒がゲーム機…筐体や筐体についてある色んな形をしたパッドにぶつかりまくっているという事だ。
このままではあのゲーム機は天へ召されてしまうかも…
思わせるほどの力で男は棒でガンガン筐体を叩きまくっていた。傍から見ればキ○ガイだ。
周りの客は男の怒声を上げつつ筐体に暴行を加えるその姿に怖気ついてしまって誰も止める事が出来なかった。
それはドクオとブーンも例外ではなかった。誰でもこんな風景を見てしまったらそうなるだろう。
近くにいた店員ですらも止めに入る気は無かった。
その店員は元々チキンハートの持ち主だったので関わろうとする意思が全く湧き上がらなかったのである。
男はますます調子付き、叩く力を更に上げ、狂った叫び声は更にボリュームアップした。
正直、これで鼓膜を破れそうだ。破りたい奴がいるなら今すぐここに来いと耳を塞ぎながらドクオは思った。
それから三十秒くらいがっ経ったろうか。ドクオの後ろで大きな足音が短い間隔でした。
振り向くと、どこかで見たことのあるような若い男が猛ダッシュして来たのが見えた。
ドクオとブーンは彼の殺気にも似たような迫力に押されて道を開けた。通り過ぎる時、ありがとうと聞こえた。
走り続けていた男は二本の棒を振り回す男にタックルをかました。棒を持った男が吹っ飛んでいった。
怒気を爆発させる声。明らかに苛立ちを表す声だった。
何だろうと思い二人が声のする方に寄ると今まで見たことの無いゲーム機の前で二本の棒を振り回す男がいた。
ゲーム機の上に「DrumManiaV7」というタイトルロゴが印刷された紙が張り付いてあったが、そういうのはどうでもよかった。
問題なのは男が振り回す棒がゲーム機…筐体や筐体についてある色んな形をしたパッドにぶつかりまくっているという事だ。
このままではあのゲーム機は天へ召されてしまうかも…
思わせるほどの力で男は棒でガンガン筐体を叩きまくっていた。傍から見ればキ○ガイだ。
周りの客は男の怒声を上げつつ筐体に暴行を加えるその姿に怖気ついてしまって誰も止める事が出来なかった。
それはドクオとブーンも例外ではなかった。誰でもこんな風景を見てしまったらそうなるだろう。
近くにいた店員ですらも止めに入る気は無かった。
その店員は元々チキンハートの持ち主だったので関わろうとする意思が全く湧き上がらなかったのである。
男はますます調子付き、叩く力を更に上げ、狂った叫び声は更にボリュームアップした。
正直、これで鼓膜を破れそうだ。破りたい奴がいるなら今すぐここに来いと耳を塞ぎながらドクオは思った。
それから三十秒くらいがっ経ったろうか。ドクオの後ろで大きな足音が短い間隔でした。
振り向くと、どこかで見たことのあるような若い男が猛ダッシュして来たのが見えた。
ドクオとブーンは彼の殺気にも似たような迫力に押されて道を開けた。通り過ぎる時、ありがとうと聞こえた。
走り続けていた男は二本の棒を振り回す男にタックルをかました。棒を持った男が吹っ飛んでいった。
「店員さん!すぐに警察を呼んで!早く!…このキ○ガイドラマニプレーヤーめ!」
タックルをかました男はチキン店員にそう指示して棒男がよろっと立ち上がるのを警戒していた。
棒男は怒声を上げながら自分に危害を与えた男に両手に手にした棒を振り下ろした。
それを後ろにステップして避けた男は、何と胸元から名刺を一枚取り出した。それを見て棒男は驚いた顔をした。
棒男は怒声を上げながら自分に危害を与えた男に両手に手にした棒を振り下ろした。
それを後ろにステップして避けた男は、何と胸元から名刺を一枚取り出した。それを見て棒男は驚いた顔をした。
「お前が『松木ゆう』なのか!このクソ野郎、正義の味方気取りしやがって!格好つけてるつもりかよ!」
「残念だけど、正義の味方を気取ってるつもりは無いよ。僕の嫌いな奴がマナーのなってない奴だって事が多いだけさ」
「お前みたいな偽善者が一番腹立つんだ!スキルが伸びない事よりお前のような奴がいるのがむかつくんだよ!」
