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佐助×かすが(死にネタ)6

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 かすがが再び目覚めたとき、佐助は、これは奇跡だと思った。神仏などまるで信じて
はいなかったが、嬉しくて、願掛けをしていたわけではないのに御礼参りをしてしまった
ほどである。あれ程の出血をしては助からないと思っていた。
 しかし、目覚めたかすがは死人も同然であった。主人の死を知った彼女は抜け殻の
ようになり、食事もろくに摂ろうとせず、ただぼうっと宙を見て過ごしていた。怪我の大き
さもあったのかもしれないが、以前のような威勢のよさはどこにも無かった。それでも佐
助は甲斐甲斐しく世話をした。任務もあり、ずっと付きっ切りというわけにはいかなかっ
たが、それでも何とか時間を作ってはかすがのために使った。
 佐助がかすがの包帯を取り替えている時に、ぽつりと軍神とのことを話した事がある。
彼女は最後に「生きろ」と言われたのだそうだ。その言葉だけが、今の彼女をこの世界
に繋ぎとめているのだと分かった。
 「だが私には……もう生きる糧がない、生きなくてはならないのに」
 ぽろぽろと涙を流すかすがを前に佐助は何も言えず、黙って包帯を巻いた。抱きしめ
てやりたいとも思ったが、体がそれ以上動かなかった。かすがの体は痩せ細り、美しか
った脚線は見る影も無い。体に残った傷跡が目に痛かった。
 それから数日後、佐助が茅屋に来ると、かすがはめずらしく起きていた。話があると
いう。佐助はいつものようにかすがの側に座った

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