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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

奥州の休日

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炎の微笑」続き。
にょ宗と元親書く前にばかっぷるが書きたかった。まったく反省していない。
映画パロのタイトルだが、本編と映画はなんの関係もない。

伊達の本拠地米沢は雪深く、雪に閉じ込められては戦どころか家から出ることすら
ままならない。
鬱々とした冬を過ごす分、雪が解け梅の花がようやく咲き出す頃の市場の賑わいは、
半端なものではない。特にここ数年は、領主である女大名、伊達政宗の善政が
人や物を諸国から呼ぶため、賑わうというより混乱を極めると言ったほうが
正しいかもしれない。
「人が多うござる」
「はぐれるなよ。面倒だ」
京から珍しい芸をする一座がやってきたという。見たいと妻にねだられ、
出かけることになった。
人の多さに、眉間のしわが深くなる。竜の右目と一目置かれる武将も、人ごみの中では
ただの「背の高い目つきの悪い人」である。
幸村が不安げに顔を上げる。何千何万の兵を率い雄々しく戦う兵も、
統率の取れていない人ごみは苦手なようだ。意外な弱点に軽い驚きを覚える。
「どうした」
「いや……その、捕まってもよろしいか?」
「ああ、いいぞ。袂でも持っておけ」
幸村は僅かに目を伏せ、こくりと頷いた。小十郎の着物の袂を握り締める。
人ごみをかき分け、一座を探した。途中で何度も手の感覚が消え、その度に振り向いて幸村を探す。
戦場での赤い甲冑は一際目立つものだが、人ごみの中で薄紅の着物を探すのは難しい。
共に贅沢を好まず、着ているものは市中の者と変わらない。特別目立つ体格でもないため、
探すのはかなり大変だ。
「はぐれるなと言ってるだろうが」
「この人ごみでは、無理にござる。――だから」
「休むのは後だ」
露店の甘酒をねだられる前に、一座を目指す。幸村の気配がしぼむ。そんなに
甘いものが好きか、と嫌味を言うのをぐっとこらえた。
甘味が好きなことは知っていたが、夕餉にと汁粉が出てきたときは眩暈を覚えた。
これが飯か、と大喧嘩になったのは記憶に新しい。

よき妻とは、お世辞にも言えないだろう。
家事は苦手、心遣いも小姓以下で、本当に兵法や武芸以外の事を何もできないらしい。
痩せ細った印象はないが、肩や背中が細くなっている。奥州が合わないのかと聞くと
首を振り、慣れていないだけだと胸に顔を寄せてくる。
実家で養生でもさせてやりたいところだが、出奔同然で奥州に嫁いできた妻を甲斐に帰すこともできない。
「幸村」
振り返り、声をかける――が、袂に手はない。辺りを見ても、薄紅の着物の女はいない。
行儀悪く舌を打って眉をひそめる。思いのほか大きな舌打ちに、道行く人が小十郎を見た。


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