Back to the Chaos 2024 過去ログ1

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村野さやか「―――――――――――― 」


村野さやか「―――――………ん……っ……(ずっと、横になっていた。そして少女は目を開ける。なんだかとても恐ろしい夢を見た。練習に励んでいた時よりも、尋常ではない汗をかいている。あれは……悪夢(ゆめ)だったのだろうか……それとも……と、目覚めたばかりで意識が朦朧としている中で思い出そうとするが…) 」


村野さやか「………!?(気が付くと、自分は知らない世界にいた。辺り一面真っ白な世界だ。雪でも灰でもない。純白な一面が広がる不可思議な空間だ。思わず上半身を起こして周囲を見渡してみる。自分以外には何もないし、誰もいない。音もなく、風も吹かない。影はなく、そもそも光という概念があるのかどうかも疑わしい。そんな、摩訶不思議な空間に、自分はいた―――) 」






村野さやか「………(何処までも続く際限のない白い空間を、少女は歩き始める。腫れたままの足首の痛みを感じながら、右足を引きずるように) ……誰か……誰か…いませんか……っ…!? (自分の声が反響する…こともない。そんな違和感に気づいて、思わず恐怖で足を止めた。今、自分が立っているこの空間は何だ?何もない世界…いや、正確には「無」だけがすべてを満たしているとでもいうのだろうか) 」


村野さやか「――――!(そして気づく。もしかすると、ここは「あの世」なのかもしれない。死後に行き着く世界…天国と地獄。あくまで創造上の空間だと信じていた。もし、今目の前に広がるこの空間こそが「あの世」だというのなら…―――)――――………やはり、私は……あの時……(悪夢(ゆめ)がまた記憶に浸食する。世界を滅ぼすあの赤い光に包まれて、自分はきっと帰らぬ人に―――――) 」


――――――――― 違うよ。


村野さやか「 ぇ ――――――?  」


少女は振り返る。しかし、そこには誰もいない。誰もいるはずがない。それがこの世界だ。


――――――――― 違う。これは、「私たちの世界」、"だった"。


村野さやか「   ぇ?   ぇ?        ぇ?    」


少女はまた振り返る。やはり誰もいない。誰かがいるわけがない。それが、この世界の――――


――――――――― 違うんだ。目を逸らさないで。確かに「ここ」にあったものを。ボクたちがずっと大事にしてきたものを。


村野さやか「……私たちの……?大事な…もの……? 」


少女は何度も振り返る。誰もいない。誰もいない。誰もいない。


誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。
誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。
誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。
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誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。 誰もいない。誰もいない。誰もいない。
誰もいない。誰もいない。誰もいな




――――――――― いるよ、「ここ」に。ずっと、キミの傍に。




???「   ギ  ュ  ッ   (そこにいなかったはずの「声」の正体が、少女の手を優しくも力強く掴んだ。その姿は、さやかにとってはとても見覚えのあるものだった―――) 」


村野さやか「     ぁ     (自らの手を掴む者の存在にようやく気付いた。そして驚く。目の前にいる少女…いや、少女というよりは「女性」と形容する方がしっくりくるほどの整った顔立ちや醸し出される気品のあるオーラ。世界が消滅する寸前のあの時、一瞬だが、自分の前に確かに現れた一縷の『希望』。それが今、目の前にいる。そして、その既視感の正体を、言葉に紡ぎ出す――――) 」


村野さやか「   夕霧先輩……?   」


???「…… …… …… 」


村野さやか「……よかった…!無事だったんですね……!本当に、無事で…良かった……っ……(目の前の女性、自分が「夕霧綴理」と判断したその者へ咄嗟に抱き着いた。彼女の胸元で泣きじゃくる。僅か数時間の間に起きた様々な状況…その整理も追いつけない中で、何にも縋ることができなかった少女にとって、たった一つの『希望』に、ようやく出会えたのだから――――) 」


???「……………ごめんね、「さや」。ボクは……キミの知っている「ボク」じゃないんだ。(抱き着いてくる少女を愛おしげに撫でながら、それでも、完全に受け止められないような複雑な表情を浮かべていた) 」


村野さやか「…………ぇ……?(白髪の女性の胸元に埋めていた顔を上げて、彼女の顔を覗き見る。疑問符を浮かべながらも、その潤んだ瞳で応えるように見つめ返していた) 」


???「………ボクは……ボクは、「夕霧綴理」。でも、キミにとっての夕霧綴理じゃないんだ。ボクはね…―――――












 ??? → 未来・綴理「――――― " 未来から来たんだ " ――――― 」






村野さやか「………―――――(何を、言っているのだろう?またいつもみたいな独特の言い回しなのだろうか。そんな風に思い込んで、思わず吹き出してしまう)――――……もう…こんな時にまで何を言っているんですか…!寝ぼけたことを言っている場合じゃないですよ!だいたい、どうして夕霧先輩がこんなところにいるんですか?それに、ここは一体どこで……私たちに、何があったというんですか?……答えられるわけ、ないですよね?そりゃあそうでしょう。私にだってわからないのに、そんな――――― 」


未来・綴理「――――― わかるよ。(まくしたてるように言の葉を紡ぐさやかを遮るように、落ち着いた声音で制する。その瞳からは、嘘も冗談も感じられない。真剣な眼差しだった。心の底から、「信じてほしい」と強く訴えかける強い眼差しだ) 」


村野さやか「……………(……嘘だ……信じられない…… 衝撃の告白に、少女は絶句しながら退いてしまう。ああ、これもきっと悪夢(ゆめ)なんだ。まだ、覚めない悪夢(ゆめ)の中に自分はいるんだと思い込んで――塞ぎこんで――しまう) 」


未来・綴理「 えいっ (後退るさやかに倣ってその分詰め寄ると、唐突に彼女の頬を人差し指で軽くつつく) 」


村野さやか「 あぴゃっ?! (ぷにっ) 」


未来・綴理「 ていっ (今度は脇腹をつつく) 」


村野さやか「 うひぃっ!? (つんつん) 」


未来・綴理「 やー (そして最後に突然しゃがんでは、さやかの腫れた右足首にデコピンする) 」


村野さやか「いっっっっっったぁあ!!!??(絶叫する) ちょっとォ!!!私が怪我していること知ってますよね!!?…………あれ……??(――――痛くない。なんで……?)(その違和感を確かめるべく足首に視線を落とす)――――!(腫れていたはずの足首は、元の白い肌に治っていた)……なん、で……っ……?えっ……?さっきまで、たしかに、ずっと…痛みを引きずってて……??? 」


未来・綴理「……うん、"治した"。ついさっき。えっと…さやが、「いっっっっっったぁあ!!!??」(※迫真の声真似)って大声を上げる直前…だったかな……? 」


村野さやか「私そんな声してましたぁ!!?(迫真?の声真似につっこまざるを得なかった)……うそ……本当に…夕霧先輩が……?でも、どうやって……?そんな、おまじないというか、、魔法みたいなこと……だって、治療が苦手な夕霧先輩の怪我はいつも私が治してて……なのに………(そこから言い淀む。理解できない事実の連続に、追いつけていないが故に) 」


未来・綴理「………うん、そうだよね。えと、さやはきっと、まだ、何もわからない、はず。でも…ボクは結局"この歳になっても"、まだまだ説明することとか苦手、だから…… だから、わかりやすく教えてくれる人に、会いに行こう。そのために、さやを、迎えに来たんだよ。(そう言うと再びさやかの手を取って何もない白い空間を歩きだす) 」


村野さやか「…会いに行くって……いったい、どこへ…?こんなところから、どうやって……?(えっ…それに今、夕霧先輩…なんて……?)(いつもの解釈に苦しむ独特の言い回しとは何かが違う、「未来から来たという綴理」の発言にいろいろと首を傾げることしかできない) 」


未来・綴理「……ひらけー、ゴマ団子ー…(前方に掌をかざす。すると、真っ白な空間に黒い線が描かれて、二度直角に曲がる。それは、無の空間にシンプルな扉を形成した。ドアノブのない白い扉をそっと押し込むとガチャリと音を立てて、それは開かれた)………ついてきて。 」


村野さやか「……………はい……(半信半疑ながらも、今はただ、未来の綴理の言葉を信じるしかなかった。彼女と共に、その不可思議な扉を潜り抜ける――――) 」




寄宿舎


扉を潜り抜けた先は、誰もが必ず目にしたことのある風景が広がっていた。
外の世界からこの混沌世界《ケイオス》に流れ着いた者が、必ず通る場所…それが、この『寄宿舎』である。
古い建物だが、それは趣深さがあると言い換えられる何処か落ち着いた空間。
実家のような安心感。誰もがそう感じられる、憩いの場所であった―――――


村野さやか「……!ここって……――――― ぁ !(見慣れた寄宿舎のロビー。そこに踏み込んだ時、何かに気づいて思わず声を上げた) 」

ツムリ「……!(未来の綴理、そして彼女が連れて来たさやかの姿を目撃すると安堵したように笑顔を向けるのだった)よかった…"時間改変"の影響を受けなかった人が、まだ残っていたんですね…! 」

村野さやか「……これは、いったい……――――(人が、いる。多くはないが、少なくもない。思い返せば、あの時、都会の街にいたであろう住民たちだ。もしかするとそこに限らない人もいるのかもしれない。だが、ロビーに居座る人々を見て、ようやく自分は「独りじゃない」と改めて気づかされて、心の何処かで安心感を覚えるのだった) 」

はらぺこあおむし「(寄宿舎のロビーでハロウィンのアルバイトをしている) 」

うちはサスケ「……思ってたより巻き込まれた奴らが残ってたのは幸運だ……オレの場合咄嗟に輪廻眼の力を使った須佐能乎を展開してやり過ごしたが……輪廻眼がなきゃ今頃オレも消し飛んでいただろうな……(足を組んで座っている) 」

ヒロ「………!さやかちゃん!(ロビーのソファーに座っていたが、彼女の姿を見るとすかさず立ち上がる)無事か!? 」

東條希「ここは唯一のセーフゾーンで生活や娯楽、ビズに一通りのものが揃っているけれど襲撃もあるから。(真剣な面持ちで見守る) 」

後藤ひとり「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ(部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備をしている) 」

キタちゃんBLACK「バッドエンドキターーーーーーーーーーーーーーーン★(ひとりちゃんの隣で絶頂している) 」

ちゃちゃまる「 ぴ え ん (そのキタちゃんBLACKの隣で未だに黒焦げでくたばっている) 」

村野さやか「……ここにいる人たちは、ひょっとして…私と同じ…――――!(呆然と立ち尽くしてた時、ヒロの声にはっと我に返る)あ…え、と……?ヒロさん…!?よかった…ヒロさんも、ご無事だったのですね……(ほっと安どのため息をつく)……はい、私もなんとか……夕霧先輩に助けられたみたいで……でも……(ぎこちなさそうに隣の綴理…否、「未来の綴理」を見つめる) 」

未来・綴理「やほー、つづりんだよー(無表情で棒読みないつもの喋り方でヒロとさやかの間に割って出る。いつの間にか、服装も変わっていた)ボクは……「夕霧綴理」だよー。大人な女性、なんだよー。(とは思えない程のあどけなさが全面的に醸し出されている) 」

村野さやか「………(そんな未来の綴理の言葉を、いまだに信じられないかのように表情を曇らせる。そもそも、自分が常日頃から感じている本来の夕霧綴理という人間は、あまりにも俗世離れしたような人間なのだ。彼女の言う言葉を100%理解することは困難を極める。だけど、そんな彼女でも、自分にとっては何よりの憧れであるが故に、少しずつ理解しようと努力してきた。わかるようで、まだわからないことばかりだ。そこに、「未来」なんてものが介在すれば、尚の事―――) 」

