2011年2月21日 絶望へのカウントダウン編

絶望(ぜつぼう)へのカウントダウン編/Countdown to despair》


“新時代”


それは、あるカービィ族が起こした大戦争が終了した時に現れた、新たなる時代。
大戦争が終わると同時にこの世界は新時代へと突入し、「今までの常識が通用しない世界」へと変化してしまった。
その後の世界では戦争は無くなったものの、小さな争いは毎日のように訪れ、やがてそれが当たり前と変わってしまった。
そんな中、遠く離れた星から何者かが訪問。そしてその者は、この世界に住む住人たちを掻き集め、ある組織を結成させた。



新時代機関



通称、機関と呼ばれた謎の組織は混沌世界のリセットを企んでいた。まるで、ある女神のように…。
奴らは『究極の平和』を望んでいる。しかしこの平和とは、どうやら人間が作りだした「平和」という二文字とは違うことが判明。

混沌世界を破壊し、新たなる新世界を造る。
…奴らは言った。

「これは意味のある破壊だ。新時代機関は一度、この世の全ての物を破壊し尽くし、世界をリセットする。その後我ら機関が世界を制御するのだ。
そう、完全なる全く新しい時代………!新時代の幕開けが来るのだ!」


だが勿論、それに反対する人たちだっていた。これまで何度も混沌世界の平和を守り続けてきた住人たち。
彼らは何よりもこの世界を愛していた。機関の野望には猛反対し、何度も反発を繰り返していた。
新時代機関は今までに無い敵だ。なぜなら能力者が少ない為“力”が無い、だが、高度な科学力を造りだす“知恵”を持っていた。
今まで力任せで平和を守り続けてきた住人たちにとって、難問の相手である。

今、機関と住人たちによる世界を賭けた戦いが始まった…。







混沌世界崩壊へのカウントダウンは……

























もうすでにまっていた。





カウントダウン、スタート…!

+ ...
2011年3月11日


ついに始まった新時代機関と混沌の住人たちとの壮絶な戦い

機関の指揮官は全生物を滅ぶ殺戮型ウイルスを詰め込んだコンテナを

列車に乗せて終点に向けて突っ込み、爆発した衝撃でウイルスを全世界にばら撒くという最後の計画を実行した

警察でも身動きが取れない中、一人の英雄が列車に駆け込んだ




―――――アオ





それに続き、レインド、チャー、ディーヴ、俊と、世界を護る為にたちあがった住人たちが次々と列車に駆け込んだ


絶望へのカウントダウンは………15分だけ


その短い時間で、列車の動きを止めなければいけない

皆は走りだした、狭い列車の中を

しかし機関も黙ってそれを見過ごすことはなく、武器を持って彼らに襲い掛かった

奴等は本気だ、やられてもやられても怯む事無く住人たちに攻撃を仕掛けてきた

だが彼等も負けてはいない。アオと俊を先頭車両に向かわせる為、お互い協力し合って道をつくった



順調に事が進むと思ったその矢先、真ん中の車両で、二人を待ち構えている者の姿が現れた




――――――追跡者





奴は二人を先に行かせまいと、白銀に輝くカオスソード「ZERO」を構える

二人も構え、戦闘に入る




一方、後車両ではフランやディーヴそしてレインドが機関員と殴り合いの戦いを繰り広げていた

途中レインドがやらそうになるも、フランによって助けられ

ディーヴとルカリオのコンビネーションにより、大群の機関員は見事全滅した




それと同時に、俊によって力を与えられたアオが追跡者の心臓にナイフを突き刺し、同時に倒すことができた

さあ、後は停止レバーを引くだけ…そう思ったその時







「ザクッ」と、何かが刺さったような鈍い音がした







なんと、停止レバーには…白銀に輝くカオスソードが突き刺さっていた

追跡者は最期の力を振り絞り、停止レバーに投げつけていたようだ





もう…終わりなのか?駄目なのか?世界は護れないのか…?





絶望に落とされたアオに、天の声のささやきが聞こえた




「 答えは必ず隠されている 落ち着いて まずは深呼吸をして 大丈夫、絶対に助かる 」





その声の通り、アオは大きく息を吸って、吐いた

その時、操縦席で何かが輝いた

赤、青、緑の三色の導火線だった…!

この三つのうちどれか一つを切れば、列車は完全に停止することができる

アオは悩まなかった、何故なら初めから答えが決まっているからだ





彼はの導火線を選び、そして…切った






























するとどうだ

列車はいつの間にか終点直前で止まっていた

彼が正解を選んだことにより、皆…そして世界を護ることができたのだった






列車が止まり、第二カオス駅で待機していた警察官が入りこみ、主犯を囲んだ

全員もボロボロになりながらも奴の元へ駆け込んだ

逃げ場を塞がれた追跡者は、ポケットから拳銃を取りだし












――――――――――――自分のこめかみに当て、自殺した





















全てを巻き込んだ長き戦い

彼、アオにとって…そして彼らにとって最後の戦いが今………幕を閉じたのだった




主な登場人物

幾度もいろんな敵から混沌世界を護り続けてきた英雄。
メタナイトとマリオから新時代機関のことを聞かされ、「これが本当に最後の戦いになる」と言われ、本人も機関崩壊を承諾する。
レインドディーヴたちと共に列車に駆け込み、追跡者の野望を食い止めることができた。

アオが機関と戦うことを猛反対していた。

混沌世界のリセットを企む機関を阻止しようとする自称、混沌の神。
機関の指揮を取っている追跡者にリセットを止めるよう説得するも、孤独な心を持つ彼には何一つ届かせることはできなかった。

元は機関のメンバーであり、混沌世界のリセットをわずかに望んでいた少女。
しかし考え直した結果、機関を辞めてアオたちと共に機関を阻止することになる。

新時代機関の指揮を取っている謎の男。しかし彼は指揮を取っているだけで、機関のリーダーではない。
遠い星からやってきて、混沌世界の住人たちを掻き集めて新時代機関を結成させた張本人。
計画が阻止され、失敗した後、自殺してしまった。
その為、新時代機関は完全に崩壊となってしまった。

アオのサポート、機関員や機関の情報を提供する元カオス界の英雄。
前々から機関に興味を持っていた為か、一人で常に情報収集をしている。裏でずっと動いていたが、本格的に機関にコンタクトを取る。
最後の戦いで大人数の機関員とやったりやられたりの壮絶な戦いを繰り広げた。
そして最後の最後までアオを信じていた。

女神事件でもアオに協力していたミスターニンテンドー。
大戦争編では既に追跡者と対面しており、偽クッパ城で彼にはめられ、倒された。
その後復帰してクッパと最終決着を付け、アオにその出来事を伝えにいった。
最後の戦いとなるアオに、全力で協力するようだ。

女神事件でも活躍していた青年。
今回の事件で機関の第六部隊を崩壊に導くなど、裏でかなり活躍していた為、「隠された英雄」と呼ばれるようになった。

宇宙1の大魔導師と呼ばれた少女。
機関の各部隊の者たちと戦ったなど、大きな活躍を見せてくれた。

ただ面白そうという理由で最後の戦いに参加していた。
レインドと共に機関員をなぎ倒し、最後には死んでしまった追跡者の遺体を食べてしまった。

本編では天の声役として登場。
弟のウィノから新時代機関の存在を知り、アオに協力することに。
列車を止める手段が無くなってかなり焦っていたアオに落ち着きのある言葉を発し、導火線がある事を教えた。


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最終更新:2019年11月11日 21:33