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元親+サンデー(♀)時々某カラクリ4

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長曾我部軍の突然の夜襲に、ザビー城内の信者達は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。
慌てふためきながらも行く手を阻まんと襲いかかってくる黒衣の僧侶達をなぎ払いながら、
元親は城内の奥へ奥へと突き進む。

「おぉ! お布施を支払うために自らザビー城を訪れるとは、なんと感心な…
 貴方は幹部になれますよ?」

「うるせぇ!! テメェ等に用はねぇ…さっさと毛利を出しやがれ!!」

「サンデーは今、お祈りの最中です。
 貴方のようなふとどき者には会いません!」

「そうかよ…だったら、嫌でも引きずり出してやる!!」

元親の碇槍の攻撃を受けて他の者達より高位と思われる信者が倒れると同時に、
小部屋の入り口のような扉が音を立てて開かれる。
扉の向こうには教祖…ザビーの大きな肖像画と、
それを見上げるような形で祈りを捧げている、常闇色の教団服を身にまとった毛利元就…
もといサンデー毛利の後姿が有った。

「ザビー様…」

招かれざる侵入者の気配を察し、サンデーがくるりと振り返る。
そして元親を一瞥すると、良く通る声で朗々と名乗りを上げた。

「我が名はサンデー毛利…ひざまずくがよい!!」

「馬鹿野郎!!俺がアンタにひざまずく訳ねぇだろが!!
 くだらねぇ事言ってねぇで、とっとと目ぇ覚ましやがれ!!」

他の信者達が追って来ないよう、急いで扉を閉め。
次いでサンデーのいる方向に向かって碇槍を突きつけながら、元親も負けじと大声で叫ぶ。
そんな元親を見やり、サンデーは忌々しげに目を細めた。

「長曾我部よ…貴様我が頁を介してザビー教に入信したというのに、
 肝心のお布施を出し渋っているそうだな。
 …これはザビー教教義第九十七節に反する、許すまじ行為ぞ」

「どいつもこいつも九十七節九十七節って、うるせぇんだよ! お布施は迅速丁寧に…って、
 獲物が法外なお布施の額に疑問を感じねぇ内にふんだくろうって魂胆が見え見えだぜ!!」

「っ、無礼な…貴様どうやら、ザビー様の説かれる愛を全く理解しておらぬようだな」

サンデーの整った顔に、瞬時にして侮蔑の表情が広がる。
だが、何か策が浮かんだのか。
やがてクッと口の端を吊り上げると、サンデーは輪刀を片手にゆっくりと元親に近づいてくる。

…やべぇ。
毛利がこんな顔する時は、ロクでもねぇ事考えてるぞ。

嫌な予感に身を任せとっさに後ずさる元親の目前まで歩みを進めると、
サンデーは凶悪な笑みを浮かべた。

「よかろう。貴様には今一度我の制作した頁の内容を隅から隅まで頭に刷り込ませ、
 全身全霊をもってザビー様に御尽くしするよう洗脳…否、再教育を施してやろう」

はっ?
…ちっ、ちょっと待て!!
あんな卑猥な頁を卑猥な事してる張本人と一緒に見なきゃならねぇとか、これ何の罰ゲームだよ!!!

元親は舌打ちしながらサンデーに背を向けると、扉を開けて退路を確保しようとした。
だが先ほどすんなり開いた筈の扉は、押しても引いても…終いには元親が体当たりでぶつかっても、ビクともしない。

「無駄な足掻きぞ…この城の扉は、全てザビー様の御意思により開閉されるのだ。
 最早貴様に逃げ場など無い」

「……………」

唖然とする元親の腕を取って引きずり無理矢理椅子に座らせると、
サンデーも手にしていた輪刀を壁に立てかけた後、隣の椅子に腰かけた。
そして二人の前に設置されている箱型のカラクリの前で姿勢を正し、
箱に付いているボタンを人差し指でポチッと押す。
低く唸りを上げながら…カラクリが起動を始めた。



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