未来・綴理「……?さやー?(こちらを見つめるさやかに対し「どうしたのー?」と体ごと傾ける) 」

村野さやか「………その……夕霧、先輩…… 一つ、お聞きしたいです。貴女は……本当に、私の知っている「夕霧綴理」なんですか…?「未来」から来たというのは、本当なんですか……?貴女は、いったい……

未来・綴理「………さや、質問、一個だけ多いいね。(くすっとほくそ笑む。その笑顔に、偽りはない) 」

村野さやか「 あっ (うっかり自分の湿原について上げ足を取られて面食らったように口元を手で覆う)……その、すみません……あまりにも、わからないことばかりでしたので……(申し訳なさそうに委縮する) 」

未来・綴理「…そっかー……うん、そうだよね…。さやには、きっと難しいことだから。ボクも…説明するのは難しい。えと……どう、伝えたら、いいんだろうか……(どうしようかと顎元を手で添えて頭を捻る仕草を取るが…) 」

蝶野正洋「生きてるだけでもありがたいって思いなさい。(ちゃちゃまるの看病ついでに毛皮を刈る) 」

大賀美沙知「流石に死ぬかと思ったぜこれは…いや、死んでるのか?実は……(さやか、ヒロ、綴理の前に現れる)君たちも無事だったようだね。さやかに…そっちは初対面かな(ヒロを見て)それにつづ………綴理?えっ?(自身のよく知る「夕霧綴理」とは全く違う彼女を見て困惑した顔で) 」

未来・トランクス「―――夕霧さん。そのことは、僕からお伝えいたします。(言い淀む未来の綴理に打って変るように、廊下の奥から現れる)……みなさん、はじめまして。僕は「トランクス」といいます。僕と夕霧さんは、"10年後の未来"からやってきました。にわかには信じられないかもしれませんが、これは紛れもない事実です。(落ち着いて、だがしかし誠意の籠った声でロビーに居座る者たちへ語り出す) 」

ヒロ「それは良かった。あの時はかなり焦ったよ………(綴理を見て)…彼女が夕霧先輩か?((未来・綴理を見て) 」

村野さやか「えっ……?(もう一人の未来人、トランクスの登場と彼の発言に目を丸くする)……10年後の、未来……まさか、本当に……?でも…それでも……話が、急すぎて…私には、何がなんだか……わっ、大賀美生徒会長…!?(…は……流石に違和感はない、か…会長まで未来から来たと言い出したら、もう何も信じられない……)(沙知の姿には特別違和感を感じず、少なくとも自分と同じ時代の、自分の良く知る彼女だと知って安堵する) 」

未来・綴理「あ、かいちょーだ。やっほー、"久しぶりー"……って、ほどでもないか。それに…かいちょーにとっても、ボクは貴女の知る「ボク」じゃないし…。んー…頭が、頭痛で、痛くなってきた~…(くらくら~) やほやほ、ボクは夕霧綴理。キミは…ヒロっていったかな?さやを守ってくれて、本当に、ありがとう。ボク、ずっと見てたんだー。(ヒロの脳裏に、世界が崩壊する直前に空に現れたあの光景が過る)わー、トランクスー。説明ヘルプミー。ボクには難しすぎるよ~。(トランクスの肩を揺さぶる) 」

トランクス「……そうですよね…こんな話、急に言われても呑み込めないかもしれません。(心中察するように俯く中で、自分を揺さぶる未来の綴理を横目にする)……ですが、どうか落ち着いて聞いてほしいんです。「僕たち」のこと、そして…貴方たちの身に起きたこと…あなたたちのいた世界がその後どうなってしまったのかを…

ツムリ「……立ち話もなんですから、まずは心を落ち着かせるためにお茶でも飲みながら…(そう言って、いつの間にか全員分のあったかいお茶やコーヒーを用意してそれぞれの席に構えた) 」

うちはサスケ「……こんな状況だ。未来から来たなんて話も信じるしかないだろ(テクテクと綴理たちの方に歩いてきて)お前たちも無事だったか……基準は分からんが無事ならよかった(ヒロとさやかを見て、息をつき)未来から……か。やはり時空間忍術の類を使っていたことから推測できる通り……奴は時に関係しているんだな 」

トランクス「…ツムリさん…お気遣い、感謝いたします。そういえば、元はと言えば貴女も「未来人」でしたね… だから、この状況を誰よりも早く呑み込んでいるのか…(いただいたコーヒーに「ありがとうございます」とお辞儀する) ………まずは、皆さんの現状をお伝えしようと思います。 」




トランクス「結論から申し上げると…みなさんは、"生きています"。ここに来る道中に辿ったであろうあの「真っ白な空間」……あそこは、あの世ではありません。いや…もしかすると、「あの世」であることに変わりはないのかもしれませんが……あの白い世界は…――――― "あなた方のいた混沌世界の、成れの果て"です。

うちはサスケ「やはりか……あの世界はオレたちのいたあの世界の成れの果て……まるで絵柄のあった場所が“漂白”されてしまったような……そんな感覚を覚えた 」

村野さやか「あ、そうです……ただ……私の知っている夕霧先輩とは、どうやら違うらしく……ああ、ありがとうございます…(ヒロとの会話の最中に暖かいコーヒーの入ったマグカップを受け取る)――――!(世界の…成れの果て……?)(カップを両手に握りしめたまま、驚愕する。そして思い出す。ついさっきまでいたあの真っ白な世界を。あそこが、自分たちが暮らしていた世界だったのか…?何もない、あの世界が…?と、受け入れられない事実に困惑する) 」

トランクス「…そうです。あなたがたのいた時代…『 2024年 』は、残念ながら消滅してしまいました。では「ここ」は何処なのか…そう疑問を浮かべられたはずです。ここは、未来のテクノロジーで構築したイメージの世界。真実を受け入れがたいあなた方が、心を落ち着かせて知ることができるであろう「寄宿舎」を選定して、僕が造り上げたイメージの世界です。どの時代にも従属しない、完全に独立した隔絶空間…だから、この寄宿舎に「外」はありません。(窓の外へ視線を促す。その先は、あの真っ白な空間だ―――) 」

紅子「皆さんここでござんしたか。今外界はご存じのように壊滅と言うよりも消滅に近い形でござんす。寄宿舎は安全に思えてもいつ崩壊するかは私にも見当がつかんでござんす。 」

うちはサスケ「外界から隔離された空間……なるほど、神威空間のようなものか。しかもどの時代にも依存しない……そんなものを作れるのか。未来の技術は凄まじいな(外を見る。やはり真っ白な空間だ)……だが、これは暫定的な措置だろ?いつまでも外が白景色の寄宿舎で過ごすわけにもいかないだろ 」

トランクス「…はい、そうです。ここは謂わば一時的な「宿木」なんです。いつかは巣立たなければならない。さもなくば、このイメージ世界も"時間改変"の影響を受けてしまいますからね…(サスケの発言を得て顎元を摩る) 」

村野さやか「(本当だ…あの、白い世界が広がって……)(窓の外には景色はない。「無」だけが広がる世界に息を呑んだ)……?あの……そういえば先程も……「時間改変」って、一体何の話でしょうか……? 」

トランクス「…先程僕は、あなた方の世界は消滅したと言いました。ですが、『 2024年 』は完全に失ってしまったわけではありません。これを、見てください―――― ピ ッ(そう言うと、テレビのリモコンを手にとって電源を付ける。この隔絶空間で地上波が流れているなどあり得ない。そう思われたが―――) 」


ニュースキャスター「――――おはようございます。本日、" 昭和99年2月3日土曜日午前7時 "のニュースをお伝えします。(テレビに映し出されたのは、よくあるニュース番組…だが、その画面はモノクロ調であり、また昭和時代独特の微かなノイズが混じったようなボイスが聞こえてきた。何より疑うべきは、ニュースキャスターの発言と共に画面の端に映し出された、今日の年月日だ。明らかに、大きな相違点がある。さらに続くように、画面は遷移する――――) 」


モノクロテレビに映し出されたのは、「カオス界」。
だが、そこに広がる光景は、あまりにも奇天烈だった。
まず、某国を象徴する世界遺産が、まるで積み木のように大都会に積み上げられたように、さも当たり前のように存在しているのだ。
駅のプラットホームに到着した宇宙飛行機。そこへ雪崩れ込む民族衣装の黒人・白人たち。
東京タワーそのものがオフィスとなった建物の中では、誰もがこぞってガンダムの衣装を着てハロウィンのアルバイトをしている。


それだけではない。さらに場面は切り替わる。
でかでかと「寄宿舎」の縦看板をぶら下げた姫路城へ、
多くのカボチャマスクを付けた黒素体の変人たちが米国政府へ反省を促すダンスを踊りながら横行している。
その頭上には天空の城ラピュタが浮遊し、そこからたくさんの色のたくさんのGuysたちが
「天皇陛下万歳!」と叫びながらミシシッピ川へ墜落していくフリーフォールを楽しんでいた。


うちはサスケ「昭和99年だと……!?今は平成通り越して令和だぞ……!!……これが奴のやった時間改変の影響なのか……??

ニュースキャスター「えー、続きまして、今日の天気予報です。東国のユーラシア大陸では午後より晴れもしくは雨もしくは曇りもしくは雷飛んで暴風雪が起こるかもしれません。西国のオーストラリア大陸では一日中できたてほかほかのたこ焼きが降り注ぐため、感電には十分にお気を付けください。北国では…――――(など、意味不明な解説を差も平然と行い続けている) 」

ヒロ「…ん、確かに初めて見る顔だな………俺はヒロだ。よろしく(沙知に)綴理ちゃん……でいいかな。よろしく。…………やはり、あの時車の横を通り過ぎたのは君だったのか………(綴理に)ナルト!あんたも無事だったのか!(まだ勘違いしてる)(サスケに)10年後の未来からやってきたぁ?…最近そんな漫画を読んでるが、まさか本当に………(トランクスを見て) 」

村野さやか「ちょちょちょちょっ!!?な、な…なんなんですかこれ…!?文化祭で披露される学生の作ったオリジナルビデオみたいなこの内容!今時Y〇uTubeでも流行りませんよこんなの!(違)……それに、「昭和99年」って……今は「令和6年」のはずですが…!?

未来・綴理「ん~……なんだかとっても変だねー。ストレンジだねー。例えるなら、そう……乾燥わかめをホットミルクに浸したらつめたーいおうどんが出てきたような、そんな感じ。(なんやそれ) 」

村野さやか「もっとわかりやすい例えとかないんですかね……(呆れて額に手を当てる) 」

うちはサスケ「ああ、今時YouTubeでも流行らないようなジョーク映像にしか見えない……いつもだって大概おかしい世界だがこれは確実におかしい。……だが、これはジョーク映像じゃない。まさか……この映像は、今の“外の世界”を映しているんじゃないのか?

