呪歌

  • ゲーム内・現実共通の設定
吟遊詩人系のNPCや一部の人型モンスターが使用する、魔力を込めた歌で様々な効果を発現させる技。
味方を鼓舞したり回復したりするものが多い。
魔法の一種ともスキルとも解釈できる。音を媒介にするので基本的に風属性。
特定の歌を続けて発動すると追加効果が発現するコンボがいくつかある。

  • 現実のみ(多分ゲームにはそこまで深く掘り下げた描写がない)
通常の魔法ほど理論的なものではないらしいが、曲調・歌詞の印象が効果に反映されている模様。
演奏の参加人数が増えるほど威力が増大するらしい。
地球のアニソンや即興で作った歌も呪歌として成立するらしく、魔力を込めて歌えば何でも呪歌になる説あり。
通常の魔法よりも、効き具合が歌い手や聞き手の感情に影響を受けて変動しやすい。
一般レベルのものは習得可能な技術として確立されているが、
高位のものは作った本人にしか再現できないことがよくあるらしい。
そのため、高レベルの呪歌使いの多くは呪歌の生成技能を持っている。
実際に出来る者がどれぐらいいるかはともかく、即興で生成することも理論上は可能。
その場の状況にピンポイントで合わせた曲を作ることで、大きな威力を発揮できる。
欠点は、狙った効果がどこまで実現できるかが出たとこ勝負なことと、再現性が期待できない事。
通常の魔法に比べてMP消費はそれ程多くないものの、数値化されていない何かを大量に消費してしまうようで
ずっと歌っていると超疲れたりお腹がすいたりするらしい。
(曲を通して歌う運用は本来想定されていないのであまり問題になることはない)
何曲か続けて歌い続けていると特殊な大技(終律)を使える状態になることがあるようだが、
続けて歌った歌の組み合わせでコンボの強力なバージョンが発現したのか、
長時間歌うこと自体に意味があるのか、詳細な発動条件は不明。

関連スキルに"合唱"があり、ゲーム上では、予め味方に対象指定して使っておくと
その対象が呪歌スキルを発動した時に呪歌の効果が何%か上がるという
何の変哲もなければ普段は大して使い道も無いスキルだが、その分習得コストも高くない。
これは呪歌は参加人数が増えるほど効果が上がる現象がゲームシステムとして表現されたもので、
高レベルの歌い手が大勢の即席合唱団を引き連れて歌うという特殊な状況においては
知らない歌だろうがその場で作られた歌だろうが何故か一緒に歌えてしまうという超便利スキルとして機能する。

作中に登場した使い手

ユメミマホロ
マルチプレイ時に後方でバッファーを務め、全うにバフスキルとしての呪歌を運用する彼女は、
おそらく作中最もオーソドックスな呪歌使い。
(※ただしマルチプレイ時に限る)

「栄光の歌(グロリア)」 ……パーティー全体のATKを大幅アップ。自分は対象外。
「信仰の歌(クレド)」 ……パーティー全体のDEFを大幅アップ。自分は対象外。
「感謝の歌(サンクトゥス)」 ……パーティー全体のHPを回復。自分は対象外。
「平和の歌(アニュス・デイ)」 ……パーティー全体のATBチャージ速度を上げる。自分は対象外。

カザハ(+カケル)(9章~)
バッファー機能の付いたBGM担当。基本的に曲を丸ごと歌っており、多分一般的な運用ではない。
レクステンペストの力を使って音程補正や音量の増幅を行ったり、音響効果をかけたりしている。
パート分岐やユニゾンやハーモニーがある時はカケルが付き合わされ、精神連結によって完璧なハモりを実現している。
呪歌の効果が自分にもかかるため、歌いながら自ら突撃するロマン戦法が理論上可能である。
呪歌だけでも体力の消費が著しいのにそんなことをしたらすぐにヘタるので実用性は皆無と思いきや、
リューグークラン戦のラストでこの戦法であいうえ夫に突撃し(させられ?)、ブレイブ同士の戦い(※文字通り)を体現した。

バトル1~勇気の魔法~
ブレモンの通常戦闘曲に歌詞を付けたもの。
Aメロ、Bメロ、サビの個々のフレーズだけでもそれぞれ呪歌となっており、通して歌うとコンボが成立するというとても使い勝手がいい曲。
が、ゲームでは呪歌が通常の魔法等と同じように運用されていることを鑑みると1フレーズで効果が成立する仕様が通常なのかもしれない。

