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  • ■・■・決・壊

コンペ・ロワイアル@ウィキ

■・■・決・壊

最終更新:2025年07月02日 23:09

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 空飛ぶベッドに乗り移動していたひろし? とレーティアは、H-6 リテイル・ローに到着した。
 彼がここを目指したのはしんのすけとマサオを探す為だ。
 その過程で岸辺露伴を見つければただで済ませるつもりはないが、優先順位は少し下がる。

 そして今、ひろし? の目の前にはあるものがある。
 まず目に入ったのは得も言われぬ怪物の死体。よく見ると首輪があることから、元が参加者であることは読み取れる。
 しかしこれが参加者の能力や支給品で変化させられた姿なのか、元々そういう姿の参加者なのか判別はできない。
 何せ、最初に出会ったのがどう見てもマーモットだ。そういうのもいると言われれば頷けてしまう程度に、この殺し合いの参加者は多種多様なのだから。
 まあ死体なので、別に興味もないが。

 もう一つはバラバラの肉塊と血だまり。
 状況で考えるなら、こいつもまた殺し合いの犠牲者の一人。血と肉の量から見て死体は成人男性だろうか。
 ならば少なくともしんのすけではないだろう、とひろし? は推測した。

 事実はさっきの怪物の死体こそがひろし? の探す野原しんのすけであるという事実に気付かないまま、彼の目線はまた別の物に移る。

 それは一つのデイパック。
 参加者の誰かが落としたまま拾えず移動したのか、はたまた殺されたのか。
 まあどちらであっても関係ない、と彼は結論付けた。

 実の所、このデイパックは佐々木哲平のものである。
 ここにいるひろし? ではなく、ロボに記憶をコピーさせた、いわばしんのすけと同じ世界にいたもう一人の野原ひろしを最期に助けた男のものだ。
 もっとも、そんな真実がひろし? に伝わることはないだろうが。

 とはいえ、これ以上大したものもなさそうだと判断したひろし? は空飛ぶベッドを降り、デイパックに手を伸ばそうとした。
 すると――

「うわああああああああああああああん!!」

 どこからか子供の泣き声が聞こえた。
 一瞬訝しむひろし? だが、すぐにこの声に聞き覚えがあることに気付く。
 この声は彼の息子しんのすけの友達、佐藤マサオのものだ。

 それに気づいたひろし? が慌てて声の主を探すと、泣きながら疾走するマサオの姿を見つける。
 ただ、彼の背中に何か羽のようなものを背中に付けているのが気にかかったが、この殺し合いには変な支給品がある。
 ならばその類だと判断し、あまり気にせず行動を進めた。

「おーい!! マサオ君! 俺だ、しんのすけの父ちゃんのひろしだ!!」
「えっ!?」

 ひろし? がマサオに呼びかけると、呼びかけられた方は一瞬驚くも、ひろし? の姿を見つけると安心したのか笑顔を浮かべてそのままこっちに向かって走ってくる。
 しかしある程度まで近づくと、さっきまでの笑顔が消え、困惑とも恐怖ともとれる表情となり歩を止めた。

「お、おいどうしたんだ? 大丈夫か?」

 マサオが突然動きを止めたことを心配するひろし?
 だがマサオは返答することなく、代わりにひろし? の顔を見つめ、小さく呟いた。

「おじさん……本当にしんちゃんのおじさんなの……?」
「……は?」

 マサオのこの言葉を、ひろし? は飲み込めなかった。


◆


 時は少し前に遡る。

「助けてええええええええ!!」

 佐藤マサオはリテイル・ロー西側にある洋館から飛び出し、道路を叫びながら走っていた。
 普通に考えれば愚かな行動だろう。
 もし殺し合いに乗っていない参加者が傍を通りかかれば、その行動を止めることは最早必然。

 事実、もしマサオがもう少し平静ならば臆病な彼のこと、きっと洋館の中で怯え隠れ続けただろう。
 しかし彼の精神状態はもう限界だった。
 突然殺し合いに召喚されたこと。
 殺し合いで出会った仲間の足柄が、彼の目の前で捕食されたこと。
 そして最後に、一緒にいた仲間オグリキャップが、主催の意志で会場から追い出されたこと。

 これらの出来事に遭遇し続けたマサオは思った。
 家の中に隠れていても危ない。そして、一人でいたくない、と。
 もし傍にあの嵐を呼ぶ幼稚園児、野原しんのすけがいれば道中慌てふためくことはあっても、最終的にはツッコミを入れつつも落ち着けたやも知れない。
 だが現実は一人ぼっち。
 なので泣き叫ぶ愚と逃げ惑う愚を犯しながら、マサオはただ一人走り回る。

「おーい!! マサオ君! 俺だ、しんのすけの父ちゃんのひろしだ!!」

 それからどれほど経っただろうか。
 実際はそこまで経ってないが、マサオからすれば永遠とも一瞬とも言える間にて、彼は知っている名前の持ち主に呼び止められる。

 マサオは声に一瞬驚くも、すぐに感情は喜びに変わった。
 何せやっと出会えた知り合いなのだ。この殺し合いの中で数少ない、無条件に信頼できる存在なのだ。
 他にいるとしら、それは元からの友達しんのすけに加え、この殺し合いで出会った藤丸立香、ヴィータ。
 そして立香の仲間であるマシュ、ラヴィニア、沖田くらいだろうか。
 参加者の数に対して、あまりにも少ない。