門矢士「――――だいぶ時空が歪みだしているな。(いつからそこにいたかは謎だが、一同に紛れてロビーのソファでくつろぎながらその奇天烈なテレビ番組を視聴していた)……ここは俺が辿ってきた幾つもの世界とはまるで次元が違う……どうやら、俺が次に通りすがる世界は、ここに決まったようだ…(など、独り言を呟きながらホットココアを呑む) アッッッッッウゥ!!!!!! (火傷して噴き出す) 」

トランクス「そうです、そうなんです…!実は、消滅した『 本来の2024年 』に差し変わる形で、『 時間改変された2024年 』の世界が築かれてしまったのです。あたかも、空いた時空間のくぼみを埋め合わせるように……そこに、もう一つの『2024年』を組み込んで……(その辺にあったホワイトボードに書き込み、図式化して分かりやすく解説する) 」

村野さやか「……そんな……そんなことが、本当に……(図式化された「現状」を目にひどく動揺する)……じゃあ、今テレビに映っているのは……私たちの知らない…私たちが暮らしていたものとは異なる、もう一つの"時代"……(見れば見るほど異様な光景だ。こんなはちゃめちゃででたらめな世界に生まれてこなくて本当に良かったと、今は心底そう感じた) 」

ツムリ「……それが、"時間改変"…!私たち…あ、いえ……あなたがたの住んでいた「2024年」は、異なる時空間となって再構築されたのでしょう。だから、令和は昭和に…更には、世界各地の地形もあべこべとなってしまった…。 」

紅子「これこそが、本当の意味での混沌(カオス)でござんす。 」

うちはサスケ「いつもふざけた世界だが一際ふざけた世界に改変されちまったな……つまりボヤボヤしてるとここまであんなふうになっちまうってことか……(ヒロとさやかに視線を送り)……あんな世界に“正常な世界”の記憶を残してるこいつらを返すわけにはいかないよな…… 」

トランクス「……「2024年」がこんなことになってしまったのは、この"時代"に『 タイムジャッカー 』が介入したせいなんです…!

村野さやか「……なんですか、その…『タイムジャッカー』というのは……? 」

トランクス「……『タイムジャッカー』とは、"時間改変"を目論む謎の集団、もしくは個人のことです。過去の世界に干渉し、その時代を自分たちの思うように創り替えてしまう…時間犯罪者なんです…!あなたがたの「2024年」も、タイムジャッカーによって"時代"が書き換えられてしまった…!心当たりはありませんか…?『仮面の男』について―――!

うちはサスケ「『タイムジャッカー』……!!あの仮面ヤローがそうだってのか。じゃあ、やっぱりあの仮面ヤローも未来から…… 」

トランクス「……やはりか……やはり、『』は"この時代"に……!(グッ、と悔しそうに拳を握りしめる)……僕たち『 タイムパトロール 』は、そんな…改変された時間の修正を行うこと、そして…故意に時間改変を行った者を取り締まるために、様々な時代を、その垣根を越えて渡っているんです。『仮面の男』…奴は、僕たちの中でも、とりわけ大胆に活動を活発化している重犯罪者として認識しています…!正体は依然不明…その具体的な目論見も、まだ尻尾を掴み切れていない… 」

未来・綴理「……ボクもね、ひょんなことからトランクスに誘われて…一緒に活動しているんだー。すごいでしょー?(さやに対してこれ見よがしにどや顔を決める) 」

村野さやか「未来からの…犯罪者……!(いよいよこの現実を受け入れなければならないところまで来てしまった。とんもでない事態に、自分は巻き込まれてしまったんだと、改めて事の重大さに気づかされる)……!夕霧先輩"も"……?(トランクスと彼女を交互に見やる) 」

ツムリ「……ですが、そのタイムジャッカーと呼ばれるあの「仮面の男」は、「浮世英寿」様だけが持つ"創世の女神の力"の存在を認知しており、そして…実際に奪い取り、その力で、この時代を塗り替えてしまいました…。あの男は、そのことを知っていて、この「2024年」に…? 」

大賀美沙知「……おいおいつまり…この綴理は10年後の未来の人間で………あの仮面の男のせいでこんな状況になってるわけかあ(テレビを指して) 」

ヒロ「……こんな世界に塗り替えられるとは………(テレビを見て)書き換えるために、時空を消滅させたとでも言うのか! 」

トランクス「恐らくですが、そうでしょう。(そういうと懐からタブレットを取り出して操作し始める)……この時代ではつい先日、マフティーとLCCS(ロウクレストコーポレーションセキュリティ)、更には世界政府を巻き込んだ世界規模の大騒動が起きていたようですが、『奴』はその歴史を閲覧し、そこで浮世英寿さんの力に着眼したのでしょう。ですが…奴はそれと同時に、「恐れていたもの」がありました。 」

ツムリ「……恐れていたもの、とは…? 」

射命丸文「うーーーん…………どうも、私の居た世界、時代とは共通点を探す方が難しいくらい、隔絶してしまっていますね……これ、塗り替えた…というか塗り潰したの方が近い気がしますね 」

ヒロ「………奴は一体、なんの目的でこんなことを…! 」

トランクス「――――『アスラン・ザラ』さんです。彼はこれまで、幾度も世界を救ってきた"正義の英雄"なんです。 その存在は唯一無二にして、『特異点』にも類似するもの… 彼がいたから、変わることなど不可能と思われた世界の運命の行く末が、変わったんです。ですが、「仮面の男」はそんなアスランさんの存在も厄介だったのでしょう… だから、彼と対等な存在である「浮世英寿」さんの力を利用することで、その特異的な力を、相殺しにかかったんです。

トランクス「あなた方が"正常な記憶"を留めたままこの世界にいられるのは、彼のお陰なんです。世界が崩壊するその寸前、彼は…その身を挺して、ほんの一瞬ですが、あなた方を庇うために時間を稼いでくれたんです。そのお陰で、僕たちタイムパトロールがこの時代が滅ぶ直前に到着でき、あなた方をこのイメージ世界に連れ出すことができたんですから…

村野さやか「――――!(あの時、世界が赤い光で包まれそうになったあの瞬間……目の前に『希望』となって現れた未来の綴理がなぜあのような形で出現したのか、トランクスの証言によって脳内補完され、一つ納得したのだった)……そうか、あの時……未来から来た夕霧先輩は、私たちのことを……(未来の綴理に聞こえないほど、か細く小さな声で呟きながら彼女の横顔を一瞥する) 」

大賀美沙知「ヒロ、ね。おっけ。あたしは大賀美沙知。生徒会長で"スクールアイドル"だ。(ヒロに)……はぁ、ただでさえ大きい綴理がさらに大きくなっちまったよ(10年後の綴理を見て) 」

ツムリ「…そうだったのですね………?(だがここで、新たな疑問が過る)……その…アスラン様はどちらに……?まさか……私たちの為に――――(「犠牲」―――そんな嫌な予感が過る) 」




ザビーダ「いつの世も、チカラを持った奴が妬まれ、火種になる……世も末だぜまったく。(飄々と寄宿舎に現れる) 」

未来・綴理「へへ、かいちょーちっちゃい。ちっちゃくて、かわいいね。まるでスベスベマンジュウガニみたい。(さやか視線に気づいていないのか、沙知とのやり取りに夢中になっている。確かに、10年後の世界から来ただけあって、身長は学生時代から更に伸びていた) 」

未来・綴理「……!さや、見ちゃダメ。すっぽんぽん、すっぽんぽん。(ザビーダの姿を見てさやかの両眼を後ろから両手で覆う) 」

射命丸文「そうですよ、皆を庇って、しかもここに居なくて……って事は……いや、まあ……それで斃れないのが『英雄』と理解しては居ますが……とはいえ、ですよ。その話が本当なら、私達の元いた世界は綺麗さっぱり消滅。そこで生きていた人達も全員……ということになりますよね…?『英雄』は周囲の支えがあってこそ成立するものです。それが無くなれば… 」

村野さやか「ちょぉ…!?いきなりなんなんですかー!(両目を覆われて硬直する) 」

ヒロ「………スクール、アイドル……大賀美……………!(何かを思い出した顔)噂で聞いたことがある。かつて1人で3ユニットを兼任していた伝説のスクールアイドルがいたことを…!(何? 」

トランクス「……大丈夫です…!彼は生きています。生きてはいる…んですが……その……なんと、申し上げたらいいか……(言い淀みかけるが、間を置いて俯きかけた顔を上げた)……世界を書き換える程の強大な力を直接受けてしまった彼が受けたその代償は、あまりにも大きかった…。皮肉ではありますが、アスランさんは「仮面の男」の目論見通りに、その力が削ぎ落されてしまったんです。 」

トランクス「……そろそろ、目が覚めた頃でしょう。医務室にいる彼に会いに行きましょう。ですが、どうか驚かれないに。信じられないかもしれませんが、彼の身に起きた"異変"もこの世界では前例がないものですから…。(そう言うと廊下を歩きだす) 」

ヒロ「それが君だと言うのか…!?(沙知を見て) 」

ザビーダ「……「地位」も「名誉」も、何にもねえ……カラッカラに渇ききった、屍人も同然ってな。(射命丸の言葉に続くように) …あん? おっ…お~…なんだ今日は良いのが結構いるじゃねえか。こりゃ~、案外こんなみょうちくりんな世界でも不自由しねえかもな。ハハハッ(女性陣に一通り目を通しながら) 」

紅子「そのうち一人、艦娘と呼ばれた存在は自らを犠牲にして幸運のお客さんである皆さんをこちらに逃がしたでござんす。」

小川市郎「純子がチョメチョメしちゃう…純子がチョメチョメしちゃう!純子がチョメチョメッ…チョメチョメッ…!!チョメチョメチョメチョメチョメチョメチョメチョメ…!(昭和を目まぐるしく走り回ってるおっさん) 」

いかりや長介(全員集合時代の姿)「だからってはしゃぐのはやめなさい!!(市郎の頭をメガホンで叩く) 」


そして彼らは医務室へと向かう。そこで待っていたものとは―――――



~寄宿舎・医務室~


トランクス「コンコン…失礼します。(医務室のスライド式扉を開いて医務室へ入り込む)……アスランさーん、体調の方はいかがですk――――ぶふぅっ!?(その時!飛んできた豆が顔面にぶつかる) 」

村野さやか「ちょっ、大丈夫ですか…!?……?これは…豆……?  あっ!?  (医務室の中を覗き込んだとき、そこで見た光景に呆気取られる) 」




紅子「本日は節分だから豆まきが行われてるでござんす。(金色の猫を通して見ている) 」

ポッポ「(豆を食らったと思しき鳩が倒れている) 」

紅子「(モンスターボールを取り出し)ここは、ゲットでござんす。(倒れたポッポに向け投げる) 」

射命丸文「まあ、悲観的なアレコレはとりあえず置いておいて………さて!当のアスラン・ザラさんは一体どうなっているのでしょうかぁっ!?あーっと!!トランクスさん豆鉄砲を喰らう!! 」

大賀美沙知「うわ、今日節分だからってそんな………あたしは梢じゃないぞ!(えっ?) 」

アスラン・ザラ…?「避けるなッッッ!!!!!!!このッ……馬鹿野郎ッッッッッ!!!!!!!!!(豆を投げたアスランがドリフトするようにドアの方に走り寄り、止まると再び豆を構える) 」

アスラン・ザラ……??「フン、避けないと当たってしまうだろう。何故お前の豆鉄砲なんかに当たってやる必要がある!(トゲのついた棍棒を持ち、豆を持ったアスランと対峙するのは……アスラン!?) 」

アスラン・ザラ………???「大丈夫かお前達!!……無関係な者を巻き込むなんて……それでも俺か!失望したぞ!!(トランクスたちの方に駆け寄り、彼らを庇うように立ちふさがるのは……またアスラン!?) 」

門矢士「……待て、何で奴が二人もいる……!?いや、二人どころじゃない…!?(恵方巻を食べながら中を覗き込むが、二人、そして三人目のアスランを見て仰天する) 」

未来・綴理「やれやれー、やっちゃえー。いけいけー、そこだー。(野次馬に徹してアスラン同士の喧嘩を観戦している。ついでにちゃっかりポップコーン感覚で豆を貪っている) 」

