『グフフフフッ!! せっかくサンデーへの愛に目覚めたってのに、
自分がサンデーの心をメチャクチャに踏み躙ってた事に今ごろ気づいたのかヨ!!
しかもそこまで追い詰めておきながら、今度はサンデーを絶望のドン底から救った
ザビー教を無理矢理止めさせようだなんて、アニキってば正真正銘容赦ない鬼だね!
この下衆!鬼畜!!悪魔!!!』
自分がサンデーの心をメチャクチャに踏み躙ってた事に今ごろ気づいたのかヨ!!
しかもそこまで追い詰めておきながら、今度はサンデーを絶望のドン底から救った
ザビー教を無理矢理止めさせようだなんて、アニキってば正真正銘容赦ない鬼だね!
この下衆!鬼畜!!悪魔!!!』
ザビーに浴びせかけられた罵声が脳裏に蘇り、元親はギュッと顔をゆがめる。
そしてまるで心を押し潰そうとするかのように重くのし掛かる圧力に耐えかね、
一つ大きな息を吐く。
そしてまるで心を押し潰そうとするかのように重くのし掛かる圧力に耐えかね、
一つ大きな息を吐く。
どんなに関わっても、傷つけることしか出来ねぇ。
しかもそれでますます嫌われるだけなら、
ひょっとして俺、これ以上毛利に関わらないのが一番良いんじゃ…。
しかもそれでますます嫌われるだけなら、
ひょっとして俺、これ以上毛利に関わらないのが一番良いんじゃ…。
「………………」
そうだ。
金輪際、毛利には一切関わらなけりゃ良い。
そうすれば毛利をむやみに傷つける事も無くなる。
中国との戦は極力避けて、武将達の集まりにも参加しなけりゃ毛利の姿を見ずに済む。
…ああ、いっそしばらく長い航海にでも出ちまおうか。
そういえば、奥州にも久しく顔出ししてねぇな。
金輪際、毛利には一切関わらなけりゃ良い。
そうすれば毛利をむやみに傷つける事も無くなる。
中国との戦は極力避けて、武将達の集まりにも参加しなけりゃ毛利の姿を見ずに済む。
…ああ、いっそしばらく長い航海にでも出ちまおうか。
そういえば、奥州にも久しく顔出ししてねぇな。
『なんだぁ?元親…アンタ毛利の姫さん相手にこっ酷くbreak heartしたって話じゃねぇか。
まぁ良いさ、俺がド派手な失恋party開いてやっから元気出しな!』
まぁ良いさ、俺がド派手な失恋party開いてやっから元気出しな!』
傷心の友を慰める…そんな大義名分をダシに大暴れする気満々な政宗が容易に想像出来て、
元親は盛大に肩を落とした。
元親は盛大に肩を落とした。
駄目だ、絶対奥州にだけは行かねぇ。
って…待てよ?
失恋…?
俺まだ毛利に振られた訳じゃねぇだろ。
だってまだ…一度もはっきり告白した事ねぇし。
って…待てよ?
失恋…?
俺まだ毛利に振られた訳じゃねぇだろ。
だってまだ…一度もはっきり告白した事ねぇし。
「………………」
そうだ。
いくら可能性皆無だからって、何もせずに諦めるなんて出来るかよ。
毛利にきちんと俺の思いを伝えて、それに対する返事も毛利からきちんと貰う。
そうしなけりゃ…どの道この先一歩たりとも前に進めねぇ。
いくら可能性皆無だからって、何もせずに諦めるなんて出来るかよ。
毛利にきちんと俺の思いを伝えて、それに対する返事も毛利からきちんと貰う。
そうしなけりゃ…どの道この先一歩たりとも前に進めねぇ。
きっと下手するとまた毛利を傷つけちまう。
だがそれを恐れるあまり何もしないで退くなんて事…やっぱり俺の性分には合わねぇ。
毛利がどう思おうが言いたい事は言わせて貰い、やりたい事はやらせて貰う。
俺は我慢って奴が大ッ嫌いだからな。
そうだ、俺はこれまでもずっとこうして生きて来たじゃねぇか。
…だからこれからも、同じようにしか生きられねぇ。
だがそれを恐れるあまり何もしないで退くなんて事…やっぱり俺の性分には合わねぇ。
毛利がどう思おうが言いたい事は言わせて貰い、やりたい事はやらせて貰う。
俺は我慢って奴が大ッ嫌いだからな。
そうだ、俺はこれまでもずっとこうして生きて来たじゃねぇか。
…だからこれからも、同じようにしか生きられねぇ。