【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ゴーヴァン(ガウェインオルタ)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具E
【クラス別スキル】
気配遮断:E
アサシンにあるまじき気配遮断の低さ。
距離のある第三者はともかく、殺害対象には容易に察知される。
【保有スキル】
聖者の数字:A
ゴーヴァン卿の持つ特殊体質。
午前九時から午後三時まで、正午の二倍を頂点として力を増す。
カリスマ:E-
軍団を指揮する天性の才能。
カリスマは稀有な才能だが、稀に、その持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
彼の場合、不品行が名声を致命的には穢さなかった事でより一層悪行に傾いた。
十三拘束:-
ペリノア、ラモラ、ドリアン、エリック、ボドマギュ、
パロミデス、
私生児イヴァン、パトリデス、その他多くの同僚殺害により宝具が呪いを受けている。
彼らが認める状況でなければ真名を解放する事ができないが、だいたい承認されない。
全て遠き理想郷:EX
モルガンが盗み水に投げ込んだ鞘を、その後ゴーヴァン卿が一度だけ用いたという。
自動回復と攻撃無効化の効力を持つが、
後者を使用したターンの終了時にこのスキルは失われる。
【宝具】
『顛落せる斜陽の剣(エスカリボール・レウドヌス)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
ゴーヴァン卿の持つ剣。
柄からの熱量供給を受け、赤熱する刃を以て攻撃する事ができる。
本来の『転輪する勝利の剣』は拘束により事実上解放不能である。
【解説】
十三世紀半ば近くの仏語大作で描かれた、
伝説群全体を見渡しても最悪に近い類のガウェイン卿。仏名ゴーヴァン。
ほんの少し前の別の仏語大作ではランスロには譲るものの世俗第二の騎士だったが、
こちらでは能力はそこそこだが最優にはほど遠く、人格はくされ下衆、善行は珍しい。
後世の
トマス・マロリーは悪行の一部をマイルド化して自作に取り入れている。
父の仇討ちをすると公に誓った時、十一歳の少年の決意に人々は讃辞を贈ったが
後年、実際にそれを成した時の様は称賛を受けるようなものでは全く無かった。
単身で遍歴の
ペリノア王と巡り合った際、彼が既に負傷していたため勝利できたが、
最初は相手が誰か気付いてなかったので放置して立ち去った。そして気付くと戻り、
既に戦う力は残っていない無抵抗なペリノアの首を無慈悲に刎ねた。
母を殺した弟
ガエリエを斬殺しようとしたが、その寸前に説得されて取り下げた。
だが説得者が父の仇の子ラモラ(
ラモラック)である事に気付くと忌々しく思い、
恨みでなく友誼を求めるラモラが語る情理両面の説得にも聞く耳を持たなかった。
ラモラの方は父ペリノアを殺したのが誰なのか未だ知らなかったのだが、
ゴーヴァンはそれが自分だと教えぬまま己の恨みだけを叩きつけている。
ラモラに負かされ、アグラヴァンとモルドレが一度にかかってこれを落馬させると
気絶しているラモラの兜を剥いで剣の柄で思い切り殴りつけ、血を噴き出させた。
そして、お前の父ペリノアを殺したのは自分だと気付かせた上でとどめを刺した。
ペルスヴァルが「父と兄を殺したのは貴方だと言う人がいるがとても信じられない。
だけどもし、相手が父や兄と知らず戦っての事なら、許します。事実をお話し下さい」
と聖杯探求中のゴーヴァンに問うた時、彼は大嘘を吐いて追及を逃れた。
重傷のパロミデスを殺そうとし、邪悪な弟アグラヴァンさえこれを制止したのだが、
お前がそこまで言うなら「首を刎ねるのは」止めておこうと言って、刺し殺した。
こんな有様だというのに何故かランスロとは友情を築いており、
「ランスロは最も愛する者ゴーヴァンをこの剣で殺す」
「ゴーヴァンは自分を最も愛する者に殺される」予言のままに彼から致命傷を受けた。
最終更新:2020年03月23日 22:29