《パラレルオルガ/Parallel Orga》 |
本名 |
オルガ・イツカ |
アイコン |
オルガ・イツカ、ゲスト(主に変身時) |
CV |
細谷佳正 |
年齢 |
19 |
身長 |
190cm |
性別 |
男 |
種族 |
人間(火星出身) |
職業 |
鉄華団団長(民間軍事企業取締役) |
好きなもの |
家族 |
嫌いなもの |
死ぬこと |
人物
仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦にて初登場した「もう一人のオルガ・イツカ」。
同ドラマでラスボスを務めた。
ケイオスに存在するオルガ・イツカとは別の世界からやってきた、オルガ・イツカ本人。
外見、基本的な性格、声や背格好などはこの世界に存在するオルガと全く同じ。
ケイオスのオルガと異なり、
様々な世界を旅しながら暮らしているのが特徴。
異世界を旅する能力を持ち、
同じく世界を行き来する乗り物なども多く所持するが、
絶者などのケイオスにて定義されている存在に当てはまるかは不明。
少なくともパラレルオルガは今まで
カオスドラマにて定義されていた『異世界』『別次元』とはまた格の違う、
そもそも『カオスドラマ』という物語から隔絶された世界からやってきたとの事。
正体は、ネット上の『異世界オルガ』などの二次創作全て、またはそれに近い経験をしてきた『ネットに広く存在するオルガ・イツカ』。
電脳新世界 シン・令和のネットミーム具現化体に近しい存在だが、
それとは異なり、『カオスドラマとは別の場所で強固な自我の元物語を紡いだ存在』であり、
オルガ・イツカとしての人格を残し、キャラクターとして確立されている。
『固定概念』と『独自性』を同時に有する彼は、ケイオスに近く、でありながら真逆である存在と言える。
『異世界オルガ』のオルガ・イツカである為、
カオスドラマ外の普遍的なオルガのイメージに近く、ある意味ではこちらが本物のオルガ・イツカと形容できるかもしれない。
戦闘能力
死ぬたびに強くなる男と名乗った通り、
数多くの世界での死を乗り越えたことで手に入れた圧倒的な数の技(BB素材)を操る。
積み重ねにより生身でも圧倒的なまでの戦闘力を見せるが、
初登場となった
仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦においては、
主に
仮面ライダージオルガに変身し戦闘を行った。
他にもオルガ専用獅電の改造機体、『獅電マジーン』およびそれの変形形態である『火星のOガンダム』を所持し、阿頼耶識による操縦が可能。
今まで巡ってきた世界に応じたライドウォッチを多く所持する上に、
劇中で
『カオスドラマライドウォッチ』を手に入れており、カオスドラマにおける戦闘力は出鱈目な領域に到達している。
身長 |
200cm |
パンチ力 |
8.2t |
キック力 |
19.0t |
必殺技 |
タイムブレーク |
構造材質 |
高硬度レアアロイ、ナノラミネートアーマー |
パラレルオルガの変身する仮面ライダー。
ジオウの物とほぼ同じジクウドライバーにジオルガライドウォッチを装填することにより変身する。
その基本スペックは
仮面ライダーオルガとほぼ互角だが、
変身者であるパラレルオルガの経験に裏付けされた技量、
そして圧倒的な物量のライドウォッチやそもそものパラレルオルガの能力により、
その戦闘力は仮面ライダーオルガを大きく上回る。
作中では『スマホアーマー』にアーマータイムした他、『フリート』『イカルガ』『エバー』などを所持している事が確認されている。
身長 |
198.5cm |
パンチ力 |
55.8t |
