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― 第20層「黄風」 ―
― バトルフィールド:結晶円盤 天候:無 ―
エリノラ「(転移クリスタルから攻略組を引き連れてバトルフィールドへと踏み込む。今までの回想とは雰囲気が大きく異なり、既存世界をイメージした造りではなく、幻影の巨塔を形作る「偏属性クリスタル」で構築された円形のステージ。外枠と壁の間には奈落へと繋がる穴が輪状に広がり、落下すれば場外扱いとなることを物語っていた―――)―――― さあ、ついに20層…今回は、
『 ボス戦 』だよ…!(緊迫した表情をひとつ浮かべて攻略組と向き合う) 」
浮世英寿「ボスか…一度10層で相手をしたが、ボスは決まって「特殊イベント」が発生すると言っていたな。今回も用心した方がいい。(などと注意喚起しながらもその表情は勝利をもぎ取らんと大胆不敵に口角を上げている) 」
レヴィ「拠点制圧じゃなくて単純に殴って倒すだけの戦闘か。ウチとしてはこれくらいシンプルなのがいいよ!明確に、ただ目の前の敵を叩き潰せばいいだけだからね…!(ガジェット「粉砕《 シュナイデン 》」を振り回して右肩に担いだ) 」
サソリ「……さーて……ボス戦か、今度はもう少し多く傀儡を使えるといいな(そう言って彼らと肩を並べ、身体をキリキリと調整している) 」
笠間「はぐれてからというもの……遠い所まで来ちゃったっすね~~……(炎を手から少しだけ噴出させ、弄びながらステージの向かい側を見る)いやこれマジで凄いの出そうっすね…… 」
リュウ「強い奴、凄い奴……楽しみだな!それでこそ此処までに来た甲斐があるというものだ!(荷物を入れたずた袋を置き、道着の帯を締め直す) 」
ブワサ…ッ…ブワサァ…ッ……!(緊張感張り詰めるフィールドにて、何処からともなく残響する音。それは翼を羽搏く様な快音。それが二重にも重なって聞こえ、徐々にそのボリュームは高く――主が近づいている――なっていくのだった)
フギン&ムニン『 ブ ワ サ ァ ッ ! ! ! (奈落の底から現る巨影の正体は、二羽の怪鳥。一方は赤く、もう片方は青い体を持つ、それはそれは大きな体躯をした怪鳥だ。互いに対となるような佇まいで現れ出でた二羽の怪鳥は、攻略組を挟み込むように宙に手滞空し、彼らを鳥瞰する――――)』 」
エリノラ「出た…っ!あれがこの第20層のボス…『フギンとムニン』…!!みんな、気を付けてね…!制限時間内にあのボスを二体倒さないと、この層は踏破できないから…! 」
3… 2… 1… ―――――― > > > BATTLE START < < <
――― Vs. 【☢ EVENT BOSS☢】 比翼の霊鳥『 フギン&ムニン 』 ―――
制服の青年「"やってみろ"と言われて参加したが、いきなりボス戦なのか。……まあ、別にいいか。(眼前の怪鳥を正面に捉え、パキパキと指の小指から順に音を鳴らす) 」
浮世英寿「こいつぁデカいな…張り合いのありそうなボスが来たもんだ。 \ DESIRE DRIVER / (こちらを鳥瞰する会長を不敵な笑みと共に見上げながらデザイアドライバーを装着する)\ SET / (傍らより取り出したマグナムバックルをドライバー右側へ装填) \ SET / (更にブーストバックルを左側へ装填する) 」
浮世英寿「 パ チ ィ ――――― 変 身 ―――― ン ッ 」
浮世英寿 → 仮面ライダーギーツ「 カチリ…バキュンッ ! ブォンッ、ブォォンッ ! ! (指を鳴らし、マグナムバックルのリボルバーを回転。トリガーを引き、ブーストバックルのハンドルを2回捻る) \ DUAL ON / \ GET READY FOR 「BOOST」 & 「MAGNUM」 / \ READY FIGHT / (狐仮面に黒スーツの素体へ変身した直後、白と赤の装甲がそれぞれ上・下半身に装着されることで、狐面の戦士・仮面ライダー「ギーツ」・マグナムブーストフォームへと変身を遂げた) 」
仮面ライダーギーツ「 さあ、はじめようか――――!(バキュン、バキュゥンッ!!)(手にしたマグナムシューター40Xを手繰り寄せ、頭上の怪鳥目掛けて射撃しながら特攻を仕掛けていく) 」
レヴィ「ッハハ…♪いいね…まとめて七面鳥にでもしてやろうかな…♪(自らのメイス型ガジェットを両手に握りしめて突撃していく) 」
フギン&ムニン『 ブ ワ ァ … ――――― ヒ ュ ォ ン ッ ! ! (開戦の合図と共に放たれたギーツの銃弾をひらりと避けるように、二羽の怪鳥が滑るような並行飛行を行う。その巨体に似合わず移動速度はなかなか早く、機敏なものである) シュドドドドドァッ!! (赤と青、それぞれの怪鳥が両翼を羽搏かせ、鋭利な羽を飛ばして攻略組を牽制する)』 」
笠間「同時に二羽ともお登勢、って事じゃあないっすよね?とりあえず一羽ずつ……ってちょっ!?めっちゃ連携取って来てるんすけど!?(素早く跳ね回って羽を回避しつつ、フギン&ムニンを追い掛ける) 」