 だからこそマサオは迷いなく、自分の名前を呼んだ男の元へ向かって行く。
 しかし途中で何か違和感を覚え、彼は足を止める。

「お、おいどうしたんだ? 大丈夫か?」

 突如足を止めたマサオを心配する声も聞こえない。
 彼はただ、目の前の男の違和感を考え、気づく。

 まず、顔が普段と違う。
 例えるなら画力の高い漫画家が、ひろし本人の特徴を捉えつつもしかし似せないように書いたかのような、これじゃないといいたくなるような顔だった。
 次に声。
 目の前のひろしの声が、よく聴くと普段聞こえている声と違うのだ。
 仮にも同じ人間なら、成長期か病気でもない限り声が変わるなどそうそうないだろう。
 もしこれが殺し合いの極限状況でなければ、あるいはどちらか片方なら気のせいで片づけたかもしれない。
 だが二つ合わされば、それは無視できない違和感となる。

 これはマサオの参戦時期が劇場版のロボとーちゃん終了以降であると同時に、ひろしの声優が藤原啓治から森川智之に代わる前であること。
 そしてここにいるひろし? の声優が森川智之であることが重なった複合事故のようなものである。

 とはいえ、そんな事情などここにいるマサオが知る筈もなく、知ることもないだろう。
 彼はただ、目の前の相手に対しこう問いかけるだけだ。

「おじさん……本当にしんちゃんのおじさんなの……?」
「……は?」

 マサオの言葉を理解できず呆然とするひろし?
 しかしそれでも何かの間違いだろうとばかりにマサオに近づこうとする――

「来ないで!!」

 だがマサオがひろし? を拒絶した瞬間、それまでの彼の様子と一変する。
 どこか不気味に見える笑みを浮かべながら、マサオに語り掛けると言うよりは己に強く信じ込ませるように言葉を発し続ける。

「俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ。
 俺は野原ひろしなんだ。誰が何を言おうと野原ひろしなんだ」
「ひぃ!?」

 突如様子が変わったひろし? に対し怯えるマサオ。
 不気味なまるで壊れた音楽プレイヤーの様に同じ言葉を発し続けるが、マサオにはどこか似たようなものを思い起こさせる。

「コンニャ……クローン?」

 マサオが思い浮かべたものはコンニャクローン。
 かつて春日部を始めとする六つの都市を覆いつくした、コンニャクで出来た人を模したクローン。
 マサオには、今のひろし? がそれにしか見えなかった。

 だがそれは違う。ここにいるひろし? は本物の野原ひろし。
 ただマサオとは違う世界の住人なうえ、主催者によってありえない改変が加えられただけで。
 そんなこと、当人は認識していないが。
 それでも、自身は本物のひろしなのだと、拒絶などしないでくれと必死に訴えかける。

「本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ。
 本物のひろしだよ。本物のひろしだぜ」
「  」

 笑顔を浮かべて自分は本物のひろしだと語り続ける男を相手に、マサオは最早言葉すら出ない。
 代わりにリンリンに殺された時と同様に、膀胱の決壊が起こり再び失禁してしまう。

『おはよう。四時間半ぶりだな、参加者の諸君』

 するとここで唐突にミルドラースの放送が始まる。
 しかしマサオもひろし? もそれを聞く余裕がない。

「俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は
 俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は」

 自己のアイデンティティが揺らぎ続け、必死に保とうとするひろし? と、その様を見てただ怯えるマサオに、ミルドラースの嘲笑は意識するに値しない。
 それでも――

『野原しんのすけ』
「……え?」

 マサオにとっての親友、ひろしにとっての息子が死者として呼ばれたことだけは、二人にも把握できた。
 その時、ひろし? は呟く。

「しんのすけが、死んだ……!?」

 彼にとって一番恐るべき事象を認識した瞬間、さっきまでの揺らぎが収まり、ただ一人の父親として息子を亡くした父としては真っ当な反応をしている。
 必死に探し求めた息子は、既にこの世にいないことを認識したのだから、それは当然だろう。

「そんな……俺は息子を守れなかったのか……」

 慟哭しかかるひろし?
 俺は息子を、しんのすけを見つけて譛ェ遒コ螳なくちゃいけなか――

「……え?」

 ここでひろし? は自らの思考のノイズに気付く。
 少し前に岸辺露伴がヘブンズ・ドアーで目撃した文字化けを、ひろし? 自身も認識した。

「俺、しんのすけを見つけてどうするつもりだったんだ……!?」

 それはここにいるひろし? に、今までの行いの矛盾を突き付けられることでもあった。

 しかし考えてみれば当たり前。
 仮に皆殺しを目指すなら、どう過程を踏もうともしんのすけとマサオを殺すことになる、あるいは死亡することは決定事項。
 もししんのすけとマサオを保護するなら、参加者の殺害は必要ない。
 ともすれば殺し合いに乗った、あるいは危険人物を殺害することはあったとしても、少なくとも最初に出会ったビーバーやサングラスの男、Syamuを殺す必要はない。

