2024年アメリカ合衆国大統領選挙(2024ねんアメリカがっしゅうこくだいとうりょうせんきょ、英語: 2024 United States presidential election)は、2024年11月5日および12月16日に
アメリカ合衆国で行われた大統領および副大統領の選挙(第60回)である。
概要
民主・共和両党の全国大会を経て候補者が確定して以降、世論調査ではケイが一貫して優位に立っていたが、選挙直前の1か月でドナルドの急速な追い上げを受け、史上稀に見る接戦が予想された。だが、接戦7州を含む多くの州でドナルドが過半数の得票を得、投票終了後24時間以内にドナルドの当選が確定した。これにより、ドナルドは132年ぶり2人目の大統領再登板を果たした候補となった。
10月22日にマクドナルド社が日本向けに発表したイメージキャラクター「いまだけダブチ食べ美」がアメリカに「Doubchey」として逆輸入され、ドナルドの猛追を後押ししたとも言われる。
候補者
民主党
大統領候補のケイ・サンダースはKFC社の会長であるカーネル・サンダースの孫で、健康不安により選挙戦から撤退した祖父の後継者として民主党候補に選ばれた。サンダース大附属高校、サンダース大、そしてKFC社を渡り歩き「サンダース」の思想を徹底的に学んだのち、2020年に下院議員に当選、政界入りを果たした。“フェアであること”を何よりも重要視する姿勢は中間層や貧困層だけでなくシリコンバレーの起業家たちにも好意的に受け止められている。
副大統領として組むのは上院議員を1期務めたナオミ・ジャクソン。ナオミは戦後アメリカに渡った日系3世で、自由奔放なケイとは対照的に実直な性格が評価されている。
共和党
刑事訴追や党の非公認危機などを乗り越え共和党大統領候補となったのは、全米随一のファストフード・チェーンを築き上げた
ドナルド・マクドナルド。
前回選挙ではカーネルとの「ファストフード対決」に敗れたが、資金力と人脈、そしてカルト的な支持を背景に再び土俵に立つこととなった。減税策や保護貿易を中心とする「米国第一主義」を引っ提げ、史上2人目の再登板を狙う。
ドナルドの右腕となるのは前カリフォルニア州知事の
ファニー・ヴァレンタイン。ドナルドは既に任期を4年終えているため、当選した場合次回選挙には出馬できない。このことから、ヴァレンタインが事実上の「ポスト・ドナルド」と見なされている。ドナルドに劣らず強烈な個性をもつ彼は、19世紀末アメリカを理想とする急進右派に属する。
選挙結果
関連項目
最終更新:2024年12月24日 21:23