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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

三年目の浮気15

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匿名ユーザー

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雨が一日中降っている。これでは畑に出られず、兵も鍛えられない。
小十郎は三河から届いた函を届けるため、政宗の書房に向かった。
戸を開け、書房に入る。政宗は小十郎に背を向けて書き物をしていた。その横で
いつきが書を読んでいる。
「子いわく、君子、重からざれば、則ち威あらず、学べば、則ち固ならず。忠信を、
主とし、己にしからざる、者を、友とすることなかれ。あやま、てば、則ち、改むるに
はばかることなかれ」
「そうそう、主君は重々しくなければ威厳が保てず、常に学ぶことを忘れなければ、
頑固にならない。忠は裏表がないことで、信は誠意をもつこと――つまり、誠意をもって
素直になることを一番として、自分より劣った人間を友とするな。間違いがあれば、
すぐに改めて、ぐずぐずするんじゃねぇってことだ」
論語の一説だ。武家の子供はこれで字を覚える。五つかそこらから論語、孫子、六韜など、
様々な書を読んだし、政宗にも教えた。文字が読めずべそべそと泣いていたのを懐かしむ。
「……間違ってるって、分かるのは難しいべ」
「だから、教えてくれる友が必要という意味だな。……政宗様、三河から書簡が届いております」
「……んー、ちょっと、待て」
さらさらと筆が走る音。花押をしたためると、政宗は肩の力を抜いた。筆を置き、
振り返って小十郎を顎で呼ぶ。
「小十郎、肩を揉め」
政宗の後ろにまわり、手を肩に当てる。随分と凝っているな、と思った。
ゆっくりと力を込める。力を入れすぎてはいけない。ゆっくりと、手の温かさで凝りを
解すようにゆっくりと揉む。
いつきがぱたんと書を閉じて立ち上がった。
「おら、茶をもらってくるべ」
政宗が振り向くよりも先にいつきは書房から駆け出す。ぱたぱたと軽い足音が遠ざかっていった。
政宗は首を動かし、小十郎を見た。
「どうしたんだ、あいつ」
「さあ」
「答えられねぇのかよ。お前はあいつの面倒を見てるんじゃねぇのか」
「申し訳ありません」
「ったく、肝心なところで役に立たねぇな」
背中に手を伸ばした。政宗の顔が緩む。気持ちいいのだろう。
「ん、もういい」
政宗の背中が小十郎にもたれかかってくる。腕に頭を預けられる。首が傾く。細い首だ。
白く透き通るような色と醜く浮くような色がばらばらに浮いている。着物の襟が、
政宗の首筋に濃い影を作る。
唾を飲み込み、覚えた欲情をやり過ごす。
――この感情が喜ぶべきものではないことは分かっている。
ただ、止められない。果てのない、捕らえ合う関係を断ち切ることができない。
縛り付けて、縛り付けられる。
その関係を心の底から悦んでいる。
「……どうした?」
政宗の体温が離れる。小十郎は我に返り、軽く首を振ってから函を捧げ持った。
政宗は函を手に取り、紐を解いて書を取り出す。
書とともに小さな巾着袋が入っていることに気づいた。薬のような匂いを嗅ぐ。
「なんだ、これは……」
書を開ける前に、政宗は巾着袋を手に取った。紐をくつろげ、中身を確認する。丸薬が
いっぱいに詰め込まれている。一体何の薬だろう。
政宗は首を傾げながら書を開く。最初は何気ない顔をしていたが、どんどん邪悪な様相に
なっていく。一体どんな書が届いたというのだろう。
「……ふ、ふふ、ふふふふ……」
書が、ぐしゃりと握り潰された。喉の奥から漏れる笑声は、とてつもなく邪悪だ。
「やってくれるじゃねぇか……」
「……この、中身についてですか?」
恐怖心より好奇心が勝り、小十郎は恐る恐る尋ねた。
「ああ。お前にやる。好きに使え」
「使え、と申されましても、どのような効能があるのですか?」
「強壮剤だ。年を取った男を元気にする薬らしいぞ」
小十郎は考え、首を傾げ、それから閃いた。
「政宗様、それは、俺が年を取っていると」
「shit! あんの豆ダヌキ、覚えてろ。報復はきっちり返してやるぜ……」
指の関節を鳴らし、政宗は立ち上がる。どす黒い何かを撒き散らしながら、政宗は書房から
出て行った。
小十郎はため息をついて主から拝領した薬を見た。
やってくれる。さすがは三河の国主だ。
小十郎は巾着の口をきつく縛った。こんなものが必要になる年ではない。
薬を屑篭に放り投げると、小十郎は立ち上がって政宗を追いかけた。
政宗の激情を受け止めるのは自分の役目だ。
他の誰にも、代わらせない。
雨の中に雷光が走るが、それが政宗の力によるものかどうかは誰も分からない。

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