ほう、と感嘆の声を漏らした。熟れる前の果実のような、瑞々しく弾むような肢体をしている。
真白い肌から色香が陽炎のように立ち昇る様が見えそうで、あの若武者ががっつくのも無理はないと思った。
いくつか残っている大きな傷跡すら、白い肌を引き立たせる道具になっている。
「大丈夫、ちゃんと愛撫くらいしますし、痛くはありませんよ。破瓜はもうすませたんでしょ?」
答えはない。もっとも、答えられたとしても、拒絶や侮蔑の言葉だろう。
なおも抵抗をやめない腕をまとめてつかみ、頭上に引き上げて眼帯で縛り上げた。
脚を全身の体重をかけて抑えつけると、痛みに背がしなった。
自然と差し出される形を取った乳房に口をつけると、思ったとおりの柔らかくて甘い味がした。
「ぁ……っ!!」
体が折り曲がろうとするが、床板に押し付けて逃げ場を奪う。
「逃げるんですか? そんな格好で?」
わざと羞恥を煽ると、政宗は首を持ち上げて小十郎をにらみつけた。背筋がぞくりと粟立つのが分かった。股間がもぞりと動く。
蔑みと怒りに満ちた目。こんなものに勃起するなんて思いもよらなかった。
唇が震えながら開く。再び侮蔑の言葉が吐き出される前に脚の間に手を入れ、秘所に触れた。びくっと体が跳ね、抵抗がやむ。
花弁の奥に指を割り込ませながら胸の先を舌で転がした。
は、と甘い声が上がりじわりと小十郎の指先が濡れた。
素直な反応を言葉で揶揄するような真似はせず、無造作に内部を抉り水音を立てさせた。
「や、ああっ……」
抵抗の声が漏れるが、甘く切ない響きを持っていて嬌声にしか聞こえない。
荒い息を隠さずに胸を吸い、指で内部を柔らかく解していく。
最初は動きもしなかった政宗の内側が、次第に内側へと煽るように締め付けてくる。
掌を使って肉芽を押すと、一際甘い声が上がった。
膣内から指を抜き、愛液にまみれた手で肉芽を嬲った。
白い喉がそった。感じているのだろう。頭を振って脚を閉じようともがいてくる。
それは抵抗というより快感に耐えかねての行動のようで、白い肌が内側からほうと赤く染まっていく。
扇情的な肌の色にじんと体の奥深くが疼く。袴を寛げ、張り出した肉棒を秘所に押し付けた。
「――やめて」
「何を今更。こんなに濡らして、あんなに悶えて。――差し上げますよ。たっぷりとね」
内部を一度探り、肉棒を膣に正確にあてがった。
「やめて」
抵抗の声は弱く、甘く濡れていた。ぐいと押し込むと、どんと腕で胸をつかれた。
「やめて」
「やめられませんよ。あなたを、この手で壊したいんです」
手に入らない。それはもう分かりきったこと。
ならば、いっそ。
この手の内で壊れてしまえばいい。
首筋に顔を埋めた。汗ばんだ肌は女の匂いを強く漂わせ、男を知っていることを小十郎に見せ付けてくる。
肩をつかんで根元まで一気に押し込むと悲鳴が上がった。
真白い肌から色香が陽炎のように立ち昇る様が見えそうで、あの若武者ががっつくのも無理はないと思った。
いくつか残っている大きな傷跡すら、白い肌を引き立たせる道具になっている。
「大丈夫、ちゃんと愛撫くらいしますし、痛くはありませんよ。破瓜はもうすませたんでしょ?」
答えはない。もっとも、答えられたとしても、拒絶や侮蔑の言葉だろう。
なおも抵抗をやめない腕をまとめてつかみ、頭上に引き上げて眼帯で縛り上げた。
脚を全身の体重をかけて抑えつけると、痛みに背がしなった。
自然と差し出される形を取った乳房に口をつけると、思ったとおりの柔らかくて甘い味がした。
「ぁ……っ!!」
体が折り曲がろうとするが、床板に押し付けて逃げ場を奪う。
「逃げるんですか? そんな格好で?」
わざと羞恥を煽ると、政宗は首を持ち上げて小十郎をにらみつけた。背筋がぞくりと粟立つのが分かった。股間がもぞりと動く。
蔑みと怒りに満ちた目。こんなものに勃起するなんて思いもよらなかった。
唇が震えながら開く。再び侮蔑の言葉が吐き出される前に脚の間に手を入れ、秘所に触れた。びくっと体が跳ね、抵抗がやむ。
花弁の奥に指を割り込ませながら胸の先を舌で転がした。
は、と甘い声が上がりじわりと小十郎の指先が濡れた。
素直な反応を言葉で揶揄するような真似はせず、無造作に内部を抉り水音を立てさせた。
「や、ああっ……」
抵抗の声が漏れるが、甘く切ない響きを持っていて嬌声にしか聞こえない。
荒い息を隠さずに胸を吸い、指で内部を柔らかく解していく。
