「…そうと決まれば!!」
元親は一度背中からゴロリと砂浜に仰向けに転がると、その反動で勢い良く飛び起きる。
そして身体についた砂を払う時間も惜しいとばかりに屋敷に戻るため駆け出した。
そして身体についた砂を払う時間も惜しいとばかりに屋敷に戻るため駆け出した。
ったくよぉ…こんな所で、何グズグズしてんだ俺は…。
『あぁ…こんな最悪ナ男にサンデーの見舞いを頼んだザビーが馬鹿だったヨ!!
もうザビー城に戻ったら、早速動画更新してやるンダカラ!!』
もうザビー城に戻ったら、早速動画更新してやるンダカラ!!』
『………何?』
『サンデーが懺悔室に来ないならこれを機に路線変更して、
『頁に寄せられたリクエスト第一位:サンデーのゴーカン物』を撮影しちゃうヨ!!
もう無理矢理中出シしてサンデーがポテ腹になったって構うモノカ!!』
『頁に寄せられたリクエスト第一位:サンデーのゴーカン物』を撮影しちゃうヨ!!
もう無理矢理中出シしてサンデーがポテ腹になったって構うモノカ!!』
「………っ!!!!!」
ふいにザビーの捨て台詞を思い出し、元親の顔が一気に青ざめる。
-グズグズしてると毛利が危ねぇってのに、本っ当俺何やってんだ!!!
あぁあっ!!こんな時に限って碇槍も置いてきちまったし…っ!!!
あぁあっ!!こんな時に限って碇槍も置いてきちまったし…っ!!!
砂煙を巻き上げながら全力疾走で転がるようにして元来た道を一目散に戻り、
元親は息を切らせて城門の中に飛び込んだ。
元親は息を切らせて城門の中に飛び込んだ。
「おい野郎共ぉ!!!今すぐ教祖様を身動きできないよう木騎の足に縛り付けちまえ!!
残りの奴等は出港の準備だ!! 行き先は…」
残りの奴等は出港の準備だ!! 行き先は…」
「「「ザビー城ですね!? アニキー!!」」」
四方から一糸乱れぬ返答が降り注ぎ、元親は思わず顔を上げた。
そこには全員勢ぞろいしている野郎共。
そして遠くの広場には既に木騎の足に厳重に縛りつけられて、
キーキー金切り声を張り上げているエセ教祖の姿が見える。
更にその向こう…港に停泊している船は、もう出港準備万端じゃねぇか…。
そして遠くの広場には既に木騎の足に厳重に縛りつけられて、
キーキー金切り声を張り上げているエセ教祖の姿が見える。
更にその向こう…港に停泊している船は、もう出港準備万端じゃねぇか…。
驚きに目を見開いた元親に、方々から声がかかる。
「へへっ…教祖様ってのがどれだけ偉いかは知らねぇが!」
「ああまでアニキやアニキが惚れた女をコケにされちゃぁ…」
「俺等だって、黙っちゃ居られませんぜ!」
「そうさ!! 俺達ゃアニキの為なら天罰だって怖かねぇ!!」
「お前等…」
状況を飲み込み顔を輝かせた後、思わず緩みそうになる涙腺を引き締める為、
元親は大声を張り上げた。
元親は大声を張り上げた。
「よぉし、行くぜ野郎共!!! 行き先はザビー城だっ!!!」
「了解だぜ! アーニキィー!!」