すんでのところで助かった方の牛を横目で眺め、おかあさん、あの葉っぱはどうなったでしょう。
さっき風に飛ばされた葉っぱは。と思い悩んだ。
毒に当たった動物が死ぬのはまあいいよ、でもそれ食べた野生動物その他まで体壊すのはちょっとさ………
ここ真田の領地内だしさぁ……
さっき風に飛ばされた葉っぱは。と思い悩んだ。
毒に当たった動物が死ぬのはまあいいよ、でもそれ食べた野生動物その他まで体壊すのはちょっとさ………
ここ真田の領地内だしさぁ……
結局は何事も起きなかったけど。
ぱちぱちと牛がコゲゆく様を眺めながら、うーん、と佐助は首をかしげた。
「困ったねえ、どうも明確にどっちが上とか下とか出てこないね。
日数制限ないから、暇がいるような事してみても良いんだけどね。
どうせなら即決でぱぱーっと決めちゃいたいよねえ」
こんな事ばっかりしてるわけに行かないしさあ。
つっか、制限もうけられなかったからってモタモタしてたら、評価下がる一方じゃない。
これ以上給料下がるの、やだよ俺様。
風魔はなぜかこくりと頷いて、先に立って歩き始めた。
普通に歩いているようで、どこかで気配を読んでいる。
気配りの行き届いた歩き方。
「困ったねえ、どうも明確にどっちが上とか下とか出てこないね。
日数制限ないから、暇がいるような事してみても良いんだけどね。
どうせなら即決でぱぱーっと決めちゃいたいよねえ」
こんな事ばっかりしてるわけに行かないしさあ。
つっか、制限もうけられなかったからってモタモタしてたら、評価下がる一方じゃない。
これ以上給料下がるの、やだよ俺様。
風魔はなぜかこくりと頷いて、先に立って歩き始めた。
普通に歩いているようで、どこかで気配を読んでいる。
気配りの行き届いた歩き方。
ああ、やっぱり互角じゃいけないのかなあ。
伝説の忍びと互角って、実は俺様とっても凄いと思うんだけど。
その伝説の忍びはふっと足を止めた。
森の中に潜むならとっても最適って、太鼓判押せるような場所。
「ん、ここがいいの?」
「……」
肯定の沈黙が返る。
「で、今度は何の勝負しますかね?」
潜むには最適そうだけど、それ以外は如何ともしがたい森の中。
能力を測る方法は戦闘以外、とお館様にほのめかされたのは風魔君も聞いていたし、何かなあ、と見ていたら距離を無造作に詰められた。
「はい?」
やんわりと腕を取られる。
避けなかったのは言葉以外で語る風魔君のため。
やっぱりやんわりと引き寄せられて、首をかしげつつ注目していたらその顔が迫った。
一挙動で飛び退く。もうちょっと様子見てたら、絶対口づけかまされてた。
「えー……その、つまり寝てみるって?」
風魔君は明確に頷いた。
「うんうんそう言うのも確かに忍びの技のうちだねえ、時間かかんないしねえ。
でもちょーっと俺、男色はさ、すっごい必要に差し迫られない限り避けたいと」
なんかお腹緩くなりそうだし。
納得したのか、風魔君はあっさりと頷いた。
そして距離が詰まる。手をやんわりと取られる。
「あのね聞いてる?」
頷かれる。取られた手を引っ込めるかどうか迷っていると、今度はその手を胸に押し当てられた。
………あれ?
晒し巻いてる?
ごくごく普通の人なら、鎖帷子と衣類越しじゃそんなの解りっこない。
でも俺様、晒し巻いて動き回って、器用だからの一言で女中仕事までやらせたひとよく知ってるし。
「あらららら、ごめんね」
顔もきっちり隠して性別さえも曖昧にさせてる、忍びの鑑を体現したよな人だってのにねえ。
こんなお館様の気まぐれ発言でいっこバラす事になっちゃったかあ。
うーん勿体ないなあ。忍びの礼儀に反するなあ。うん……
本当、ごめんね。
こちらが解ったことを知って、風魔く…風魔ちゃんが一歩下がる。
どうも、こういう勝負の付け方もあるよねと示唆しただけらしい。
流石に忍び、そっち方向も割り切ってる。
自信もきっとあるんでしょう。
何でも出来るしさー。
……だけどさー、一言も洩らさない風魔ちゃんさあ、籠絡仕事は向いてなくない?
や、俺様も向いてないけど。だから戦忍なんだし。
いやでもどうかな、風魔ちゃんこう、喋れないなら相手も油断して、イロイロイロイロ洩らしてくれるかな。
ちょこぉーっと身長ありすぎる気がするけどまあ良いとして。
筋肉も……いや、やっぱ無理か。
一般人じゃない体型じゃあ無理か……。
伝説の忍びと互角って、実は俺様とっても凄いと思うんだけど。
その伝説の忍びはふっと足を止めた。
森の中に潜むならとっても最適って、太鼓判押せるような場所。
「ん、ここがいいの?」
「……」
肯定の沈黙が返る。
「で、今度は何の勝負しますかね?」
潜むには最適そうだけど、それ以外は如何ともしがたい森の中。
能力を測る方法は戦闘以外、とお館様にほのめかされたのは風魔君も聞いていたし、何かなあ、と見ていたら距離を無造作に詰められた。
「はい?」
やんわりと腕を取られる。
避けなかったのは言葉以外で語る風魔君のため。
やっぱりやんわりと引き寄せられて、首をかしげつつ注目していたらその顔が迫った。
一挙動で飛び退く。もうちょっと様子見てたら、絶対口づけかまされてた。
「えー……その、つまり寝てみるって?」
風魔君は明確に頷いた。
「うんうんそう言うのも確かに忍びの技のうちだねえ、時間かかんないしねえ。
でもちょーっと俺、男色はさ、すっごい必要に差し迫られない限り避けたいと」
なんかお腹緩くなりそうだし。
納得したのか、風魔君はあっさりと頷いた。
そして距離が詰まる。手をやんわりと取られる。
「あのね聞いてる?」
頷かれる。取られた手を引っ込めるかどうか迷っていると、今度はその手を胸に押し当てられた。
………あれ?
晒し巻いてる?
ごくごく普通の人なら、鎖帷子と衣類越しじゃそんなの解りっこない。
でも俺様、晒し巻いて動き回って、器用だからの一言で女中仕事までやらせたひとよく知ってるし。
「あらららら、ごめんね」
顔もきっちり隠して性別さえも曖昧にさせてる、忍びの鑑を体現したよな人だってのにねえ。
こんなお館様の気まぐれ発言でいっこバラす事になっちゃったかあ。
うーん勿体ないなあ。忍びの礼儀に反するなあ。うん……
本当、ごめんね。
こちらが解ったことを知って、風魔く…風魔ちゃんが一歩下がる。
どうも、こういう勝負の付け方もあるよねと示唆しただけらしい。
流石に忍び、そっち方向も割り切ってる。
自信もきっとあるんでしょう。
何でも出来るしさー。
……だけどさー、一言も洩らさない風魔ちゃんさあ、籠絡仕事は向いてなくない?
や、俺様も向いてないけど。だから戦忍なんだし。
いやでもどうかな、風魔ちゃんこう、喋れないなら相手も油断して、イロイロイロイロ洩らしてくれるかな。
ちょこぉーっと身長ありすぎる気がするけどまあ良いとして。
筋肉も……いや、やっぱ無理か。
一般人じゃない体型じゃあ無理か……。