 すなわち、ひろし? の行動は誰がどう見ても矛盾している。
 彼自身がそれに気づいてしまった時――


      .ヽ  ...l .l       ,!   \   l三L  .r|    iゞ   .!  ./  ./ i′       ,./     ., -'''″
  • 、、     ヽ  " ヽ.      !     \  .!三l /│  ./    │ ./   ./ /       ./  _,、,/
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   `''-、.   ..゙!、     ゙ゝゝ         /三三三三 !、  l   ./ | ."     . /     ./        ... -ー''',゙
      . l    ヽ      ト、、    /三三三三三 l. !!  ./ ;;l゙     .,,./       ./      , / _..-'"´
       .l    ヽ    ..l三゙''-、__/三三三三三三 ∨} / 三|   .,ン/'゙    .,/;∨  ー―ー'、,..-'″
        l     `-、   ヽ三三三三三三三三三三 テ三三| .,..‐゙/  . _..-'"三r'" ̄ ̄ ̄ ̄"
.、、         l.     .゙i..、  .ヽ三三三三三三三三三三三三 !‐"; / ._..-'''´三三/  __,、  __. ..,.. - ̄ ̄ ̄
  ゙'';;- ___l      ヽ`'-..,, ヽ三三三三三三三三三三三三 l゙‐'´三三三 iiン-‐''゙゙´三三三 ゙̄ii./ ″
¬ー-___--ー''''″    __⊥三三`ゝ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二=―---
.―- __、._..-''" ̄ ゙̄'、三iv.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二― ̄ ̄ ̄ ̄
    _.. ‐'″       ヽ;;;゙-_二三三三三三三三三三三三三三三三三二-──--、_ー¬'"゛   _____
_-'"゛            !三三三三三三三三三三三三三三三三三三`'-、 \ ___,゙ゝ、、  _..-'"゛
                   〉三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 \,i,二-‐'' ̄ン'"゛
 ̄――--___,゙'-、,、  ,/三三三三三三三三三三三三三三三三v-、三三三三三三三㍉、゙''ー ,,_
             `'ジ7"三三三_,,vi丶三三三/.i三三三三三三三三ヽ_ `|三三三三o三三三゙!ミ-/  .`\__、
      ._,, -'' /  ./ ;;.,r‐'''"゛ ./゙三三三/ .、 |三三三三三三三三三~ 三三三三\ .`゙'''ー-ゝ `'-、、 ‐. ̄ ̄
   _..-''´._ /   / ./   、 l三三三/  / .!三三三三三三三三____三三三三三l,_       `゙''''ー- ..
^'''" _ /    ./,./    .,/-l三三三/  _,!__/三三三三三三三三三゙'''ー、, `'''ー ..__三三゙'-、
._..-'"     ,/;i./ .ー ̄^゙'、.,..-゙三-7;i,゙_‐´ .,./ 三三三三三 ! ヽ三三三三三゙ゝ、__二ュ三三ヽ、
     ._.. -゙‐─^゙~゙''ー ../゙'''ク´   /三三゙'゙三三三三三三l′ |三三三三三三,____三三三、三三`'、
__‐''"            /     l三三三三三三 /.l三三ヽ .!三三三三 |     ̄ !.、 `'''ーxy..ミll― .__
               /     l丶;.,./ 三-、三/  .l三三三三、三三三|      .| .!     `'-,,ヽ、
                /     ./ /  / ゛  ..l′   .l三三三./ \三三|      .| .|       `'ヽ、
_,,.. -‐''''^゙ ̄ー―┐       ,/'"  /      l,    .ー!'、.;;ノ    `''''、;;.!     │.ヽ            `'-、、
        / /      ,/    ./       .,イ     .! \         ゙' li      ヽr'"'、,
     ,/゛ .`./     /     ./       / .!     .!   ヽ       .ヽ      ヽ  .|'-



 何かが決定的に壊れる瞬間が認識できた。
 それまでかろうじて残っていた野原ひろしの本来の部分、あるいは残滓と言えるものが、決定的に。

「―――――――――――――――――――――俺は、誰だ?」

 自分というものが壊れたひろし? はただ虚ろな目で、虚空に向けて問うも、答えなど返ってくるはずもない。

「                                       」

 そして最早動くことも叶わない。
 本来する筈の挙動と、する筈のない挙動が矛盾している事実を正しく認識し、正気を失った。
 ひろし? は最早思考することも動くこともできず、ただ息をして佇むだけの生物となり下がった。
 このままでは他の参加者に殺されるか、時間切れで首輪が爆破するかのどちらか以外の結末はあり得ない。
 だが――

『あーもうめちゃくちゃだよ(呆れ)』

 ここで一人の男の呆れた声が聞こえた。
 もっとも、ひろし? もマサオもそれを認識することはなかったが、認識する必要などない。
 これはテコ入れ。
 コンペ・ロワイアルは野原ひろし? を虚ろなまま放置などしない。


◆


 ベッドにテーブル。テレビに小型の冷蔵庫。
 テーブルの上には缶ビールがいくつかある、大学生の一人暮らしのような部屋で、一人の男が何やら作業をしている。
 その様は傍目には、いや余人にはただ指を動かしているようにしか見えない。
 この動きの意味を理解することができるのは、神でなければならない。
 すなわちこの男は神。

 ■■ is God.

 だがこれでは何も伝わらないのできちんと人間に伝わるように説明しよう。
 男が今行っているのは、稼働しなくなった野原ひろし? を再び動くようにするための調整だ。
 とはいえどうしたものか、と彼は思案する。
 なにせ、本来のひろしの状態で壊れてしまったのなら手を出そうとは思わなかったが、こうなったのはこっちの都合である。
 ならば仕方ないだろう。自らの不手際を棚に上げ、ただ殺される様を見て誰が面白がると言うのか。
 精神崩壊の事例ならひろし? の横にいるレーティア・アドルフがいるが、あれは元々そういう役でしかない。
 ゆえに男がどうこうする義理はない。

『あのさぁ……』

 まあそれはそれとして、男は呆れたように嘆息した。
 そもそも土台から無理のある話だったのだ。殺し屋ひろし概念をヘブンズ・ドアーで昼メシの流儀ひろしに植え付けるなど。
 見てる分にはいいだろうが、こうして運営の立ち位置に立つと面倒この上ない。
 野原しんのすけが共に参加している殺し合いに、ひろしのスタンスを皆殺しにして参加させるなど無理が生じるに決まっている。
 面白いとでも思ったのか? いやそれはこっちも思った(反語)

