【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アンフィアラオス
【性別】男性
【身長・体重】169cm・83kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
ネメア祭のアンフィアラオスは戦車競走で、あるいは跳躍と円盤投げで優勝したという。
【固有スキル】
戦闘続行:C
戦闘から離脱する能力。
また、敗戦において自軍領地まで生きて辿り着く能力。
魔術医療:C
治癒の魔術に優れているかどうか。
癒やしの神としての彼の聖域は湯治場だったので、霊泉に由来する魔術的治療を行える。
千里眼:A
生まれつきの予知能力。
Aランク以上でこのスキルを有しているアンフィアラオスは、一種の未来視(未来の予測)を常態としている。
別クラスであれば先祖伝来の占術と併用し、神のごとき予言(未来の測定)すら行えた。
視力の良さも表すため、このスキルはアーチャーに保有者が多い。
神性:B
明確な証拠は無いがアポロンの息子とされ、自身も治療と託宣の神と崇められる。
【宝具】
『禍呼びの矢(アルケモロス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:30人
英雄殺しの魔獣の眼を射抜いた弓術と、殺戮の前兆を読み取った先見の技が一体になったもの。
未来を選定して「攻撃が外れる」可能性を除外してから放つ必中の矢。
使用後、因果干渉の反動でしばらく場が荒れる、つまりダイスの目が乱高下する。この副作用は敵味方を問わない。
『奈落より神が来た(ハルマ・クトニオス)』
ランク:A 種別:対地宝具 レンジ:20~40 最大捕捉:一人
地面、崖、接地している壁などに空間の裂け目(ポータル)を生じさせ、
“世界の下側”に侵入する能力。
留まれる時間は短いが、一時的な経路として利用することで次元的なショートカットを可能にする。
また、攻撃退避の手段として用いることも可能。事実上の次元跳躍能力。
デルフォイからは瘴気が噴き出、オロポスでは神が湧き出た。
神託と大地の裂け目は明確な関連性があり、アンフィアラオスは戦車で裂け目と裂け目の間を駆け抜けられる。
【Weapon】
『潜地の戦車』
御者の名はバトーン、異説ではエラトーンという。
なおポータルを開く能力はアンフィアラオスがゼウスとアポロンから与えられた力であり、
戦車自体にこれと言った異能はない。
しいて言えば“世界の下側”に順応性があり、比較的長く異次元に滞在できるようになる恩恵がある。
あと頑丈。すごく。
『夢告げの神性』
騎乗兵なのでそこまで強調されていない。
空間の裂け目から、ライダーの「夢」つまり幻影(白昼夢)を囮に飛び出させる事ができる程度。
【解説】
義将アムピアラーオス。
テーバイ攻めの七将のなかで最高の英雄とされる。
カリュドーンの猪狩りでは麗しのアタランテにつづいて魔猪の眼を射抜いてみせたとされ、
また、いずれのアルゴナウティカにも言及されないものの、偽アポロドロスによれば
アルゴナウタイの一人。
武略に長け予知能力を備えた予言者であり、悲劇作家によれば篤信の義人という。
ふつう預言者メランプスのひ孫でオイクレスの子とされるが、
アポロン神が本当の父親だともいう。
かつて
アルゴス王アドラストスと争ったが、和解の際に彼の妹エリピューレを娶り、
再び両者の意見が違えば彼女の決定に従うと誓っていた。
アドラストスが追放されたテーベの王子ポリュネイケスのために挙兵した際、
アムピアラオスは神馬を駆るアドラストス以外の将がこの戦争で死ぬことを悟って止めようとしたが、
しかし妻がハルモニアの首飾りによって籠絡されたため出兵。
案の定の敗戦後、遁走するさなかに戦車ごと大地に呑まれ姿を消した。
ゼウスによって不死とされ、癒やしと神託で知られる聖域の神となったという。
オロポスに坐すアンフィアラオス神に伺いを立てるものは清めを受けたのち子羊を犠牲に捧げ、
その皮革を下に敷いて眠り夢告を待ったとされる。
彼の託宣はギリシア全土でも上位にあたる信頼を寄せられていた。
ヘロドトスによれば
クロイソスはアンフィアラオスの神託所にデルフォイに次ぐ力を認めて
黄金の盾と槍を奉納したという。
古くから人気のあった英雄神であり、
その崇拝の形態は
アスクレピオスと明らかな関連性があるらしい。
彼の神像は兜を手に持った完全武装の壮年の男の姿とか。
魔猪を射る→猪狩りの惨劇、オペルテスにアルケモロス(不吉の前兆)の名を送る→敗戦するも自分だけ神になる、
息子に母を殺すよう言い伝える→復讐の女神と首飾りの呪いのコンボで倅のアルクマイオンが破滅。
という経歴に、どうにも自分以外に厄を押し付けてる感がないでもない。
キャスターならそんなこともできるだろうが。
最終更新:2020年03月22日 20:39