アスラン・ザラ…………!?!?「やめろーーー!!!自分同士の戦いは醜いものだーーー!!!!!(三者三様の争いの中割り込んでくるのも……やっぱりアスラン!!) 」

ツムリ「えっっっっっっっ????????????(豆合戦が行っているアスラン"たち"を見て唖然と立ち尽くす。開いた口にぽーんと豆が飛んでくるのでしれっと咀嚼する) 」

ムシケラ「ちゃんと噛めよ……(アスラン同士の醜い豆まきに巻き込まれてくたばっている) 」

桂ン ズラ「モウヤメルンダ!!貴様ら、我が国の行く末を憂い共に戦う事を誓った攘夷志士ではないか!1恥を知れ恥を!!(ここにもアスラン・ザラが!) 」

ヒロ「自由だねキミタチ(沙知と綴理を見て) 」

村野さやか「……な、な、なんで同じ顔をした人が" 4人 "もいるんですかーーーーーー!?!?!?!?!?(頭を抱えながら喚く) 」

射命丸文「いけーっ!!独裁者の息子達ー!!いやあ絵になりますねえ無駄に動きが良いのも含めて 」

ナナチ「んなぁ……イテッ(流れ豆被弾)いってーなぁおい…つーか、おめーらあとでこれ散らかしたの全部食えよな 」

アスラン・ザラ…?「ウオオオ!!!お前らが!!!!!!ニコルを殺したアアアアアアアア!!!!!!!!!!!(豆を一気にガッと取り出し)ニコルウウウウウウウウ!!!!!!!!!(散弾の如く豆を投げつける。物凄い勢いだ) 」

トランクス「あ…アスランさん!落ち着いてください!あっ、そうか…アスランさんは今「4人」だから…この呼び方は語弊がある…ッ!(謎迫真)……えと…そこのアスランs――――ドアラッ!!(今度は大量の豆ガトリングの巻き添えを喰らって天井まで吹き飛ばされる) 」

門矢士「……だいぶ時空が歪みだしている……(※2回目)(考えるのを放棄して2本目の恵方巻を食べ始める) 」

アスラン・ザラ……??「お前は使えないな。そんな見え透いた攻撃が(と言って避けようとして失敗し)うおおおおあああああ!!!!!(撃ち抜かれて吹き飛ぶ) 」

はらぺこあおむし「(今日は節分なのでアスランたちに紛れてハロウィンのアルバイトをしている) 」

アスラン・ザラ………???「くっ!!みんな危なグアアアアアア!!!!!(皆を庇おうとして豆に撃ち抜かれる) 」

ツムリ「 えぇ…… (これが本当にあのエースパイロットの「アスラン・ザラ」なのだろうか…?ツムちゃんは訝しんだ) 」

射命丸文「これもう……収集付かなくないです?部屋ごと焼き払いますか? 」

未来・綴理「見て、さや。変わり身の術。(といって傍にいたヒロを無理矢理引き寄せて流れ弾の盾になってもらった(過去形)) 」

ルシフェル「そんな時間で大丈夫か? 」

村野さやか「ヒロさぁぁぁん!!??(豆の犠牲になったヒロに迫真の叫び) ちょ…っ、夕霧先輩!?なにやってるんですか!?こんな非常時(?)に! 」

いかりや長介(晩年の姿)「こら!部屋中で豆投げるのやめなさい!!!(アスラン全員に一斗缶で頭を叩く) 」

アスラン・ザラ…………!?!?「うおおおおおお!!!もう……やめるんだあああ!!!!!!!!!!(三人の自分の喧嘩を止めようと突っ込んだ瞬間、何もないところで躓き)ウワーーーーーーー!!!!!!(頭から突っ込んでいく) 」

トランクス「アスランさァーーーーーーーーーんッ!!!!!!!!(※迫真の絶叫) 」

アスラン・ザラ…?「グワアアアアアアアアアアア!!!!!!!!(躓いて転んだアスランに頭部から腹に突っ込まれ、吹き飛ぶ) 」

ヒロ「アイルビーバック(さやかに親指を立てて倒れる) 」

未来・綴理「見て、さや。あっちのアスランが勝った。ゆーしょーだー。(最後に生き残ったアスランに拍手を送る) 」

大賀美沙知「ヒロは犠牲となったのだ。スクールアイドルクラブの反映の犠牲にな……… 」

村野さやか「いやあのどれもみんな同じに見えるので誰がとか言われても困るんですが……(えぇぇ……) 」

シュウヘイ…「(三振の数だけ増えている) 」

ムシケラ「仙豆だ、食え(そういって自分の最後の力を振り絞り、くたばってるヒロの口へ仙豆を投げ込んだ) 」

特別週末ちゃん「(全員本編の出演尺は)あげませんッッッ!!!!!! 」

ハーカム・ナロンパット「オ前モ出番ナイダロ!!!(特別週末にタイキックを見舞う) 」

アスラン×4「       (ぜ ん め つ)      」

いかりや長介(晩年の姿)「(巻き込まれ)だ、だめだこりゃ… 」

トランクス「アスランさァーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!(※2回目)(寄宿舎の中心で、愛を叫ぶ) 」








 ※  閑 話 休 題  ※






~寄宿舎・会議室~




トランクス「―――――……んえー…っと……なんとか全員揃いましたので、改めて話を進めようと思います……(ハンカチで顔面を拭きながら会議室の演壇に立っている) 」

未来・綴理「やったー(ポリポリ…)(会議室のデスクにちょこんと座って未だに豆を貪っている) 」

うちはサスケ「……………まずは説明しろ(ツッコむのが嫌だったのか、黙って腕を組んでいたサスケが改めて口を開く)こいつはなんで増えてるんだ!!(アスランに視線を向け) 」

門矢士「うちは一族のお前ならわかるんじゃないのか?あれはどう見ても分身の術だろ(※違います)(恵方巻に食べ飽きたので今度はイチゴのロールケーキを食べている) 」

紅子「ふしぎ駄菓子の影響ではなく、過去に何かがあったと言ったほうが正しいでござんすが…私でも読めないでござんす。 」

射命丸文「全くですよ、仮にこの塗り替えられた世界のアスラン・ザラだったとしても……見た目もエキセントリックメンタルもそのままで、元居た世界のアスランさんが増えたみたいじゃないですか… 」

うちはサスケ「水分身や木分身ならオレの輪廻眼で見抜ける。影分身ならいずれ消える。だがあれは……実体が増えているとしか思えん。分身というよりクローンに近い……って何を食ってるんだお前は!! 」

門矢士「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!(※話が噛み合っていない)(ロールケーキじゃなく自分の名前を答える世界の破壊者) 」

村野さやか「……世界には自分のそっくりさんが3人くらいいると聞いたことはありますが…そういう話じゃないですよねこれ……(未来の綴理の隣に座って4人のアスランの一人一人を遠目に観察している) 」

ヒロ「死ぬかと思った(仙豆で復活するも机に突っ伏している) 」

トランクス「……先程も申し上げた通りです…アスランさんは、世界が崩壊する直前、仮面の男が齎したあの破滅の光を果敢にもたった一人で受け止めに向かったんです。ですが…世界を滅ぼす力の前には、流石のアスランさんでも受けきれず……ですが、幸いにも消滅は免れました。ですがご覧の通り、その衝撃による影響の為か……アスランさんは「 4人 」に分裂してしまいました。見た目には大した違いはありませんが…それぞれ"性格"が異なるんです。 」

ツムリ「……確かに…よく見ると4人それぞれの行動や考え方、喋り方などにも差異がありますね… 一人は乱暴者で、一人は冷静で、一人は乙女らしさがあって……もう一人は……?(4人目のアスランを見るが、特にこれといった特徴的なものが見当たらないのか、小首を傾げる) 」

アスラン・ザラ…?「フン!!!!!乱暴者だとな!!!!!!一体誰のことだろうな!!!!!!!!!! 」

未来・綴理「ややこしいから、アスラン1号、アスラン2号、アスラン4号、アストロノート114514号と名付けよう。 」

アスラン・ザラ……??「お前は本当に使えないな。乱暴者の野蛮人。お前以外にいるものか(冷静に腕を組んでいる) 」

村野さやか「ヒロさん…お疲れ様です……(突っ伏してるヒロへ気に掛ける) ってぇ、もっとややこしいです!ていうか3号はどこ行ったんですか!?ひとり法則性がズレているのもあるし!(未来・綴理につっこむ) 」

射命丸文「絶妙に全員関わりたくない感じの分裂の仕方してますね…… 」

ザビーダ「『分裂』って言ったな……じゃあなにか。そいつらのどの個性とやらも元々1人ん中にあったもんで、それらがこ~んな形でバラけちまったと…? 」

アスラン・ザラ………???「喧嘩はよくないぞ。お互いを許し合うことで人は…… 」

アスラン・ザラ…………!?!?「……も、もしかして俺って傍から見るとこんな感じなのか…… 」

ツムリ「そのようですね…アスラン・ザラ様は、浮世英寿様と対等に肩を並べられる存在…謂わば、"英雄"の名に恥じぬ実力者なんです。その力が4等分されてしまったということは…先程のトランクス様のおっしゃった通り、これもまた…「仮面の男」の思惑の範疇…なんでしょうね…(表情を曇らせながらザビーダに応える) 」

トランクス「いずれにしても、生きていてくれただけ不幸中の幸いと言うべきでしょう…。アスランさんが分裂してしまったことは結果論です…これからは、この4人をどうやって元に戻すかというところなのですが…… 結局のところ、すべてを鍵を握るのは、やはり、あの『仮面の男』……!(再び拳を握りしめる) 」

ヒロ「……ありがとう(気にかけてくれるさやかに対して)一気に11万510も増えてしまった(綴理の言葉を聞いて) 」

大賀美沙知「アスラン3号と5号から114513号はバレンタインデーに死んだよ。 」

村野さやか「……どうして、こんなことになってしまったのでしょうか……?その…例の、未来犯罪者は、過去にもこうして"時間改変"…というものを行ってきたんですよね…?時代や歴史を書き換えるなんて…正直、あまりにも壮大過ぎて理解が追い付けないのですが…… 」

うちはサスケ「あのヤロー……わざわざ”トビ”の格好をして出てきやがったってことは何か意図があるはずだ……(仮面の男のしている服装に心当たりがある彼は、そう発言し)仮面を被ってるようなのにろくなのはいない。時空犯罪者となればなおさらだ……ヤツを倒す計画を立てるのが先決ではあるだろうな 」

射命丸文「うーん、元に……戻るんですかね……?全員ミキサーに掛けたら、上手い具合に統合されたりみたいな…… そう、それに……こんな状況で世界を丸ごと更地にして、新しい世界に改変して……スケールが違いすぎません?? 」

トランクス「……改めて、『奴』が行っていること…僕たちが知り得ている情報をまとめて共有しておきます。 『仮面の男』…素性も本名も不明。サスケさんのおっしゃっているように、ある世界では『 トビ 』という名前の、外見が全く同じの人物がいますが、同一人物の可能性はまだわかりません。ですが相違点として…確かなことがあります。 それは、奴が『 未来人 』であるということ…!その証拠が――――「これ」です!(そういうと懐から取り出した「ブランクウォッチ」を、一同へ見せつける形で取り出した) 」

アスラン・ザラ…………!?!?「ライドウォッチ……だな。聞いている。未来の技術で……人の力を吸い取って形にするとかなんとか…… 」

アスラン・ザラ……??「正確には力ではなく対象が持つ「歴史」や「存在」そのものを吸い取る機能を持つ。使い方によって様々なデバイス、ガジェットに装填して力を発揮できたり、あの泥の怪物のような化け物を作り出せる。俺の顔で頭の悪そうなことを言わないでくれるか? 」