『†悔い改めて†』

 とはいえ、叶うならこれ以上こっちから手を出す事態にならないように軽く戒めさせつつ、男は作業を終わらせる。
 その結果がこれだ。


【野原ひろし?@野原ひろし 昼メシの流儀→ネットミーム 出展変更】


 男はひろし? の出展を原作からネットミームに変更した。
 本来のひろし要素を排除し、付け加えられた「自分を野原ひろしと思い込んでる一般人」「殺し屋ひろし」の両要素をメインとしたのだ。
 こうすれば己の矛盾に悩むことはない。
 思う存分殺し合いに乗ってくれ。その果てに何を願うかは、今のこっちには知ったことじゃないが。

『ハイ、続きヨロシクゥ!』

 作業を終えた男は、視点をここから元のひろし? 達へと戻すように促す。
 なのでここからは要望通りに視点を戻すことにしよう。


 なお、出展を絶叫するビーバーと同じくmemeにしなかった理由は、そうすると名簿でひろし? とビーバーが同じ列に並び変えられてしまうからだ。
 なれば、目端の利く参加者が気づけばいらぬ考察をしてしまうのは間違いない。
 目的に進もうとした結果間違えるならともかく、最初から無駄なことを考えていらない時間を男は使ってほしくなかったのだ。


◆


 なにかが変わった、とマサオは感じた。
 何がと聞かれたら分からないが、とにかく目の前のおじさんのなにかが変わったのだ。

「マサオ君」

 ひろし? がマサオに呼びかける。
 彼の声にさっきまでの動揺も虚無もない。
 時間にして一瞬も経っていない筈なのに、目の前の相手はさっきまでと別だとマサオは明確に理解した。
 その証拠は次の台詞にある。

「俺、殺し合いに乗ってるんだ。だから俺、マサオ君を殺すぜ!!」
「えっ?」

 突然の宣言。突然の豹変。
 なにもかもが変わり果てたひろしの残骸に対し、マサオは最早呆然としかできない。
 しかし当人は一切構わず、そのまま今まで殺した参加者の話をなぜか始めた。

「まずこう、バーンとデカいんだよ!! デカいのが2つはみ出しちゃってるわけ!!
 それで俺は口を大きく開けて、横からかぶりつきよ!! こう!!」

 ひろし? が殺した参加者は絶叫するビーバーとSyamu_gameの二人。
 絶叫するビーバーことマーモットの体長は大きくても一メートル程で、シャムの身長は160cm程度だ。
 とてもバーンとデカいなど言えない上、殺した際に使った武器は口ではなく銃だ。
 これはただ単に適当な嘘を言っているのか、それともネットミーム出展になったことでなんらかの変化が訪れたのか。
 全ては後に決まるのだろう。

「男野原ひろし!! 出てきた参加者は残らず殺す!!」

 ひろし? の力強い叫びと共に彼の背中からスタンド、キング・クリムゾンが出現し、同時にそのスタンド能力で時を飛ばし、マサオの目では一瞬にしか見えない間に、彼の目の前に移動する。
 後はそのままスタンドで手刀を振るえば、それだけでマサオの首と胴体は別れを告げるだろう。
 だが――

 ドンッ

 突如現れた人影がマサオを突き飛ばし、さっきまで彼が居た位置にその人影が成り代わる。
 人影の正体をひろし? はすぐわかった。
 何せさっきまで連れまわしていた少女、レーティア・アドルフなのだから。
 分からないのは、今までただ虚空を見つめるだけだった少女がどうしてこのタイミングで飛び込んできたのか、だ。

 一方、レーティアからすればこれは贖罪だ。
 コア軍の投与した薬によって何もかも壊され、ただおくすりの為だけにあらゆる陵辱を受け入れ奉仕するだけの日々。
 そして殺し合いに呼ばれ支給品によって正気を取り戻した後も、彼女は何もできていない。
 生存を喜んだ部下のグレシアは目の前で無惨に死亡し、自身と行動していた何に対してもギャンブラーは情報を抜き取られた挙句処分された。
 おまけにマーダー相手に殿を務めてくれた狼牙は、さっきの放送で名前を呼ばれ死亡したことも分かっている。
 対してレーティアは、何をするまでもなくただ生を得続けてる。

 そこにやってきた見も知らぬ少年、マサオが命の危機に瀕している。
 手の届かない位置で亡くなった狼牙と、いきなりのことでどうしようもなかったグレシアはともかく、ギャンブラーの死はもしかしたら防げたかもしれないと、レーティアは今になって思えた。
 だから彼女は飛び出した。自分にそんな体力が残っていることに驚きつつも。

 アイドル総統などと持て囃されつつも、ただ国を荒らされ多くの人間を苦しめる元凶となった己は、生まれてきたことすら間違いだと思った。
 おくすりを追い求める為にどんな無様も晒す、ムシケラの姿の方が正しいと思ってた。

 だとしても、そうであっても、目の前で失われそうになる命を救うことだけは、きっと間違っていない筈だ。

 ザシュッ

 キング・クリムゾンの手刀はレーティアを袈裟切りにし、肉体を両断することはないものの多大な損壊を与える。
 ここから彼女を助けることなど、よほど強力な回復アイテムであっても不可能だろう。

「よかった……!」

 しかしレーティアは喜びを見せる。
 こんなことに意味などない。自分のせいで失った尊いものは決して返ってこない。庇った少年はドクツ第三帝国の代わりになどなれない。
 それでもなお、彼女は笑顔を浮かべてこの世を去る。
 無意味な自分の、最期の誇りを胸に抱いて。


