ED G シリーズ

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 13:44:51.77 ID:doM9NQMK
どうも。前スレの796です(794だったかな?)。久しぶりに暇が出来たので、好事家
の集いで色々堪能してきたので、改めて感じたことを報告させていただきます。何かの参考に
していただければ幸いです。

①スワロビジョン8.5倍・・やっとじっくり手にとって見ることが出来ました。旧型より
心持ち大きく感じます。ぱっと覗いた感じは非常に明るく透明感があります。が、旧型も同等
レベルですね。日中では明るさの差は分かりませんでした。
新型は、フローライト、と言うことを歌っていますが、確かに、旧型ではFLと比べて明らかに多かった色ずれが
かなり良い具合まで押さえ込まれています。中心では8×56FLと同等くらいでしょうか?50%位すぎからやや
色ずれが見えてきます。
ただ、フラットナー入りとなって、平坦な像になっているのは良いのですが、
周辺の出方が不自然に感じます。圧縮されているというか・・・旧型はごく普通のゆがみで、
周辺に沿って緩やかな糸巻き上の収差が出ますが、新型では最周辺あたりで、若干の樽型→糸巻き型
の収差が出ます。ぱっと見まっすぐ見えるのですが、若干妙なゆがみがあるみたいで、慣れるまでは
何となく違和感を感じました。感じとしてはツァイスのクラシックシリーズ10×40とか、8×20とか、
ああいった視野を振るとやや違和感を感じる見えです。まぁ自分は色々見過ぎたのかもしれませんが・・・
ただ、高級機種を初めて買うのであれば、今ならHDとかもあんまり価格が変わらないのでスワロ、ありだと
思います。自分は買いませんが・・・・持ち歩くには少し大きいですが、高級感は良いですね。
見た目で選ぶ、というのも大ありですねw

②アルテス8.5倍・・・・ビクセンが送り込んだ最高機種です。価格的にもプロミナーとかぶります。
さて、写真で見るよりは高級感がありますね。ただ、早速ですが、対物キャップがよろしくない。すかすか、
と言うより安物全開といった質感です。こういったところにもう少し気を配っていただきたいです。
さて、見えですが、EDレンズ使用、と言うふうに歌っていますが、正直本当にEDか?って言うくらいに収差が
目立ちます。FL等のように、よく見ればあるね、と言うものでなく、明らかに見えるレベルです。今は手元に
ありませんが、HG位の出方でしょうか?ビクセンの他機種との比較は出来ないのですが、この価格帯でこの色の出方は
かなり弱点と言えます。コントラストは低くはないのですが、FLの白、ELの赤と言ったようなこれ!!っていう
特色がありません。ゆがみに関しては比較的良く押さえ込まれており、7割くらいから緩やかな糸巻き状の収差がでます。
着色に関しては若干クリーム色系のものが確認できます。逆光には普通に強いようです。
やや重たいのを除けば、コーワのプロミナーに勝てるところはなさそうです。

③エッジ、7×42,8×42,10×42
最新の機種です。以前も述べましたが、同スペックのFL、HDと比べてみても、
色収差、と言う点においてはエッジが一枚上手です。後発な分頑張ったな、と言う
気がします。ただ、明るさ、と言う点ではFLが勝ります(特に7倍は見かけ視野も大事ですね)
フラットナー入りですが、平坦性関しては日本勢が優勢?ですね。端っこまでピントのずれもなく、
湾曲もほとんど感じられません。シャープネス、ピントの合い方などはドイツ勢には若干劣りますが、堂々と世界と渡り合える
見えに仕上がっているのではないでしょうか?
ただし、非常に残念なことに、使い勝手はあまり良くありません。ピントダイアルなどがその象徴で、やや遊びが多く、また視度
調節もイマイチです。また、ケースは見た目は豪華ですが、使い勝手と言う点では・・・・・
残念としか言いようがありません。ストラップはワンタッチで便利ですね・・・・

防振双眼鏡
15倍、18倍のISも使わせていただきました。もう一昔前の機種なので、
荒さは結構ありますね。実際重たいのですが、持ちにくいので更に重く感じます。
また、アイカップが堅い!!使い心地は良くないです。
光学性能ですが、ピントが甘い、と言うより山が分かりにくいです。視野のゆがみは
驚くほど少なく、キャノンのそこ力を感じます。ISは良く利き、細かなぶれが修正されています。
アルビレオも手持ちで余裕で分解可能です。(良くいわれる視野のぶれはあります。)
ただ、昼間に使用する分には、視野の着色が
強すぎます。かなり黄味を帯びた見えです。ただし、同スペックの双眼鏡は他にないので、
高倍率からくる収差が目立っているのか、材料によるものかは不明です。
しかし、そうは言っても高倍率が手持ちで使えるのはそのすべてを帳消しにしてくれそうです。

⑤LIS・・・最高級のポロ機ということですね。50ミリと比較すると、視野の着色も少なく
(ややグリーン、と言うかクリーム色の着色は感じます)、総合的な光学性能はズッと進化をしてます。
特に視野のゆがみはないに等しく、先に述べたエッジよりも更に平坦性に優れています。本当に9割型
周辺でもピントのずれがほとんどありません。
ただ、IS全般に言えるのですが、コントラストがやや低い目であること、逆光には弱いこと、など
弱点もあります。また、大きくて重いと言うのも難点ですね。

⑥ツァイス20×60
ものすごい価格の双眼鏡です。結論から言うと、買っても使いこなせそうにありません。
10日ほど使いましたが、とにかく大きくて、重いです。防振のスイッチも(大きいのですが)
押しづらいです。さすがに1・7キロとなると、手持ちではきついのではないのでしょうか?
さて、見えですが、20倍の倍率ですが、比較的ピントもきっちりしてツァイスらしいです。
着色はやや暖色気味ですが、これも倍率からくるものか、素材に由来するものかは不明です。
一番気になったのはそのゆがみでしょうか。まっすぐなのは視野の20%位で、そこから先は
豪快な糸巻き状のゆがみが出ます。ピントのずれは想ったほどではないですが、それでも30%
程度でしょうか?ツァイス大好きな私でも、さすがにちょっとこの視野のゆがみは気になりますねw
ちなみに、ISもそうですが、下を見ると防振がキャンセルされます。(ツァイスは押しっぱなし
なのでキャンセルはされませんが、利きが弱くなりますね)

と、まだあるのですが今日はこれくらいにしておきます。またよろしく。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年09月16日 21:55
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。