男は言って、もう一度棒を松木に向けて振り回した。松木はそれを完全に見切って避け続けた。
その姿を見てドクオがブーンに言う。
その姿を見てドクオがブーンに言う。
('A`;)「お前、あの爺さんの名前聞いたっけ?」
( ^ω^)「知らないお。それよりあの松木ゆうって人カッコイイお。アイツのスティック攻撃を全部避けているお」
('A`;)「その松木ゆうってのがあの爺さんの名前だ。…このままじゃ、あの人は両目を潰されるぞ!」
| 186 :タイムトラベル5:2008/02/02(土) 00:52:38 ID:8mlL7U7b0 |
( ^ω^)「大丈夫だお。松木さんは余裕で避けているお?目を潰されるわけがないお!」
('A`;)「じゃあ何故あの爺さんは両目が潰れていた?何故松木ゆうという人間は両目が潰れていた?」
(;^ω^)「それは…やっぱりあの松木さんはやられてしまうのかお?」
('A`;)「そうならないと辻褄が合わないんだよ。いや、合わせないようにするのが俺達の役目だ、行くぞ!」
ドクオがオーッ!と声を上げながら棒男にタックルを仕掛けた。
しかし、不意をつけなかったからか松木がタックルをかました時よりは効果が無かった。
しかし、不意をつけなかったからか松木がタックルをかました時よりは効果が無かった。
「君、危ないから下がっていて!」
('A`)「五月蝿いな、このままだとアンタの方が危ないんだよ。…オウッ!」
松木の声掛けにそう返した後、ドクオは腹をスティックで薙ぎ払われていた。
ドクオの体が吹っ飛んでいくのを見てブーンも棒男に突撃していった。
ブーンの力任せに振るわれた拳が棒男の腹に入ったが、棒男は以外にもタフガイだったようでドクオ同様ブーンも薙ぎ払われてしまった。
松木は吹っ飛ばされて立ち上がろうとする二人を横目に回し蹴りを繰り出した。
棒男はそれを二本の棒で受け止め、受け止めきれずによろけた。
その隙を松木は逃さず、追い討ちをかけた。ひたすら棒男を蹴り続けた。
完全に立ち上がったドクオはやりすぎな松木を制止しようとして組み付いた。そこに棒男が両腕を突き出した。
その狙いは松木の二つの眼球だった。ドクオと松木はそれを瞬時に理解し、二人して後ろに倒れこんだ。
棒が二人に当たる事は無かった。が、棒男の目つきは最高に狂気に満ちて二人を見下ろしていた。
松木はドクオを横に転がせ、自分は棒男の足を払って転倒させた。起き上がるのにしばらく時間がかかりそうだ。
そして松木は立ち上がり、上着ののポケットから百円玉一枚を手にとって手近にあったゲーム機、
ビートマニアIIDXのコイン投入口に入れてSPを選択、続いてスタンダードを選択した。
立ち上がった棒男が松木の背後からやはり棒で殴ろうとするが、ドクオに足を掴まれて転倒した。
1st stageの選曲画面に入ってから松木はすぐに黒鍵を押して最初に開かれているフォルダを閉じ、
GOLDフォルダを開いてすぐにfour-leaf(N)を選曲した。そして転倒していた棒男をお立ち台に引きずって言った。
ドクオの体が吹っ飛んでいくのを見てブーンも棒男に突撃していった。
ブーンの力任せに振るわれた拳が棒男の腹に入ったが、棒男は以外にもタフガイだったようでドクオ同様ブーンも薙ぎ払われてしまった。
松木は吹っ飛ばされて立ち上がろうとする二人を横目に回し蹴りを繰り出した。
棒男はそれを二本の棒で受け止め、受け止めきれずによろけた。
その隙を松木は逃さず、追い討ちをかけた。ひたすら棒男を蹴り続けた。
完全に立ち上がったドクオはやりすぎな松木を制止しようとして組み付いた。そこに棒男が両腕を突き出した。
その狙いは松木の二つの眼球だった。ドクオと松木はそれを瞬時に理解し、二人して後ろに倒れこんだ。
棒が二人に当たる事は無かった。が、棒男の目つきは最高に狂気に満ちて二人を見下ろしていた。