リュウ「凄い弾幕だ……そしてこの密度、鳥とは思えないな……だが!カキン!!カキン!!(青く発光し、羽を悉く捌きながら確実に距離を詰めつつ……)波動拳!!波動拳!!(応戦する様に、二羽に向けて気の弾を飛ばす) 」
サソリ「小手調べだ。『プロフェッサー』、『フォートレス』。味見と行こう(コートの奥から糸を引く。そこから二回煙が上がり、絡繰りの音を鳴らしながら二体の傀儡がその場に出現する) 」
レヴィ「いよっ―――はっ―――っと――――!(頭上より飛来する羽の雨を、鈍重な武器を手にしながらもこれらを巧みなステップを加えた挙動で鮮やかに回避していく) 空中(うえ)にいるってのがちょっとやりづいらいけど…撃ち落とす術ならないわけないんだよね!( ガ シ ャ ァ ン ッ ! )(メイスを天高らかに突きだすと、その先端のハッチが一斉展開) ぶっ放すッ!! ( ズ ド ド ド ド ド ァ ッ ! ! )(ガジェットに内蔵されたロケットランチャーが一斉に顔を出し、白い煙を噴かせて速軌道で描きながら怪鳥共へと飛んでいく) 」
仮面ライダーギーツ「へぇ、図体の割にはすばしっこそうだな。なら…―――――ブォンッ、ブォンッ、ブォォオオオオンッ!!!(下半身のブーストフォームの赤い装甲、そこに備えられたバイクのマフラー部分が火を噴き出し、推進力を得た状態で羽を避けつつフィールドを疾走。足場と壁を隔てる穴を飛び越えて壁に足を付け、重力を無視するかのようにそのまま走り出した) 」
日野下花帆「面白そうなゲーム………行くよ!フラワー!!!(コルトパイソンを構え、ムニンに向けて狙い撃ち) 」
フォートレス『 ガ ガ ガ ガ ッッッ(大きく土煙を上げてその場に降り立つのは強固な装甲に覆われた大男。呼ばれた名の通り「要塞」めいた風貌の傀儡。左腕を大盾に変形させ、無数の剛翼を弾き返す)』 」
フギン&ムニン『チュボボボボボッ、ズッガアァァアアンッ!!!(リュウと
レヴィ、花帆が繰り出した遠距離攻撃が双方に炸裂する。ダメージは通っているようだがその程度では大きな怯みを見せず、すぐに俊敏な動きで頭上を旋回する)―――― キ ラ ン ッ (その時、怪鳥の目が妖しく発光する――――)』 」
ォ ォ ォ オ オ オ オ … ッ … ―――――― ボボボボボッガアァァァアアアンッ!!! / パキパキパキパキャアァアアアッ!!!(突如、攻略組に被弾することなくフィールドに刺さったままの羽が発光。起爆するように眩い光が弾けたと思えば、赤い羽根は爆発を、青い羽根は周囲を凍結させる氷結魔法が発動。二属性のトラップが攻略組に襲い掛かった)
仮面ライダーギーツ「 ド ド ド ド ド ド ド … ―――――― ! ! (円形の壁を、その形状に沿うように走る抜けつつフギンとムニンとちょうど同じ高度に達し、さらに上を目指すように走り抜けていく) 」
制服の青年「歓迎は手荒いようだな、さて……固有霊装―――"暁の祈祷<ルエゴ・アルバ>"。(バチバチと肉体を日差しのような光が包み、闘気を纏い―――)―――"フェーズ:1"。(飛来する羽を拳で叩き落としていく)……まだ乗り切らないな、小手調べで行こう。 」
レヴィ「っし…!攻撃は当たって――――うわわぁ…ッ…!?(丁度足元に突き刺さっていた赤い羽根、それが唐突に爆発したことによって不意を突かれたように吹き飛ばされる) ズザザザァー…ッ……! ッチ……完全に油断してた…あの「羽」…!(舌打ちと同時に頭上の怪鳥を睨み上げる) 」
プロフェッサー『グ ア ンッッッ(打って変わって、フォートレスと共に出現したのは小柄な少女とも見紛う小さな人形である。頭部から、計算機のような妙な音を鳴らしながら怪鳥を両の目で補足。右腕が絡繰りの音と共に変形、一対のレールを伴った銃身がせり出す。電磁投射砲「レールガン」。電磁力を雷遁チャクラをもって発生させながら、音の壁を容易く突き破り空を揺らす一撃が、怪鳥に向けて一撃、二撃、そして三撃目と、周囲に余韻を残しながら放たれた) 」
百瀬吟子「花帆先輩、そんなに効いてない…!(後ろから花帆の身体を伏せさせ、発光を回避する) 」
アサギ(オーディエンス)「ちゃ~…
レヴィ"も"初見で食らっちゃったかー…(エントランスの映像クリスタルを介して彼らのボス戦を観戦している。この発言から、既に自分は20層のボス戦を踏破していることが伺える)
レヴィは割と脳筋なとこがあるっすからね…頭ごなしに突撃かましても敵の思う壺になるだけ…なんとか糸口を見つけてほしいっすけど… 」
サソリ「フォートレス、強行突破だ(プロフェッサーと呼んだ傀儡には目もくれず、それの盾となるフォートレスと呼んだ傀儡に指先で指示を出す。見事な操演だ。まるでサソリの身体の一部のように、あるいは意志を持った別の個体のように。滑らかにフォートレスは動き出す) 」
フォートレス『 ガ オ ン(強引に氷と爆炎を振り払いながら、左腕を大きな音を鳴らしながら変形させる。盾の代わりに顔を出したのは、『射出槍』……言い換えるならば、パイルバンカーだ。それを周囲に残る氷に力づくで突き入れると) 」
