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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

こいひとよ9

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匿名ユーザー

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「じゃあね、竜の右目サン」
唇が微かに触れた。道化のようで忍びのようで男のようで女のような、曖昧な唇。
目を瞬かせる間に佐助は姿を消す。微かに草の匂いを嗅ぐ。
詰めていた息を吐く。体に血が巡る。視界がぐるぐると回る。――気持ち、悪い。
膝をついて四つんばいになった。
(何がしたいんだあの女――!?)
脳裏を叫びがこだまする。
手にしっかりと刻まれた胸の感触。あまり大きくないが弾力があって癖になる。
寝転がり、大の字になる。空には月が浮いているせいか、星があまり見えない。
す、と流星が走った。素早く、目で追えない。
手の甲を額に当てた。ため息をついて目を閉じる。
ものすごく、疲れた。



政宗が上田に帰ると、忍びの気配も消えた。
あれは一体なんなんだ、と思うが考えに耽るのはやめた。突き止めようにも相手は忍び。
どこにいるのか見当もつかない。
「野分(台風)が来たみたいでしたね」
「……確かに」
陽徳院から水を受け取り、小十郎は何も植えていない畝に腰を下ろした。
大きな嵐が二つか三つ同時に来たかのようだった。
「いなくなられると、寂しくなるというか。……小十郎様は、いつか上田に行かれますか?」
「当分は無理でしょう。畑が心配です。伊達にいたときと違って、荒らす者がいる。
盗む者もいる。まったく、気が気じゃないですよ」
「そうですか。早く、安心して畑を任せられる方をお見つけくださいませ」
陽徳院は笑い、畑を見渡す。
「……そうしたいのは、山々ですが」
もう、政宗のことを過去にしてもいいだろう。季節は巡る。人の気も変わる。
けれど政宗の心が小十郎に傾くことはない。
諸行無常の中においても、永遠不変のものはある。
陽徳院はどんよりと曇った空を見上げた。容赦のない日光はないが、代わりに
じっとりと纏わりつくような熱気を感じる。よくない暑さだ。
「今日は、あまり暑くありませんね。野分でも近いのでしょうか」
「おそらくは」
風が温く重い。体の奥底からぞわぞわしたものが這い上がってくる。よくない嵐がやってくる、と
踏みしめた土が警告を送っているせいだろう。大きな野分が近づいている。
「今日はもうこれくらいにしておきます。陽徳院様、何か入用の野菜はありますか?」
陽徳院は首を振る。小十郎は立ち上がって腰を伸ばした。
そういえば、と目を木々に向ける。無論、変わったところはない。
「何か?」
「いえ……」
あれはただの戯れだろう。真田に忠誠を誓い、忠義を尽くす忍びが、呼べば現れるはずもない。
「佐助」
小さく名を呼んだ。ざわ、と木々が揺れる。温く重い風。佐助なら、
きっと蒼天を渡る爽快な風を吹かせる。
陽徳院は頭を下げて背を向ける。さくさくとした小さな足音。
ぽつりと畑に残される。
こいひとよ10

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