キック力 |
129.2t |
必殺技 |
オールストーリータイムブレーク |
構造材質 |
高硬度レアアロイ、ナノラミネートアーマー |
『グランドオルガライドウォッチ』を使用し変身する形態。
ジオルガの使用するジクウドライバーとジオルガライドウォッチを使用するが、
性質的にはジオルガとは別方面の変身にあたる。
全身を装甲で覆うジオルガと異なり、生身が見える範囲で各部に装甲が追加される形を取る。
その身体には人が想像できる限り全ての物語が内包されており、それを自在に引き出すことができる。
パラレルオルガはこれを「自分が知る全ての歴史を形に出来る」と称した。
全ての物語の力と称される通り、その力は実質無限、自分だけでなく全ての存在の可能性を無限に引き出すことができ、そしてそれを自在に行使できるというまさに最強に相応しい形態と言える。
作中ではポム爺さんに「『自由を支配』する『混沌の王』」と称され、その名にふさわしく他の全てを支配せず『自由』だけを支配し自在に乗りこなす、海賊王と似た意味の王、自由を求め続けた少年達の頂点に立つに相応しい『火星の王』として完成している。
その気になり全開で行使すれば圧倒的な最強と言える能力を持っているが、作中では敢えて『ケイオスの可能性』との真っ向勝負を選び、その可能性の前に敗れている。
前述の通り「人が想像できる限り全ての物語が内包」されているが、オルガ本人が引き出せるのは「オルガが引き出すことを思いつく物語」、即ち「オルガが知っている物語」だけであるため、変身者であるパラレルオルガ本人もまた、この形態の性能を十全に引き出せてはいない。
実際、作中ではこの形態の力が変身者のオルガの意図しない形で発露し、未知の扉を開いてしまっている。
仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦作中にて手に入れた新たなライドウォッチ。
その名の通りカオスドラマそのものの能力を宿したウォッチであるが故、
カオスドラマ内においては
管理者権限と同じ効力を発揮するぶっ壊れウォッチ。
これを使用したパラレルオルガはオルガ以外のキャラクターを(一人除いて)全て削除し、
ケイオスそのものを破滅させるというとんでもない大暴れを見せたが、
同じ『オルガ・イツカ』である関係上、彼が使用する場合ケイオスのオルガには効力を発揮しないらしく、
その結果、オルガ(と約一名)による突破を許す結果となった。
仮面ライダージオルガや生身のオルガが使用する特殊刀剣。
オルガの特徴的な前髪を模した刀身が特徴的で、ライドウォッチスロットやインパクトサイン、銃形態への変形機能など全体的に仮面ライダージオウの『ジカンギレード』を模した構造となっている。
構造材質は高硬度レアアロイで構成されており、剣形態における刀身を構成する『ギレードエッジ』はインパクトの瞬間に衝撃を増幅する機能を持ち刃物というより鈍器に近い性質となっている。
高圧エネルギーによる共鳴振動により切れ味自体も高いが、その本質は鈍器に寄っており、その攻撃は重さと増幅した衝撃により『叩き斬る』方向性に特化した形となる。
銃形態は内部で実弾を生成する機能を持ち、エネルギー弾ではなく質量を持った実弾を内部のレールにより電磁加速、超高速で射出するレールガンの形を取る。
空間圧縮によりスペースを確保されたレールは最大速度で亜光速で弾丸を射出可能。
ジオルガライドウォッチが装填されたオーバーロード状態では『ダインスレイヴ』の特殊弾頭を生成可能になり、驚異的な破壊力、貫通力を誇る一撃を射出可能となる。
