戦国BASARA/エロパロ保管庫

上田城の虜8

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いやはや強いね、と佐助は天井裏で感心していた。
目覚めた独眼竜の、不確かそうな動き。
指先がゆるゆると敷き布団を探り、そして震えながら止まった。
あの指先の震えだけで解る。凄まじい精神力だ。
もう少し指を動かしたら、竜の姫も解ったことだろう。
辺りが暗いんじゃなくて、失明しているのだと。
そこは変わらず座敷牢、一分の光も漏らさずに遮ることなんか、できやしない場所だって。
そこで泣き叫ぶかなあと待っていたのだが。
もうホント呆れるほどの気丈さ、拷問吏がお手上げしちゃったのもよく解る。
暴力にも恐怖にも折れないなんてね、女にしておくのが勿体ない。
でもそろそろ潮時かもしれない。失明したって気づいてない独眼竜を助けに行かなきゃねえ。
暗闇の拷問なんてね、そんな気が触れちゃうようなことするわけないでしょ。
お館様の命じたことはたった一つ、独眼竜の爪と牙を折れ、そんだけ。
狂わせろなんて言われてないし。
恐怖にも痛みに負けないなら、次は恥辱ってもんでしょ。
いやぁ竜の姫さんたら胸でかいし色白いし脚長いし、髪短くしてるのがかえって艶めかしい上
食事制限と座敷牢生活で筋肉おちちゃって、ついでに腰の辺りも削げたしねえ。
薄汚れてるけど生まれ育ちは隠しようもなくって、それが逆にすっごいそそる。
ううん本当に嫌なお仕事、なんてな。

三度目の気絶の辺りでほくそ笑んで、解毒剤を空中にばらまいた。すぐに効くはずだ。
もちろん失明も一時的なもの、本当に潰すなら細い針をゆっくりゆっくり刺し込んでいく。
ああ。それはいいなあ効果的かなあ、もう既にいっこ無いんだし。
もう片眼も、なんて事になったら流石に折れてくれるかなあ。
でも、衝撃と恐怖で死にかねないんだよね、目に針刺すのって。
あの凛々しい美貌が恐怖に歪むの見たいけど、とりあえず却下。
「この指で、鳴かせてみせましょホトトギス、ってね」
 嘯いて座敷牢の中に降り立つ。
仮にも独眼竜を押し込めるって言うんで、この二間の座敷はかなり手を入れた。
地中から身を現す術が使える忍び以外、入り込めないように。つまり出入り口なし。
だって鍵なんてさ、危なっかしいでしょ。
あの時捕らえた伊達の家臣は武田家の家臣達が分散して捕らえてる。
奥州筆頭と同じ敷地内に置いて、抜け出されちゃったり救出しようと足掻かれたら困るしね。
武田の結束力がなきゃやれないような事だけど、結果としては上手くいってる。
伊達の領内で、普段は民衆に潜んでは時折暴れ出す元兵卒やら領民が居るけど、
そいつらも武田の各地に囚われ人が居るって情報でまとまりゃしないしね。
いや、……本当は鬱陶しいんだけどさ……数人で不意に暴れ回ってこられるの………
まとまってくれたらガツンと叩けるんだけどさ……

だから独眼竜の姫様はさ、大事な大事な人質。

誇りなんか要らないでしょ、囚われの身でさ、伊達なんか終わっててさ、その上これから陵辱されるのに。
あるだけ辛いでしょうが、気位も誇りも。
とっとと観念してね、と倒れたまんまの頭に水ぶっかけた。
独眼竜の体が震える。


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