松木はドクオを横に転がせ、自分は棒男の足を払って転倒させた。起き上がるのにしばらく時間がかかりそうだ。
そして松木は立ち上がり、上着ののポケットから百円玉一枚を手にとって手近にあったゲーム機、
ビートマニアIIDXのコイン投入口に入れてSPを選択、続いてスタンダードを選択した。
立ち上がった棒男が松木の背後からやはり棒で殴ろうとするが、ドクオに足を掴まれて転倒した。
1st stageの選曲画面に入ってから松木はすぐに黒鍵を押して最初に開かれているフォルダを閉じ、
GOLDフォルダを開いてすぐにfour-leaf(N)を選曲した。そして転倒していた棒男をお立ち台に引きずって言った。
「二人とも、耳を塞いで!爆音筐体であることを願うよ!」
言って、松木はエフェクターを操作した。エコー5に設定し、そして曲が始まる前に適当なスピーカーに棒男の耳をくっつけた。
譜面が動き出したのを見て、松木が最初のところだけ演奏した。
譜面が動き出したのを見て、松木が最初のところだけ演奏した。
「ジャカジャカジャー!ジャカジャカジャー!」
やたら五月蝿いエレキギターの音が棒男の鼓膜にクリティカルヒットした。
その爆音に男は声を上げ、スティックを持っているにも関わらず無理矢理耳を塞いだ。
その拍子に棒を落とした男に向き直ってから彼の顎に強烈な蹴りを入れた。
流石の棒男もこれは効いたようで、軽く浮いて吹っ飛んでからうーんと唸り、気絶した。
その後、松木は何食わぬ顔で1st stageをクリアーした。
それから順番待ちの人に譲ってクリアの出入口に到着した警察に男を引き渡していった。
その爆音に男は声を上げ、スティックを持っているにも関わらず無理矢理耳を塞いだ。
その拍子に棒を落とした男に向き直ってから彼の顎に強烈な蹴りを入れた。
流石の棒男もこれは効いたようで、軽く浮いて吹っ飛んでからうーんと唸り、気絶した。
その後、松木は何食わぬ顔で1st stageをクリアーした。
それから順番待ちの人に譲ってクリアの出入口に到着した警察に男を引き渡していった。
クリアで起きた騒動が片付いてから、ドクオとブーンの二人と松木は少しばかり話し込んでいた。
「いやぁ、本当にありがとう。あのままじゃ僕はコテンパンにやられていただろうね」
( ^ω^)「ブーン達の活躍はどうだったお?何か御礼をしてくれお」
('A`)「馬鹿、何言っているんだよ。…いや、松木さん、ちょっと頼まれてくれませんか?」
「何だい?何でも言っていいよ」
これで俺達を、と言ってドクオは松木にインスタントカメラを手渡した。
分かった、と言って松木は二人をレンズに映してはい、チーズと言ってシャッターを切った。
フラッシュがの光が広がった瞬間、二人はそこにいなかった。
分かった、と言って松木は二人をレンズに映してはい、チーズと言ってシャッターを切った。
フラッシュがの光が広がった瞬間、二人はそこにいなかった。
| 187 :タイムトラベル6:2008/02/02(土) 00:56:02 ID:8mlL7U7b0 |
はいチーズ、と松木が言って、カメラが閃光した瞬間からドクオの見ていた世界が変わった。
ゲーセンをバックに松木がカメラを構える所を見ていたかと思えば、次は豪邸の玄関を見ていた。
その豪邸は時間移動が出来る穴を秘めた、盲目の老いた松木ゆうが住む豪邸であった。
ゲーセンをバックに松木がカメラを構える所を見ていたかと思えば、次は豪邸の玄関を見ていた。
その豪邸は時間移動が出来る穴を秘めた、盲目の老いた松木ゆうが住む豪邸であった。
( ^ω^)「僕達は帰ってきたのかお?」
('A`)「多分そうだろう。間違いなくここは松木の爺さんの豪邸だ」
ドクオが言って、豪邸のドアを開けた。ブーンが後に続く。
玄関で靴を脱ごうとすると使用人が出てきて、二人に用件を尋ねた。ドクオがそれに答える。
玄関で靴を脱ごうとすると使用人が出てきて、二人に用件を尋ねた。ドクオがそれに答える。
('A`)「松木ゆうというお爺さん…ここの主人に会いに来たのですが」