リュウ「流石に、固いな……やはり接近戦に持ち込まなければ、痛打は与えられないか……っ!なにっ……!!ぐうっ……!(とっさに防御態勢を取り、爆風を何とか防ぐが大きく吹き飛ばされ)……流石だ、一筋縄では行かないな…!! 」
ズ ガ オ (火薬の音と共に杭が打ち出される。衝撃波が周囲に伝わり、フォートレスの周囲から前方の扇状に、フィールドを埋め尽くす氷が打ち払われる)
デイダラ(オーディエンス)「……チィ…サソリの旦那…!なんてじれってえことやってんだ!もっとこう、ドカーーーーン!!!と!ボッカーーーーーン!!!と!!ド派手にかましてやりゃあいいのによお!! それにしても…うん、あの鳥どもはオイラのアートの参考材料にはもってこいだな…!(エントランスで癇癪を起しつつも関心を加えながら観戦している) 」
フギン&ムニン『グルン―――グォンッ―――ブゥンッ―――!(回転を加えた回避でプロフェッサーが放つレールガンを紙一重で回避してみせる) バ サ ァ ッ ―――― グ ゥ ォ オ オ ン ッ ! ! (その時だ。初手はフギンが、そしてワンテンポ遅れてムニンが滑空し、バトルフィールドすれすれまで急降下。足場に沿って低空飛行しつつ、攻略組にその巨体による体当たり攻撃を交互に仕掛けようと迫った)』 」
レヴィ「――――!(来る…ッ!いや、これはむしろ――――)――――チャンスだな!!(こちらに突撃を仕掛けようと迫る二羽の怪鳥。その内、遅れて攻撃を仕掛けるムニンの方に狙いを定め、敵が目前で間で肉薄するのを待つ)―――― ここだァッ!!( ガ ッ ギ ィ゛ ィ゛ イ゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! )(豪快に振り抜いたメイスでムニンの攻撃の勢いを殺すように真正面から迎え撃つ。その顔面に鈍器を振り抜き、怪鳥の動きを止めにかかった) 」
サソリ「(プロフェッサーの軌道補正があっても当たらねーか……)突っ込んできやがる……フォートレス、受け止めろ(コートに片手を突っ込み、新たな口寄せの準備をしながらフギンとムニンに目を向け、フォートレスを指をミリ単位で動かして制御)確かに広範囲火力は必要だな、『パイドパイパー』、追加テストだ(再び煙。そこから現れた人影に、チャクラ糸を瞬時に繋ぐ) 」
笠間「何か仕掛けがあるとは思ったんすよ、魔力っぽいのも感じたし……!!(軽快な動きで駆け回り、高くジャンプして爆発を躱した後……)よーし、突っ込んで来た……ナイス足止めっす!まずは一匹……!!(足に炎を纏わせ、回転しながらムニンに向けて落下。そのまま落下の勢いを乗せた回転踵落としをムニンに向けて放つ!) 」
フォートレス&プロフェッサー『グ イ ン!!/ギ ャ オンッ!!(フォートレスは左腕を盾に、プロフェッサーもまた続くように右腕を大楯に変形させ、二体の怪鳥をそれぞれ、受け止めにかかる) 」
日野下花帆「わわっ!(吟子に伏せさせられ光を回避)ありがとう、吟子ちゃん……って近くまで来てるよ!(転がって回避したままフギンに射撃を続ける) 」
パイドパイパー『…………(サソリが追加で口寄せしたのは笛のような棒を口に咥えた傀儡人形。その口に含んだ棒を吐き出すと、そこに砂鉄がどこからともなく集まり飴玉のような形に凝固し) 」
サソリ「砂鉄界法・改!!ソォラァ!!!!(パイドパイパーを操る手を、勢いよく引き寄せる) 」
ズオオオ オオオ オ オ オ オ!!!(パイドパイパーが吐き出した砂鉄が圧縮状態から急激に弾ける。超広範囲、周囲を巻き込むことも辞さない全方位に向けて、砂鉄にて構成された剣山が無数に枝分かれしながら空間を埋め尽くす)
百生吟子「……行くしか、ないでしょ…!!(刀を構え、ムニンの体当たりに対抗するように斬り込む) 」
夕霧綴理(オーディエンス)「……ああ、ダメだ…あの鳥を見ていると……ポークソテー食べたくなってきた……(*´﹃`*) 」
村野さやか(オーディエンス)「いやそこはチキンじゃなくて!?ていうか、呑気なこと言ってないで綴理先輩も応援してあげてください!花帆さん、吟子さん…!負けないでくださいね…!(祈るように、息を呑みながら観戦する) 」
森ノ宮(オーディエンス)「よおおおし!!あんな技教えた事一回もねえけどまあいいや!!やれ!!ぶっ叩け! 」
リュウ「よし、俺も加勢するぞ!竜巻!!旋風脚!!(足を突き出しながら高速回転し、フギン&ムニンに向かって果敢に突っ込んでいく) 」
制服の青年「ここにいるのは顔見知りばかりか?……まあ、別にいいか。(闘気を静かに落ち着けつつ、気配をゆっくり消してゆく)……"敵意<ヘイト>"は向こうがたっぷり買ってくれている、ならこっちは……。(一歩、二歩、音を消して気配を押し殺して、暗殺者のような足取りでフギンとムニンの二匹に背後より躙り寄る) 」
フギン&ムニン『 ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ―――― ガ ギ ャ ア ア ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (突撃を受け止められた直後に繰り出される攻略組による怒涛の反撃に、初めて怪鳥はその巨体を大きく仰け反らせる。奇声のような断末魔を上げながら再び両翼を羽搏かせ、もう一度中へと舞い上がる)』
