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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

睡蓮7

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momo

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武田の屋敷が見えなくなると佐助は堰を切ったように泣き始めた。
それほどまでに悲しいのなら、そのまま武田に居れば良いだろうと思った。
だが——

『……もう、此処には居られない。』

あの声音を聞いては何も事は出来なかった。
恐らくあのまま置いていけば自害でもしかねない様子だった。
一昨日抱いた時のことを思い出す。
あの時でさえ今ほど無防備では無かっただろう。
もうこのまま殺されても良いと思っているのか、それともそれを考えられないほど余裕が無いせいなのか。

小十郎の胸で凍えるように身を丸めしゃくり上げる佐助の頭を撫でてやる。
驚いたように顔を上げた佐助の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
「ご……めんなさい。あんた、を利用した。」
しゃくりあげながら佐助は言った。
「いいさ。どうしようもなかったんだろ?」
佐助は自分の左手首を右手で握り締めながらぶんぶんと頭を縦に振った。
良く見ると佐助の左手首には指の形の痣が出来ていた。
昨夜のものなのか、その痣を愛しむように佐助は撫で口付けながら泣いている。
乱暴にされた傷でさえ愛しいのに別れを決めるというのはどれほどのものだったのか。

ぐい、と抱き寄せる。
弱った佐助は小十郎の嗜虐心を煽った。だが同時に妙な庇護欲も沸いてくる。
佐助は決して弱い訳ではない。頭も悪い訳でもない。
戦場で火花を散らした事は何度もある。
だが、あの不適な笑顔もだらしない態度も全て押し殺した心の上に成り立っていたのかと思えば、
甲斐の虎が佐助を愛しんだ気持ちが分かるような気がした。

宿場に着き馬から降りると佐助はへへと鼻を啜って小十郎の前に立った。
「ありがと。助かったよ。」
「ん?」
「本当は抜け忍として処分してもらうのが手っ取り早いと思ったんだけどあの人たちきっと許しちゃうから。」
やはり死ぬ気だったのかと思う。
死んでどうなるのかと思うが、それほど追い詰められていたという事だろう。

「それじゃ、そのうち礼にでも行くから。」
当然のように身を翻し去って行こうとする佐助の手を掴み引き止めた。
「おい、どこに行く気だ?」
「へ、だって。まさか本気じゃないでしょ?」
「本気も何も此処で手を引けるか。」
「売り言葉に買い言葉って行って……。」
「確かに言ったが、このままお前が消えたらどうなると思う。俺に恥をかかすつもりか?」
「あー……。だってさ。こんな忍嫁にもらってあんたどうするわけ?」
「漢に二言はねえ!さっさと行くぞ!」

佐助の二の腕をがっしりと掴み、そのまま宿へ引きずり込む。
「ああ、もう人選誤ったかな。」
「く、昨日は大変だった見てえだからな。ま、奥州に着くまでは何もしないでいてやるから感謝しろよ。」
そう言って、にやっと笑ってやると佐助はさっと顔を青くした。

やはりおもしろいと思う。
まあ、このまま何事も無ければそうしようと小十郎は思った。
嫁を取れと言われ続け、それに一々対応するのが面倒になってきたところだ。

だが、甲斐の虎がこのまま黙っているとも思えんがな。
『儂の佐助』と言ったあの表情に、温厚だと思っていたあの瞳の奥に暗い炎を見た。
一体どんな手を使ってくるか見ものだな。
部屋の隅で毛を逆立てた猫のように座っている佐助を横目で見る。

——面白い。

小十郎は自分の顔に歪んだ笑みが浮かぶのを抑えられなかった。




一応これはこれで終わりです
睡蓮の花言葉は『純潔・心の純潔・清純な心・清浄・甘美・信仰・冷たさ・滅亡』
時期的にもこんな感じかと

長いって怒られたorz
お目汚し失礼しました。



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