「残念ながら、ここにはいらっしゃいません。
松木様は町立病院にて入院されています。私の方から病院に連絡し、会わせるように手配しましょう」
松木様は町立病院にて入院されています。私の方から病院に連絡し、会わせるように手配しましょう」
ありがとうございますと二人は言って屋敷を離れた。二人は走ってここからそう遠くない町立病院に向かった。
松木の両目が眼球で埋まっている事を確かめるために。自分達が過去に飛んだその成果を見るために。
松木の両目が眼球で埋まっている事を確かめるために。自分達が過去に飛んだその成果を見るために。
走り出して約五分後。ドクオの上下に動く視界の先に町立病院が見えてきた。
そのまま走り続けた為か、息を切らしながら二人は町立病院の入口の自動ドアを通過した。
ドクオは早速、受付の人に松木ゆうが入院している部屋はどこだと尋ねた。
306番の病室に入院している、という事を説明されて二人はそこへ歩を進めた。
階段を上がり、数人の入院患者らしき寝巻き姿の人や医師や看護師らとすれ違い、松木のいる病室の前に二人は立っていた。
ブーンが消毒液で手を洗っている時、既に手を消毒していたドクオは静かにドアを引く。
その病室にはベッドは二つ。病室前のネームプレートを受ける部分の数からそれは断定できる。
利用者は一人…松木のみである。
二人が今いる所での視界では、カーテンが邪魔をして横になっているはずの彼の姿は見れない。
先にブーンが進んでカーテンを開ける。その後ろにドクオが立ち、目を瞑っている松木の姿を見ている。
松木の口にはよくドラマで患者が口に付ける機械が付けられていた。近くには心電図があり、それは安定した動きを見せていた。
腕には点滴を受けるための針が何本も刺さっている。
見ていて痛々しい。 何があったのだろうか。
何か様子が違う。普通じゃない。二人は何か嫌な予感を感じ、松木の顔を覗く。
ちゃんと両目はあるようだった。ドクオがふぅ、と息をついてから病室を出て行こうとした、その時だった。
屋敷で少し会話した使用人がドクオの前に立っていた。使用人の顔色が少し悪くなったような気がした。
ブーンが使用人を見て言う。
そのまま走り続けた為か、息を切らしながら二人は町立病院の入口の自動ドアを通過した。
ドクオは早速、受付の人に松木ゆうが入院している部屋はどこだと尋ねた。
306番の病室に入院している、という事を説明されて二人はそこへ歩を進めた。
階段を上がり、数人の入院患者らしき寝巻き姿の人や医師や看護師らとすれ違い、松木のいる病室の前に二人は立っていた。
ブーンが消毒液で手を洗っている時、既に手を消毒していたドクオは静かにドアを引く。
その病室にはベッドは二つ。病室前のネームプレートを受ける部分の数からそれは断定できる。
利用者は一人…松木のみである。
二人が今いる所での視界では、カーテンが邪魔をして横になっているはずの彼の姿は見れない。
先にブーンが進んでカーテンを開ける。その後ろにドクオが立ち、目を瞑っている松木の姿を見ている。
松木の口にはよくドラマで患者が口に付ける機械が付けられていた。近くには心電図があり、それは安定した動きを見せていた。
腕には点滴を受けるための針が何本も刺さっている。
見ていて痛々しい。 何があったのだろうか。
何か様子が違う。普通じゃない。二人は何か嫌な予感を感じ、松木の顔を覗く。
ちゃんと両目はあるようだった。ドクオがふぅ、と息をついてから病室を出て行こうとした、その時だった。
屋敷で少し会話した使用人がドクオの前に立っていた。使用人の顔色が少し悪くなったような気がした。
ブーンが使用人を見て言う。
( ^ω^)「あれ、使用人さんだお。…松木さんはどんな状態なんだお?」
「…植物状態」
(;^ω^)「植物?…松木さん、植物状態だって言うのかお!?」
('A`)「ブーン、声が大きい。アンタ、あの爺さんが植物状態だって?
