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VibratoRate値と、実際のビブラート周期の関係について - (2009/01/25 (日) 13:40:28) のソース
注:このレポートは書きかけです。 ----  (6)VOCALOID2システムでは、歌声のビブラートにより声の震える周期を「(Vibrato)Rate」というパラメータで制御しているようです。このRateの設定値と、出力されるの歌声の振動周期との関係を調べるために、Rate値と音量の振動周期の測定を行った。  (6)Rate値は、0から127までの値を入力できる。Rateの値を0, 64および127の3通り変えたVSQファイルを用意し、歌声をWAVEファイルに出力させた。出力されたWAVEファイルの先頭および末尾の無音部分を消去し、窓関数幅を10msとして音量の時間変化をしらべた。窓関数にはhamming窓を用いた。結果を下図に示す。 &image(vibrato_rate_fig1.png) 上図の音量の時間変化から、ビブラートの振動周期を計算した。平均振動周期 $$T_{mean}$$ は次式で計算した。  (6)$$T _{mean}=\frac{1}{_N C _2} \sum _{i=1} ^{N-1} \sum _{j=i+1} ^{N} \frac{p_j - p_i}{j-i}$$ ただし、$$N$$ は観測された音量ピークの個数、$$p_i$$は第$$i$$ピークが観測された時刻をそれぞれ表す。Rateを様々に変えたときの、ビブラートの振動周期の変化を下図に示す。 &image(vibrato_rate_fig2.png) ----