大原安綱

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】大原五郎大夫安綱
【性別】男性
【身長・体重】161cm・55kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力D 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:D
 自らに有利な陣地を作り出す。
 しかしキャスターが作成するのは、ただ鋼を鍛えるための"鍛冶場"である。

道具作成(偽):D+++
 魔力を帯びた器具を作成する。
 本来魔術師ではないキャスターはこのスキルを持ち得ないが、宝具の性質によりこのスキルと同等の能力を得ている。
 ただしキャスターは基本的には自身の宝具のためにしかこのスキルを用いない。

【固有スキル】
一意専心:B
 一つの物事に没頭し、超人的な集中力を見せる。
 キャスターの場合、金属の鍛造といった行為に対して発揮される。道具作成スキルに対するプラス補正として働く。

【宝具】
『血吸(ちすい)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 キャスターの生前の傑作。正確にはそのものではなく、サーヴァントとしての現界後に彼が鍛えた刀剣のうち最も完成度の高い一振りが宝具としてこの銘を受け継ぐことになる。
 斬った相手の魔力を吸収し攻撃力に加算する効果がある。

『童子切(どうじきり)』
ランク:A 種別:対魔宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:1~6人
 上記宝具の更なる解放形態、後年に改銘された対魔剣としての側面。
 魔性特性を持つ者に対して絶大な特攻効果を発揮する。また所持者にDランク相当分の「対魔力」を上乗せし、物体に掛けられた呪術そのものを物理的に切断することでそれによるバッドステータスをキャンセルすることが可能。
 更にこの銘の所以である使用者に由来して、この宝具自体が最大でAランク以下の「魔力放出(雷)」と同様の効果を発揮する。

【Weapon】
『鍛治道具一式』

【解説】
 平安中期、伯耆国の刀工。
 日本刀がそれ以前の直刀から現在思い起こされる湾刀へと移行し始めた頃の人物。一説には彼が反りのある日本刀を発明したとも。
 大江山の鬼退治で源頼光酒呑童子の首を切った時に使ったという「童子切」は彼の作品として知られる。
 また、渡辺綱が一条戻橋に現れる鬼の腕を切ったと伝えられる「鬼切(髭切)」もまた、彼の作である。(ちなみにこの時斬ったとされる宇治の橋姫の逸話が羅生門の鬼、延いては茨木童子にまで混同されているのは後世の謡曲の影響による。)

 逸話によればこの両振りは坂上田麻呂に奉じられ、鈴鹿御前との戦いに振るわれる。その後伊勢に奉納され、のちに参詣した源頼光の手に渡り、鬼切は渡辺綱へと授けられた。
 その後源氏代々の宝刀となるが、それからも天下の名物として多くの者の手を渡り歩くこととなる。
 特に鬼切は伝承に伴って呼称にも混乱が見られ、別の刀の逸話も含めて次々と逸話が付加されていった形だろう。

 安綱とされる人物は数代いたとされるが、サーヴァントとして現れるのはその内のいづれか一人。各々人格は異なるが、継承された技術は統合されている。
 ある並行世界で観測された同じ刀工のサーヴァントとは違い、クラスも相まって彼自身はあくまで刀を打つ事以外は専門外である。どうにかマスターが戦うか、他に戦力の確保が必要となる。
最終更新:2020年03月23日 22:13