「抱きしめあうことも、顔をあわせることも、そしてそのまま口を合わせることが出来る!
お互いの熱を身近に感じられる、非常に素晴らし――」
幸村の口は、こだわりを語っている途中でかすがのくちびるに塞がれてしまった。
くちびるはすぐに離れていったが、男を黙らせることはできた。かすがは親指で
幸村の乾いたくちびるを撫ぜる。
「どっちにしろお前はよく分からないんだろう? このまま私が動くから、それでいいだろう」
目を細めて言ったかすがに返事をするより速く、彼女は自身の腰をうごかしはじめた。
男根が、狭い胎内で肉路とこすれる。その柔らかさと快感は、口内や手のひらと
比べものにならないほどだ。聞こえる音は今夜耳にしたものの中でいちばん近くて、
そして『はれんち』だ。
「おおっ、う、おぅう……」
かすがの中におさまっている一物から腰が、蕩けてしまいそうだった。今までずっと
目を背けてきた『はれんち』な行為をしているという事実を意識すると、
抑えようもない熱波が幸村に襲いかかる。同時に、佐助は今までこんなに気持ちいいことを
俺に黙っていたのか、と、どこかずれた悔しさも湧き上がってくる。
熱い手のひらでかすがの腰部をつかんだ。それから、拙いけれど力強い動きで
かすがを突き上げる。
「ひぃ、あッ! あっ、あ、あああ!」
唐突に動きだされ、かすがは天を仰ぐほどの勢いで喘ぐ。力に任せた手加減なしの動きは、
男の鬱勃たる人格をあらわしている。ただひたすら最奥を目指して男根を突き立てるだけで、
技巧もなにも考えられていないはずなのに、なぜかかすがの中で快楽を生み出すのだった。
揺すりたてられて、半開きになった口元からよだれがこぼれて鎖骨に垂れた。
幸村は動きをとめずに鎖骨に口を寄せて、ちゅっ、と音を立てて吸った。かすがが
彼の陰茎に口を寄せていたときに立てた音と、よく似ている。
「あぅ……ん、やっ、だめ、だめぇぇ……っ」
口を寄せた鎖骨から下へ向かい、乳首に舌を這わす。『ダメ』は『もっとして』と
佐助から教えられている幸村は、乳首を口に含んで吸いはじめた。するとかすがの中が、
さらに幸村を圧迫した。柔肉を蠢動させて、悦んでいる。汗ですべる手で改めて腰を
しっかりつかみ、幸村はかすがの顔を見た。白い首を反らせて、短い息と声を吐きだす彼女は、
とても官能的で、美しい。なだらかな首にくちびるを落とした幸村は、一層深くまで
突き上げた。まるで、隙間をこじ開けるように。
「あっ、あっああ! はあぁああ――ッ!」
かすががかたく目を瞑るのと、彼女の胎内で幸村が握り締められるのは同時のことだった。
不規則に蠢く秘肉に包み込まれた男根は、我慢できずに白濁を放出する。放出する瞬間、
目の前で火花が散った幸村は無意識に「ぅうおおおおお館さむぁぁあああああ!!」と
雄叫びをあげたつもりだったのだが、それを見越していた佐助の手のひらによって
口を塞がれてうまいこと声が出せていなかった。そして糸がぷつりと切れたように
気を失ってしまった本人は、そのことを知らない。白い体液が、幸村とかすがの間からこぼれた。
お互いの熱を身近に感じられる、非常に素晴らし――」
幸村の口は、こだわりを語っている途中でかすがのくちびるに塞がれてしまった。
くちびるはすぐに離れていったが、男を黙らせることはできた。かすがは親指で
幸村の乾いたくちびるを撫ぜる。
「どっちにしろお前はよく分からないんだろう? このまま私が動くから、それでいいだろう」
目を細めて言ったかすがに返事をするより速く、彼女は自身の腰をうごかしはじめた。
男根が、狭い胎内で肉路とこすれる。その柔らかさと快感は、口内や手のひらと
比べものにならないほどだ。聞こえる音は今夜耳にしたものの中でいちばん近くて、
そして『はれんち』だ。
「おおっ、う、おぅう……」
かすがの中におさまっている一物から腰が、蕩けてしまいそうだった。今までずっと
目を背けてきた『はれんち』な行為をしているという事実を意識すると、
抑えようもない熱波が幸村に襲いかかる。同時に、佐助は今までこんなに気持ちいいことを
俺に黙っていたのか、と、どこかずれた悔しさも湧き上がってくる。
熱い手のひらでかすがの腰部をつかんだ。それから、拙いけれど力強い動きで
かすがを突き上げる。
「ひぃ、あッ! あっ、あ、あああ!」
唐突に動きだされ、かすがは天を仰ぐほどの勢いで喘ぐ。力に任せた手加減なしの動きは、
男の鬱勃たる人格をあらわしている。ただひたすら最奥を目指して男根を突き立てるだけで、
技巧もなにも考えられていないはずなのに、なぜかかすがの中で快楽を生み出すのだった。
揺すりたてられて、半開きになった口元からよだれがこぼれて鎖骨に垂れた。
幸村は動きをとめずに鎖骨に口を寄せて、ちゅっ、と音を立てて吸った。かすがが
彼の陰茎に口を寄せていたときに立てた音と、よく似ている。
「あぅ……ん、やっ、だめ、だめぇぇ……っ」
口を寄せた鎖骨から下へ向かい、乳首に舌を這わす。『ダメ』は『もっとして』と
佐助から教えられている幸村は、乳首を口に含んで吸いはじめた。するとかすがの中が、
さらに幸村を圧迫した。柔肉を蠢動させて、悦んでいる。汗ですべる手で改めて腰を
しっかりつかみ、幸村はかすがの顔を見た。白い首を反らせて、短い息と声を吐きだす彼女は、
とても官能的で、美しい。なだらかな首にくちびるを落とした幸村は、一層深くまで
突き上げた。まるで、隙間をこじ開けるように。
「あっ、あっああ! はあぁああ――ッ!」
かすががかたく目を瞑るのと、彼女の胎内で幸村が握り締められるのは同時のことだった。
不規則に蠢く秘肉に包み込まれた男根は、我慢できずに白濁を放出する。放出する瞬間、
目の前で火花が散った幸村は無意識に「ぅうおおおおお館さむぁぁあああああ!!」と
雄叫びをあげたつもりだったのだが、それを見越していた佐助の手のひらによって
口を塞がれてうまいこと声が出せていなかった。そして糸がぷつりと切れたように
気を失ってしまった本人は、そのことを知らない。白い体液が、幸村とかすがの間からこぼれた。