最初は動きもしなかった政宗の内側が、次第に内側へと煽るように締め付けてくる。
掌を使って肉芽を押すと、一際甘い声が上がった。
膣内から指を抜き、愛液にまみれた手で肉芽を嬲った。
白い喉がそった。感じているのだろう。頭を振って脚を閉じようともがいてくる。
それは抵抗というより快感に耐えかねての行動のようで、白い肌が内側からほうと赤く染まっていく。
扇情的な肌の色にじんと体の奥深くが疼く。袴を寛げ、張り出した肉棒を秘所に押し付けた。
「――やめて」
「何を今更。こんなに濡らして、あんなに悶えて。――差し上げますよ。たっぷりとね」
内部を一度探り、肉棒を膣に正確にあてがった。
「やめて」
抵抗の声は弱く、甘く濡れていた。ぐいと押し込むと、どんと腕で胸をつかれた。
「やめて」
「やめられませんよ。あなたを、この手で壊したいんです」
手に入らない。それはもう分かりきったこと。
ならば、いっそ。
この手の内で壊れてしまえばいい。
首筋に顔を埋めた。汗ばんだ肌は女の匂いを強く漂わせ、男を知っていることを小十郎に見せ付けてくる。
肩をつかんで根元まで一気に押し込むと悲鳴が上がった。
それは遠くまで響かない蚊の鳴くような小さな声だったが、小十郎の耳に残って離れなかった。
政宗には遊女の才でもあるのだろうか。
苛烈な容貌からは想像もできないほど内部は官能的で、またつながってからの肌はより一層扇情的だった。
ゆっくりと、支配していることを示すように腰を動かす。
小十郎の動きに体こそ蕩けているが、悲鳴一つ喘ぎ一つ上げようともしない。
絶望と恐怖がない交ぜになったような、けれど幼い子供のような顔をしている。
それなのに体は官能に喜び、小十郎を促すように蠕動する。
たまらず強く腰を打てば、昇り詰めたことのないような高みにまで昇る。
嬌声一つ上げない女というものはつまらないが、政宗の場合絡み付いてくるような肌が男を満足させる。
不思議なことだ、と腰を動かしながら感心した。
これも、あの男が仕込んだのだろうか。純情そうな、性愛に疎そうなあの男が。
天与のものか、それともあの男が仕込んだものか。
小十郎には判断がつかないしおそらく本人も分からないだろう。
この体はすでに男を知り、男を悦ばせる術を知っている。
逞しくも白い脚が、小十郎の腰に絡んできた。無意識の行動のようで、どこかふわふわと浮ついた動きをしている。
苛烈な容貌からは想像もできないほど内部は官能的で、またつながってからの肌はより一層扇情的だった。
ゆっくりと、支配していることを示すように腰を動かす。
小十郎の動きに体こそ蕩けているが、悲鳴一つ喘ぎ一つ上げようともしない。
絶望と恐怖がない交ぜになったような、けれど幼い子供のような顔をしている。
それなのに体は官能に喜び、小十郎を促すように蠕動する。
たまらず強く腰を打てば、昇り詰めたことのないような高みにまで昇る。
嬌声一つ上げない女というものはつまらないが、政宗の場合絡み付いてくるような肌が男を満足させる。
不思議なことだ、と腰を動かしながら感心した。
これも、あの男が仕込んだのだろうか。純情そうな、性愛に疎そうなあの男が。
天与のものか、それともあの男が仕込んだものか。
小十郎には判断がつかないしおそらく本人も分からないだろう。
この体はすでに男を知り、男を悦ばせる術を知っている。
逞しくも白い脚が、小十郎の腰に絡んできた。無意識の行動のようで、どこかふわふわと浮ついた動きをしている。
何もかもが、小十郎を攻めているように思えてならない。
何故、こんなことになったのだろう。
家臣と君主。ただそれだけの関係であったのに。
何故、こんなことになったのだろう。
家臣と君主。ただそれだけの関係であったのに。
縋り付くように抱き締めた。声も抵抗もない。ただ体だけが小十郎を昇らせていく。
ぐうと呻き、内部で精を解き放った。
蕩けるような内部が精を飲み込むように蠢き、政宗はまた小さな悲鳴を上げた。
絶頂を極めた声なのに、魂を裂くような声だった。
肉棒を引き抜くと、政宗は暗い色をした目から涙を零し、力尽きたように意識を手放した。
ぐうと呻き、内部で精を解き放った。
蕩けるような内部が精を飲み込むように蠢き、政宗はまた小さな悲鳴を上げた。
絶頂を極めた声なのに、魂を裂くような声だった。
肉棒を引き抜くと、政宗は暗い色をした目から涙を零し、力尽きたように意識を手放した。