仮面ライダーギーツ「フッ―――― そうはさせないぜ! (ブォンッ、ブォォォォオオオオンッ !!! )(ずっと壁の上を走り続け、高所に至ったところから身を乗り出す様に落下。その際にブーストバックルのハンドルを2回捻った) \ MAGNUM BOOST GRAND VICTORY / (全身に紅蓮を纏いながら垂直に急降下する、その狙う先は―――)―――― は あ あ あ あ あ あ あ あ あ ァ ー ー ー ー ー ッ ! ! ! (―――青い鳥のムニン。ギーツのライダークレストを描いた強力なライダーキックを、空中へ飛び上がったムニンへと炸裂させ、再びフィールドに叩きつける) 」
ムニン「 ズ ッ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (今まさに飛び上がろうとしたその瞬間、ずっと頭上を走り抜けていたギーツのライダーキックが背中へ盛大に炸裂し、再度地面に叩きつけられてしまった) 」
サソリ「『機動力』と『膂力』が必要だ(傍にプロフェッサーを引き寄せながら、フギンに目を向ける。またも口寄せ用の巻物を取り出し)「スピアマン」、「トルーパー」、もう一体を抑えろ 」
レヴィ「くっそ…ッ!あいつら、また飛び上がって……!?(舞い上がる会長を悔しそうに見上げていたのも束の間、ギーツのライダーキックによって片方の怪鳥だけが間髪入れず地面に叩き伏せられたのを見て驚嘆する)うっは…!ナイスタイミング…!こいつだけでも片付けて、楽々クリアしてやる…ッ!( ガ ッ ゴ オ ォ ン ッ ! ! ! )(地に叩きつけられたムニンの頭部へ豪快にメイスを叩きつける) 」
制服の青年「……俺は考えた、勿体ぶって二対で出てるには何か理由があるんだろ。(失墜したムニンに気配もなく肉薄、思い切り羽根を毟り取り―――)これ見よがしに属性が対になった見た目、利用してくださいと言ってるようなもの……違うか?(その羽根を思い切りフギンに向けて投擲する!) 」
スピアマン&トルーパー『 グ オ ッ(放り投げた巻物から飛び出すのは、黒い鎧を纏った槍兵の如き傀儡と、脚部を四脚に変形させた傀儡。ギーツに続くようにフギンを捉え)ガシャ ン ギュ ウンッ(トルーパーが四脚でスピアマンを掴み、遠心力と重力を乗せて投擲。勢いに乗ったスピアマンは同時にサソリによる糸の牽引も受け、自らが一つの矢となり)ザ グ ンッッッ(フギンの背中へ、突き刺さる) 」
笠間「よーし!!落としたぁ!これで追い討……あっ!また飛んだ!けど……落ちたァ!!流石ライダー!よっしゃ、ここで決め時っすかね……!(今度は跳躍せず、ムニンに向かって一息に跳び……)どおらっしゃぁぁぁぁ!!!(ゴッッッッシャァァァァァ!!!)(叩きとおされたムニンの首目掛け、渾身のサッカーボールキックを放つ) 」
リュウ「そうだな、まさにここが勝機…!真空!!波動拳!!!!!(一気に気を練り上げ、巨大な気弾をフギン&ムニンに向かって放つ) 」
フギン「ザクッ…ボボボォ…!(制服の青年が投擲した羽が赤い体毛に突き刺さるが、羽はみるみると燃え盛り、まるで呑み込まれるように消失した――― ) ザ グ ゥ ゥ ッ ッ ッ ッ ! ! ! (背中にスピアマンの矢が突き刺さり、赤い怪鳥は暴れ出すように空中で見悶える。そのまま引き寄せられるかと思われたが…)――――― ボ ボ ボ ボ ォ ォ ォ ァ ァ ァ ア ア ア ア ッ ! ! ! (赤い体毛が燃え盛る炎そのものとして顕現し、突き刺さった矢を筆頭にチャクラ糸に引火。自身を拘束するものの一切を焼き落とし、そのまま天高く宙へと飛び出した) 」
ムニン「 ギ ェ゛ ェ゛ ェ゛ ェ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ ッ゛ ―――――― ズ シ ャ ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン … ッ … ! ! ! ! (成す術もなく地に倒れたままの蒼い怪鳥は怒涛の一斉攻撃を受けて絶叫し、ついに力なくその巨体が崩れて絶命したのだった―――――) 」
レヴィ「っしゃあ!これであとは一体―――――(そう勝機を確信した、次の瞬間だった――――) 」
フギン「 ブ ワ ァ … ッ … ―――――― ヒ ラ ヒ ラ ヒ ラ … (相方のムニンが絶命した時、空中の赤い怪鳥が大きく翼を開いてフィールド一帯に赤い羽根をばら撒いた。赤い羽根は蛍火のように淡い光を帯びおり、それ自体に攻撃性を感じさせなかったが―――――) 」
ムニン「――――――― ギ ュ オ ン ッ ―――――――(フギンが撒き散らした赤い羽根が青い怪鳥の死骸に触れた途端、絶命したはずの怪鳥が"息を吹き返した"かのように目覚めた。まるで先程受けた攻撃のダメージなど感じさせない快活な挙動で翼を羽搏かせ、フギンと対になるように天高く跳び上がった) 」