どちらの形態でもジオルガライドウォッチの装填では単純な高出力化を引き起こすオーバーロード状態に、それ以外のウォッチではそのウォッチの能力を引き出し必殺技や能力を使用可能になる。
仮面ライダージオルガや生身のオルガが使用する特殊刀剣。
マエガミギレードと同じくオルガの前髪を模した刀身と、鉄華団マークが刻まれたメーンユニット『テッカキャリバー』を特徴とし、『サイキョーギレード』を模した構造を有する。
基本構造はマエガミギレードと同じく高硬度レアアロイを基本とし、部位により適材適所に数々の特殊合金が使われた複合仕様となっている。
オルガ本人の阿頼耶識用のナノマシンと同期することによりオルガのパワーアップや成長に追随する形で強化される能力を持ち、この機能によりパラレルオルガにとって常に最強の武器であり続ける。
マエガミギレードと合体することで『ダンチョーマエガミギレード』となる。
ダンチョーマエガミギレード時は非合体時より出力が向上し、テッカキャリバーをライドウォッチスロットでドライブすることにより『マーズキングギリギリスラッシュ』を放つことができる。
この際、刀身から放たれる黄金のエネルギー体には『ダンチョウサイキョウ』と描かれる。
型式番号 |
STH-16/tc-0 |
所属 |
鉄華団(パラレルオルガ) |
生産形態 |
カスタム機 |
全高 |
18.1m |
本体重量 |
28.5t |
主動力 |
エイハブ・リアクター |
装甲材質 |
ナノラミネートアーマー |
彼が使用する時空航行機能を持つスペシャルモビルスーツ。
あらゆる世界や時代に侵入することのできる機能を有し、
戦闘能力も元機体となった獅電より幾ばくか高い。
目玉機能として、戦闘時には各部が展開、
『火星のOガンダム』と呼ばれる戦闘形態に変形する事が挙げられる。
ナノラミネート装甲とGNフィールドの併用による圧倒的な防御力を持つが、
不意をついた攻撃及び巨大な打撃武器による殴打に弱い。
仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦においては、
ケイオス側のあらゆる攻撃を受け付けない圧倒的な戦闘力で暴れまわるも、
ケイオスのオルガが呼び出した三日月の乗ったバルバトスに一撃で叩き壊された。
作中での活躍
カオスドラマにおいての初登場。
本ドラマではラスボスにしてライバルにしてもう一人の主人公という主要キャラとして登場した。
出番としては序盤と終盤の両極に集中している。
『鉄と血と混沌と』においてケイオスのオルガ・イツカとのファーストコンタクト、および初戦を経験。
オルガの変身能力を奪いケイオスにおいての行動を始めた。
同話終盤においてはなんと
カオスルームへの侵入という世界の根幹に関わる行動を起こす。
オルガ・イツカ以下ケイオス側の一行との戦闘を繰り広げ、一度は敗北したかに思えたものの、
上記の『カオスドラマライドウォッチ』を完成させ撤収に成功。
この際
管理者権限と同様の能力の一端を見せた。
『世界の値段』においては序盤に公共放送を行った以外には特に出番はなし。
『異世界からの手紙』にて本格的に再登場。
ケイオスの中心に艦隊を連れて一大侵攻をかけた。
獅電マジーンに乗ってプロヴィデンスを操るクローン様などと激戦を繰り広げる。
この際『メビウスアナザーウォッチ』の使用による渚カヲルの幻影の召喚などの芸当を見せた。
そして自らの前に立ちはだかる夜神・F・セイエイやクローン様に対しついに『火星のOガンダム』への変形を披露。
最終話に値する『願いの重力』にていよいよ本格的にラスボスとしてオルガたちの前に立ちはだかる。
圧倒的な性能を見せつけ、偽マフティーと阿部さんの放った砲撃、アスランのミーティアフルバースト、セフィロスのトリプルメガソニック砲、アサシンのGNスナイパーライフルなどの火力を集中させても傷一つ付かない圧倒的な防御力を見せつけた。