トランクス「流石アスランさん…やはりご存知でしたか…。そうです、これは『ブランクウォッチ』。「ライドウォッチ」と呼ばれる、未来のテクノロジーで作られたものです。この時計には、様々な力を継承し、その力を発動したり…更には他者に分け与えることができます。継承されたウォッチはその姿形が変わるのですが、持ち主の意志が強く投影されることで、善にも悪にもなりうる恐ろしいものになるんです。 」

トランクス「ある世界では、善の力として発動したこのウォッチを使って戦う戦士がいます。ですがその一方で、それを悪しきものとして使用することで…『アナザーウォッチ』となってしまうんです。あなた方が、世界が消滅する直前に戦ったあの化け物は、仮面の男が伝説の超サイヤ人の力を無理矢理奪い取りできあがったものを、第三者(ちゃちゃまる)に強制的に埋め込むことで…かのサイヤ人の力が悪しきものとして顕現されました。それが、『アナザーキャラクター』です…! 」

トランクス「アナザーキャラクターがこの世に誕生すると同時に、それに由来する、力を奪われてしまった者は力だけじゃなく、記憶や人間関係……最悪の場合、歴史からその存在が抹消される危険性があるんです…!アスランさんなら、その脅威性を誰よりも理解しているはずです。あなたは過去に一度、「鉄華戦役」でその力を目にしたはずですから…――――(異世界からの訪問者・パラレルオルガとの戦いをアスランに思い出させる) 」

アスラン・ザラ……??「ああ。ヤツの場合カオスルームに直接侵入して”ログ”を吸い取っていたが……本来今回の使い方の方が一般的な使い方のハズだ…… 」

ツムリ「……!なるほど……つまり浮世英寿様があの時ギーツの力を奪われてしまったのも…そのウォッチのせいだったということなんですね… 力だけじゃなく、存在も消滅して……(心を痛めるように伏し目がちになる) 」

ちゃちゃまる「ぴえん(オイラは悪くないぞ!と涙目で訴えている) 」

アスラン・ザラ…?「アナザーウォッチか!!!!確かにパラレルオルガも使っていたな!!!!!!!確かシンレー……心霊?とか、タイローン……タイロンウッズ?プロ……プロスピ?みたいなの!!!!!!!!!!! 」

射命丸文「……成程、奪う事も、与える事も出来る………そして、第三者を暴走させてしまう事も。うーん……ちょっと危険過ぎますね…しかも、これ……(ちゃちゃまるを横目で見て)……"媒介"は誰でも良いって事ですよね? 」

ザビーダ「ってぇと、そのギーツ坊やは、消されちまった……か。 」

未来・綴理「…ふむふむ、なるほどー。つまり、たらこパスタを求めてキリンが牧場レストランへ行ったら売り切れだったから仕方なく注文した焼きそばを啜っていたらジンギスカンになっちゃったみたいな感じかー。(なんやそれ) 」

村野さやか「夕霧先輩少し黙っててください。(生真面目な性格な為か律義にメモを取っている) 」

ヒロ「強大な力で未来を変える…未来を知ったものが考える事はいつの時代も一緒か……いや、未来を知ったからってわけでもないのか‥ ? 」

トランクス「そうです、それがウォッチの危険な点なんです。(射命丸に)力を求める者、拒む者に限らず…否応なくその力を譲渡し、挙句の果てには歴史にまで大きな影響を及ぼしてしまう。このウォッチ一つで、あらゆる時空が歪みだしてしまうんです。蟻の穴から堤も崩れるとは、まさにこのことです。奴は…「仮面の男」は、様々な世界で、様々なキャラクターの力を奪い取り、その力を無関係な誰かに与えることで、歴史を狂わせてきた…!この「2024年」も例外ではない……そして現に今、この時代は書き換えられてしまったんです…! 」

門矢士「………なるほど、だいたい分かった。奴はこれまで行ってきたようにウォッチを使い、今回はギーツの力を利用し、この時代「2024年」を創り替えた。そして今、崩壊した世界が完全に書き換えられようとしている…俺たちが今いるこの隔絶空間がその時間改変の影響下になるのも、時間の問題だ。……解決策はあるのか? 」

トランクス「……僕たちタイムパトロールは、奴を追うと同時に、奴が齎した"時間改変"の修正を行ってきました。その方法はただ一つ…『 時歪の因子(タイムファクター) 』を突き止め、それを"破壊する"ことです! 」

村野さやか「……時歪の因子(タイムファクター)…とは……?(聞き慣れない用語にペンを持つ手を止めてしまう) 」

大賀美沙知「…トランクスルーくん。そいつの心当たりはあるのかい? 」

射命丸文「被害の規模と比べて実行が簡単すぎますね………えっ、それで戻るんですか!?成程、塗り替えられたといっても完全に焼失したという事ではない…… 」

トランクス「トランクスです!💦(沙知に突っ込む)……ある世界、ある時代で、何らかの外的要因により時間改変の影響が加えられたときに発生する現象のことです。時間改変されたことで、例えばその世界は本来の世界線である「A」と、改変された世界である「B」に別れてしまいます。もっとわかりやすく言うと、僕たちが現在いるこの空間こそが「A」であり、テレビに映っていたあの奇天烈な世界が「B」ということになります。これは難しいですが、僕たちはAのことを「正史世界」、Bのことを「分岐世界」と呼んでいます。 」

トランクス「AとB、正史世界と分岐世界…それぞれ2つの世界に分断された「世界」は、さらにそこから分裂することもあります。BからCへ、CからDへと…それは際限なく無限に広がり…俗にいう「並行世界」が誕生することとなります。 ですが、並行世界が飽和すれば、もとあった「世界」はその維持する力が弱まり……古い世界から消滅してしまうんです…!

トランクス「 それが、『時歪の因子(タイムファクター)』…!本来の世界である「正史世界」が消滅し、そのコピーに分類される「分岐世界」が次々と弾けるように生まれることで、すべての時間軸にとんでもない影響が起こるんです…! 先程説明したウォッチは、その時歪の因子(タイムファクター)』を意図的に発生させる危険なツールなんです…! 」

未来・綴理「……ふぇー……全然イミワカンナイ。わかる、さや? 」

門矢士「昔ドラ〇もんの漫画で読んだことがあるな…まるで秘密道具のバイバインみたいなものか…。一滴(※外的要因)を垂らせば唯一無二である対象は2つに増えて、時間と共に更に倍に膨れ上がっていく……そんなことが意図的に行われてしまえば、歴史は豊潤どころか飽和してその軋轢に耐え切れなくなる…。

うちはサスケ「なるほどな。噛み砕いて説明すると……奴のせいで世界が増え続けると古い世界……つまりオレたちが元居た世界は消滅するってわけだ。それを阻止するためにはその時歪の因子(タイムファクター)とやらを破壊しなければならないと。……そいつを探す方法はあるのか? 」

紅子「聞けば聞くほど興味深いでござんすが、そのようなふしぎ駄菓子は存在しないでござんすけどやりなおしおこしなら存在するでござんす。ただし、この事象を引き起こした犯人が食べないと意味がないでござんす。 」

トランクス「サスケさん、そうです…そしてその現象を齎している『時歪の因子(タイムファクター)』は、いわば分岐世界の"核"のようなものです。それは分岐世界に存在するある生物や物質に憑依していることが多く、憑依先は"正史世界と最も異なっているもの"というのが目印になっているんです…!核を…その『時歪の因子(タイムファクター)』を破壊すれば、無理矢理飽和してしまった分岐世界が消滅し、正史世界の存在が維持されるようになるんです。 」

トランクス「時歪の因子(タイムファクター)を見つけ出す手段は、僕が持っている「これ」でわかります。(そういうと、デザインこそはライドウォッチに酷似しているが、どちらかと言えばよりスチームパンク味が出ている黄金のウォッチ型デバイスだった)これは、未来にいる僕の偉大な母が開発してくれたタイムファクターのみを検知する発見器です…! 僕と夕霧さんは、これまで「奴」が齎してきた時歪の因子(タイムファクター)を破壊し、その修正を行ってきたんです。 」

村野さやか「カキカキ……なるほど、なんとなくですが、全貌が掴めてきました。(気が付けばメモ帳には文字や記号がびっしり書き連ねられていた)……そのタイムファクター…?というものを突き止めることさえできれば、私たちの世界は元に戻るわけですね…!じゃあ、あのテレビに映っていた…つまり、ここの「外」の世界の何処かに、その"核"があるはずだから…それを見つけてしまえば―――― 」

未来・綴理「ふぁ、すごい、さや。もうわかったんだ。ボクにはなにがなんだかさっぱりだよ…。いつもトランクスさんの言うことに従ってきただけだから、深い意味とか考えたことなくてさ。(しれっとさやかのメモ帳の空欄にペンギンの絵を落書きする) 」

ヒロ「………レーダーか?それで探すアテはあるってことか… 」

うちはサスケ「……心当たりならいくらでもあるな。東京タワーとか、姫路城とか……それっぽい建物はいくらでも…… 」

射命丸文「並行世界論は何度か聞いたことがありますが、成程……今回のケースで生まれたものだと、元の正史世界は容易に消えてしまうんですね……であれば、分かり易い……その「時空の因子」を探して破壊すれば良いという事ですね! ……ああ、いや……成程、確かに違和感で言えば死ぬ程ありますね 」

トランクス「村野さん…でしたか?すごいですね…夕霧さんがいつも口を酸っぱくして語っていたものですから、気になっていたのですが…一般人にしては早い理解力だ。助かります。……確かに、村野さんの理屈通り、「外」の世界に、この2024年の分岐世界を形作る時歪の因子(タイムファクター)が、何らかのものに憑依しているはずです。……はず……なんですが……――――(ここで何故か、表情に陰りが見える) 」

ツムリ「……トランクスさん……?(彼の表情を不思議そうに伺う) 」

トランクス「………実は……(見せつけるように、その黄金のデバイスを見せつける。 "無反応"だ )……ご覧の通りです。本来ならば、発見器は時歪の因子(タイムファクター)を検知すれば時計の針が回転し、対象に近づけば近づく程高速的に回転します。ですが、この通り反応は無し……認めたくはないのですが、"あの時間改変された、分岐世界の2024年には、時歪の因子(タイムファクター)が存在しない"ということになります…! 」

ザビーダ「あ゛ー……俺の聞いたこともねえ場所ばっかしだな。まあ、何かしら捜すってんなら、力を貸してやれなくもない。 」

村野さやか「夕霧先輩が……?(ふと、隣に座っている未来の綴理に一瞥を与えるが、目があった途端に意識してしまい思わず視線をそらしてしまった)………えっ…!?そ、そんな……!どうして……っ…?(無反応のデバイスを見て絶句する) 」

うちはサスケ「じゃ、じゃああそこをいくら探しても見つかんねえってことかよ……何かしらの手段で隠してやがるって線はないのか? 」

ヒロ「………何!?じゃあ…見当はつかないってことか!? 」

門矢士「ちょっと待て。その時歪の因子(タイムファクター)とやらは何らかのものに憑依する…つまり、対象を変えて動き出す可能性もあるのは推測できるが、あの世界に"無い"ということは、まさか……"他の時代に移動した"なんてことはないだろうな…!?

