戦国BASARA/エロパロ保管庫

市毛5

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数ヶ月前、元就の性がこじ開けられた時の事。

兵達に処女を奪われた翌朝、元就は日課である日の出を拝む時間をとうに過ぎて目を覚ました。
睡眠からの目覚め、というよりは気絶から意識が戻ったのだが。
夜着も寝具も整えられ、縁側に出れば変わらず麗らかにある庭木が見えたので、
昨夜の事は悪い夢であったのか、と錯覚しそうになるが…
ひりつく性器の痛みと体中の痣はしっかりと元就にあれは現実だったのだ、と思い知らせる。
今日は一日不貞寝をしていようかと布団をまくった元就は、汚れた敷布団を認めた。
赤い血の跡と、これがなんであるのかと考えたくもない硬く乾いたしみがある。
う、と、くぐもった声を漏らして、元就は縁側へ戻り嘔吐した。
もしや飲まされたあの苦い粘液の味がしたらどうしようかと一瞬ためらったが、
出てきたのは渋い味の胃液だけで、それだけでも安堵した。

枕元に置いていた懐剣はなんの役にも立たなかった。鞘には美しく波文様が描かれていたが、
そんなものが当然身を守るはずもなく、飾りだけの意匠と、それすら手に取ることも出来なかった
己が憎かった。

それでも日々の政務をこなさぬ訳にもいかず、侍女にも何食わぬ顔を見せて、
元就は勤めて平素を装った。
そう、…そうなのだ。本当のところはこんな事は、なんでもない事なのではないか?
元就は、冷えた脳内で考える。
襲われていた時は混乱して、声を荒げもした。
兵達が口々に訴える言葉を理解出来ず、ただ怯えるしかなかったのだが、
終わってみれば、もう体の痛みも消えている。
子が出来ていたら、と思うとぞっとしない訳でもないが、いずれは跡継ぎを必要とするのだから、
少し予定が早まっただけと考えれば済む話かもしれぬ。

元就は、体面上は男子として通しているのだから、いつかは妻を娶るつもりでいた。
もちろん、形ばかりの。
跡継ぎは自分で産む気でいる。毛利の血を残す事は絶対で、異母弟妹もいるのだが
他家へと下っている事でもあるし…何より、父母の血を持つものは自分だけなのだから。
どこか適当な家柄の、出来れば頑健な男の子種をもらって、自分がいつか老いた時でも
毛利を守れる強い子供が良い。
そして娶った妻を母として育てさせる、というのが元就の計画であった。
だから妻になる女は、石女で、自我の薄いものがよいのだが…
この計画は困難な要素が多い。男にしろ妻にしろ、そうそう都合の良い人物がいるだろうか?
こればかりは元就一人が苦心してもどうにもならないように思える。
自分の恋情、などは端から問題ではない。そんな想い、抱いたこともないのだから。


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