しかし、最終的にはオルガの中に自らの存在により呼び起された『虚憶』により三日月・オーガスの召喚に成功。
彼の搭乗したガンダム・バルバトスの振るったメイスに完全に不意を突かれ、今までの大暴れが嘘のように一撃で叩き壊され撃墜された。
火星のOガンダム撃墜後はその残骸から這い出て生身による戦闘を続行。
仮面ライダージオルガに変身し一行と激戦を繰り広げる。
多数のライドウォッチの応酬をオルガと繰り広げ、『イカルガライドウォッチ』の能力でMAP攻撃を放つ。
しかし、オルガが使用した『グランドオルフェンズライドウォッチ』により発動したフィニッシュタイム『エクスガエリオ』と、ケイオス陣営の力が集結した攻撃の前に押し負け敗北する。
と思われた、が。
カオスドラマウォッチの力を行使し夜神・F・セイエイを消滅させ、『一度死んだ』状態で再登場。
そのままそのカオスドラマ内においては絶対的な力を行使しオルガ以外の全員を消滅させ、ケイオスを破壊。
一騎打ちに臨む。
お互い変身を遂げ、ウォッチなどの小細工のない純粋な技量による格闘戦に突入。
幾度も死を経験したことにより身につけた多数の技を使いケイオスのオルガを圧倒。
両腕を切り落とし、最後の悪あがきとして放たれた飛び蹴りでさえも破り、オルガの変身を解除させる。
唯一残ったオルガに勝利を遂げ、完全勝利を迎えたパラレルオルガだったが……
突如、何故か消滅していなかったアスランに背後から一突きにされる。
誰も予想していなかったイレギュラーにより、パラレルオルガは敗北。
それにより世界が元に戻ろうとする力が働き、ケイオスは元に戻っていく。
しかし、その際に生まれる拒絶空間により、此処に残っているオルガ二人とアスランは消滅してしまうという事実が彼より語られる。
彼ですらも諦めていたが、なんとアスランが無理矢理オルガとパラレルオルガをジャスティスの操縦席に引きずり込み、強引な拒絶空間の突破を図った。
しかし、時空間を超える力を持たない通常のモビルスーツであるジャスティスでは到底拒絶空間を超えることはできない。
どちらにせよ、希望はない……と、思われた。
ケイオスが元に戻り、そこに現れた光。
アスランがオルガたち二人を『居場所』へと送り返すために取った手段は……
ま さ か の 外 道 サ ー フ ィ ン 。
ジャスティスが獅電マジーンをサーフボードにすることによって拒絶空間を突破。
オルガたち共々その命を拾った彼は、『この世界の自分』に対する敗北を認め、そして、この世界に居られる時間の限界を悟る。
パラレルオルガは消えゆく寸前、この世界のオルガに、あの言葉、止まるんじゃねえぞと言い残し、持ち込んだものと共に自らの世界へと帰っていった。
そのキャラクター性、圧倒的な戦闘力、そして『戦う相手』でこそあるが、『敵』、『悪』ではなかったとも形容できるその立場から歴代ラスボスでもかなり特異な立ち位置と言える。
直接の次回作とも言えるドラマ。
このドラマにもアスランや夜神ムーンなどが
仮面ライダーオルガ 異世界オルガ大決戦における事件に言及しており、中盤において発生したアナザーキャラクターとの戦いにおいても『アナザーオルガ』が登場しないなど、彼の存在を仄めかす出来事は多く存在したが、彼本人は登場しないまま物語は進んでいった。
彼の召喚した渚カヲルこそアスランのアナザーとして登場したが、彼本人の出番は無いまま物語は終わりへと向かっていき、最終決戦に突入した……
以下ネタバレ注意
―――― Vs. 《 繰り返す闇 》 メビウス ――――
ザ ン ッ ! ! !
