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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

姉貴34

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滞在期間を終えた元親が、とうとう四国に戻る日が来た。
ただ、奥州へ来たばかりの頃と比べて変わったのは、何処か張り詰めていた元親の雰囲気が、目に見えて柔らかくなった事と、そして彼女の隣に無愛想だが、彼女を何よりも大切に想っている男の存在がある事だった。

「んじゃ、世話になったな」
「まったくだぜ。テメェの痴話喧嘩を、こんなトコにまで持ち込みやがって」

憎まれ口を利く事で、政宗は彼女との別離の寂しさを紛らわせる。
元親もそれを判っているのか、薄く微笑みながら政宗の頭をポンと叩いた。
「…アリガトな。色々と」
「お、おう。……ま、まあ、良かったじゃねぇかよ。何だかんだ言ってアイツ、お前にベタ惚れみたいだし。ありゃ逆に、別れて貰えなさそうだぜ?stalkerの素質充分だ」
悪友の揶揄に、元親は小さく吹き出すと、今度は政宗の隣に立つ小十郎を見た。
「貴方にも…本当にお世話になりました」
「また来ると良い」
「はい。頂いた野菜の種と苗木は、大切に育てます」
「判らない時はこれを見ろ。大まかな栽培方法を記しておいた」
「わあ…有難うございます」
周囲の目もあってか、敬語で話す元親を、小十郎はほんの少しだけ物寂しく思う。
手入れの行き届いた元親の指が小十郎のレシピに触れた時、僅かに近付いてきた元親から、
彼だけに聞こえる小さな囁きが届いた。

「──私、貴方の事が好きでした」
思わぬ不意打ちの告白に、流石の小十郎も内心でうろたえる。
「でも、貴方は何処までも政宗様ひと筋だから、早々に諦めちゃったんです。それに…」
「今は、アイツがいるから……か?」
「ええ。どうやら貴方と知り合うずっと前から、私、あの人に『ぷろぽーず』されてたみたいなんで」
「…言うようになったじゃねぇか。アイツに持ってかれるのが、惜しくなって来たぜ」
「ふふ。お世辞でも嬉しいですよ」
(……世辞じゃねぇんだがな)

もう少しで吐露しそうになった気持ちを飲み込むと、小十郎は努めて平静を保つ。
すると痺れを切らせたのか、やや大股に歩み寄りながら、元就が出発を促してきた。
「お前の部下が、先程から退屈している。そろそろ切り上げろ」
「んだよ、毛利の知将様は随分とせっかちだな。こっちはお前と違って、これから暫く元親に会えなくなるんだ。もう少し、心の余裕ってモンはねぇのかよ?」
「…黙れ破廉恥女。貴様など、我の中ではそこの従者共々『捨て駒オブ・ザ・イヤー』に祭り上げてやりたいくらいだ」
「破廉恥って言うなっつってんだろ!」
一番言われたくない形容詞をぶつけられた政宗は、途端に顔を怒りに染める。
「ほぉ。ならば、貴様に倣って、lechery(エッチ・スケベの意味)とでも表現するか。ムダに『ぐろーばる』な貴様にピッタリであろう?」
「──この野郎!もう勘弁ならねぇ!」
もう少しで刀に手を掛けようとしていた政宗を小十郎が、そして、暴言を続けていた元就を元親が拳骨で止めた。
「元就がごめんな。でもアイツ、ホントに自分の興味の無いものは、声を掛ける事すらしないんだ。案外、お前の事を気に入ってるのかも知れないぞ?」
「な…あ、あんな陰険オクラ野郎に好かれたって、嬉しくねぇっ!」
「そうだな。お前が好かれたい野郎は、他にいるんだし」
元親の指摘に、政宗は途端に口を結ぶと下を向く。
「もうすぐ真田に会うんだろ?」
「ぅ…うん…でも……」
「大丈夫だ。アイツだって、きっとお前に会いたいって思ってるよ」
「……」
そうであって欲しいという期待と、元親がいなくなってしまう不安とで、政宗の心は揺れ動く。
そして気が付くと、政宗は周囲の目も憚らず、元親に抱き付いていた。
「政宗…?」
「もしも…アイツにふられたら、俺、奥州捨ててお前の所行くから」
「……そうなのか?でも俺は、絶対そうはならないと思うぜ?」
「元親…」
「──頑張れよ」
「…ん」

もう一度だけ抱擁を交わした後で、元親は政宗から離れると、船に乗り込む。
そして、それまでの穏やかな『姫』から、海賊の『長』の顔に戻ると、イレギュラーの1名を除いた乗組員全員に檄を飛ばした。
「野郎ども!奥州での命の洗濯は済ませたな!?碇を上げろ!四国に帰るぞ!」
「了解しましたぜ、お嬢!」
「お嬢ーっ!」
誇り高き海の男達の鬨の声に続いて、長曾我部が誇る大型の海賊船は、高らかな汽笛を上げる
と、やがてゆっくりと港から離れていった。

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