『よぉし、行くぜ野郎共!!! 行き先はザビー城だっ!!!』
-と、猛る勢いそのままに来てみたは良いものの、
この前みてぇに野郎共を引き連れてザビー城を襲撃しちまったら、
毛利の感情をますます害するだけだ。
となると…。
この前みてぇに野郎共を引き連れてザビー城を襲撃しちまったら、
毛利の感情をますます害するだけだ。
となると…。
「今回これは必要ねぇ。
だから俺が戻るまで、お前等に預けるぜ」
だから俺が戻るまで、お前等に預けるぜ」
そんな言葉と同時に、元親は船首の甲板に愛用の碇槍を突き立てた。
当然、周囲からは大きなどよめきが起こる。
当然、周囲からは大きなどよめきが起こる。
「ちょっ…待って下さいよアニキ!」
「いくら何でも、あのザビー城にたった一人で…」
「それも丸腰で潜入しようなんて、危険すぎるぜアニキぃっ!!」
「ははっ…まぁ心配するな、野郎共。
今回はコレのお力を借りるとしようぜ」
今回はコレのお力を借りるとしようぜ」
ニヤリと笑いながら元親が撫でた赤いつづら箱に、その場に居た全員の視線が集中した。
「それ…俺達がこの前ザビー城から奪ってきたお宝じゃねぇか」
「アニキぃ、一体中に何が入ってるんですか…?」
皆の疑問に答える為、元親はつづらを開けて中に入っていた常闇色の布を引き出す。
程なくして目前に広げられた真新しいザビー教信者用法衣を見て、再び周囲がざわめきだした。
程なくして目前に広げられた真新しいザビー教信者用法衣を見て、再び周囲がざわめきだした。
「つまりザビー城に穏便に潜入してぇなら、ザビー教教団員の格好で…って訳だ。
まぁこれを着るっつーのもなんだか信者になっちまったみてぇで胸クソ悪ぃが、
この際背に腹は変えられねぇ」
まぁこれを着るっつーのもなんだか信者になっちまったみてぇで胸クソ悪ぃが、
この際背に腹は変えられねぇ」
「なるほど…」
「流石はアニキっ!」
「じゃぁ行って来るぜ、野郎共!!
…留守は任せたぜ!!」
…留守は任せたぜ!!」
「「「了解だぜ! アーニキィー!!」」」
こうしてザビー教教団服に袖を通した元親は、風呂敷に自身の着ていた服を包み、
それを旅人のように身にくくりつけると、一路ザビー城へ向かって駆け出した。
それを旅人のように身にくくりつけると、一路ザビー城へ向かって駆け出した。