…詳しく説明してもらおうか。俺らが過去に飛んで両目を潰されるのを防いだ後の事を…」
…詳しく説明してもらおうか。俺らが過去に飛んで両目を潰されるのを防いだ後の事を…」
| 188 :タイムトラベル7:2008/02/02(土) 00:59:40 ID:8mlL7U7b0 |
「…過去へ飛んだ?どういう事です?」
('A`)「俺達は松木の爺さんから頼まれて、あの屋敷の地下にあるタイムマシン…っつーか大穴だけどな。
それで過去に飛んで爺さんの両目が潰されるのを防ぎにいったって訳だ」
それで過去に飛んで爺さんの両目が潰されるのを防ぎにいったって訳だ」
「両目が潰される?何を言っているんですか、あなた」
('A`)(…過去を変えるとそれから先の未来が変わるのか?これが正しければ、爺さんが両目を潰されていた事を使用人が知らないのも納得できるな)
( ^ω^)「そんな事はどうでもいいお。松木さんがクリアに仕事に行った後の事を話してくれお」
「何でクリアに行った事を知っているのですか?…まぁいいでしょう。話しましょう。
松木様がお仕事を完了された後、あの時から三年前に松木様が出会った旅人…
坂野ゆうという名前の旅人を、こことは違う、ある港町にある豪邸に連れ帰ったのです。
松木様の仕事の事を知っているならお分かりになると思うのですが…
松木様ご自身が経営されていたゲームセンター、ピースに松木様が坂野様を案内したのです。
その日は定休日でしたが、松木様は坂野様の事を恩人と仰っていたこともあり、特別に坂野様がピースで遊ぶ事を認めておりました。
その時のお二人の姿は嬉々としていました。私も見ていて、顔が笑んでいたのを覚えています。
夜の8時ほどまで坂野様はピースで遊んでおられて、8時を過ぎてからは私が車を運転して坂野様のお宅までお送りしたのです。
その時でした。ピースで一人閉店作業をしておられた松木様は何者かに襲われたのです」
松木様がお仕事を完了された後、あの時から三年前に松木様が出会った旅人…
坂野ゆうという名前の旅人を、こことは違う、ある港町にある豪邸に連れ帰ったのです。
松木様の仕事の事を知っているならお分かりになると思うのですが…
松木様ご自身が経営されていたゲームセンター、ピースに松木様が坂野様を案内したのです。
その日は定休日でしたが、松木様は坂野様の事を恩人と仰っていたこともあり、特別に坂野様がピースで遊ぶ事を認めておりました。
その時のお二人の姿は嬉々としていました。私も見ていて、顔が笑んでいたのを覚えています。
夜の8時ほどまで坂野様はピースで遊んでおられて、8時を過ぎてからは私が車を運転して坂野様のお宅までお送りしたのです。
その時でした。ピースで一人閉店作業をしておられた松木様は何者かに襲われたのです」
('A`)「襲われた!?一体誰に!?」
「声が大きいですよ。…誰が、というのはハッキリしていないのです。
ですが、その後捕まった人数が二人という事から、松木様を襲ったのは二人ではないかと思われます」
ですが、その後捕まった人数が二人という事から、松木様を襲ったのは二人ではないかと思われます」
松木ゆうを襲ったのはたったの二人。松木自身が相当強いという事は時間移動して分かっている事から、
密かに潜入し、無防備だった松木に強烈な一撃を喰らわせたのではないかとドクオは推測した。
ブーンも同じような事を思ったか、襲ったのは二人という節を聞いた後にそんな馬鹿なと呟いていた。
ふと、ドクオは思った。松木ゆうという人物の両目が潰されたという事実を無かった事にするには、
過去に飛んでその要因を除去し、それから先の未来を上書きするという事ではないのか?現に松木の両目は存在している。
では、松木ゆうという人物の植物状態であるという事実を無かった事にするには、
過去に飛んでその要因を除去し、それから先の未来を上書きするという事になるのではないのだろうか?
密かに潜入し、無防備だった松木に強烈な一撃を喰らわせたのではないかとドクオは推測した。
ブーンも同じような事を思ったか、襲ったのは二人という節を聞いた後にそんな馬鹿なと呟いていた。
ふと、ドクオは思った。松木ゆうという人物の両目が潰されたという事実を無かった事にするには、
過去に飛んでその要因を除去し、それから先の未来を上書きするという事ではないのか?現に松木の両目は存在している。
では、松木ゆうという人物の植物状態であるという事実を無かった事にするには、
過去に飛んでその要因を除去し、それから先の未来を上書きするという事になるのではないのだろうか?
('A`)「ブーン、もう一度過去に飛ぼう」
( ^ω^)「ドクオ、何を言っているお?過去に行ってどうするんだお」
('A`)「過去に行けば、ある事象をなかった事に出来るかもしれない。いいや、絶対出来る。
松木の爺さんの両目は戻っても、意識が無いんじゃ意味が無いだろ?だから、今度は意識を取り戻す」
松木の爺さんの両目は戻っても、意識が無いんじゃ意味が無いだろ?だから、今度は意識を取り戻す」
( ^ω^)「分かったお。僕もついていくお。二人で松木さんを助けるお!」
| 189 :タイムトラベル8:2008/02/02(土) 01:02:39 ID:8mlL7U7b0 |
二人がそう意気込んでいると、横から使用人が言った。
「もしかして、松木様の意識が戻るのですか?
