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元親+サンデー(♀)時々ザビー教信者5

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あまりに理不尽なサンデーからの要求に、元親はあんぐりと大口を開けた。
無言ながらもありありと表情に透け出ていた元親の心根を読んだのだろう。
サンデーはクッと口端を吊り上げる。

「無理ではなかろう。
 貴様はただ貴様が理解した愛を一つ残らず、今すぐにここで我に教えればよい」

「…っ!? アンタまさか…それさえ教えて貰えば自分も愛を理解出来て、
 エセ教祖の御寵愛を得られるとでも思ってんじゃねぇだろうな!??」

「その通りよ」

サンデーはさも当然と、勝ち誇って言い放つ。
対照的に元親はまるで肩透かしでも喰らったかのように盛大に両肩を落とし、
深い深い溜息を吐いた。

「………あっ…あのなぁ…。
 普通男に『愛を教えて』なんて言ったら十中八九酷い目に遭うぜ?
 今のは忘れてやるから、そんな馬鹿げた事二度と言うんじゃねぇぞ」

「…ならば今一度言おう、長曾我部。
 貴様が理解した愛を一つ残らず今すぐにここで吐くが良い」

「……っ…」

「我は、愛を理解しザビー様の御寵愛を得る為ならば手段など選ばぬ!!」

こっ、こいつ…。
本当に事の重大さを正しく理解した上で言ってんのか!?
いや、どっちにしろ相っ当イカれてやがる。

「………………」

だが…ここまで来ちまったら、まずはその歪みを丸ごと全部受けとめて。
それから先は、その時また考えるしかねぇか。

「…………分かった。
 そこまで言うなら俺が理解した愛って奴を、一つ残らずアンタに伝える」

「フン…はじめから素直にそう申せば良いのだ」

傍目には分からない程の些細な差だ。
だが確かに、険しく張りつめていたサンデーの表情が若干だけやわらぐ。
それを見て元親は、耳の奥にこびりついて離れない…
例の戦場での元就の悲痛な叫び声を思い出した。

-ならば早う、我が首を刎ねよ!!

そうだ。あの日いくら懇願されようとも、俺は毛利の望みを叶えてやる事は出来なかった。
だが今なら…叶えてやることが出来るかもしれねぇじゃねぇか。

「じゃぁ…まずは湯浴みからだ」

「何故今、湯浴みする」

「んなもん、互いに身を清めねぇ事には始まらねぇだろ」

「我はいつでもザビー様の元へ赴けるよう、身は常に清めておる。
 それにザビー様は愛を伝道する際に湯浴みなどなさらぬぞ」

「あいつはそうかもしれねぇが、俺の理解した愛ではそういう決まりなんだよ」

元親がザビーに愛を理解したと認定された事がよほど羨ましいのだろう。
『俺の理解した愛』という言葉を聞いて、サンデーの身がピクリと反応する。
サンデーは少し考えた後、静かにザビー城へと歩みを進めた。

「ついて参れ…浴場はこちらぞ」




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