射命丸文「原理が分からないんですが、つまり……既にこの滅茶苦茶になってしまっている世界が"正史世界"に成り代わってしまってるとかじゃないですよね… 」

トランクス「いえ…仮に世界の何処かに隠れていたとしても、この発見器による検知に支障は出ません。それに、これまで何度もデバイスを使ってきましたが…今回のようなケース初めてで…――――!?(そんな中、門矢士の発言である一つの答えに到達する)……そうか……"そういう"、ことか…!くそッ、"やられた"ッ!!(ガンッ、といきなり教壇を殴りつける) 」

トランクス「……ハッ…!ごめんなさい、つい感情的になってしまいました…。これは、あくまで僕の憶測でしかありませんが……2024年の分岐世界を形作る時歪の因子(タイムファクター)を齎したのは、あの「仮面の男」です。 その仮面の男は今現在姿を眩ませてしまった……ここから導き出せることは、ただひとつ――――― 」


トランクス「 "奴(仮面の男)そのものが、この『2024年の時歪の因子(タイムファクター)』となった可能性が高い、ということだ…ッ!!  」


村野さやか「えっ……!?そ、そんなことが…あり得るんですか……っ…?という、ことは……やはり、その例の仮面の人を探すしかない、と言うことになる……? 」

ザビーダ「おいおい、めんどくせぇ話になっちまいやがって…… それにしても、"憑依"たぁ、他人事じゃねえな…… 」

ツムリ「……これは…ますます状況が拗れてきましたね… すべての鍵を握る、あの「仮面の男」の行方を追いかけるほか、我々がすべきことはなさそうです。いずれにせよ、私としましても…浮世英寿様の力を取り戻さなくてはなりませんから。 」

未来・綴理「…いいね。おにごっか。それならわかりやすいや。すぐにでも捕まえちゃうぞー。がおー。 」

大賀美沙知「なんか恥ずかしいじゃないか、その名前(どストレート) 下着くん(何?)のいうことが事実だとすると…またあの男を捕まえないといけなくなるな。 」

うちはサスケ「……フー……面倒な事にはなったが、それはそれで分かりやすいじゃねーか。むしろ一石二鳥だな。さて……奴をどう追いかける? 」

射命丸文「うーん、合理的ですねえ………自分が"鍵"となって、時間切れまで隠れていればいい。それで勝ちですから……え?ピンチじゃないです? 」

紅子「まず、この状況を変えるためにその男を破壊と創造の力で倒し、この地を戻すでござんす。 」

門矢士「……だいたい分かった。結局、『奴』を抑えることが最善にして最短の解決法、と言うことだな。……で、「奴」の行方は?だいたい検討が掴めているか? 」

トランクス「そんなこと言われても…命名したのは僕の母なので…あとせめてその名前やめてください…(えぇ…とドン引きする)……はい!奴が移動した時間なら、「タイムライン」のログから検索して、その経路を突き止めれば可能です。現に僕たちがここに到達したのも、奴のルートを追ってきたためです。……しかし、まさか……これまで僕たちが時歪の因子(タイムファクター)を破壊してきたことで、その対策で自分自身を"核"にしてしまうとは…末恐ろしい奴だ…! 」

トランクス「ですがこれで、「僕たち」の目指すべきものは確定しました。2024年の世界を元に戻すには、その要である仮面の男を打破すること!そのために、僕たちはこれから…奴の追跡を行います。ここから先は危険な戦いになるでしょう…なにせ奴は、浮世英寿さんの力を得てしまったのですから…。僕たちタイムパトロールは、それでもやつを追いかけ、必ずこの手で、捕まえてみせます! 」

トランクス「……ですが、みなさんは……いかがいたしますか?これはもとはと言えば僕たちの問題…そこに、あなたがたを巻き込んでしまったことは申し訳なく思いますが、だからといって、これ以上危険な目に遭ってもらうわけにもいきません。ですがもし…もしも…!僕たちに力を貸していただけるというのであれば、是非とも協力をお願いしたいです…!強制はしません。なにせ…ここには一般人の方もいますから… 」

未来・綴理「………ボクは行くよ。これからも、トランクスさんとね。それがボクの……ううん……「さや」の、願い…だから……(次第に尻すぼみになっていく)……でも、さやを連れて行くわけには、行かない。さやは、ここに残っていてほしい。すぐに終わらせて、返ってくるから。(隣の席のさやかに微笑む) 」

ザビーダ「さて、な………どうしたもんかねぇ。 」

村野さやか「……………そんなの……決まってるじゃないですか……っ……――――― ガ タ ッ (喉を震わせ、立ち上がる)―――― 私も行きます!たとえ夕霧先輩になんて言われようと…これからさき、とてつもなく怖いことが待っていたとしても…!もうっ……後悔したくないから…っ……!(声から腕へ、腕から拳へ、その振動が伝わっていく) 」

紅子「それなら、皆さんはこの招き猫を持つでござんす。(金色の招き猫をトランクス等に渡す) 」

ヒロ「………俺は行く。草k………仮面野郎の計画を阻止してやる! 」

未来・綴理「……!さや…っ……(立ち上がったさやかを見上げて、眉が下がる) 」

うちはサスケ「そいつらが行くってんなら……オレも行く。一応一度庇った相手だ。勝手に死なれると目覚めが悪い(さやかとヒロを見て)オレはヤツを追う。この世界を……イタチを……無にはさせん! 」

村野さやか「私には…皆さんみたいに強くはないし、力もない…ただの、非力な学生です…っ…でも!そんな私でも、皆さんのお役に立ちたい!料理には自信があります!みなさんの食事担当くらいは、私だってできます!だから、どうか…っ……お願いします……!(深く、深く頭を下げて懇願する) 」

ツムリ「……私も同行いたします。(席から起立する)英寿様は消えてしまいました……ですが、私は信じています。あの「仮面の男」にギーツの力が奪われてしまったのなら、そこに英寿の魂は必ずあると…!だから諦めません。いつかかならず、英寿様を救ってみせます。

未来・綴理「…さや………(生真面目な性格である彼女のことは、誰よりも一番理解している。いくら断ろうとも、彼女の意思が折れることはない。なにより、彼女のその意思を、否定することはしたくない。そう踏ん切りをつけると…)………なら――――(立ち上がる)―――― さやは、「ボク」が守る。それなら、大丈夫、だよね?(さやかに優しく微笑む) 」

射命丸文「うーん、個人的には日和見を決めて取材に励みたい所ですが……ショッピングモールの彼宜しく、事件の解決に乗り込んで取材も兼ねるべきな気がしますね、流石に……現地の協力者も探したい所ですが 」

大賀美沙知「ふーん、じゃああたしも行くっきゃないね。(綴理とさやかを見て)後輩のために一肌脱いじゃうよ 」

ザビーダ「…フッ……どいつもこいつも、いっちょまえに強くなってらぁ。―――――――気に入った。  シュンッ (突然、ザビーダの姿は”ツムリの中”へと消える) 」

トランクス「……さやかさん……(懇願する少女を前に躊躇いこそ魅せるが、その覚悟が伝わったのか、一度だけ小さく頷いた)……わかりました。みなさん、ご協力感謝いたします…!責任はすべて、僕が請け負います。万が一のことがあれば、出来る限ること以上の償いはさせていただきます。現地の協力者…それなら、僕にお任せください。過去にも同様に、その世界だけの協力者を得て、共に時歪の因子(タイムファクター)を破壊したこともありますから。(射命丸に) 」

大賀美沙知「あ、そういえば…これを拾ったんだった(さやかが落としたスマホを取り出し)旅立つ前に、キミのよく知る綴理に連絡したらどうだい? 」

ツムリ「ふぇっ…!?(自分の「中」に入ったザビーダに狼狽する)…い、いま……私の、中に……!?えっ、えっ……? 」

村野さやか「……!夕霧先輩…トランクスさん……!はいっ…!ありがとう、ございます…!私、頑張ります…!(嬉々とした瞳を輝かせる)……!あ、それ……私の…!拾っていただいたんですね…ありがとうございます!(沙知にぺこぺこと何度も頭を下げる) 」

村野さやか「…そうだ…夕霧先輩…!「未来から来た夕霧先輩」がいるから…つい当たり前のように感じていたけど……そもそも、「現在(いま)の夕霧先輩」のことをうっかり…!そうですね…っ…わかりました…!(沙知の言う通りに従おうと、画面の割れたスマホを起動して連絡しようとするが――――) 」

未来・綴理「――――― グ ッ (スマホを操作しようとするさやかの手を、咄嗟的に掴んで静止した)……ごめん、さや。"それだけ"は、やめておいたほうが、いい…。(頑なな眼差しで首を振るう) 」

射命丸文「お?……いいですねえ!それなら色々駆け回って探さないといけませんね!!いやあ、取材と称して色々押しかける口実が出来ました……面白くなってきましたねえ 」

村野さやか「 えっ―――――― (腕を掴む未来の綴理の行動に、目を見張る)……どうして…っ…?私にとっての夕霧先輩は…!?あの人のことを放っておけるわけないじゃないですか!それに、それに…っ……――――(練習室での口論が脳裏にちらつく。あの時、酷い言葉を投げかけてしまった彼女に、ちゃんと謝りたい。なのに、それが叶わないものだとしたら…そう思うと、後悔や罪悪感に苛まれてしまう) 」

門矢士「………アンタはどうするんだ?(アスラン…否、「4人のアスラン」に振り返って尋ねる) 」

ザビーダの声(ツムリの中)「だっはっはっはッ!いいねぇ~…今まででいっちばん良い声が聞けた。……っとまあ、ん~なわけでだ。当分は”ここ”から様子を見させてもらうぜ。よろしくな~おツムちゃん~💕 」

トランクス「………(さやかと未来の綴理のやり取りを見て、その中へ静かに割り込む)……すみません、村野さん。ここは、夕霧さんの言う通りにした方が良いかもしれません。 現在(いま)の夕霧さんと、未来の夕霧さん…二人の「夕霧綴理」さんがいるこの世界で、何らかの形で二人の存在を繋げてしまうと、タイムパラドックスが発生する可能性があります。そうなると、ライドウォッチや時歪の因子(タイムファクター)のものとはまた異なった影響が時間軸に及んでしまい……最悪の場合、二人の夕霧さんが消滅する危険性も、孕んでいるんです…。

ツムリ「そんな~~~~~!>< (えーん、と泣きわめく) 」

村野さやか「 なっ―――――?! (夕霧先輩が……消え、る……?)(それだけは、それだけはあってはならない。そんなことになれば、もう完全に取り返しのつかないことになる。なんて、浅はかなことをやろうとしていたのだろう…と、自分の行動を振り返り、深く反省する)………ごめんなさい…そうとは知らずに、私……(そういうと、静かにスマホの電源を"落とした"――――) 」

射命丸文「……ドッペルゲンガーに良くある奴ですね、並行世界の同一人物と接触してはいけないという……じゃあ、例えば私や、此処に居る他の皆さんの"並行世界の姿"が見えてしまったら、接触を避ける……というか、排除する?事になるんでしょうか 」

未来・綴理「……ごめんね。辛いかもしれないけれど、これも、さやのため、だから…。ボクも、この時代の「ボク」がどうだったのか気になる…でも……過去の自分に接触することは、タイムパトロールの掟で、絶対ダメなんだって。ボクも…さやと永遠に会えなくなっちゃうのは…嫌だ…。でも、大丈夫。今は「大人なボク」が、さやを守ってあげるから。おねーちゃんだと思ってくれていいよ?(ふふっと、それこそ大人な笑みを浮かべる) 」

ヒロ「………未来から来た人物が、その時代に存在していたはずの幼き日の父親に会いに行ったところ、その父親は何故か既に死亡していた…という例もある。未来から来た存在というのはそれほどに…影響が大きいんだ(トランクスに付け足すようにさやかに) 」