【レーティア・アドルフ@大帝国 死亡】
【残り73人】

「うわあああああああああああああああああ!!」

 目の前で見知らぬ自分より年上の少女が惨殺されるのを見たマサオは、一も二もなく背を向けて逃げ出す。
 それは人として当然の行いであり、レーティアの望みでもある。
 しかし幼児の逃走など、成人男性からすればたやすく追いつけるものでしかない。
 そのはずだった。しかし――

「早っ!?」

 現実には、マサオはひろし? の目にも止まらぬ速さであっという間に遠ざかっていた。
 これはマサオがしんのすけの友人だけあって園児離れした能力を見せることがあるだけでなく、彼の背中についている羽に秘密がある。

 羽の名前は天狗の羽といい、装備すると移動力が増すアイテムである。
 コンペロワでは付けると移動速度が増すアイテムとして扱われており、マサオはこれで足が速くなっているのだ。

 この羽は元々オグリキャップの支給品だった。
 しかし彼女はウマ娘。元々の身体能力だけで時速60キロ以上の速度を出せる種族に移動速度を速めるアイテムなど必要ない。
 なので彼女が帰還させられる前にマサオに譲渡されていたのだ。なお、ひらりマントは一緒に付けていたが、彼が走り出した際に邪魔なので落ちてしまった。

 ともすれば前話と矛盾が出そうな語り口だが、これはオグリキャップの帰還に重きが置かれたためマサオの羽について描写されなかったのだ。
 決して過去改変が起こったわけではないとご留意いただきたい。

 それはともかく、ただ単に速いだけならひろし? からすれば問題ない。
 懐にあるデザートイーグルで撃ち抜けば済む話。
 だがここは町の中。一度建物の角を曲がればそれだけで彼の視界からマサオは姿を消す。

「そう簡単に殺されてくれないというわけだ。楽しませてくれるじゃねーかマサオ君!!」

 マサオの思わぬ抵抗を受け心持ちテンションが上がるひろし?
 彼はターゲットを追いかけるべくマサオと同じ角を同じ方に曲がる。しかしターゲットの姿は見えないままだ。
 建物の中に入ったのか、それとも更に曲がり攪乱しようとしているのか。
 どちらにしても、少々面倒なことになりそうだ。

「ハハハ……」

 乾いた笑みを浮かべながらとりあえず手近な建物に入るひろし?
 そこで軽く探索するも、マサオは見つからない。
 こうなると、最早探すのは困難と言っても差し支えないだろう。

「ちぇっ」

 しょんぼりした様子を見せながら、仕方ないのでここは一旦諦めて他の場所に行くことを考えるひろし?
 その為に彼は空飛ぶベッドのある場所まで戻ってきた。
 とりあえず出発しようとするがその前に、彼は佐々木哲平のデイパックを拾おうと手を伸ばす。

 キィンッ

 するとどこかから、何かの音が聞こえた。
 これが何かひろし? には分からない。だが危険を直感したのか咄嗟にスタンド能力を発動させた。

「キング・クリムゾン!!」

 キング・クリムゾン。
 それは時間を吹き飛ばす力。空の雲はちぎれ飛んだことに気付かず、消えた炎は消えた瞬間すら認識できない帝王の力。
 正しくその力は今回も発動し、今の所有者ひろし? を守り、代わりに彼の近くにあった空飛ぶベッドが半分に切られた。

「なっ!?」

 咄嗟に能力を使ったとはいえ何が起こったのか分からず戸惑うひろし?
 するとそこに新たな人影が現れる。

「俺の呪力を躱すか。不遜な」

 そこに現れたのはマサオよりは少し上であろう青髪の少女が、不機嫌そうな様子で立っている。
 だが見た目に反し彼女が放つ威圧感、殺意、悪意は少女、いや人間に相応しくないほどに圧倒的なもの。
 彼女の肉体の名前はレヴィ・ザ・スラッシャー。

 そして彼女の内にある者の名前は両面宿儺。

 呪いの王が現れた。
 何の因果か。ロボのひろしと別れた後に、今度は別世界のひろしの残骸の前に。


◆


 時はまたも少し遡る。

 宿儺がロボひろしに逃げられた後、彼は当てもなく会場を彷徨っていた。
 彼からすればひろしに執着する理由は何もない。
 何か特別な理由があるなら誰かに執着を見せることもあるが、少なくとも理由がロボひろしには存在しなかった。
 なので他の参加者を探す為に会場を歩いていたのだが、ロクに見つからない。

「私、ビッグ・ザ・メリーさん……」
「ヒャッハァァァァァァァァ!! このS級妖怪である猿夢様があなたをハンバーグにしてあげますからねェェェェェェッ!!」

 途中、会場に放たれているNPCが宿儺を襲うこともあった。
 しかし――

「「ぎゃああああああああああ!!」」

 宿儺からすれば取るに足らない相手だった。
 並の参加者なら十人集おうとも血祭りにできただろうが、彼の相手をするにはあまりにも格が足りない。
 なので彼からすればせっかく蘇ったにもかかわらず、張り合いがない。
 こうなると指を支給品に入れたことすら主催者に対する苛立ちの理由になる。

『おはよう。四時間半ぶりだな、参加者の諸君』

 するとミルドラースの放送が始まった。
 天上天下唯我独尊。己の快不快のみが判断基準の宿儺からすれば到底許容できない振る舞いだが、優勝した後に鏖殺することを改めて決意しつつ放送を適当に聞く。