―――― Vs. 《 繰り返 / / ウス ――――
「久しぶりだなァ!!!『ケイオス』よぉ!!!」
―――― Vs. 《界巡る団長》 パラレルオルガ・リターンズ ――――
ま さ か の 再 登 場。
なんと最終決戦のボスラッシュ三人目に、パラレルオルガ・リターンズとしてまさかの出陣。
ラスボスの再登場にしてはあまりにも早すぎる。
ゼ・ローグに駆け付けたところをメビウス(アップローダーによる複製体)に(偶然)捕まるというあそこまでの大暴れを見せたラスボスとは思えないドジをかましていたらしく、一行の前に立ちふさがったメビウスに封印を解かれると明らかに怒りを乗せた一太刀で一撃の元にメビウスを下してしまう。
複製体とはいえラスボス格の相手を一撃で葬るという圧倒的な力を見せつけ、再びケイオスの地に降り立った。
(この際上記のようにメビウスの二つ名表記を真っ二つに両断するという演出を見せた)
今回はカオスドラマウォッチを使わないと前置きした上で戦闘を開始。
戦闘開始直後に前回敗因となったケイオスのオルガをボッシュートするという完璧な対策ぶりを見せ、
戦闘序盤は変身を行わず生身で戦い、対オルガ戦でも見せた輝彩滑刀や、立体起動オルガによるスナップブレードの召喚、『熾天覆う七つの円環』の投影などによる立ち回りを見せ、ケイオス側の一行と攻防を繰り広げる。
が、熾天覆う七つの円環を突破された隙に叩き込まれたカミーユによるPOD投げスイカバーを受けグニョーンとなって死亡。
見事一輪目の希望の華を咲かせた。
が、当たり前のように立ち上がるとグランドオルガウォッチを取り出しグランドオルガへと変身。
―――― Vs. 《最高最善火星王》 グランドオルガ ――――
ここからが本番と言わんばかりに
ラウンド2の開始を宣言。
BGMも『グランドローパー』から『Period』へと変化するという
大体ガラクタナイトな演出を見せた。
自らの知る物語から切り取ったキャラクターを『再生する』能力を見せつけ、
作中では『DEATH NOTE』から松田、『仮面ライダーエグゼイド』からエグゼイドマキシマムゲーマー、『ターミネーター2』からT-1000、『逆襲のシャア』からα・アジールなどを呼び出した。
BからYまでの並行世界を駆け抜け到着した
キャロル艦隊、無双ゲーマーへと変身したゲンムなどを相手にしても未だ絶対的な力を誇ったが……
自らが倒したメビウスの内、どうやら本人が複製体に憑りつき仮初の復活を果たしていた状態だったらしい
メフィレスが夜神ムーンの影から現れ、ムーンへと語り掛ける。
それと時を同じくするように、相対した混沌により想定外の挙動を起こしたのか、それともオルガ本人も知らないウォッチに秘められた可能性が発露したのか未知数を示す《XXXX》が刻まれた扉がハサウェイの前に開く。
その中から現れた、ハサウェイの事を知る謎の人物がハサウェイを再起させ、そしてメフィレスは夜神ムーン……いや、
夜神月と束の間の握手を交わし。
かつて激戦を繰り広げ、この世界を、ドラマを大きく盛り上げた原初の宿敵二人と、未だ確定しない未知から現れた未知の相手と未だ実を結ばぬ未熟な果実の未だ定まらぬ未来の二人。
時代が交差する現代に結ばれた過去と未来の二つの『奇跡の共同戦線』が彼の前で成立する。
メフィレスの闇の力を受け取り限界を引き出した
夜神月、恩師の機体を具現化し、νガンダムをその身に纏うハサウェイ・ノア。
光と闇、対極の二つが肩を並べる。
そして、二人に続く『混沌世界の可能性』たちと最後の決戦、ラウンド3に突入。
自らもマエガミギレードとダンチョーギレードの二振りを振るい自ら激戦に臨む。
自らの力を最大限引き出し、混沌世界の者たちが放つ『最高の一撃』を打ち破るという驚異的な力を見せるも、
『今の最高』を超えていく『可能性』を示すハサウェイ、夜神月、メフィレス、そして『未知の一人』の四人の『共同戦線』の前に、とうとう敗れ去る。