「闘いの唱歌(バトルソング)」……味方全体の攻撃力上昇。ブレモンの通常戦闘曲のAメロのボーカライズバージョン。
「護りの祝詞(ガードフォース)」……味方全体の防御力上昇。ブレモンの通常戦闘曲のBメロボーカライズバージョン。
「疾風の賛歌(アクセラレータ)」……味方全体の素早さ上昇。ブレモンの通常戦闘曲のサビのボーカライズバージョン。
※上記3つの重ね掛けに成功すると、コンボが成立して全能力値にプラス補正がかかる。

イベントバトル用のフルバージョンも存在し、
マリスエリスとロスタラガムを仲間に引き入れるために下水道でのイクリプス戦で披露。

Braver!!」……味方全体の物理攻撃力・魔法攻撃力を大幅に上昇。
       本来はユメミマホロが手掛けたアニソンだが、何故か呪歌として成立。

憧れを追う風」……イブリース戦で窮地を脱するためにカザハが即興で作って歌った曲。(通常版)
          狙った効果は継続強回復のフルコースで、ほぼそれに近い効果が得られたようだ。
          (加えてテンションを上げる精神作用系の効果も発現した疑惑あり)
          あまりにもその時の状況に特化した歌詞のため、再現性があるのかは怪しい。
          また、その時は無我夢中で歌ったものの、普段の状況では恥ずかしくて歌えない。(理由は歌詞を見てお察しください)
          はずだったが後に「壁が薄くて聞こえちゃった☆」を装ってがっつり聞かせる魂胆で歌ってる。(弾き語り版)

共に来た道」……ミハエル戦でかつての仲間と対峙するという状況に陥ったエンバースを支えるために
         即興生成して歌った曲。
         狙った効果は精神系能力値全般の強化。
         聞いたエンバースは自らの中の狂気を呼び覚ましてまでも捨て身の覚悟でミハエルに挑むのであった。
         失敗して意図せぬ効果を発現してしまったのではないかと焦るカザハであったが、これはエンバース自身の意思が後押しされた結果であり
         (歌がなくても最終的に同じルートに入っていたと思われるものの)実は順当に効果が発揮されていた。

響き合う星刻の調べ(アストラルハーモニー)
         ……リューグークラン戦で自分を必死に守りながら戦うガザーヴァ達の想いに応え
         しばらく使えなくなっていたユニークスキル響き合う星刻の調べ(アストラルユニゾン)を呪歌として昇華しつつ復活させたもの。
         その名の通り、2人でハーモニーで歌うのが特徴。
         1番はカケルと歌っており、カザハからガザーヴァに宛てた歌詞ではあるが、いつもより色んな解釈の余地があり、どう解釈しても正解である。
         2番はカザハとガザーヴァがデュエットする異色の構成であり、ガザーヴァ視点の歌詞と思われるが、カザハ視点でも解釈できるようになっている。
         想定している効果は継続強回復とハイパーバフだが、バフのかかり方がアストラルユニゾンとは違って
         低い能力値ほどよく上がって全員が平準化していたそれとは逆に、得意な分野に大きく補正がかかって個性が際立つようになりそうな気がする。
         イクリプス達の戦いにおいては、歌詞と使用楽器が違う別バージョンを披露。(決戦版)

キミの声を聞かせて」……リューグークランに皆が追い詰められていく中、カケルが何かを悟ったように前線に行ってしまったことで覚悟を決め
           ガザーヴァに一緒に歌ってもらうフラグを解放するために歌った歌。
           気持ちを伝える時は魔法を使わない方がいいのではないかという説に賭け、魔力を使っていないため、厳密には呪歌ではない。

響き合う星刻の軍歌(アストラルマーチ)
         ……アストラルハーモニーのアレンジ曲。
           原曲に引き続きガザーヴァとのデュエット。効果は原曲より攻撃性能に傾斜をかけている。