(そんな……ロボひろしが探してた子が死んじゃったなんて……)
「うるさい」

 途中、レヴィがしんのすけの死を嘆く一幕もあったが、宿儺は冷たく切り捨て、代わりに別の事柄へと思考を移す。

「禁止エリアか。全く、煩わしい」

 宿儺が苛立つのは禁止エリアだ。
 実は禁止エリアに侵入するとどうなるのかミルドラースは説明していないが、おおよその想像は付く。
 首輪を爆発させるか他の要因か、とにかく侵入した参加者を死亡させるのだろう。
 意図も分かる。おそらく弱者の穴熊を防ぐためだ。
 この蟲毒の仕様を考えるなら、最適解はどこかの建物でひたすら隠れ潜むことだろう。
 だがそれではいつまでたっても最後の一人など決まる筈もない。
 なので穴熊している参加者を無理矢理外に追い出すために禁止エリアを作っているに違いない。

 本来なら彼はこんな縛りを気にする道理はない。
 なぜなら本来の彼は首輪の爆発ごときで死亡しない。この宿儺は経験していないが、自らの心臓をえぐり出しても平然と生存できるのだから。
 だが何らかの縛りを用いれば、あるいは宿儺にも気付かせないように領域に属するものが展開されていれば、彼を殺す首輪を作ることはできるかもしれない。
 否、そうでなければ指を支給などしないだろう。

 理屈は分かる。
 分かるが、それに対しどう思うかは別の問題だ。

 しかし苛立っていても今の宿儺にどうにかする手立てはない。
 なので仕方なく彼はデイパックを取りに行くことにした。
 肉体であるレヴィのデイパックは基本支給品はボロボロ、ランダム支給品は佐々木哲平に回収され彼のデイパックに。
 そして哲平のデイパックを、宿儺は放置していた。
 己の強さに絶対の自信がある彼からすれば、支給品など無用と思っていたが故に。

 だが事情が変われば仕方ない。宿儺は哲平のデイパックを取りに戻る。
 そしてたどり着いた先で見たものは、どこの誰とも知らぬ凡夫が己の必要な物に手を伸ばす不遜な姿。
 ならば迷いなどするはずもなく、宿儺は呪力を飛ばす。
 されど――

「キング・クリムゾン!!」

 宿儺の呪力は、あろうことか凡夫と見下した男、野原ひろし? をすり抜け、代わりに後ろのベッドを破壊した。
 目の前の男から呪力を感じないので術式を使ったわけではないことは分かるが、では何をしたのか宿儺には分からない。

「俺の呪力を躱すか。不遜な」

 ギロッ

 だが理解する理由はない。
 目の前の男は少し威圧するだけで止まる程度の存在だ。
 最期に意地を見せたとはいえ、恐怖に慄きながら必死に殺し合いの説明をした佐々木哲平のように。
 しかしまたも予想外なことが起こる。

「小さな体なのにとても強くて驚いたよ。名前を聞かせてもらっていい?」

 なんとひろし? は怯える様子など一切見せず、それどころか呑気に名前を尋ねてくる始末。
 俺に恐れを抱かないとは一体どれほど愚鈍なのか、とこれには宿儺も一瞬呆気にとられそうになるも――

「なんだ、ただ壊れているだけか」

 すぐにひろし? が正気ではないだけなことに気付く。
 恐怖を感じない強さを持つのではなく、感じられるだけの感性を消失しているだけ。
 これでは嬲る楽しみも生まれん、と少々つまらなさを感じる宿儺。

 一方、ひろし? は呑気な態度とは裏腹に目の前の少女、宿儺の危険度を理解していた。
 確かに宿儺の言う通り、今のひろし? は壊れた残骸でしかない。
 だが残骸であろうとも優勝を目指す意思がある以上、ここで生き残る術を行使するのは必然だ。

「来い!」

 ひろし? は懐から何やらカードを取り出すと、それを天に掲げる。
 するとカードが一瞬光ったかと思うと次の瞬間、さっきまでいなかった新たなる人影がここに現れた。

「式神か?」

 宿儺が己の知識にある似たようなものだと推察しつつも、どこか訝しむ。
 なぜ訝しむのかというと、目の前に現れた人影の威圧感が、おおよそ式神が醸し出せるとは思えないほどのものだからだ。

 それは当然だろう。なぜならば彼、いやコンペロワの現在の生存者が知る由もないがこの人影は本来式神などに収まる器ではない。
 見た目な少々色白な美形の男で、ソフト帽とペイズリー柄の黒ジャケットが特徴的な彼の名前は鬼舞辻無惨。
 既に死亡した甘露寺蜜璃、あるいはコルワが面識のある鬼殺隊が千年追い続けた鬼の首魁である。

 されどここにいる無惨は本物ではない。
 参加者ではなくNPCでもなく、彼はひろし? が掲げたカードから呼び出された紛い物。
 朝日を浴びても死滅しない代わりに、どんな手を使っても己が生き延びる選択も、己を天災と並べる傲慢さも持ち合わせていない、召喚者の命令を聞くだけのコピー。

 しかし力だけは本物と並ぶ。
 宿儺の壁として、彼に立ちはだかる。

「じゃあな!!」

 そしてひろし? は宿儺の相手を無惨に押し付け逃げ出した。
 宿儺は当然逃がすつもりなどないが――

「ほう?」

 何か行動を起こすより前に無惨が眼前に立ち、目にも止まらぬ速さで宿儺を殴り飛ばす。
 そのまま彼は建物の壁をぶち抜きながら吹き飛ばされていく。

「てっきりアームだけ産業用ロボットかと思ったら、人型とは楽しいねぇ!!」

 無惨の強さを見てひろし? が感嘆しているのかよく分からない台詞を吐きながらこの場を去っていく。
 彼は知っている。この無惨は確かに強いが、実はこの場に現れ続けることに時間制限があることを。
 なので倒しきれなかった時の為に、彼は宿儺から逃げることにしたのだ。

