戦国BASARA/エロパロ保管庫

元親+サンデー(♀)時々ザビー(追記)

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
メンバー限定 登録/ログイン
「てめぇ!!いくら俺が死ぬほど気に喰わねぇからって、
 刀振り回してまで怒るこたぁねぇだろ!!」

「黙れ長曾我部…事もあろうかザビー教教義を一切覚えておらぬ貴様が、
 何故我すら理解しきれぬ愛を理解し、愛に目覚め…
 しかもザビー様のご寵愛まで得るのだ!!!
 …我は断じて認めぬぞ!!!この恥知らずの泥棒猫めっ!!!」

どっ…泥棒猫だぁ!!!???
おい待て。
一体今までの流れをどう曲解したら、そんな話に…

『サンデーを想うアニキの漢気にはザビーもうホレボレしちゃうヨー!!』
  ↓
『(サンデーを想う)アニキ(の漢気)に(は)ザビーもうホレ(ボレし)ちゃうヨー!!』
  ↓
『もうザビーアニキにホレちゃうヨー!!(サンデーを想う)(の漢気)(は)(ボレし)』

…あぁ、言われてみりゃ…。
いやいやいや、そりゃいくら何でも曲解し過ぎだろっ!!!!!
つか毛利!
テメェよりによって一番大事な部分(※サンデーを想うアニキの漢気)を、
まるっとスルーしやがって!!!

「…………………」

…いや、やっぱりそれは良い。
そこを下手にむし返すと、うっかり爆弾兵に志願したくなっちまう。
だから今はまだ…スルーで良い。

ガキンッ!!

ぶつかり合った輪刀と碇槍が火花を散らしあうかのように、
押しつ押されつのつばぜり合いを繰り広げる最中。
元親は自身の足で思いきりサンデーの足を蹴り飛ばした。
突然軸足を払われた事でバランスを崩し、サンデーが床に尻餅をついた事を見届けて、
元親は大きな窓のへりに飛び乗る。

「悪ぃな毛利、勝負はお預けだ!!
 おい!撤退するぞ野郎共!!…って、流石にアイツ等もう船に戻っちまったか…」

そのまま窓から身を投げ外に飛び降りると、
元親は碇槍に乗ってわき目も振らずに自軍の船を目指す。
極力急いで戻ったつもりだったが、
元親が船の中に駆け込むとちょうど重臣達が額を突き合わせ
『ザビー教信者に拉致監禁されちまった可哀相なアニキの奪還作戦』
を練っている所に遭遇した。

「おいみんな!!!アニキが帰って来たぞ!!!」

「本当だ!無事だったんですねっ!!! アニキィ!!!」

「済まねぇアニキ!!俺等全員アニキを見失っちまって…」

「俺もだ!! アニキィ…俺の事殴ってくれ!!」

「アニキ! アニキ!!」

「ははっ…細けぇ事気にしてる暇が有ったら出航だ!!
 ひとまず国に帰るぜ、野郎共!!」

「了解だぜ! アーニキィー!!」


しかし、あのエセ教祖…
自分がああ言えば間違いなく毛利が俺に斬りかかると見越して、
あの乱痴気騒ぎを引き起こしやがった。
いくら俺が毛利に真実を言いかけたからって、舐めた真似しやがって。
…この借りは絶っ対、万倍にして返してやるからな。

元親はそう決意して、来た時とは逆で出港と同時に遠ざかっていく
難攻不落のザビー城を睨みつける。
船上に吹きつける瀬戸海の潮風は冷たく、春の訪れはまだ少し遠いように感じられた。



ウィキ募集バナー