ここは会場内の、無数の廃品が置かれた場所。
そこには、どこか発明家を思わせる出で立ちをした、青い鎧の男がいた。
「主催者とやら!このガミガミ魔王様を意のままに操ろうなど、百億年早ーい!」
「こんなちゃちな首輪など、すぐに解除して見せるわー!」
「こんなちゃちな首輪など、すぐに解除して見せるわー!」
彼の名前はガミガミ魔王、発明とお宝が大好きで、男のロマンを追い求める自称『悪の魔王』である。
彼は主催者たちに対し、全面的に立ち向かうことを宣言していた。
直ぐに首輪を解除して立ち向かうと、そう見栄を切った彼だったが、実はある懸念があった。
「……しかし、まずは道具がないとどうにもできんわな。何かないか確認してみるか」
そう、まずは首輪を分解するための工具がないことには、どうにもできないことである。
こうして彼は自分に支給されたデイバッグの中身を確認した。
「…酒にカップ麺か、ヤカンはないのか?そして後は工具箱と、このドリルが付いた小っちゃいロボットか」
彼がデイバッグの中で確認できたものは、酒と食料、工具箱、そして手のひらサイズのロボットだった。
そうしてロボットをデイバッグから取り出したところ、驚くべきことが起きた。
なんと、突如としてそのロボットがガミガミ魔王と同じサイズへと巨大化したのだ。
これには最初、ガミガミ魔王も度肝を抜かれたが特にあちらが何もしないとわかるとすぐに落ち着いた。
そしてそのロボットは、まるで彼の指示を待っているかのようにその場に立っていた。
「…まさか、オレの命令を待っているのか?じゃあ早速、そのドリルでガレキなどを破壊してくれ」
そう彼が命令すると、そのロボットは両手両足のドリルを使って周りにある廃品を破壊し始めた。
そしてしばらくして、ある程度物を破壊して小さめの建物を作れるだけのスペースを作ると、再びロボットは動きを止めた。
それによりガミガミ魔王は確信した、このロボットは自分の命令を聞くということを、そしてある程度自分で判断する能力を持っていることを。
「おう…オレにはちょっと劣るが、中々優秀なヤツじゃないか。ようし、まずはここを拠点としてほかの参加者が来るのを待つとしよう」
そしてガミガミ魔王はひとまずここに建物を作り、ほかの参加者を待つことにした。ともに戦う仲間を、そしてサンプルとなる首輪を解析するために……。
【ガミガミ魔王@ポポロクロイス物語】
[状態]:健康
[装備]:多段式工具箱@現実、ドリルロボ@ガチャフォース
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:主催者をぶっ飛ばす。
1:どうにかしてこの首輪を解析しないとな……。
2:ひとまず、拠点となる建物を用意してからサンプルとなる首輪を探しに行く。
3:このロボット(ドリルロボ)についても解析してみたい。
[備考]
参戦時期は、ポポロクロイス物語(無印)エンディング後です。
[状態]:健康
[装備]:多段式工具箱@現実、ドリルロボ@ガチャフォース
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1
[思考・状況]基本行動方針:主催者をぶっ飛ばす。
1:どうにかしてこの首輪を解析しないとな……。
2:ひとまず、拠点となる建物を用意してからサンプルとなる首輪を探しに行く。
3:このロボット(ドリルロボ)についても解析してみたい。
[備考]
参戦時期は、ポポロクロイス物語(無印)エンディング後です。
【多段型工具箱@現実】
開いたときに階段状に収納部が展開される工具箱で、中にはレンチとドライバー、ペンチなど基本的な工具が入っている。
開いたときに階段状に収納部が展開される工具箱で、中にはレンチとドライバー、ペンチなど基本的な工具が入っている。
【ドリルロボ@ガチャフォース】
両手足及び頭にドリルが付いており、更にドリル付きミサイルが両肩に搭載されているなどドリル尽くしな機械生命体。
両手足及び頭にドリルが付いており、更にドリル付きミサイルが両肩に搭載されているなどドリル尽くしな機械生命体。
その見た目通りドリルを回転させながらパンチをする、両手足のドリルを前に突き出して突撃する、
地面に潜った後相手の足元から両足を突き出して突撃するなどドリルを駆使した戦い方をする。
地面に潜った後相手の足元から両足を突き出して突撃するなどドリルを駆使した戦い方をする。
なお本来は最大で惑星サイズまで大きくなれるが、制限により手のひらサイズ〜人間サイズまでしか変化できない。
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