「あの不気味なお嬢ちゃん、いいもん持ってたなオイ」

 この無惨を呼び出せるカード、元はレーティアに支給されていたものである。
 キングコアによって壊され、支給品によって正気に戻された彼女に用意された数少ない慈悲。
 もし万が一戦う意志を取り戻した時の為に用意された最強のカードは、何の因果か同じく壊れた男の手に奪われてしまった。


◆


 宿儺と無惨。共に参加者ではない者同士の戦いは、熾烈を極めていた。
 リテイル・ローに並んでいた建物、家やビル、店などは戦いの余波で最早崩壊と称するしかない有様と化している。

「はははははははははは!!」

 そんな被害を振りまく片割れ、両面宿儺は高らかに笑う。
 この殺し合いに現れてから見せ続けた嘲りではなく、戦いの高揚によって。

 キィンッ

 宿儺が呪力を飛ばし、無惨の右腕を切り裂く。
 それだけで常人なら致命傷だが、無惨の回復力ならば些事。
 何事もなく、否右腕の袖だけは切り飛ばされたまま、されど腕は元に戻り、返礼とばかりにさっき斬り飛ばされた右手で近くにあった瓦礫を掴み、宿儺に投げつける。

「ふん」

 大砲と見まがうほどの勢いで飛んできた瓦礫を首を動かすだけで躱した宿儺は、そのまま無惨の背後に回る。
 そして両腕を振り上げ叩きつけようとするがその前に――

 ヒュゥン

 無惨の背中から九本の触手が生え、宿儺の体を大の字に拘束する。
 中身こそ呪いの王なものの、見た目は見麗しい童女のレヴィが触手に開脚した状態で拘束されるという、一部の人間なら歓喜しそうな光景ではあるが、これからこの無惨が行うことは性欲を満たすことではない。
 否、本来の無惨であったとしても性欲を満たしなどしないだろう。
 生存欲求のみの怪物に、敵対する強者を嬲ることなど思考すら及ばない。
 あるのはただ即座に息の根を止めるという殺意のみ。

 故に無惨は宿儺を拘束したまま振り回し、地面や近くの建物に叩きつけ続ける。
 呪い、例えば真人ならば何の意味もないだろう。
 だが宿儺にならば通じる。人の腹から生まれた者ならば。
 レヴィという肉体に受肉しているのならば。

 されどその程度で死ぬのなら、宿儺は呪いの王などと呼ばれる前に死んでいるだろう。
 証拠に、彼は呪力で無惨の触手を全て切断し、既に脱出しているのだから。

 無惨は触手を再度生やし、またも宿儺を狙う。
 しかし宿儺はそれを切断することなく全て躱し、懐に入り込んだ。

「思ったよりつまらんな、貴様」

 宿儺は無惨をこう称しながら、そのまま拳を腹に叩き込もうとする。
 彼は無惨の攻撃をほぼ見切りつつあった。
 なにせ攻撃が単調なのだ。
 胆力は大したものだが、それ頼みなせいである程度戦えば見切れてしまう。
 もっとも、宿儺ほどの力の持ち主でもなければ、こんな弱点を付くより先に殺されるのが関の山だろうが。

 その分析は正しい。ここにいる無惨は本来のものと同じく、ただ徒に力を振り回すだけだ。
 そこに技術などない。研鑽などない。
 それだけでただ一人以外なら苦も無く倒せるのが彼の生涯だったのだから。

 しかし宿儺は知らない。無惨の体は触手が生えているだけの異形ではないことを。 


 ド ン ! !


 宿儺が拳を浴びせようとした刹那、無惨の体に巨大な口が出現する。
 同時に、宿儺の体に膨大な衝撃が走り、彼の体は無様に地面を幾度となく転がる。
 しかしそれは、これ以上の接近戦は千日手となると考えていた宿儺は即座に起き上がり、好機とばかりに言葉を紡ぐ。

「竈(カミノ)」

「開(フーガ)」

 宿儺が唱えると、彼の左手に炎が宿る。
 そのまま彼は左手を前に、右手を後ろに、まるで弓に矢をつがえるように構え、放つ。

「アアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 放たれた炎は一直線に無惨に向かい、彼を焼き尽くす。
 もし本来の彼ならば、どれだけ焼き尽くされようとも諦めないだろう。
 水場を探すかもしれない、土にまみれ転がり消火しようとするかもしれない。
 あるいは近くにいる人間を喰らいながら少しでも生き長らえようとするかもしれない。

 だがここにいるのはただのコピー。
 虫のような感性の生きることに固執した生命ではなく、戦えぬものの為に用意された刃。
 故に何か抵抗することもなく、無惨は焼き尽くされてしまった。

「ふん。最後はともかく、まあ少しは楽しめたか」

 何気なく無惨に対する感想を呟きながら、宿儺は自身の体に受けた傷を反転術式で直そうと試みる。
 だが――

「む……?」

 宿儺の術を用いても、己の体のダメージが完全に癒えていない。
 治せないほどの深手では断じてない。そもそも、死んでいない限り治せない傷などまずない彼からすれば、これは立派な異常事態。
 されど彼は気にしない。
 術式の一部すら枷が掛けられてなお、彼は己の絶対性へ疑問など抱きはしない。

