【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ゲレス(
ガレス)
【性別】男性
【身長・体重】205cm・110kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C++
二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
他の“穢れ”を受け付けない宝具の恩恵により、状態異常に対し鉄壁を誇る。
【保有スキル】
精霊の加護:B
精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
その発動は武勲を立てうる戦場においてのみに限定される。
友誼の証明:D
敵対サーヴァントが
精神汚染スキルを保有していない場合、
相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込む事ができる。
ガエリエ殺害を企む他兄弟との和解を取り持った逸話から、仲裁に向く。
不浄:-
罪をその身に背負う事ができない呪い(ギフト)。
罪業・不浄に対する干渉が行われた時、或いは彼自身が新たな罪を犯した時、
その影響は手部位を炭化させる物理ダメージとしてのみ現れる。
【宝具】
『穢し得ぬ不浄の手(レーメイン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
醜い手。
“ガレスでない”可能性として現界したランサーが持つ、ボーメインの反存在。
手にした道具を、従来の性質・ランクと無関係にCランクの攻撃宝具として駆使する。
その品が本来は武器でないもの、ないしBランク以上の宝具であったなら
これを堕落させた罪は『不浄』の対象となる。
【Weapon】
『応報の槍』
他界の王とその仇の血を吸った槍。
人間以外の属性を持つ者、通常の生態系に該当しない獣に対して威力を増す。
精霊の加護スキルはこの槍を振るっている間にしか適用されない。
『白鳥の小舟』
他界との行き来や転移を可能とする小舟。
ライダークラスであれば宝具として登録される。
ローエングリンと友達になれるかもしれない。
【解説】
円卓の騎士の一人、
ゴーヴァン(ガウェイン)兄弟の末弟であるゲレス卿。
優れた騎士だったが、“
ガレス”とは異なり度々非道な行為に手を染めていた。
王妃の不義暴露の際は次兄アグラヴァンに同心し、火刑場でボオールに殺されている。
「フランスの本」→ マロリー版 過程での、ある意味最大の役得者。
ある時、ゲレスは庭園で侏儒馬に乗った矮人に敗れ、一つの選択を迫られる。
一年後にこの庭園に戻っての再戦か、庭園の主のもとで機織りとして働くか、である。
ゲレスは当然再戦を選び、ひとまずアーサー王宮廷へと戻って行った。
その頃宮廷には一艘の舟が白鳥に曳かれて現れ、そこには騎士の遺体が乗っていた。
遺体の胸に突き立った槍を抜けるのは、この騎士の仇討ちを果たす者のみ。
さもなくばゲレスは庭園の恥辱に苦しむ事になる。添えられた手紙にはこう書かれ、
帰還したゲレスは恥とは何の事か皆に聞かれるが、全く心当たりが無いと言い張った。
しかし槍は彼の手で抜かれ、ゲレスはその穂先を自らの槍柄に取り付ける。
期日が迫り、ゲレスはアーサー王にこっそりと事情を明かすと庭園へと旅立った。
ゲレスは例の槍で矮人を破り、その主である庭園の領主をも討ち取る事ができた。
貴婦人が現れ「仇討ちは果たされた」と彼に告げ、故人の物だったという城へ導く。
盛大な歓迎を受け、城で眠りについたゲレスは、しかし翌日舟の上で目覚めた。
白鳥の曳くあの舟であった。貴婦人も傍にいて、皆に語り始める。仇とはあの矮人、
遺体の正体はアヴァロンの領主ギンガモールと妖精の間に生まれたブランガモール。
他界の島を治める王であった彼の遺体と魂は、仇討が果たされた今、他界へと還る。
そして遺体を乗せて舟が去る時、アーサー王らは素晴らしいものを見るであろう。
最終更新:2017年08月13日 07:31