【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】テューデウス
【性別】男性
【身長・体重】195cm・103kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:C
魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。
【固有スキル】
女神の寵愛:D
アテナの祝福の残渣。
Dランクでは危機的状況において少しばかりの幸運が得られるが……。
血濡れの蛮勇:A+
戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかるスキル。
本質的にサディズムを表す「
加虐体質」と異なり、こちらは「勇猛」の派生スキルで、
闘争に快楽する好戦性の純度を示す。
扇動:C
このサーヴァントの扇動は、集団を導くのではなく戦乱に巻き込むことに特化している。
だが、現在は狂化により使えない。
【宝具】
『破滅厭わぬ失寵の武(プロスポロン・フォノウ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
バーサーカーが死の間際に到り、結果として
女神の寵愛を失わせたという武の境地。
魂喰い、霊体の捕食に関して、絶大なボーナスと補正を得る宝具。
サーヴァントの霊核を吸収できれば、二、三日はぶっ続けで暴れられるらしい。
ただし、使用ごとにアテナの祝福は目減りし、
マイナスに突入すると「女神の呪い」に転化する。
ちなみに“プロスポロン・フォノウ”は予言者
アンフィアラオスがテュデウスを呼んだ蔑称の一つ。
だいたい『死神の手先』ぐらいの意味。
【Weapon】
『武具一式』
剣、槍、黄金の鎧、魔猪が描かれた盾など、
ディオメデスが持つというヘパイストス製の神鎧を除けば息子と全く同じ武装といえる。
ちなみに、彼はネメア祭でボクシングないしレスリングで優勝したとされ、徒手による戦闘力も高い。
【解説】
テーバイ攻めの七将の一人。
カリュドーン王オイネウスの子であり、英雄
メレアグロスの異母弟。
あの有名な猪狩りの後に娶られた王妃との子であるため
メレアグロスとの面識はないが、
武勇は兄に並ぶとされた。
ただし思慮においては劣ったとされ、
アグリオスに国を追われた理由は諸説あるがいずれも殺人の罪によるとされる。
トロイア戦争での狂犬ぶりで知られる息子
ディオメデスともども女神アテナに寵愛されていたという。
国を追放された後
アルゴスに逃れ、同じ境遇だったテーベのポリュネイケスと共に
アルゴス王アドラストスの娘婿となり、
故国での復権を約束した義父に従ってテーベ討伐に積極的な立場を見せた。
諸将に参陣を呼びかけ、一説によれば
アンフィアラオス相手には奸計すら仕込んだという。
開戦前には使者に立ってテーベを訪れたがエテオクレスに無視された。
しょうがないので一騎打ちを挑んで応じた相手を全員殺し、
待ち伏せ部隊も皆殺しにして帰陣した。
このとき50人が待ち伏せていたが、生き残ったのは、
神々が生かそうと印を示したマイオーンのみだったという。
開戦後、攻城戦中にメラニッポスから受けた腹の傷によって戦死した。
アテナは彼を不死にしようとしたが、アンピアラオスが投げたメラニッポスの頭を割って脳髄を啜ったため、
女神の不興を買って不死にされなかったとされる。
パウサニアスによれば、テーバイではテューデウスの亡骸はマイオーンによって
埋葬されたと言い伝えられていたという。
ディオメデスは後にテーベとアグリオスへの報復を達成した。
なお、外国人であるためか、ポリュネイケスとテューデウスは七将に数えられないこともある。
最終更新:2020年03月22日 20:32