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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

睡蓮6

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nozomi

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「片倉さん!」
小十郎はまだ出立していなかった。
既に政宗は奥州へ向かっている。
後始末を済ませ、後を追おうとした矢先だった。
背後から呼びかけると、小十郎は乗りかけた馬から降りた。
鴉から手を離すと佐助は小十郎の傍に降り立った。

「?何かあったのか。」
訝しげな顔で小十郎が聞いてくる。
「……いや、あのさ。」
いざとなると何といって良いのか分からない。
だけど、急がないと人々が動き出してしまう。
そんな気持ちを知ってから知らずか、小十郎は
「昨日は随分大変だったみてえだな。」
と意地悪く笑った。

深く息をする。もう言ってしまったら後戻りは出来ないのだ。
「片倉さん。」
「ん?」
「……飲むよ。」
何のことか分らないのか小十郎は眉を潜めた。
「昨日の条件、飲むよ。だから……。」
その言葉に小十郎は眉を上げ、深くため息をついた。
「おめえな。ありゃ売り言葉に買い言葉ってやつだろう。自分で何言ってんのか分ってるか。」
「分ってるよ!」

思わず大きな声で言ってしまう。
分ってる。だけど、だけどもう……
「全く、どうしたってんだ?」
小十郎は身体を少し屈ませて佐助の顔を覗き込んだ。
「片倉さん、頼むよ。……道すがら捨ててってくれたって良いんだ。」
手を伸ばし小十郎の着物を掴む。ああ、チクショウ。あれからずっと震えが止まらない。
「……もう、此処には居られない。」

小十郎は佐助の震える手をみて、もう一度ため息を付くと口の端を意地悪そうに歪めた。
「……分った。後悔するなよ。」
そう言うなり小十郎は佐助を肩に担ぎ上げ馬にまたがった。
「おい!!」
少し離れた場所に立つ見張りの兵に声をかける。
「こいつは貰ってくぞ!」
それを聞いて、青くなった兵が駆け寄ってくる。
小十郎は知らぬ顔で兵が来る前に馬を走らせた。
段々遠くなる景色に涙が溢れてくる。

「旦那と大将に伝えて!!」
駆けて来る兵にこれが最後なんだからと大声で張り上げた。
「今までお世話になりましたって!」
聞こえてるかは分らない。
だけど向こうが「えーそんなー」とか言ってるのが聞こえたから多分大丈夫だろう。
視界がぼやけて何も見えなくなる。
そうして俺は武田に別れを告げたのだった。


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