響き合う星刻の聖歌(アストラルキャロル)
         ……クリスタル・オールドメイジの【結晶開門・無明の閨房(オープンパンドラ)】に対抗するために歌った歌。
           味方へ対象を絞ってバフをかける普段の呪歌とは違い、全ての者に聞き入らせるための呪歌。
           そのため歌詞もいつもとは違って普遍的なものとなっている。
           1巡目の最期に断ち切る力ではなく繋ぐ力を願ったことを思い起こし、
           過酷な世界に生きる全ての者に寄り添いたいという願いを込めている。
           ガザーヴァとデュエットしていたが無明の閨房(オープンパンドラ)への勝利を果たしたところでガザーヴァが力尽きたため、
           あいうえ夫とのブレイブ同士の戦い(※物理)に挑むカザハを支えるために、カケルが引き継いで最後まで歌い切った。

ぐーっと☆グッドスマイル
         ……ワールドマーケットセンターでの突発路上ライブにて披露。ユメミマホロのデビュー曲にして代表曲。
           聞いた仲間達や避難民達が元気になるように魔力を込めて歌っている。

           あまりにも歌詞が魔性少女ものっぽい。
           歌が人気になった後に歌を元にしたアニメが作られて主題歌になってそう
           初期はたまに戦いつつご近所トラブルを解決するほのぼの魔女っ娘ものだったのが
           いつの間にか敵対勢力とか出てきてゴリゴリの魔法バトルに移行するのはお約束
           主人公の地球に来た目的は 笑顔のパワー=スマイル を集めること
           制作者は多分マイルとかけて上手い事言った気分になってる

ブレイブ&モンスターズ!~決戦~
         ……イクリプスとの決戦ライブにおける最初の曲。
           テーマソングである「ブレイブ&モンスターズ!~異邦の勇者達~」とほぼ同じだが、
           若干アップテンポになって大サビ部分の歌詞が変更されている。

バトル2~必勝の加護~
ブレモンのボス戦の曲に歌詞を付けたもの。
バトル1と同じく、各フレーズがそれぞれ呪歌となっている仕様。

(以下参考。各自の歌詞の解釈によって違う効果が出る可能性あり)

1番Aメロ「不退の宣誓(ノックブロック)」……敵から攻撃を受けた際のノックバックの低減

1番Bメロ「星辰の加護(エレメントガード)」……魔法防御や炎・冷気耐性の上昇

1番サビ「必中の聖句(クリティカルバースト)」……クリティカル率・命中率の上昇

2番Aメロ「息災の祈願(キュアディジーズ)」……状態異常の解除・防止

2番Bメロ「癒しの詩歌(ホーリィプレイ)」……HP・MP継続回復の付与

2番サビ「叡智の結実(ブレイクスルー)」……知力・魔力の上昇

幻妖の舞
ガザーヴァ戦の専用戦闘曲。
なかなか倒せないためそこでシナリオを進める気力を失ってアズレシアに定住する者が大量発生したり
イラつくあまりスマホを叩き割る者が続出したことから、アズレシア誘致用BGMやらスマホ処刑用BGMと呼ばれている。
絶妙に哀愁が漂う曲調が、極悪非道の絶対悪として描かれているガザーヴァには合わないのではないか、と一部から指摘されているが、
ローウェルが打ち切りサ終を決定したために、ガザーヴァの正体が明かされずじまいになったことによる齟齬と考えられる。
本編では、オーロールを迎え撃つガザーヴァを支援するために歌うこととなる。
曲はブレモンのものだが歌詞はカザハ作だと思われる。ガザーヴァに「お姉ちゃん」と呼んでもらえてノリノリで歌い始めた。
専用BGMなのでガザーヴァに特化して最大限のバフがかかるのもあり、いつもの勝ち確パターンのノリで突っ込んだ(突っ込ませた)ところ
オーロールのいつもの勝ち確パターンのノリが通用しない凄まじい強さの前に、あろうことかガーゴイルがガザーヴァを庇って死亡。
無二の相棒を失ったガザーヴァは当然絶望。
ついでにカザハも、仲間が死んでしまったこと自体と、せっかく絶望を乗り越えて幸せになろうとしてたガザーヴァがまた絶望に突き落とされたことと
その事態を自らの力不足と判断ミスによって起こしてしまったことにもう色んな意味で絶望。
阿鼻叫喚のトラウマソングと化した。ガーゴイル処刑用BGMとか言っちゃ駄目。

