人形のように整った顔だ、と元親は組み敷いた相手を見下ろしながら考えた。
ただ、異なるのは冷たく冴えた氷の眼ではなく、ほんのりと上気して潤んだ瞳であるという事。
肩に届く程度で揃えられた胡桃色の髪が散り、その肌を彩る。
胸元まで開けられたブラウスから覗く白い肌が、窓から差し込む陽で紅く染まって見える。
「…綺麗だな」
さらさらと髪を撫でながら、元親はにんまりと笑う。
「なに…を……?」
「んー、元就はやっぱり美人だと思ってさ」
「ふん…」
元就は瞳を伏せ、自分を見下ろす隻眼から逃れて顔を逸らした。
目の前に供えられた首筋は細く白い。
鎖骨へと触れながら、元親の手はブラウスの前を開き、その中へと手を差し入れた。
「は…」
柔らかな膨らみは控えめながら、肌は吸い付くようだ。
手を背中側へと入れ、留め具を外すと下着を上にずらした。
包んでみれば元親の手には少し余る程度の大きさだった。
つん、と上を向いて勃っている突起を口へと含み、もう片方は指で摘んだり押し潰したりと刺激を加えてみる。
「…や、やめよ、元、親…あぁっ」
圧し掛かってくる長身を押し返しながら、元就は自分の胸を執拗に弄る元親の髪を掴んだ。
「痛いのか?」
ちゅぽ、とわざと音を立てて唇を離すと、指を止めて元親が顔を上げた。
「そ…そうではない」
かぁっと頬を染めて目を泳がせながら、彼女はその先を言いよどんだ。
「…こわいのだ」
ぽつり、と答えた声は恥じらいを帯び、元親の決意をぐらりと揺らした。
「それはどういう…」
「我が…我でなくなるような気がするのだ」
これ以上言わせるな、と目で訴え、元就は唇を噛み締めた。
その動作が、普段の凛とした彼女からは想像出来ないぐらい可愛らしい。
年上だというのはわかっているのだが、小柄な身体とやや幼い感じのする顔に、微妙な罪悪感を覚えた。
…いや、こっちの心臓の方がやばいって
元親は落ち着け自分と言い聞かせ、深呼吸を一つ。
「安心しろよ」
眦に浮かぶ涙を唇で掬い取り、今度は軽く触れるだけのキスをした。
「どんなになっても元就には違いないだろう、ん?」
「……それは根本的な解決ではなかろう」
呆れたように元就が言うと、元親は細かい事は気にするな、と笑った。
再び手が胸元へと伸び、首筋から鎖骨へと滑らせながら、乳房の上で止まった。
「俺を信じろよ」
白い顔を強張らせたまま、元就はこくりと小さく頷いた。
腰へと手を伸ばすと、脇のファスナーを下ろしてスカートを足から抜いた。
しどけなく横たわる華奢な身体。
既にブラウスの前は外され、残骸のように腕に纏わりついている。
すらりと伸びた足を覆うストッキングを破らないように丁寧に脱がすと、その下の布へと触れた。
不意に元就の脳裏には保健室でのあの感触が蘇る。
「……や…やめっ」
その瞬間、引き攣った声を上げて身体を引く元就の顔を、訝しげに元親は覗きこんだ。
「…元就?」
泣きそうな顔をしているのに気付き、そっと頬に手を添えた。
「あ…あぁ、元親、元親…」
頬を撫でる手に安堵したのか、元就は元親の名前を何度も呼んだ。
ぎゅ、と元親のシャツを握って縋り付き、胸元へと顔を埋めた。
ただ、異なるのは冷たく冴えた氷の眼ではなく、ほんのりと上気して潤んだ瞳であるという事。
肩に届く程度で揃えられた胡桃色の髪が散り、その肌を彩る。
胸元まで開けられたブラウスから覗く白い肌が、窓から差し込む陽で紅く染まって見える。
「…綺麗だな」
さらさらと髪を撫でながら、元親はにんまりと笑う。
「なに…を……?」
「んー、元就はやっぱり美人だと思ってさ」
「ふん…」
元就は瞳を伏せ、自分を見下ろす隻眼から逃れて顔を逸らした。
目の前に供えられた首筋は細く白い。
鎖骨へと触れながら、元親の手はブラウスの前を開き、その中へと手を差し入れた。
「は…」
柔らかな膨らみは控えめながら、肌は吸い付くようだ。
手を背中側へと入れ、留め具を外すと下着を上にずらした。
包んでみれば元親の手には少し余る程度の大きさだった。
つん、と上を向いて勃っている突起を口へと含み、もう片方は指で摘んだり押し潰したりと刺激を加えてみる。
「…や、やめよ、元、親…あぁっ」
圧し掛かってくる長身を押し返しながら、元就は自分の胸を執拗に弄る元親の髪を掴んだ。
「痛いのか?」
ちゅぽ、とわざと音を立てて唇を離すと、指を止めて元親が顔を上げた。
「そ…そうではない」
かぁっと頬を染めて目を泳がせながら、彼女はその先を言いよどんだ。
「…こわいのだ」
ぽつり、と答えた声は恥じらいを帯び、元親の決意をぐらりと揺らした。
「それはどういう…」
「我が…我でなくなるような気がするのだ」
これ以上言わせるな、と目で訴え、元就は唇を噛み締めた。
その動作が、普段の凛とした彼女からは想像出来ないぐらい可愛らしい。
年上だというのはわかっているのだが、小柄な身体とやや幼い感じのする顔に、微妙な罪悪感を覚えた。
…いや、こっちの心臓の方がやばいって
元親は落ち着け自分と言い聞かせ、深呼吸を一つ。
「安心しろよ」
眦に浮かぶ涙を唇で掬い取り、今度は軽く触れるだけのキスをした。
「どんなになっても元就には違いないだろう、ん?」
「……それは根本的な解決ではなかろう」
呆れたように元就が言うと、元親は細かい事は気にするな、と笑った。
再び手が胸元へと伸び、首筋から鎖骨へと滑らせながら、乳房の上で止まった。
「俺を信じろよ」
白い顔を強張らせたまま、元就はこくりと小さく頷いた。
腰へと手を伸ばすと、脇のファスナーを下ろしてスカートを足から抜いた。
しどけなく横たわる華奢な身体。
既にブラウスの前は外され、残骸のように腕に纏わりついている。
すらりと伸びた足を覆うストッキングを破らないように丁寧に脱がすと、その下の布へと触れた。
不意に元就の脳裏には保健室でのあの感触が蘇る。
「……や…やめっ」
その瞬間、引き攣った声を上げて身体を引く元就の顔を、訝しげに元親は覗きこんだ。
「…元就?」
泣きそうな顔をしているのに気付き、そっと頬に手を添えた。
「あ…あぁ、元親、元親…」
頬を撫でる手に安堵したのか、元就は元親の名前を何度も呼んだ。
ぎゅ、と元親のシャツを握って縋り付き、胸元へと顔を埋めた。




