「…長曾我部元親よ、元就様を返していただこう」
気づけば目前に幾重にも、毛利軍の武将達が持つ刃の切っ先が向けられていた。
だが俺がその申し出におとなしく従い、毛利を地面に横たわらせた後にゆっくり後ずさると、
俺を威嚇し続ける者達以外は、皆武器を投げ捨てて毛利に駆け寄る。
だが俺がその申し出におとなしく従い、毛利を地面に横たわらせた後にゆっくり後ずさると、
俺を威嚇し続ける者達以外は、皆武器を投げ捨てて毛利に駆け寄る。
「元就様、しっかりしてください!!」
「えぇい、いたずらに元就様の御身体を動かすでないぞ!! 急ぎここへ軍医を呼べ!!」
「元就様!元就様ぁ!!」
…そう。
アンタが孤高を貫き通し、独りで頑張り過ぎるくらい頑張って、
その華奢な肩に一心に背負っている毛利の家を…
そして安芸の国を立派に護っている事くらい、ここに居る誰もが良く知っている。
だからもう少し、肩の力を抜けよ。
そして笑え。
そうすりゃぁ…。
アンタが孤高を貫き通し、独りで頑張り過ぎるくらい頑張って、
その華奢な肩に一心に背負っている毛利の家を…
そして安芸の国を立派に護っている事くらい、ここに居る誰もが良く知っている。
だからもう少し、肩の力を抜けよ。
そして笑え。
そうすりゃぁ…。
足の怪我が、容易には癒えなかったのだろう。
あの後、少なくとも数ヶ月は毛利の姿を見なかった。
だが再び合間見えたのは、やはり戦場。
-今度は毛利の方から、四国に攻め込んで来やがった。
あの後、少なくとも数ヶ月は毛利の姿を見なかった。
だが再び合間見えたのは、やはり戦場。
-今度は毛利の方から、四国に攻め込んで来やがった。
「長曾我部元親よ…貴様の首、この毛利元就が貰い受ける!」
名乗りとほぼ同時に斬りかかって来た毛利の輪刀を碇槍で受け止め、そのまま数度切り結ぶ。
正真正銘久々に味わう、その全身が痺れるような感覚に…俺は不覚にも脳髄まで酔いしれた。
正真正銘久々に味わう、その全身が痺れるような感覚に…俺は不覚にも脳髄まで酔いしれた。
「なぁアンタ、今日は絶好調じゃねぇか」
「斬り合いの最中に戯言とは…貴様舌を噛んで死ぬぞ」
「ハッ、俺がそんなヘマするかよ」
「…だと良いがな」
いつも通りの毛利が、確かに戦場に舞い戻ってきた…。
命の取り合いをしている最中にも関わらず、
俺は前の戦でのわだかまりを毛利に赦されたみてぇで、この上なく嬉しかったのを覚えている。
だがその復活の影に、まさかザビー教の存在が蠢いていたとは。
命の取り合いをしている最中にも関わらず、
俺は前の戦でのわだかまりを毛利に赦されたみてぇで、この上なく嬉しかったのを覚えている。
だがその復活の影に、まさかザビー教の存在が蠢いていたとは。
男女の身体の造りの違い…
そんな些細な理由で、満足に戦う事すら出来ないばかりか敵に醜態を晒し。
柔肌を無残に太刀で裂かれ、その上掛けられた毛利にとっちゃ不要な情けで繊細な心を砕かれ。
そしてほんの一瞬とは言え、自軍の兵達すら自分ではなく俺の命令を聞いた。
毛利に取っちゃ、どれ一つ取っても死に勝る屈辱だったに違いない。
それを救ったのが…この教祖様。
そんな些細な理由で、満足に戦う事すら出来ないばかりか敵に醜態を晒し。
柔肌を無残に太刀で裂かれ、その上掛けられた毛利にとっちゃ不要な情けで繊細な心を砕かれ。
そしてほんの一瞬とは言え、自軍の兵達すら自分ではなく俺の命令を聞いた。
毛利に取っちゃ、どれ一つ取っても死に勝る屈辱だったに違いない。
それを救ったのが…この教祖様。
「グフフフフッ!! せっかくサンデーへの愛に目覚めたってのに、
テメェがサンデーの心をメチャクチャに踏み躙ってた事に今更気づいたのかヨ!!
しかもそこまで追い詰めておきながら、今度はサンデーを絶望のドン底から救った
ザビー教を無理矢理止めさせようだなんて、アニキってば正真正銘容赦ない鬼だね!
この下衆!鬼畜!!悪魔!!!」
テメェがサンデーの心をメチャクチャに踏み躙ってた事に今更気づいたのかヨ!!
しかもそこまで追い詰めておきながら、今度はサンデーを絶望のドン底から救った
ザビー教を無理矢理止めさせようだなんて、アニキってば正真正銘容赦ない鬼だね!
この下衆!鬼畜!!悪魔!!!」
「……………」
「あぁ…こんな最悪ナ男にサンデーの見舞いを頼んだザビーが馬鹿だったヨ!!
もうザビー城に戻ったら、早速動画更新してヤロウゼ!!」
もうザビー城に戻ったら、早速動画更新してヤロウゼ!!」
「………何?」
「サンデーが懺悔室に来ないならこれを機に大幅に路線変更して、
『頁に寄せられたリクエスト第一位:サンデーのゴーカン物』を撮影しちゃうヨ!!
イヤヨイヤヨもスキのウチヨ!!もう無理矢理中出シして
サンデーがボテ腹になったって構うモノカ!!」
『頁に寄せられたリクエスト第一位:サンデーのゴーカン物』を撮影しちゃうヨ!!
イヤヨイヤヨもスキのウチヨ!!もう無理矢理中出シして
サンデーがボテ腹になったって構うモノカ!!」
「っ!!!その汚ぇ口今すぐ閉じやがれっ!! このハゲ河童!!!」
元親が怒りに任せて足元に転がっていたザビーの身体を何度も蹴りつけると、
ザビーはその都度大きな悲鳴をあげ…やがて口元から泡を噴いて意識を失った。
だがそんな事で、心の内に滴り落ちた墨のようにドス黒く混沌とした感情が消えうせる筈も無く。
ザビーはその都度大きな悲鳴をあげ…やがて口元から泡を噴いて意識を失った。
だがそんな事で、心の内に滴り落ちた墨のようにドス黒く混沌とした感情が消えうせる筈も無く。
-元親は誰に告げる事も無く、フラリと屋敷を後にした。




