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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

潮の花9

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匿名ユーザー

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かわらないで、と願った。
欲しいものはたったひとつ、えいえん、だけだったのに。



兎にも角にも、四国に視察に来た現時点の元就は、長曾我部元親に対して良い印象を持っていない。

日は落ち、夜の浜辺に陣を構え、夕餉の宴と相成っていた。
砂に直にござをひき、武将も一般兵も何もない無礼講ぶりに元就は呆れ返った。
それでも長曾我部の大将は元就だけには、と繊細な織りの花ござを用意したのだが、
調度の美醜を全く気にせぬ元就にとってはどうでもいい事であった。
「仕方ありませぬ、元就様」と、傍に付く、父の代から使えている重臣・清水宗治がこぼし、
長曾我部側のやや年をいった将たちも「大殿はじめ、我が軍の若者どもの気風はご無礼でありましょうが…」
とすまなそうに頭を垂れてくるものだから、元就は苛立つのも面倒になりこの乱痴気騒ぎを眺めるだけで収めた。

海を持つ国で水軍も所持しているとはいえ居城が山中にある元就にとって、
出された新鮮な海の幸は成る程、心弾むものであった。
娯楽の一切を必要としない元就は、唯一食事だけは楽しいものと感じていた。
かといって無理に高価な食材を求めたり、珍味食いをするのは馬鹿げた事と思っている。
日々の出された食事を残さず丁寧に頂く。嗜好品は餅や小豆をよく好んで食べる。
(そういうところは、年頃の姫君らしいのだが)
清水宗治はやや苦笑して幼い頃から見守ってきた総大将を見た。

「いよっ、どうだい楽しんでっか?」と、元親が大股で元就に近づいて来る。
程よく酔っているのか、顔を赤くして胡坐で元就の傍に座り込む元親に、元就はそっけなく「…まあな」と返した。
「酒飲みな、」旨ぇぞ土佐の酒は、と元親が言い終わらぬうちに元就は「いらぬ」と拒絶する。
あっそう…とそれ以上は元親も無理にかまわず、黙って酒をあおった。

今まで自分の手下と、毛利軍の中でもノリのいい兵士達に囲まれて騒いでいた元親だったが、
ふと、自分に向けられた尋常ならざる殺意の眼差しを首筋に認めた。
何気なく周囲を見回すと、離れた場所に座る元就の更に奥、
まるで元就を護衛するように座る毛利兵幾人かがいた。その中に、特に元親に憎悪の目を向ける男がいる。
(あいつか。面白い)
何だっけか、と疑問に思った次の刹那には答えが出た。
あの男は俺に嫉妬しているんだ。はは、と笑い声が口からついて出る。おもしれぇ。俺に喧嘩売ろうってか?
確かに、毛利の大将は別嬪だ。今は変てこな兜も顔を隠す邪魔な布も取っていて、
どこかいとけなさも漂う風情で食事している。
(ああして大人しくしてると可愛いじゃねぇか)
睨み付ける男をからかいついでに、元親は元就の傍に寄ったという訳だった。


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