戦国BASARA/エロパロ保管庫

姉貴達はお年頃

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東西の姉貴達(女政宗・女元親)の華麗なる?戦いとその舞台裏。
何だかんだいって、似たもの同士なふたりはプリキュ…じゃない、お年頃。
CP傾向は女伊達と真田(+小十郎)・女元親とオクラ寄り。
多分エロはないので、嫌いな方・興味のない方はスルーでお願いします。



■姉貴達はお年頃

その日。
奥州筆頭伊達政宗は、一歩も外へ出ずにひとり自室に篭っていた。
心配した部下が声を掛けようとするも、
「Get out!俺に構うんじゃねぇ!」
と、問答無用で追い返され続けているのだ。
「何なんだよ、今日の筆頭~…アノ日の時ですら、あそこまで金属バットには
なったりしねぇのに」
「きっとアレだよ。もうすぐあの人が来るからだろ。ホラ、前に武闘大会やった
時に、筆頭とタッグ組んでた海賊の…」
「ああ、あのボインでハクい姐さんか!……ま、まあ、筆頭ほどじゃないけど」

以前、BASARA一の最強武将を決める大会が催された時に、政宗は、『四国の鬼』
長曾我部元親と組んで、戦った事がある。
『東西姉貴同盟』と銘打たれたふたりの戦いぶりは、凄まじさの中にも華があり、
観ている者だけでなく、対戦相手すらも魅了していたのだ。(その中に、姿を認
めるや否や「破廉恥でござるううぅぅ!」と鼻血を吹き出しながらブッ倒れた紅
蓮の武者がいた事は、言わずもがなであるが)
それはともかく、何処か似たもの同士な政宗と元親は、以来何かにつけて張り合
うようになり、顔を合わせる度に互いの容姿から持ち物、果ては部下の教育や普
段の生活ぶりまで、事細かにチェックを入れ続けているのである。

「おぅ、お前ェら。ンなトコで油売ってるヒマあったら、とっととお客さんお迎
えする用意してこいや」
廊下でソワソワしている部下達を、小十郎は追い払うと、障子の向こうにいる政
宗に小さく呼びかけた。
「政宗様、小十郎です。入りますよ」
無言を承諾の返事と受け取った小十郎は、出来るだけ音を立てずに入室すると、こ
ちらに背を向けたままの政宗に近付く。
「もうすぐ、長曾我部の連中が到着します。政宗様もそろそろお支度を済ませ…!?」

「──もう少しだけ待ってろ、小十郎」

振り向いた政宗の顔には、至る所にキュウリの薄切りが貼り付けられていた。
しかもそのキュウリは、今朝方「畑で一番良いのを選んできてくれ」と、政宗に
頼まれて収穫してきたものではないか。
「食べるんじゃなかったのかよ」と、内心でボヤキたくなるのを堪えながら、小
十郎は顔面キュウリだらけの主を正面から見据えた。
「……何なんですか政宗様、それは」
「ん?ああ、これはキュウリのpackだ。これからアイツに会うっつーのに、ハン
パな真似は出来ねぇからな」
「そのようにお使い頂くよりは、食べた方が栄養も…」
「ちゃんと半分は食ったぜ?美味かったぞ」
顔のキュウリを剥がしながら、政宗は小鼻や目尻の周りを、念入りにマッサー
ジする。
「お言葉ですが、そこまでせずとも、あの四国の小娘よりも政宗様の方が何倍も
お美……」
「too sweet!…甘ぇな、小十郎。身内贔屓ほど油断のならないものはねぇんだよ」
舶来ものの『ぶらし』で髪の毛を梳かしながら、政宗は呟く。
「おマエも前にアイツの肌、見たろ?こっちよりも数段暑さが厳しい四国の太陽浴
びても、あそこまでのwhiteningをkeepしてんだぞ?『東北色白美人』の本元が、
気合入れないでどうするっつーんだよ!」
「はぁ…」
「判ったら、お前も外せ。もう少ししたら俺も行くから」
「え?ですが…」
「これから上から下まで、全部ひっくるめて着替えんだよ。テメェ、そんなに俺の
lingerieやらpantyやら見てぇのか?」
「……失礼しました」
恐縮しながら退室していく小十郎に目もくれず、政宗は、鏡に映った自分を食い入
るように見つめた。
元親が来るまでの間、集中的に顔や身体の手入れをした結果がちゃんと反映してい
る一方で、政宗はある事を思い出すと、表情を曇らせる。


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