加藤嘉明

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】加藤嘉明
【性別】男性
【身長・体重】170cm・61kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具C-
【クラス別スキル】
対魔力:C
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
沈着冷静:B
 如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
 精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる。特に混乱や焦燥といった状況に対しては高い耐性を有する。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

【宝具】
『飛翔する沈勇の士(われをてきじんになげいれろ)』
ランク:C- 種別:対軍宝具 レンジ:3~15 最大捕捉:10人
 家臣たちの亡霊を召喚し、ランサー自身を敵陣へと勢いよく放り投げさせる。
『人間砲弾』『飛び加藤(物理)』とも評される、賤ヶ岳七本槍の中でも屈指の色物宝具。
 朝鮮出兵時、自身を敵船に投げ入れさせた逸話に由来するが
 宝具として昇華されたことで、その速度・飛翔力はまさに砲弾の如くとなり、着弾ないし着陸時は自身もダメージを受ける。
 さらに、この宝具の詳細を知る者が敵陣にいなかった場合、あまりの出来事に敵陣は1ターン混乱する。
 生前従えた律儀で責任感が強い勇士達と、自身の沈勇ぶりを象徴する宝具……と言えなくもない、かも。

【解説】
 戦国、江戸時代の武将・大名。賤ヶ岳七本槍の一人。
 父は松平家に仕えていたが、三河一向一揆に与した為、父共々流浪の身となる。
 その後、父は羽柴秀吉に仕え、自身もまた秀吉の子、秀勝の小姓となる。

 播磨攻めにおいて無断で従軍するも、その意気に感じ入った秀吉によって取り立てられ、立身。
 本能寺の変後の動乱の最中でも羽柴家の為に奮戦し、
 柴田勝家との間で行われた賤ヶ岳の戦いでは賤ヶ岳七本槍の一人に数えられる活躍を見せた。

 小牧長久手の戦いや西方平定にも従軍。
 時には陸路で戦い、時には水軍を率いる、家中屈指のマルチプレイヤーとして活躍する。
 朝鮮の役でも水軍を率いて戦功を立て、また撤退論にも反対。
 この事が秀吉に気に入られ、10万石取りの大名にまで出世する。

 秀吉亡き後は徳川家康に従う武断派に属し、文治派の石田三成らと対立。
 重石となっていた前田利家が死すると、他の武断派諸将と共に石田三成襲撃を企て、三成を佐和山城蟄居へと追いやった。
 関ヶ原の戦いでも家康方に属して数々の功績を打ち立て、20万石の大名にまで出世した。
 一説には50万石に相当する功績だと不満を持っていたが、本多正信に豊臣家恩顧の大名である自分が大国を領する危険性を説かれて納得したという。
 大阪の陣では冬は嫡男が、夏は自身が出陣した。

 晩年、蒲生家の減封を受けて会津藩に移封され、43万5500石の大大名となる。
 本来、この大任はこれまで互いに功を競い合い不仲だった藤堂高虎が任じられる予定であったが、
 高虎は私情を捨てて国事のため嘉明を推薦し、決定されたのだという。
 この事を知った嘉明は高虎と和解し、以後は水魚の交わりの如くとなったという。

【蛇足】
 宝具・人間砲弾がやりたかっただけ。
最終更新:2020年03月26日 22:21