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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

毛利×長曾我部♀2

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匿名ユーザー

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空が白み、銀とも金ともつかぬ月もそろそろ用をなさぬ時刻となった。
そろそろ下男が起き出す時刻だが、長曾我部元親はまだ床に入らずにいた。
元就が帰らない。
近隣の大名が催す酒宴に招かれた。夜更けには帰るといっていたのだが、そろそろ朝になるのにまだ帰ってくる気配がない。
暗殺、という言葉が元親の脳裏をよぎる。
元就は酒をたしなまない。
弱いわけではないのだが、父と兄を心労の挙句酒精に溺れた末亡くしたため、憎悪すら覚えるという。だから、酒に判断が鈍るということはありえない。
策に策を重ねる綿密な男だ。夜襲や暗殺には常日頃から気をつけている。
だが。しかし。まさか。
「……浮気、とか?」
お互い、中国の統治と四国の統治に忙しい。床を共にしたのは一体何回あったか。
「だとしたら、あいつのことだし、あっけらかんと言うよな。つーか考えられん……やっぱり、誰かに襲われて……」
時刻は明け方。しんと冷えた室内。元親以外の人の気配はなく、独り言をつぶやく格好の相手である鸚鵡は眠っている。
元親の暴走する気配を見せた思考を止めるものはない。
首を取られ、目をえぐられ鼻をそがれた元就の首が脳裏をよぎる。
惨たらしい想像を振り切るために頭を振ると、灰銀の髪が揺れた。月の名残を受け、きらきらと光る。
相手は誰だ。今元就を最も邪魔だと捕らえる相手。豊臣か、明智か。それとも織田かはたまた九州の島津か。
「あ―――っ、もう!」
脇息に突っ伏し、大きなため息をついた。
「何やってんだよ、まったく……」
顔を上げた。あと一刻もしないうちに日輪が顔を出すだろう。
明日には四国に戻らなければならない。
開発中の重機の仕上がり具合が悪いらしく、元親が見る必要がある。
寝なければならない。船の上というのは、想像以上に過酷だ。
寝て体を養い、万全の体制を作る必要がある。
分かっている。けれど、元就が帰らないというだけで神経が昂ぶり眠ることができない。
「情けねぇ……」
利害が一致した上での婚姻ではない。一方的に押しかけ、正室の座を文字通り奪った。
勝利のためなら己を囮にすることすら厭わない武将。怜悧冷徹で緻密な策略。破れば激昂し、間近に迫れば輪刀を振るい大槍を弾く。
欲しい、と思った。
そして手に入れた。正確には元親が毛利家に正室として入ったのだが、それは「いくらなんでも女に負けた上に婿に入るなんて毛利が可哀相すぎます」という家臣の言葉があったからだ。
宝を手に入れるように、元親は夫を手に入れた。
「間違ってたかなぁ……」
やはり毛利には楚々として慎ましやかで家に帰れば「お帰りなさいませ」と三つ指ついて出迎えるような女のほうが似合う。
そんな気がしてくる。
元親は脇息に顔を埋めた。
女として家に入れば、元親様とて立派な奥方となられるであろう。
老臣の言葉を思い出す。あれは諫言というより嫌味だったが、今になって元親の胸に刺さった。
家にいて、綺麗な打ち掛けをまとい夫の帰りを待つような女。
そんな女になっていれば、元就はまっすぐ帰ってきただろうか。



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