トランクス「その辺の工作も、僕に任せてください。その可能性を避ける手段なら長年の経験で長けていますから、御心配なく… それに、仮に迂闊に接触してしまったとしても、解決策がないわけじゃないんです。いずれにせよ、タブーには触れないこと……それが一番です…(さやかと未来の綴理に一瞥を与えながら射命丸に) 」

アスラン・ザラ…?「!!!!!もちろんオレも行く!!!!!!!!!あの仮面野郎を排除してこの世界を元に戻す!!!!!!!!!! 」

アスラン・ザラ……??「やかましいぞ。だが、ヤツを追うのは賛成だ。このままここにいても意味はない 」

射命丸文「ほう、経験が生きてますね……何とかなりそうな雰囲気がどんでん出てきました 」

大賀美沙知「…悪かったね、軽くそんなこと言っちゃって(さやかに謝る) 」

アスラン・ザラ………???「勿論だ。この状況を続けるわけにはいかない。すぐにでも出発し、この世界を元に戻さないと! 」

村野さやか「……時間を超越するタイムスリップって、夢がある話だと思っていたんですけど…実際のところはあまりにも大きな危険が孕んでいたんですね…勉強に、なりました…っ……(息を呑みながらヒロに)……!夕霧、先輩……(その醸し出されるカリスマ性のある微笑みに、魅了されていく。たとえ、住む世界線が違っても、自分にとって「夕霧綴理」という人物に対する感情に、変わりはないのだから―――) 」

アスラン・ザラ…………!?!?「……俺は……(一人だけ言い淀み、目を伏せるが、何かを思い起こし、意を決したように)……もちろん俺も行く。この世界を、皆を、終わらせはしない!! 」

村野さやか「あ、いえ…!私も、無知だったもので…(沙知に「謝らないでください」と両手を振る)……ですが、この件は私たちだけの秘密にしましょう。蓮ノ空のみなさんには、内緒で… 」

門矢士「……フッ……どうやら全員の覚悟は決まったようだな。じゃあ行くか。奴を追いかけに…――― 「 過去 」の世界へ (そう言うと片腕を高くつき上げた) 」




ギ ュ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ――――― ッ … ! (門矢士の示す先に開かれた灰色の壁「オーロラカーテン」。そこからマゼンタカラーのシャトルバスが顔を出し、一同の前に停車するのだった)


村野さやか「……!これって……!えっ、どうなっているんですか…?(何処からともなく現れたシャトルバスに目を奪われる) 」

門矢士「……実は俺も、とある世界であの「仮面の男」と遭遇した。奴の暴走を止めようとしたが…返り討ちにあってしまった挙句、ディケイドの力の半分以上を奪われてしまった…俺が持つ、幾つもの世界を渡る力も含めてな…。 今の俺は、ディケイド以外のライダーに変身することができない状況だ。だが、俺にはまだ、辛うじて力が残っている。お前たちを過去の世界へ連れて行くことくらいはできる…というわけだ。(いつの間にかバスの運転手の格好に着替えて我先に雲石へと乗り出す) 乗れッ! (そして、全員に乗車を促した) 」

射命丸文「っていうか、乗らないと取材も何にも無いですからね……私的には最早選択肢無いというか……じゃあ、とりあえず遠慮なく乗らせて貰います(そそくさとシャトルバスに乗り込み) 」

トランクス「……!世界の破壊者「ディケイド」…!そうか、あなたの世界を渡る力があれば…!わかりました……行きましょう!奴が移動した先は――(バスへ乗り込み席へ座り込むや否やタブレットを操作し、タイムラインのログデータを検索する) 」

トランクス「―――――― " 2023年の1月1日 "!! 『奴』は今、そこにいるッ!

未来・綴理「見て、さや。まるで遠足みたいだね。わくわくどきどきだね。(さやかの手を引いて一緒にシャトルバスへ乗り出していく)――――― 行こう、さや。さやの時代を、取り戻す為に。 」

村野さやか「えっ、ちょ…わっ……!?(ぐいぐい引っ張られながら乗車する)……!はいっ…!(未来の綴理に、強く頷てみせる。たとえこれから先、何が起ころうとも…もう、後悔だけはしたくない。その強い意志を胸に、未だ見たことのない冒険へと乗り出す覚悟を決めたのだった―――) 」

うちはサスケ「去年の元旦か。懐かしいな、確かあの日は…… 」

ツムリ「ちょっと「中」が気になってしょうがないのですが…ええいままよ!(半場ヤケクソ気味にバスへ飛び込んでいく)………(―――英寿、待っていてくださいね ) 」

アスラン・ザラ…………!?!?「”あの番組”が放送された日……俺と英寿が、出会った日だ。行こう。俺達の時代を……2024年を取り戻しに……!!

大賀美沙知「………そだね。まぁ信じてもらえるかもわからんがね。特に梢なんかは。(シャトルバスに乗り込み) 」

ヒロ「イメージとしてはそんな感じだよな。俺もそう思った時期はあった。…(バスに乗り込み) 」

門矢士「どうやら、俺の今の"天命"は…こいつらを導くこと……なら!(アクセルを踏む。発進と同時に、会議室が広がる空間が瞬く間に灰色の壁によって変化を遂げ、長い長い道が形成されていくのだった)――― 行こうぜ、新たな旅の始まりだ!!(バスは走る。最果てに輝く光に向かって――――) 」


そして、「彼ら」の、新たな冒険への扉がついに開かれる―――――!




???「…………ここは……何処だってばさ……(黒いマントを纏い、刀を携えた金髪の青年が、どこかで目覚める。その瞳は、青白く光って) 」

???「……いや……この、チャクラ……(何かを感じ取ると、彼は空を見上げ) 」


───────サスケの、おっちゃん……?(近づいてくる何かを感じ取って、そう呟いた)



AIさん「観測によるとあの加賀さんは自らを犠牲にして精神を寄宿舎として皆を守っているんだよねー。これをみーんなのためなのはAIさんも理解してるよ。あちらの観測は、ただただ悲しいの一言の上に内通者と侵入者により組織の精神的支柱が脆くも崩れ去っているんだよねー。

アーニャ「(ナンノコトカ、サッパリワカラン・・・) 」

ヴォイド「(寄宿舎管理室、座席からリラックスした体勢でテレビを眺めていると、姫路城と化した寄宿舎の姿を確認してしまう)――(発する言葉もなく、ただ口を開けて「何が起こってんだ」と言わんばかりに焦る表情)この発生した歴史齟齬は、間違いなく寄宿舎の顧客データベースに干渉してきやがる……頭痛がすらァ……(今にも机に伏すように半身が項垂れてしまう) 」

サクラバクシンオー「幕臣幕臣幕臣~~~!(寄宿舎(姫路城)の周りを走り回っている) 」

ヒロ「幕末だ……(サクラバクシンオーの走路の先で踏まれて死んでる) 」

稔「大変です、ヴォイドさん、一大事です。(びっくりするくらいに無表情とドライな声音でやって来たと思えば、時間改変の影響が徐々に及んでいるためか、大奥みたいな大層な和装に身を包んでいた)これからマイテイ国のホワイトハウスで各国の大名たちが新たな世界条約としてこのケイオスのど真ん中にシルクロードを設けることが決まったそうです。そうなれば貿易は進み、北から南へ、東から西へお金の流れが凄まじいことになります。乗るしかないですね、このビッグウェーブに。(その格好でサーフボードを脇に抱える) 」

はらぺこあおむし「(来るバレンタインに備えて節分の格好でハロウィンのアルバイトをしている) 」

ヴォイド「なんでも属性乗せればいいって話じゃねェだろ(稔の背格好が視界に入ると、安堵と困惑を織り交ぜた複雑な表情を見せ、半身を起こす)こういう事柄は、大抵は誰かが解決してくれる。稔の悪巧みも頓挫するぞ 」

間宵シグレ「グビ、グビ、グビ……プハー…(過去の世界へ旅立っていた彼ら。そんな中、ロビーのソファでくつろいでストロングゼロ缶を呑んでいた)……いいねぇ、「冒険」。まるで旅行みたいにさ、美味しいもの食べたり温泉に入ったりいろんなことを経験して、さ…。正直、あの子たちが羨ましいよ。 」

稔「なんと。そうは問屋が卸しませんよ。たとえ時間の流れが変わろうとも、お金の流れは決して変わらないのです。タイムイズマネーですからね。これ金言なので名言集に追加しましょう。(「Wiki」ファイルに手を伸ばそうとする) 」

冴島大河?「いったい何が起きとるんや……(新選組の羽織を着ている) 」

ピカマン「ウホオーーーーーーーーーーー!!1!1!1ヴォ!!ヴォー!! キリシュタリア・ヴォーダイム ドコドコドコ(ヴォイマシンを発症し胸ドラム開始) 」

TAS魔理沙「(教育テレビで歴史の先生をしている様子が寄宿舎のテレビに映る) えーーーーー……ケイオスで発生したあ最初の文明はナジャンモワッカ文明と言われていますがそれはネットミームです。正しくはケツワープ文明となりますー……。その根拠ですが、 私が文明を与えた 」

???「やあ君たち、何をしているんだね?(謎の白スーツを着た男がその場に現れる) 」

ヴォイド「金の言葉って項目を作って追加だな!(ぇ 見ている限り、寄宿舎外部の変化は著しいな。だが管理室を含め、内部は――(管理室の扉を開け、ロビーの空間を端から端まで眺める)変わっちゃいねぇか。変わっちゃいねぇが……(外を眺めようと窓に視線を移す。白の空間で固定されていることを確認すると、再び表情が崩れる)何が起きてんだ全く……昼夜の判別も出来ねェ(視線をロビーで寛ぐシグレへと移し、昼飲みなのか夜飲みなのかどっちなんだろうかと、うだうだ考え始める) 」

ナンでジャモなアイツ「おい!!!!!!なんでマサラタウンにアルセウスうがいるんだよ!!!教えはどうなってんだ教えは!!!!お前ら禁じられたチートコードを平気で使ってんじゃねえか!!!!!!分かってんのか!!??「けつばん」が生まれたのは人間がミュウの遺伝子に甘えたせいだろうが!!!!!!金取んのかよ!!??くそったれ!!!!!!!!!!!(テレビの中でおしくらまんじゅうしている) 」

ヒロ「(キラーン(星になってる) 」

キャロル「 ⭐️ happy happy happy⭐️ (寄宿舎外の白い空間の彼方から、両腕をバタバタさせ移動するピポザルマスクを被った少女の姿が!!) ヴォイド!今すぐPCの電源を切れ!任務は失敗に終わった!1大崎 · 五反田 · 目黒 · 恵比寿 · 渋谷 · 原宿 · 代々木 · 新宿 · 新大久保 · 高田馬場. 」

たくさんの色のたくさんのキャロル「 ドタドタドタドタドタドタドコドコドコ(ピポザルマスクを被り松明を持ったキャロルが暖炉から溢れ出し、ヴォイドの周りを走り回る、方向転換を繰り返す、高速屈伸、車は持ち上げる、シートはひっぺがす) 」

メビロ(目白)「(ハブられて死んでる) 」

ヴォイド「入居者希望なわけねぇよな、この空間このタイミングで(???を見て)探偵ごっこ。まぁもうすぐ終わる、そろそろお茶を飲む時間だからな。 キャロルミームって奴かこれ。 」

間宵シグレ「やあどうもどうも、管理人さん。よかったら一杯どう?(未開封のストカンを見せつけながら) まあいいじゃないですか。そんなことはさ。大事なのは、好奇心。どんなことが起ころうと、「これから先なにが待っているんだろう?」っていう、そんなわくわくしたトキメキがあれば、大抵のことは笑って過ごせるんだ。ま、ボクは美味しいお酒さえあれば満足なんだけど、さ。 」