仮面ライダーギーツ「……復活した…?……!そうか、そういうことか…!つまり、あのボス共は――――― 」
エリノラ「みんな、気づいたようだね… そう、フギンとムニンの異名は「比翼の霊鳥」…!片方を倒したとしても、すぐにもう片方が「蘇生の羽」を撒いて倒れた方を復活させる…! つまり…"あの二体は同時に撃破する必要がある"ってこと…!! 」
笠間「………こういうのってとりあえず数減らすのが定石じゃあないんすか……?両方同時にかぁ…… 」
制服の青年「……そっちのパターンか、じゃあ羽根を抑止力には使えないって事か。(舌打ち一つ、アテがハズレたことに苛立ち一つ……纏う闘気が一段階膨れ上がった)つまり……力押しが必要だな、まあ、別にいいか―――温まってきたな、"フェーズ:2"だ。(どくんと心臓が脈打ち、闘気から二対の短剣が形成された)俺はあっちを削り直す、援護なり足止めなり任せる。(素早く蘇ったムニンに気配を押し殺しつつ取り付き、そのまま両短剣を翼に深々と突き込む!) 」
ラタリア(オーディエンス)「見事にひっかかってしまったらね…はかせも一度やらかしちゃったけろ…… そう、"敵は二体同時に、同じタイミングで"倒さなくちゃいけない。片方が復活しちゃった今、復活した方は体力が全回復している。蘇生させた赤い奴はまだ体力が減ったまま…でも、赤い法を倒したとしてもすぐに青い奴が復活させる。らから――――― 」
仮面ライダーギーツ「――――まず集中攻撃すべきなのは『 青い方《ムニン》 』の方ってことだ…!(バキュン、バキュゥゥウンッ!!)(マグナムシューターによる射撃をムニンに与えていく) 」
日野下花帆「梢先輩、まだログインできないのかな〜><(制服の青年の言葉に答えるようにムニンに銃を連射して足止めする) 」
リュウ「両方にダメージを与え、各々で同時にとどめを刺すか……或いは、両方を一か所に集め、同時に攻撃に巻き込むか……どちらにしろ、動きを止める必要がある事には変わりないか……やってみるか! 集中ッ!!(その場で構えて気を込め、全身に稲妻を纏う) 」
レヴィ「っか~~~~~~!!!ややっこしい!!でも…"二体まとめて潰す"ってことだけはわかった…! こっから本気出さなくちゃっね…!( ガ ギ ョ ン ッ ! ! ! )(ガジェットから飛び出した数基のシールドビットが次々と武器本体に合体することで、グングニル型の突貫形態へと変形させた) 最初は青い奴ね…!了解ッ!!(頭上に浮かぶムニンを睨みつけるように狙いを定める) 」
百生吟子「梢先輩がログインできないのは仕方ないでしょ…!(花帆に続くようにムニンに斬り込む) 」
乙宗梢(ゲーム外)「えっと、ブイアールエムエムオー……?(機械さんと仲良くできずに加勢ができない) 」
笠間「こういう時……武器とかちゃんと使えればなぁって思うんすよね……よし、なら青い奴をまず叩き落して……とどめは刺さずにもう一羽!それが良さそうっすね!!(飛び上がるムニンを見上げ……ぐっ、と力を込めてしゃがみ込む) 」
ケン(オーディエンス)「メルのやってたゲームの話を聞いてなかったら、俺達も引っかかる所だったな……あいつは案の定引っかかっちまったが……だが、勝機はあるはずだぜ 」
藤島慈(オーディエンス)「んもー!!梢の奴、後輩のピンチに何やってんのよー! 」
ムニン「ザグゥゥウッ!!(制服の青年の両短剣が右翼に深く突き刺さるが、地下粗強く羽ばたかせることで彼を払い落とす)ヒュドドドド…パキパキパキャァアッ!!(ギーツの銃撃を受けながらも、再度被弾箇所を凍結させる羽を飛ばして応戦。花帆と吟子の攻撃をそれらの羽で相殺し、彼女たちの足元を凍結させる) 」
フギン「 グ ゥ ォ オ ン ッ ――――― ズ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ォ ォ ォ ァ ア ア ア ッ ッ ! ! ! (上空で羽を飛ばすムニンに対し、赤い怪鳥が全身に大紅蓮の焔を纏い、宛ら太陽の如き姿となって低空飛行しつつ攻略組に妨害を加えるように突撃していく) 」
大沢瑠璃乃(オーディエンス)「(めぐちゃんはルリたちの戦いの時補習だったじゃん…) 」
仮面ライダーギーツ「ッ……!赤い奴は一旦無視するに限る!うっかり倒してしまったらもう一度蘇生させられて堂々巡りに陥る…!時間も…限られていることだしな…!(頭上に浮かぶカウントダウンのデジタルタイマーに目配せしつつ、フギンの燃え盛る突撃を紙一重で側転回避する) 」
レヴィ「ああん、もう…ッ!!(今叩くべき相手(=ムニン)ではなく、攻撃してはならないフギンが至近距離まで迫っているというもどかしい状況に癇癪を起しながらも身を翻す様にその突撃を回避する)なんとかして、まずはあの青い奴をこっちに引き寄せないと…! 」
制服の青年「(ばっ、と振り落とされるが―――)悪い、あんたの身体ちょっと借りる。(勢いそのままにギーツの身体を土台としてスピードを殺さぬよう蹴り、勢いよくフギンの背後まで飛翔―――すれ違いざまに闘気を束にして巻きつけ―――)……"暁の祈祷<ルエゴ・アルバ>"、モード"鎖<カデナ>"。(実態を伴い変化、フギンを雁字搦めにして縫い付ける!)要は手負いの方だけ"生かさず殺さず"の状態に置けばいい。 」