お二人が過去にタイムトラベルをして、松木様を救って下さると?」
お二人が過去にタイムトラベルをして、松木様を救って下さると?」
('A`)「そういうこった。松木ゆうは俺たちが助ける。植物状態にも何にもさせやしない」
「…本当になんと言ったら良いか分かりません。しかし、あなたたちが過去を変えれば、
今の記憶が無くなるという事は分かりますので言わせて下さい。…松木様を、よろしくお願いします」
今の記憶が無くなるという事は分かりますので言わせて下さい。…松木様を、よろしくお願いします」
ドクオとブーンはまた松木の屋敷へと戻っていた。
玄関を開けて、あの時松木についていった通りに廊下を歩いて階段を下りる。
階段を下りた後も廊下を歩き、あの大穴タイムマシンのある実験室を目指す。
実験室のドアの前に立った二人はドクオを先頭に、そのドアを開ける。
ぽっかりと口を開けた大穴だけがある部屋。正直、これを実験室とかタイムマシンと言うのは抵抗がある。
その大穴にドクオが近づき、宣言する。
玄関を開けて、あの時松木についていった通りに廊下を歩いて階段を下りる。
階段を下りた後も廊下を歩き、あの大穴タイムマシンのある実験室を目指す。
実験室のドアの前に立った二人はドクオを先頭に、そのドアを開ける。
ぽっかりと口を開けた大穴だけがある部屋。正直、これを実験室とかタイムマシンと言うのは抵抗がある。
その大穴にドクオが近づき、宣言する。
('A`)「2010年、7月24日、ゲームセンターパレス!」
松木が宣言をした時は日付と場所の間に市町村の名を入れていたが、この宣言ではそれは無い。
しかし、このタイムマシンはお利口のようで、すぐに青白い光を噴出し始めた。
ドクオはすぐに飛び込み、ブーンもその後に続いた。
しかし、このタイムマシンはお利口のようで、すぐに青白い光を噴出し始めた。
ドクオはすぐに飛び込み、ブーンもその後に続いた。
2010年、三年前にある種の事件があった港町でのその後の話。
7月24日、正午。大穴に飛び込みタイムトラベルを果たした二人の未来人が港町一の豪邸の前に降り立った。
豪邸の玄関に飾られてある表札は「松木」である。二人のうち太っている方がその豪邸に近づく。
その表札をもう一度確認すると彼はもう一人の方へと戻っていく。
二人は玄関前から立ち去り、坂道を登っていく。歩き始めてしばらくすると、背の高い看板が見えた。
「peace」とだけしか書かれていないので、始めて見る人にとっては一体どんな建物なのか想像がつかないだろう。
だが、そこは港町一番人気のゲームセンター。この港町では知らない人はいない。
未来人達はそのピースを目的地にしていたようだが、生憎この日は定休日であった。
それでも未来人達は正面の戸を開けようとしていたが、無駄だと悟ると人を探し始めようとした。
太っている未来人が右手にインスタントカメラを持っているが、それと関係がありそうな様子だった。
坂道を下り、先の豪邸の正門を横切るとそちらの方から声が響いた。未来人らはその声の主を確かめに行く。
黒い高級車と二人の談笑する人間が見えた。一人のが誰かは分からないが、もう一人は誰かというのが分かる。
未来人が誰かと分かっている方が未来人達の方を見る。彼の顔が驚きに満ちる。
7月24日、正午。大穴に飛び込みタイムトラベルを果たした二人の未来人が港町一の豪邸の前に降り立った。
豪邸の玄関に飾られてある表札は「松木」である。二人のうち太っている方がその豪邸に近づく。
その表札をもう一度確認すると彼はもう一人の方へと戻っていく。
二人は玄関前から立ち去り、坂道を登っていく。歩き始めてしばらくすると、背の高い看板が見えた。
「peace」とだけしか書かれていないので、始めて見る人にとっては一体どんな建物なのか想像がつかないだろう。
だが、そこは港町一番人気のゲームセンター。この港町では知らない人はいない。
未来人達はそのピースを目的地にしていたようだが、生憎この日は定休日であった。