バトル3~愛しき君へ~
哀しき宿命の闘い的なイベントバトル用の曲。言い方によっては、絶望的な状況からのファイト一発で逆転を狙う時の曲。
オーロール戦でガーゴイルが死亡したことにより、勝手に精神に大ダメージを受けて声を出せなくなったカザハだが、
戦線を維持するために必死で立ち上がり、ゲーム的なノリで指令を出してもらうことによる強行突破で歌うことに成功した。
歌詞は、カザハが自分で考えたわけではなく、上位世界美空風羽の視点のもの。
歌詞にはブレモン黎明期の制作陣事情などが織り込まれている。

幻蠅の戦舞
幻妖の舞の吹奏楽アレンジバージョン。矛盾しているようだが、インスト曲の呪歌。
呪歌は使用楽器自由→吹奏楽器もOK→つまり吹奏楽器だと歌無しでも呪歌が成立する(!)という謎仕様が
何故か割と多くのゲームで一般的であり、ブレイブ&モンスターズも例外では無かったのである。
この時声が出せない状況であったからというのもあるが、バトル曲の吹奏楽アレンジは最強(カザハ談)らしく、
マゴットと合体してベル・ガザーヴァとなったガザーヴァを支援するために使用。

星巡る風の歌(アストラルウィンドカノン)
スノウ(というよりその体を借りたスノウの教官=初代風精王=美空風羽)との歌バトルで作り上げた即興合作呪歌。
ラスサビのカザハパートは憧れを追う風のサビと歌詞が一緒。

スノウ
イクリプスの呪歌使い。SSSにおいても、歌を介して発動する魔法のようなもののことを呪歌と呼ぶらしい。
音楽ユニット スターリースカイガールズを率いる。

星蝕のスターリースカイ~銀河のイクリプス~
SSSのテーマソング。
スターリースカイガールズが参戦してまず初めに演奏された。
テーマソングなので、当然イクリプス達は本来の星を守るヒーロー(ヒロイン)として描かれており
地球を制圧しようとする侵略者の立場となっている状況には合っていないのは仕方がない。

星間旋律(オルヴィス・ラクテウス)
オーロールの求めに応じ、演奏された楽曲。
効果は星光(イルミネイト)の回復と思われる。
これも上記と同じくSSSで使われる予定の曲であるため、状況に合っていないのは仕方がない。

星の子守唄
カザハを眠らせるために生成された眠りの呪歌。
その効果は超強力で、対象になった者は抗う事すら出来ずに深い眠りに落ちる。
カザハ単体に対象指定して使用されたようだが、
そもそも呪歌としては例外的に単体しか対象にできない仕様なのかもしれない。
こんなものの全体がけが可能だったら、ゲームバランスが即崩壊するから困るのである。

破滅の調べ
副教官がカケルを屠ろうとする……と見せかけて効果対象に相手も含めることによって
タロットカードを破壊させて即興呪歌生成改の能力を封じさせようという思惑の元に生成した歌。

覇道の咆哮
教官が、カザハ達(直接的に戦うのはカケル)との勝負とオーロールの支援のために生成した歌。
カザハ達のアストラルハーモニーと対決し、順当にいけばAI生成のこちらが勝つことが自明であったが
自ら引き連れてきたバンドメンバー達(中身は美空風羽のファンクラブ)の存在によって
カザハ達に大幅な補正がかかったため、敗れたのであった。

  • 呪歌に分類されるのか微妙
アニヒレーター(シュケナベイベパートナーモンスター)
魔力の籠った音波での物理攻撃(衝撃派)+三半器官にダメージを与えることによるデバフ

  • 使えそうだけど実際に使うか微妙
『詩学の』マリスエリス
本職が吟遊詩人で、戦闘以外のシーンではよく歌を歌っているので使えそうだが、
戦闘では音撃の矢を放ったり狩人の技能を生かした直接攻撃がメインである。

  • もしかしたら使えたのかも→使ってたらしい
風の双巫女
双子の同じ声で、完璧な多重音声喋りを披露していた。確かミズガルズエリアにそんな歌手いたような。
と思いきややっぱり一巡目では使っていたらしく、多重音声で歌う呪歌が二人の本気モードだったようだ。
二巡目で使わなかった理由は不明だが、かなり早い時点から命を捧げて魔剣になる覚悟だったのかもしれない。
誰だ初代T SOUL SISTERS とか言ってる奴は。割とマジで初代T SOUL SISTERSだったのかも。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年03月04日 00:12