日野下花帆「わっ!?(足元が凍結して)凍っちゃった〜… 」
百生吟子「凍っちゃった〜、じゃないっ!その銃でその氷破壊して! 」
笠間「そぉい!!!(羽を飛ばすムニンに向かって、大ジャンプで一気に距離を詰めようとした所……)わわっ、危……ねぇっ!?(フギンの突撃に妨害され、反射的に炎を纏った足で蹴りを入れつつ反動で軌道を変え、突撃に巻き込まれる事を回避)……あっぶ……!! 」
仮面ライダーギーツ「うおっ…?!(制服の青年に足場にされてよろめくが…)ほぉー…やるな、お前。これでしばらくは厄介な横槍を気にせずにいられる。あとは…――――― \ REVOLVE ON / (ドライバーを一回転させる。すると、上半身と下半身の装甲が入れ替わるように全身が回転。ブーストマグナムフォームへと切り替わる)行くぜ…!( バ ボ ォ ォ オ オ ン ッ ! ! )(白い下半身から伸び出た銃口部から勢いよくジェット噴射が起動。そのまま上空のムニンへと飛び出していく) 」
仮面ライダーギーツ「グルングルングルンッ――――― はァッ!!( ド ッ グ ゥ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! )(ムニンを飛び越えてその頭上にて錐揉み落下。遠心力を加えた踵落してをムニンの脳天に叩き込む) 」
レヴィ「時間も迫ってる…他人任せにするくらいなら、自分から叩き落とす…!!(そう言うとグングニル形状のガジェットを豪快に振り回し始める)――― ガトウ団長!!こういう窮地(ピンチ)な時のガッツの見せどころ…だよねッ!!っんなおらぁぁぁあああーーーーーッ!!!!( ズ ゥ ァ ァ ア ン ッ ! ! ! )(宛らジャイアントスイングによる回転投げでガジェットをムニンの胴体目掛けて豪快に投げ飛ばした) 」
ムニン「ドゴォァアッ、ズブゥアァアッ!!!(ギーツの踵落しからの
レヴィに投擲された槍が胴体に深く突き刺さり、青い怪鳥が痙攣したかのように身を震わせながら少しずつその高度が落されていく) 」
エリノラ「頑張って、みんな…!後、もう一押しだよ…!(徐々に落下していくムニンを指差す) 」
フギン「 ギ ェ゛ ェ゛ エ゛ ー ー ー ー ー ッ゛ ! ! ! (制服の青年が齎した闘気に拘束され地に横たわったままの赤い怪鳥が暴れ出す。発火する体毛は少しずつ高熱を帯び、このままでは拘束が解かれるのも時間の問題であった) 」
サソリ「薄々そんな気はしてたが、そんなもんだよな。スピアマンでも火力が足りないか(『同時に仕留めなければ復活する』。その様子を見たサソリは傀儡たちを引き戻し)同時に攻撃、ならオレの得意分野だぜ。なんせ傀儡使いは「体が複数ある」んだ。身体が一つしかない奴らとは違うんだよ(そう言うと再び巻物を放り投げ、新たに傀儡を口寄せ)手負いの方の足止めは他全機が行う。蒼い方は……「最強戦力」で仕留める 」
制服の青年「悪いがフェーズ2じゃ出力不足であまり長くは保たせられない、手短に頼む。(地面に鎖で縫い付けたフギンの身体を足蹴にし―――)だからそれまで、あんたは俺と"対1<サシ>"だ、答えはYES以外聞かない。(余計な手出しができないように、嘴を閉じるようにして短剣を串刺す) 」
プロフェッサー&フォートレス『ズオ ズオ / ガンッッッ (プロフェッサーが右腕を変形させたグレネードランチャーでフギンを牽制すると、拘束を解こうとするそれに楔を打ち込むように上からフォートレスが落下と同時に杭を打ち込む。) 」
笠間「フォロー貰ってばっかりっすね、我ながら……!!でも、ここがチャンスなら見せ場作らないと、ね……!!――東雲流、『彗星』ッ!!(ムニンを飛び越えるほどに再び跳躍し……落下するムニンをフギンの直上に叩き落そうと、渾身の掌底を打ち下ろす!) 」
サソリ「なるほど、あのガキ根性あるようだ。予定変更。スピアマンとトルーパーはこっちだ(制服の青年の気概を見て、予定を変更。四脚を展開したトルーパー、それに掴まれるスピアマン。さらに……) 」
リュウ「こちらは任せろ、俺が……これ以上暴れさせん!!(暴れるフギンの一挙一動を”捌き”、行動を抑止する形で体力を奪う) 」
スピアマン&トルーパー『ブ オンッ!!/ ヒ ュ ッ!!(まずトルーパーが四脚の出力を生かし、足場を固定した状態で力強くスピアマンを投擲。続いて、スピアマンがムニンに向けて槍を投擲する。その槍には……) 」
サソリ「終幕だ、『パラディン』 」
パラディン『ギュ ンッ(投擲された槍の上から、白銀の鎧を纏った騎士のような造形の傀儡が飛び立つ。それは、抜刀するように右腕を振るい、内蔵のブレードを露出させると) 」
ム|ザンッ|ニ|ザンッ|ン
パラディン『…………(絶技。まるで世界最高峰の剣豪の如く閃いて、怪鳥の両翼を、まるで最初からそうであったかのように、割く)』