それでも未来人達は正面の戸を開けようとしていたが、無駄だと悟ると人を探し始めようとした。
太っている未来人が右手にインスタントカメラを持っているが、それと関係がありそうな様子だった。
坂道を下り、先の豪邸の正門を横切るとそちらの方から声が響いた。未来人らはその声の主を確かめに行く。
黒い高級車と二人の談笑する人間が見えた。一人のが誰かは分からないが、もう一人は誰かというのが分かる。
未来人が誰かと分かっている方が未来人達の方を見る。彼の顔が驚きに満ちる。
「やぁ、君達!また会ったね、上がっていきなよ」
彼のこの誘いに未来人二人は乗り、四人の人間が松木の表札がかかっている豪邸に入っていった。
| 190 :タイムトラベル9:2008/02/02(土) 01:05:24 ID:8mlL7U7b0 |
食事室と書かれている札が貼られている部屋で、先の四人が豪勢な食事を堪能していた。
グルメ番組で見るような、豪華すぎる食事が四人に均等に配られている。一人がフォークを伸ばしながら言う。
グルメ番組で見るような、豪華すぎる食事が四人に均等に配られている。一人がフォークを伸ばしながら言う。
「三年ぶりにここで飯食ったけど、やっぱり美味いな。ゆう君はいつもこういうの食べているんでしょ?羨ましいなぁ」
ゆうと呼ばれた男は微笑しながらこう返す。
「いや、こういうのはお客さんが来た時くらいしか食べませんよ。
ゆうさんこそ奥様に毎日美味しいもの作ってもらっているんじゃありませんか?」
ゆうさんこそ奥様に毎日美味しいもの作ってもらっているんじゃありませんか?」
「うん、まぁ…そうなんだけど。けど、俺が料理することもあるからね。まぁ味の保障は出来ないけどさ」
「そうなんですか。いつも家族がいるって羨ましいですよ。僕はいつも独りですからね。そうそう、ブーン君とドクオ君だっけ?
どうやって車で一時間くらいの距離を一時間以内で移動できたのかな?最後に会ったのは一時間くらい前だよね?」
どうやって車で一時間くらいの距離を一時間以内で移動できたのかな?最後に会ったのは一時間くらい前だよね?」
(;^ω^)「そ、それは…タクシーを使ったんだお。お金は多少なりとも持っているお」
「へぇ…じゃあ、どうやって消えたの?僕が君達二人を撮った時は?」
('A`;)「あ、あれは…マジックですよ。ただのトリックです。驚かせたかったんですよ、ハハハ…」
そうかぁ、とゆう、松木ゆうは納得したような素振りを見せる。
だが、もう一人のゆう、坂野ゆうはこれらの説明を全然信用していないようだった。
ブーンと呼ばれた、最初に答えた未来人はトイレに行くと言い残し、食事室を後にする。
ドクオと呼ばれたもう一人の未来人もトイレに行くと言い残し、食事室を後にした。
だが、もう一人のゆう、坂野ゆうはこれらの説明を全然信用していないようだった。
ブーンと呼ばれた、最初に答えた未来人はトイレに行くと言い残し、食事室を後にする。
ドクオと呼ばれたもう一人の未来人もトイレに行くと言い残し、食事室を後にした。
トイレにて。どこかの高級ホテルのように綺麗なそこでブーンが手を洗っている。
用を終えたドクオも洗面台でセンサー式の蛇口を使って手を洗う。ドクオが洗いながら言う。
用を終えたドクオも洗面台でセンサー式の蛇口を使って手を洗う。ドクオが洗いながら言う。
('A`)「人生って分からないもんだよな」
( ^ω^)「いきなりどうしたお、なにかあったのかお?」
('A`)「いや、若い松木さんがさ、あんな幸せそうにしていた日にだ。
植物状態になるような重傷を負うんだぜ?だから、人生って分からないもんだなと思ったんだよ」
植物状態になるような重傷を負うんだぜ?だから、人生って分からないもんだなと思ったんだよ」
( ^ω^)「そう言われればそうだお、…人生って残酷だお」
そうブーンは返し、先にトイレを出た。
温風を強烈に吹かす乾燥機で手につく水を吹き飛ばし、ドクオはトイレを出た。
温風を強烈に吹かす乾燥機で手につく水を吹き飛ばし、ドクオはトイレを出た。
タイムトラベル -後編-に続く