方向…元親×女元就←武蔵。ギャグ寄り?エロス分少なめ。
毛利元就…女体。長曾我部元親の嫁。ゴーイングマイウェイ。
長曾我部元親…毛利元就の旦那。嫁の性格のお蔭か、空気を読むのが上手くなった。
宮本武蔵…純粋なおっぱい好きMUSASHI。
毛利元就…女体。長曾我部元親の嫁。ゴーイングマイウェイ。
長曾我部元親…毛利元就の旦那。嫁の性格のお蔭か、空気を読むのが上手くなった。
宮本武蔵…純粋なおっぱい好きMUSASHI。
■タウ・スコルピィは色に出でにけり
中国の毛利元就の元に手紙が届いたのは、つい先日のことだった。
みみずが這ったような文字を解読するのも困難だったが、解析した結果どこの軍かも分からぬ男、宮本武蔵からの果し状なるものだと知る。
四国の長曾我部元親と夫婦の契りを結び、同盟を組んでからこれといった戦もなく、至って平和で言うこともなかったのだが、芽となるなら摘んでおこう(実際は新たに編んだ策を使いたいだけ)と、元親と共に巌流島へ船を進めた。
みみずが這ったような文字を解読するのも困難だったが、解析した結果どこの軍かも分からぬ男、宮本武蔵からの果し状なるものだと知る。
四国の長曾我部元親と夫婦の契りを結び、同盟を組んでからこれといった戦もなく、至って平和で言うこともなかったのだが、芽となるなら摘んでおこう(実際は新たに編んだ策を使いたいだけ)と、元親と共に巌流島へ船を進めた。
空は快晴、対決の場は浜辺。砂は乾いており、踏み込むには不安定。
地から顔を出す岩は波にさらわれ平たく、足場にもってこい。
元就の頭では、策に地形という誤差を足して計算を始めていた。
小船を付け、いよいよ元就は輪刀を手に上陸する。
「釣りをするにはいい日和だぜ」
「…日和っているのは貴様の頭だ」
元親は竿を片手に、戦闘の間に釣りでもやろうと企んでいた。
元就が負ける訳がないと絶対の信頼と確信を持っているからこそ、であるが、自分の妻が目の前にいる野蛮な男と対決すると言うのにそれは如何かと元就は半眼で鬼を見遣った。
ただ、彼の部下達のように騒がしいのも願い下げであるし、気を遣えとも言えないものだから複雑な心境である。
島の陰に元就の捨て駒たちを伏せ、もしもの時の兵として潜めさせておいた。
一対一の果し合いにその策は何なんだと元親が問えば、勝つ為なら卑怯も糞もないというふうな答えを返された。
「やいもやし、おれさまと勝負しやがれ! 一対一だかんな」
その野蛮な男、宮本武蔵の目と頭はどうかしているのだろうと元就は思う。
腹筋が六つに割れている者と、武蔵の言う通り武士としては細い者。
力と技の果し合いをするにはどう考えても強い方とやるはずなのだが。
何故元就を選んだのかは恐らく、国の大きさだろう。最近ザビー教の領地も手に入れた。
中国周辺は四国を除いて統一してあるからだ。それは元親との共闘のお蔭であるのだが。
「こねーんならこっちからいくぞ」
武蔵は背負っていた得物、鉄パイプと釘バットを手に取った。凶悪なそれで元就を狙っているのは確か。
「使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに何だあのガキは?」
「貴様も似たようなものだろう」
俺の碇槍が鉄クズだってかやんのかコラ貴様程度では我に勝てぬ海の藻屑となれと睨み合う。
一歩。元親が元就へ一歩踏み出すと、足に砂浜らしからぬ感触を感じた。
その正体を確認する間もなく後方に飛ぶ。地面から柵が飛び出し、反応が遅れた元就を囲む。
それは四方に立ち並び、巨大な檻となった。
地から顔を出す岩は波にさらわれ平たく、足場にもってこい。
元就の頭では、策に地形という誤差を足して計算を始めていた。
小船を付け、いよいよ元就は輪刀を手に上陸する。
「釣りをするにはいい日和だぜ」
「…日和っているのは貴様の頭だ」
元親は竿を片手に、戦闘の間に釣りでもやろうと企んでいた。
元就が負ける訳がないと絶対の信頼と確信を持っているからこそ、であるが、自分の妻が目の前にいる野蛮な男と対決すると言うのにそれは如何かと元就は半眼で鬼を見遣った。
ただ、彼の部下達のように騒がしいのも願い下げであるし、気を遣えとも言えないものだから複雑な心境である。
島の陰に元就の捨て駒たちを伏せ、もしもの時の兵として潜めさせておいた。
一対一の果し合いにその策は何なんだと元親が問えば、勝つ為なら卑怯も糞もないというふうな答えを返された。
「やいもやし、おれさまと勝負しやがれ! 一対一だかんな」
その野蛮な男、宮本武蔵の目と頭はどうかしているのだろうと元就は思う。
腹筋が六つに割れている者と、武蔵の言う通り武士としては細い者。
力と技の果し合いをするにはどう考えても強い方とやるはずなのだが。
何故元就を選んだのかは恐らく、国の大きさだろう。最近ザビー教の領地も手に入れた。
中国周辺は四国を除いて統一してあるからだ。それは元親との共闘のお蔭であるのだが。
「こねーんならこっちからいくぞ」
武蔵は背負っていた得物、鉄パイプと釘バットを手に取った。凶悪なそれで元就を狙っているのは確か。
「使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに何だあのガキは?」
「貴様も似たようなものだろう」
俺の碇槍が鉄クズだってかやんのかコラ貴様程度では我に勝てぬ海の藻屑となれと睨み合う。
一歩。元親が元就へ一歩踏み出すと、足に砂浜らしからぬ感触を感じた。
その正体を確認する間もなく後方に飛ぶ。地面から柵が飛び出し、反応が遅れた元就を囲む。
それは四方に立ち並び、巨大な檻となった。