戦国BASARA/エロパロ保管庫

影身に添う・弐10

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bsr_e

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やっと見つけた風魔を何とか説得し、一緒に奥州に帰る運びとなったその道中、彼女は旅籠から忽然と姿を消した。
夜中、寝返りを打った際に隣の褥を窺えば、そこはもぬけの殻だった。
ハッとして褥に触れるとすでに体温は残っておらず、よく見れば枕元の彼女の荷物一式もなくなっていた。
慌てて身支度をして部屋を飛び出し、一縷の望みをかけて宿場街を駆けずり回った。
そして、街のはずれから人気のない森を見渡したところで、小十郎はようやく一本だけ飛び出た木のてっぺんに人影らしきものを発見した。
近くの草原まで駆け寄って見れば、やはりそれは風魔で、呼びかけると突然刀を抜いて飛びかかってきた。
初めは風魔の理解不能な行動に憤慨した小十郎だったが、やがてどうでもよくなった。
風魔は見違えるように強くなっていた。
いや、これが本来の実力なのかもしれない。
風魔は本気だった。
こちらも全力を出さなければ、一瞬でやられると小十郎もすぐに覚った。
何度も刀を交えるうちに、次第に胸が熱くなった。
国も立場も関係ない純粋な私闘は久しぶりで、しかもその相手がぞくぞくするような好敵手とくれば、燃え滾らない理由はない。
小十郎はいつの間にか、風魔との命の奪い合いを楽しんでいた。
ゆえに、決着がつき、自分の負けが確定しても悔いはなかった。
唯一、政宗より先に死ぬことが心残りで、小十郎は懸命に主への言葉を考えた。
しかし、それを見た風魔は、おもむろに小十郎に馬乗りになって兜を脱ぎ、刀を投げ捨てた。
その意味を問う隙もなく、次の瞬間には、小十郎の唇に温かく柔らかいものが押しつけられていた。

「!」
またもや風魔の予測不能な行動に硬直した小十郎だったが、あまりにも普段の姿とかけ離れた情熱的な接吻に自分への激情を感じ取り、自然と彼女の身体に腕を回した。
すると、風魔はいきなり口付けを止め、自分へと伸ばされた腕をぴしゃりと叩く。
「なっ!」
思わず困惑の表情で見上げれば、風魔は大きな瞳で小十郎を睨みつけ、無情にもその腕をはねのけた。
そうしておいて、自分からは細い指で小十郎の耳と髪を撫でて、再び口に吸いついてくる。
様々な疑問と憤りが胸の内をよぎったが、風魔の唇の感触は抗いがたく、小十郎はされるがままになっていた。
抱きしめることは許されなかったけれども、口内に差し入れられた舌に自分のそれを遠慮がちに差し出せば、すぐに絡め取られて、より激しくお互いの唇が重なった。

やがて二人の唇がお互いの唾液で濡れに濡れたころ、風魔の右手が小十郎の頬から離れ、陣羽織の中へと伸ばされた。
袴の帯をまさぐる手にぎょっとして目を見開くと、風魔も小十郎をねめつけていて、軽く唇に歯を立てられた。
――犯されるのか!?
小十郎はそんな風に思ってしまった。
これは、あのときの仕返しなのか。
動揺する小十郎をよそに、風魔は手際よく帯を解いて一気に袴と下穿きをどけると、まだ柔らかい一物をそっと手に取った。

いつのまにか、辺りを夜霧が包んでいた。
底冷えする空気に触れて、その気にはならないだろうと思われた小十郎の一物も、風魔のやけに慣れた手つきとねっとりと嬲るように変わった口付けのせいで、物の見事に固く反り返っていた。
風魔の手が、その固さを確かめるように竿の部分を往復し、鈴口を撫でる。
もう十分だと判断したのか、風魔は銀色の糸を残して口付けをやめ、今度は自分の袴に手をかけた。
闇の中に白い肌が露わになっていく。
小十郎は複雑な思いでそれを見ていた。
三月前までは生娘だった風魔が何をするというのか。
脛当を外して袴を脱ぎ捨て、眩しいまでに白い太腿を割って、風魔は小十郎の股ぐらに腰を落した。
反り返った男根の裏筋に、女陰を押しつける格好だ。
驚いたことに、風魔のそこはすでに熱く濡れていた。
腰を前後させると、蜜をまとった陰唇が竿に吸いつき、ささやかな茂みに隠された肉芽が鈴口との繋ぎ目に当たる。
――三月の間に何があった?
小十郎の胸がじりりと焦げた。



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