何処か安らかな表情を浮かべたパラレルオルガはその敗北を認め、再びケイオスへ
『止まるんじゃねえぞ』と言葉を送り、二度目の希望の華を咲かした。
決着後、立ち上がった彼は満足した、と一向に伝え、再び違う世界へと旅立っていき、
それと同時に、奇跡の共同戦線は終わりを告げ、メフィレスと名も知れない未知もまた、闇と光の中へと消えていった。
本編では語られなかったことだが、彼がゼ・ローグ内部に現れたのは黒幕である『管理人』に傭兵稼業も行う鉄華団の団長として雇われたのが理由らしい。仕事にかこつけてまたケイオスの住民たちと戦いたかったというのもあるらしいが……
にしても金で雇われたという理由で再登場するラスボスはどうなんだ。
今回はカオスドラマライドウォッチを使用しておらず、また火星のOガンダムも使用しないというグランドオルガに変身しての真っ向勝負だったが、そんな純粋な戦闘力による勝負でも健在な強さを見せつけた……
どころかラスボス時より強い気すらする。
メフィレス襲来編、
闇からの侵略者編、
Lemniscateなど複数の作品でラスボス格を務めたメフィレス、その宿敵であった英雄の一人夜神月を始めとしたラスボス戦とも見紛う豪華メンバーによりようやく倒されるという存在感に加え、リマスター前では『過去』として立ちはだかったメフィレスが『今を生きる本人』としてかつて激闘を繰り広げた夜神月と共闘するという『奇跡の共同戦線』の立会人になるという立場。
総じて『世界の旅人』である彼らしい異彩な再登場を飾った。
ドジかましてたり金で雇われたりしてるところも異彩
……が、Chapter.7にて
本人が再登場。
このラスボス、再登場しすぎである。
カオス界とは違った世界にて
レッドウォーリアと接触。
まさかのカオスドラマウォッチを要求され、その条件として「自分を倒す事」を吹っ掛け交戦する。
仮面ライダージオルガへ変身し戦うが、
ほぼ一方的な試合展開でボコボコにされる。
状況を不利と判断しグランドオルガに変身する。
が、ケイオス一行を苦しめた歴史召喚が
通用せず、マーズキングギリギリスラッシュすらも
あっさりと破られる。
咄嗟の機転により、相手の懐に刃を潜り込ませ、そのまま零距離で必殺技を食らわせることに成功するも、
それも特に通用した様子すらなく、それどころか
全く気付かぬうちにジクウドライバーを真っ二つにされて敗北。
元ラスボスの姿か…?これが…
その後、約束通りカオスドラマウォッチをレッドウォーリアに譲渡。
ついでにレッドウォーリアにパシリのように使われる羽目に。元ラスボスの姿か…?これが…
……一応彼の名誉のために補足しておくと、前作カオスマ[Re]masterで複製品とはいえ同じく過去作ラスボスであるメビウスを一撃で下している辺り、
彼の実力そのものはラスボス格の中でも有数なほど高い。
そして同じく相手となったレッドウォーリアもまた
主人公勢を一方的にボコボコにした挙句に、機械の月を一撃で真っ二つにするほどの化け物であるシャンクス相手に互角、なんなら少し優勢な程度で試合を運ぶ化け物である。
要するに、彼がレッドウォーリアにほぼ一方的に負けたのは
あまりに相手が悪すぎたの一言に尽きる。
あそこまで強かったグランドオルガを一方的に叩きのめしたレッドウォーリアがあまりに強すぎたのだ。
本ドラマの描写だけで見ても、主人公勢が他の敵もいたとはいえ、ハサウェイ、海馬、
ヴェスパー、夜神ムーン、
エドガーの五人がかりでまるで相手になっていなかった中1vs1で一応戦闘を成立させていたパラレルオルガの実力は確かに高く見える。
ほぼ一方的に負けたとはいえ、ラスボスとしての格は落ちていないと言えるだろう。
相手こそ悪かったけどボコボコにされてる時点でかなり落ちてるだろって?知らんな
最終更新:2023年01月25日 15:29