仮面ライダーギーツ「はぁぁぁああああああッ!!!(ズドドドドドドドァッ!!!)(踵落しを繰り出した直後、そのままムニンの背中に飛び乗ると上半身のブーストフォームの装甲から繰り出される怒涛の連撃殴打を叩き込み、ダメージを追わせつつ地面へと促していく) 」
日野下花帆「あっ、そっか!さすが吟子ちゃん!(銃を氷に連射して破壊) 」
ムニン「 ズ ッ ガ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! (ギーツと笠間による強烈な乱打の衝撃をその身に浴び、強力な重力に呑み込まれたかのように勢いよく落下。まだ抵抗しようと両翼を羽搏かせようとするが―――)―――― ザ ン ッ ! ! ! (パラディンの類稀なる剣裁きにより、その両翼が斬り落とされる。飛行能力を完全に失い、ちょうど、笠間の狙い通りに拘束されたままのフギンに覆いかぶさるように墜落した) 」
エリノラ「……!今だよみんなッ!! 」
レヴィ「今度こそ…―――― 仕留めるッ!!(グルングルングルン…ジャキィインッ!!)(ムニンから抜け落ちたガジェットをキャッチすると同時に巧みに全身を使って獲物を振り回しその先端を突き出すように構え直す) ぃぃぃぃいいいえええええあああああーーーーーッ!!!!( ド シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン ッ ! ! ! )(迫真の勢いでガジェットを――大気さえも貫かん衝撃を伴いながら――二羽の怪鳥をまとめて貫通するように投げ飛ばした) 」
百生吟子「そんな褒められるほどじゃない!ほら、トドメだよ!(刀をムニン目掛けて投げる) 」
日野下花帆「よし、行くよー!(フギンに向けてコルトパイソンを連射する) 」
仮面ライダーギーツ「 さあ、ここからが…―――――― ハイライトだ!! (カチリ…バキュンッ ! ブォンッ、ブォォンッ ! ! )(マグナムバックルのリボルバーを回転させ、トリガーを引き、ブーストバックルのハンドルを2回捻る) \ BOOST MAGNUM GRAND VICTORY / (燃えあがる脚部、その銃口を二羽の怪鳥に狙い定めると…)――――― ハァッ!!!( バ ギ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ッ ! ! ! ! )(脚部の銃口からバーナーの如き高熱のレーザーが射出され、フギンとムニンの二体を同時に撃ち貫いた) 」
ハイエナカイロス「ピギィ―――――――――ッ!!シュババッシュバババッ(ここぞとばかりに端から飛び出し自慢のはさみギロチンでフギン・ムニンを一網打尽にかかる) 」
制服の青年「種の割れた手品ほど退屈なものはないな……終わりにしよう。(闘気を変質させた鎖を再変換―――内向きの槍に組み替え)最期まで仲良くしな。(二体纏めて四方八方より刺し穿つ!) 」
笠間「それじゃあ、焼き鳥二羽作っちゃいましょうか……!(フギンに覆いかぶさったムニンの真上に立ち)……こいつが、『狐火』って奴っすよ(ムニンの背に手を当て……その場から巨大な火柱を立ち昇らせ、二羽の鳥を纏めて貫く) 」
リュウ「ここだな……!!電刃……!!真・波掌撃!!!(稲妻を纏った巨大な波動を眼前のムニン・フギンに向けて放ち、まとめて吹き飛ばしにかかる) 」
フギン&ムニン『 ギ ィ゛ ィ゛ ィ゛ ィ゛ イ゛ イ゛ イ゛ イ゛ イ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ ッ゛ ―――――――(比翼の連理―――赤と青の番(つがい)が同時に召せられ、「蘇生を齎す羽」を残すことなく完全に消滅したのだった――――)』
エリノラ「わぁーーーーっ♪やったやった♪みんな、やったね!よく頑張ったね…!!なんとか無事に制限時間内にボスを撃破できたよ…!さあ、今回のバトルリザルトも発表しちゃうね! 」
バトルリザルト ――― 防御力:サソリ 連撃数:仮面ライダーギーツ、リュウ 反撃数:
レヴィ 支援力:制服の青年、日野下花帆、百生吟子 賑やかし:ハイエナカイロス
エリノラ「そして…!今回の「MIP」は… 二体のボスを相手にその行動パターンを分析し、パーティメンバーが戦いやすいようにボスに妨害を加えてサポートし、見事に両方撃破への突破口を開いてくれた…えっと…お、お名前は……?(「制服の青年」に尋ねる) 」
制服の青年→
肆々玖「MIP……まあ、別にいいか。(すぅ、と纏う闘気が消沈し霧散する)……
"肆々玖<シシク>"、伐刀者って事になってる。 」
エリノラ「 「肆々玖」さん…だね!改めて、「MIP」獲得おめでとう!みんなもこれで20層クリアだね!ここから少しずーつ敵も強くなっていくけど…協力し合えばどんな強敵だってノーコンテニューでクリアできると信じてるよ♪それじゃあ、お疲れ様!ボス撃破による獲得チャオスは多めに設定されているから、是非次の層に備えてね!(移転クリスタルを出現させホームへの帰還を促す) 」
レヴィ「は~~~~…どっと疲れたぁ~~……でもこれで