キャロルを見た宇宙猫「        は?        」

???「……なるほど……確かに外は凄いことになっているようだね。ああ、名乗っていなかったね…… 」

YND「!!!!!!!!!!!!!!!!!! HAPPY HAPPY HAPPY !!!!!!!!!!!!! 」

???→虹村凶作「そしてこの私は昭和21年の時代。戦後の拳闘の技術を受け継いだ正統後継者である♪(謎の腕をクロスさせるポーズを取り妙に記憶に残る妙な顔をする) 」

ヴォイド「嬉しい誘いだが業務中でな、住民たちが寝るころになったら付き合うよ(ストカンを手中で煽るシグレに) 昭和21年……どんな時代だ……すまねェな、西暦であれば多少心得はあるんだが……(なんだこの強烈な画風と印象に残るセリフ……) 」

虹村凶作「昭和21年……西暦に直すなら1946年だ。君たちにも解るように表現するのならば、第二次世界大戦の「戦後」と呼ぶのが通りがいいだろう♪ ……もちろん、西暦2024年である今、仮に私があそこで死ななかったとしても、まともな世界ならもう生きてはいまい…… 」

稔「すごい絵面の人が来ましたね 」

衛星ちぃちゃん「(周回軌道どころではなくなり)ちょっと、本星が真っ黒になってるんだけど… 」

ヴォイド「地球における事柄だったか(虹村凶作の腕をクロスさせるポーズを真似たりしてみるが、妙な恥ずかしさが襲い掛かりすぐやめる)キャロルがやりそうなポーズだなと思ったが……いややってんのかな。いいか。 言っとくけど和服にサーフボード抱えてた稔も絵面やばかったからな。 」

虹村凶作「ああ。地球では私は第二次世界大戦に従軍し、帰国後は拳闘士と生計を立てていたが……そもそもその生活の中で死に、ケイオスに転生するとしても私は1946年の人間……今ここで生きているはずがない……だが……外の様子を見れば私が今ここにいる理由はなんとなく理解できる♬ 」

稔「ていうか、そもそもそヴォイドさんは普通に平気そうですね。そろそろ何かしらおかしくなってもいいとは思いますが。 」

ヴォイド「この時間錯誤を形成したであろう空間事象との関連性はありそうだな。だがせっかく生に往来出来たんだ。その上機嫌な口調を維持して、短い第二の人生を歩むのもいいんじゃねェか(虹村凶作の所作を眺め、戦場に相応しい人物であることを認識する)きっと今頃、このヘンテコ空間を正そうと躍起になってくれている連中もいるだろうからな。 俺がおかしくなる……?……(腕を組み、稔を見下ろす)(確かに彼女の変化は微々たるものではなく、どこか「らしくなさ」はあった。加えてこの時代改変を施したような世界観だ。一つでも”ズレ”があるなら、俺も”ズレ”るはずだが……)どうだろうな……自分ではおかしくなった認識はねェよ。 」

虹村凶作「ああ、今起きている歴史改変のせいで……「昭和」の時代がこの世界に流れ込んだせいで、昭和の人間であるこの私がケイオスに呼ばれたのだろう♪ その場合、この改変により生まれた人間とも言える私が、事件が終わった後も残っているかは、分からんがね…… 」

稔「いや、"おかしい"です。いつものヴォイドさんなら毎日私にお小遣いとして5000円を渡してくれるはずですので。これは…間違いなく、何かが"おかしい"…!!(ゴゴゴ…!) 」

ヴォイド「まぁ普通は消えるだろうな……だが、結局は『意志』だ。拳闘士ってことは戦いが生業なんだろ。生きる渇望があるなら、その時が来た時に足掻けばいいと思う。 んー……積立てるならまだしも、お小遣いってのはなぁ……(求めてくる欲望自体はなんらおかしくはないかもしれないが……)まぁそれなら俺はおかしいままの方がいい。流石に財布に翼付けてとばしたかねェしな(半笑いをしつつ、最後寄宿舎の外を眺めて白い空間を瞳に納める)……しかしそうか……もしおかしいのであれば、俺という”個”も、この空間事象が収まれば消える可能性があるのか…… 」

稔「……???(ヴォイドの言葉の意味が理解できていないのか何度も傾げている) 」

ヴォイド「――(「なんでもないよ」というような、小さな笑みを浮かべ、稔の頭をわしゃわしゃと撫でる)お小遣いが欲しいなら緑茶を淹れてくれ。残った事務作業を片付けるにはソレがねェとな 」

稔「……!わかりました、ただいますぐに!(撫でられた後、慣れない様子で和装を引きずりながら給湯室へと向かっていった) 」

虹村凶作「……いやはや、そうだね。私は一度薬に逃げ、闘志を失ったような人間だが……今一度、戦ってみようか。……貴方は、“粋”、なのだね……私のようなものはともかく、貴方のような者が消えるとしたら……それは……とても哀しいことではないか 」

サイドン「でもただのサイドンじゃねえぞ……! 何度でも心の強さで立ち上がり 前に進む ド級のサイドン ドサイドンだ!!!! 」

ヴォイド「俺が消えようが、凶作が消えようが、どちらにしたって『哀しい』ことには変わりねェよ。俺はあんたと知り合っちまった以上、その消失に哀悼を表することになる。記憶に残る人間が消失すること自体に哀しみがないなんてこたぁないしな。ま、あんたは消えないよ。きっと戦える(窓を視界から外し、凶作に視線を移すと、慣れない手つきでサムズアップを見せる)月並みの言葉だが、きっとここに来たのも運命だ。大丈夫さ。 稔のお茶が来たら、業務再開だな。冒険しに行った奴らが時代修正するのが先か、俺が寄宿舎周りの仕事終わらせるのが先か、勝負と行こう(管理室へと入り、再び席に戻る) 」

虹村凶作「……フ……ありがとう。そう言ってくれると何か失った大切なものを取り戻せるような気がする……戦う意志……悲しんでくれる人……強い心……いやはや、すまない……私に必要だったのはあのクスリではなく……あるいは…… 」

アーニャ「おかしなとこ・・・ ハッ、アーニャおべんきょーできなくなった(ぇ 」

うちはミハリ「元からやろが!(アーニャにビンタを繰り出す)罰として先生考案の新エクササイズやろか 」

ルリー「(カイホウエクササイズのやりすぎでチャクラ切れで救急搬送される。なおハロメグと喧嘩中のため充電ができない 」

お知らせ璃奈「カイホウエクササイズならびに新エクササイズと称する動きは何の効果もありません。絶対に真似はしないでください。(ヒロのケツにシャイニング・ケンカキックを見舞う) 」

ハロメグ「(不貞寝という名のスリープモードに移行なう) 」

ピカマン「パワーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(大ジャンプし爆発。1999年の富士山は真っ二つになった) 」

梢パイセン「あと10セットなのだけれど!(カホとか他のアーガマクルーを束ねてアーニャの真後ろでキショノックエクササイズを行っている) 」

いかりや長介(晩年の姿)「(キショノックエクササイズを踊らされ)だめだこりゃ… 」



せんでんあおむし「(今日はバレンタインなので「今夜21時よりBack to the Chaos 2024はじまるよ!」のカンペを掲げながらハロウィンのアルバイトをしている) 」

ヒロ「(バレンタインデーにチョコもらえずに死ぬ) 」

ペニーワイズ「バレンタインだからアスランの家にミサイルでもぶちこんでやるか(クズ) 」

スペシャルウィーク「(チョコ)あげませんッ!!! 」

浜風「(チョコのプールに顔から突っ込まれて1時間が経過した) 」

カンペ尊「(今日はウェンズデーなので「今夜21時より相棒22はじまるよ!」のカンペを掲げている) 」

加賀「チョコ、貰い過ぎたので他の方法で食しましょう。 」

パックマン「ドンッ(消火栓を置く) 」


ドバアアアアアアアアアアアアア(大量のチョコが噴射される)


アーニャ「(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(チョコの濁流に押し流されていく) 」

高木ブー「(醤油と言う名の醤油を全てチョコに置き換える暴挙に出る) 」

キタちゃんBLACK「…………………(闇堕ちィちゃんが終わってしまったため生き甲斐をなくした顔になっている) 」

ニコル「今日はバレンタイン……この世界じゃ僕たちの方が少数派ですね。またこうして純粋な気持ちでバレンタインを迎えられる日が来るなんて思っていませんでした……あ、でもアスランは…… 」

浜風「(チョコを噴射する消火栓に顔を突っ込まれ6時間から経過した) 」

ずんだもん「ずんだもち味チョコを食べるのだ! 」

アスラン・ザラ「よう、ニコル。……今日はバレンタインだな 」

チンピラ「そこのにいちゃんバレンタインなのに湿っぽいな親でも殺されたかー?(アスランに) 」

ピアノ「やめろーーーーーーーー!!!!!(暴れ馬のように突っ走りチンピタに馬キックを繰り出す) 」

真島吾朗「俺はもっとあバレタインやぁ~! …ちゅうてなぁ!?ひひひ! 」

ニコル「うわああああああ!!!!(ピアノと協力してチンピラをはっ倒す)……あ、アスラン……そ、その、今年は外に出てるんですね……アスラン……その…… 」

惑星バレンタインから連れてこられた奴隷「バレンタインなのにチョコの一つもくれねーんだぜ!女なんて、宇宙の悪魔さ! 」

渋谷観音様「(お供え物のビターチョコに渋い顔をする) 」

アスラン・ザラ「……言わんとすることは分かる。でも、もういいんだ。もう、殻に閉じこもるのは辞めた 」

ニコル「あ、アスラン…… 」

パルシェン「お前も殻を破るんか。メリット・デメリットをよく把握してうまく立ち回るんやで 」

アスラン・ザラ「……悲劇は、忘れてはならない。いなくなってしまった人たちを心の中で生かし続ける為にも、悲劇を忘れるわけにはいかない。でも引きずってもいけない。きっと俺はこの日が来るたびにあの日を思い出す。もう何処にもない温もりを、狂ってしまった歯車を…… 」

カラナクシ「殻をなくしました……😞 」

パールル「考え直せオギャ!!殻にこもってこそ得られる耐久性があるオギャ!1オギャーーーーーー!1 」

ヒスイヌメルゴン「(悲しい顔をしてアスランをじっと見つめている…) 」

アスラン・ザラ「俺は何度でも「それ」を思い出す。きっと、これからも。思い出して、悔やんで、思いを馳せて、悼んで……だからこそ……やめたんだ。それ以上抱え込むのを。それ以上はきっと、忘れないのではなく、引きずることになってしまうから…… 」

レジギギギギギギギギアル「やめろ!!僕は狂ってない!!この馬鹿野郎!!11 」

ピアノ「(バケモノ達を10まんばりきで退場させる) 」

ニコル「……そうですね。忘れてもいけないけれど、引きずってもいけない。難しいけれど、悲劇というのはそういうものです。……なんだか、安心しました。アスランが、思ってた以上に前向きで……(お母さんが死んで、お父さんがおかしくなってしまったあの日。直接的な被害を受けた分、アスランの心の傷は特に深いだろうに……) 」

シャニ・アンドラス「よお゛久しぶりだなあ゛ーーーーー(走り寄ってきて)オマエもお母ちゃんと同じ日に送ってやるよオ゛ア˝ーーーー(そのままメビウスについてる核ミサイル型の大型手投げ弾を投げつけてくる) 」

アスラン・ザラ「トゥ!!!!!!(蹴り返す) 」


KA BOOOOOOOM!!!!!(悪は去った!!)



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最終更新:2024年03月22日 02:56