アサギに追いつけそうだ。帰ったらまずは…自分への御褒美にいきなりステーキいっとくか~♪(そのまま呑気に移転クリスタルに触れてバトルフィールドを後にする) 」
笠間「うおーっと………何とかなった感じっすかね……いぇーい甲ちゃん、あとみんなー、見てるー?MIPは取れなかったっすけど突破したっすよー(カメラ目線でダブルピース)あ、そうだ帰らないと……じゃあ!次で!! 」
リュウ「ふっ……仲間たちと共に肩を並べて戦う、これもいいものだな……(消えて行くフギン&ムギンを一瞥し、移転クリスタルへと歩いて行く) 」
日野下花帆「やったー、吟子ちゃん!勝ったね!(吟子に抱きつく) 」
百生吟子「か、花帆先輩暑苦しい……!ほら、早く戻るよ!(移転クリスタルで花帆と共にフィールドを後にする) 」
ハイエナカイロス「(ハイエナカイロスはクールに去るぜ…) 」
肆々玖「終わった、か。……やれと言われてやり始めたはいいが、チャオスって何だ?……食えるのかな。(ぼそっとぼやきながら、フィールドから去っていく) 」
仮面ライダギーツ → 浮世英寿「(戦闘が終わり、変身を解除する。そのまま移転クリスタルへ歩を進めようとするが…)……なあ、エリノラ。(二人きりになった空間で歩みを止め、彼女の名を呼ぶ) お前は…何故、俺たちを「こんなところ」へ導いたんだ? 」
エリノラ「……?「導いた」…って…?や、やだな~…私はただ、みんなにゲームを楽しんでほしいだけだよ?『
カオスファンタズマ』…この『幻影の巨塔』で、たくさんの幻影と戦い…そして、最後まで勝ち抜いたプレイヤーが、その願いを叶え…心の底から幸せになるのを見届ける為に、私はずっと、みんなのことを見守り続けるだけだよ。英寿も、楽しんでくれているでしょ? 」
浮世英寿「ああ。デザイアグランプリとはまた違ったエンターテインメント、楽しませてもらってるさ。俺も、自分の願いのために戦うだけさ。だが…そうだな……質問を変えるべきだったか…。 エリノラ、「お前自身」はどうなんだ? 」
エリノラ「……「私自身」……?え、と……質問の意図が、わからないんだけど……?あっ!私"も"楽しんでるかってこと?うんっ…♪それなら、すっごく楽しい…!みんなの戦いを見守り、勝ち抜いた喜びを一緒に共感出来て…私は、楽しいよ…♪ 」
浮世英寿「………………… 」
浮世英寿「………そうか。それなら、いい。なら、これからも見守っててくれよ。とっておきのハイライト、いつか見せてやるからな。(スターとしての余裕を含んだ大胆不敵な笑みを零し、ついに転移クリスタルに触れてその場から消え失せた) 」
エリノラ「…………(英寿がホームへ帰還し、ついに自分一人だけ取り残された空間で顔が俯く)………「私自身」の…"願い"………(そう小さく呟いた) 」
ザ ザ ―― ザ ――― ザ ァ ―――― ピ コ ン (突如、エリノラの目の前にホログラムウインドウが起動。砂嵐だった画面がものの数秒で鮮明化し、そこに映された「顔」が彼女を覗き込むように現れた)
×××「――――― ご苦労、エリノラ。これで15組のパーティが20層を踏破した。オーディエンスも大盛況。プレイヤーもみな大いにゲームを楽しんでくれているようだ。(画面に映るのは、仮面に素顔を隠した男性らしき人物。様々なウインドウが展開されたデジタル空間。その内の一つ、エリノラに繋がる画面を介して、言の葉を紡いだ) 」
エリノラ「……!ねえ……『 ゲームマスター 』… 私って……ちゃんと、みんなを導いてあげられているのかな……?(不安に表情が陰る) 」
×××「お前は「案内人」としての使命を全うしている。何も懸念することなどない。次は30層まで各パーティを促し、そして最下層にいるプレイヤー諸君のサポートにも回れ。より多くのプレイヤーがクリアし、この『 カオスファンタズマ 』を盛り上げてくれるように…。 」
エリノラ「……そう、だよね……。私は、自分の使命を、ちゃんと全うしている…それだけ…… みんなを、ゲームクリアに導いて…それが、「私」の役目……(まるで自分に言い聞かせるように、しかして歪に喉元を震わせる) 」
×××「それでいい。だが…くれぐれもゲーム環境の治安は保つようにすることも徹底しろ。ここ最近、プレイヤー同士の衝突、妨害行為、チャオスを巡る騒動も目立ってきている。これらはひとえにエリノラ、お前自身の甘さが招いたこと。「一度だけなら」、「今度から気を付けろ」などと猶予を与えた結果によるものだ。プレイヤーに危害を加え、ゲームバランスを崩しかねない不穏分子の排除は徹底することだ。いいな。 」
エリノラ「…う、うん……わかった…… 」
×××「では私は次なる30層に備えて、新たなボスのデータ作成に入る。引き続き、プレイヤーの案内を任せるぞ。(それだけを言い残し、『ゲームマスター』と呼ばれた謎の存在を映す画面は消失した) 」
エリノラ「……みんなが、安心して、ゲームを楽しんでもらうため……私が…頑張らなくちゃ……私が……『 私 』が―――――― (黒髪の少女は焦点の定まらない瞳で、ただただ自分を責め立てるように何度も何度も呟き続けるのだった―――) 」
最終更新:2025年05月03日 19:57