「おっ、あったな」

 己の治療もそこそこに、宿儺は近くに落ちている、壊れたベッドの傍にあったデイパックを拾う。
 彼が知ることはないだろうが、それは当初目的としていた佐々木哲平のものではなく、ひろし? が引き連れていたレーティア・アドルフのもの。
 もっとも、彼には関係ない。
 彼が用があるのは基本支給品の地図のみ。
 それさえあるのなら、誰の物かなど興味を抱くはずもなく。

 ガサッ

 早速地図を広げ、地形と現在地を確認する宿儺。
 彼が現在地は禁止エリアからかけ離れていると知るまで、あとわずか。


【???/朝】

【佐藤マサオ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:恐怖(大)、心理的ショック(大)、失禁
[装備]:天狗の羽@幻想少女大戦
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1(確認済み、お菓子の類ではない)
[思考・状況]:基本行動方針:???
1:おじさんの偽物(ひろし?)から逃げる
2:ヴィータちゃん、立香さん、行かないで……
3:しんちゃんはもういない……
4あれ、:ひらりマントは……?
5:しんちゃんのパパが二人いる訳じゃない!!
[備考]
※マサオが記憶している野原ひろしのCVは藤原啓治です。
※第一回放送を聞いてはいましたが、しんのすけの死亡以外の情報を把握していません。

【野原ひろし?@ネットミーム】
[状態]:健康、怒り(中)
[装備]:懐にデザートイーグル、キング・クリムゾンのDISC@ジョジョの奇妙な冒険、鬼舞辻無惨のカード(12時間使用不可)@ユニオンアリーナ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2個(確認済み、移動手段の類はなし)、ポンプアクションショットガン@ゾット帝国、グレシアのデイパック(基本支給品、ランダム支給品0~2)
    佐々木哲平のデイパック(基本支給品、三代鬼徹@ONE PIECE、沖田のバズーカ(弾未装填、残弾不明)@銀魂)
[思考・状況]基本方針:他参加者の殺害
1:あの子供(レヴィ)から逃げる。
2::あの野郎(岸辺露伴)どこ行った!?
3:岸辺露伴は殺す。
4:名簿への疑問
[備考]
※原作出展ではなくなりました。「自分を野原ひろしと思い込んでる一般人」「殺し屋ひろし」の両要素がメインとなってます。
※CVは森川智之です。
※主催者から『お前は殺し屋だ。誰が何と言おうと殺し屋なんだ』と付け加えられています。理由は現状不明です。
※ヘブンズ・ドアーで文章が書きこまれると、自動的に『俺は殺し屋だ。誰が何と言おうと殺し屋なんだ』という文章が湧き、書き込まれた文章を塗りつぶして無効化します。
 これは仕様なのか、主催者でも計算外なのか現状不明です。
※何に対してもギャンブラー経由でコルワと彼女が話した情報、桐山和雄の外見(変身時のみ)を知りました。
 その為リルル@ドラえもん のび太と鉄人兵団 をリルル@グランブルーファンタジー と思っています。
※第一回放送を認識していません。


【H-6 リテイル・ロー/朝】

【レヴィ・ザ・スラッシャー@魔法少女リリカルなのはPORTABLE-THE GEARS OF DESTINY-マテリアル娘。】
[状態]:宿儺の器、ダメージ(小)、呪力消費(極小)
[装備]:宿儺の指(15本分)
[道具]:レーティアのデイパック(基本支給品、注射器、『エルフが作った、どんな病気も治せる薬@銀魂』が入ったペットボトル(1/5消費))
[思考・状況]:基本行動方針:宿儺から肉体を取り戻す。
1:...出会う参加者を鏖殺する。特にあの式神使い(ひろし?)
2:地図を確認する
3::王様やシュテルんは今どうしてるのかな...
4:しんのすけが死んじゃったなんて……ロボひろし大丈夫かな……
[備考]
※ロボひろしのことについて色々知りました
※宿儺の器となりました。十五本分の魂が入っています。
 肉体の意識は宿儺優位ですが、頑張ればレヴィも表層に出てくることができます。
※反転術式に制限がかかっています。受けたダメージの完全な治癒はできません。

※H-6 リテイル・ローの一部が崩壊しました。
※マサオとひろし? はH-6、もしくは周辺1エリアのどこかにいます。それぞれどこにいるかは次の書き手氏にお任せします。
※H-6 リテイル・ロー西側 洋館の一室にスタンドDISC『タスク』(現在ACT1のみ)@ジョジョの奇妙な冒険、オグリキャップのデイパック(基本支給品、ランダム支給品×1(お菓子の類ではない)) が放置されています。
 またH-6のどこかにひらりマント@ドラえもん が放置されています。
※空飛ぶベッド@ドラゴンクエスト6 は破壊されました。


【天狗の羽@幻想少女大戦】
オグリキャップに支給。
装備すると移動力を+2するアイテム。
本ロワでは装備すると移動速度が上昇するアイテム。装備の際は背中に装着しよう。
また、この移動速度というのは徒歩や走行だけでなく、車やバイクなど装備者が運転する乗り物も含まれる。
ただし装備者自身が運転しないと効果は発揮しない。

【鬼舞辻無惨のカード@ユニオンアリーナ】
レーティア・アドルフに支給。
BP5000のカード。
本ロワでは使用すると10分間鬼舞辻無惨@鬼滅の刃 のコピーを召喚する。召喚して10分を超えるか一定以上のダメージを受けると消滅する。
このコピーされた無惨は太陽の光を浴びても消滅しない。代わりに意思もなく、召喚されている間は使用者の命令を聞くだけの存在となる。
それ以外の体質(無惨の血を与えられると鬼@鬼滅の刃 になるなど)が再現されているかは現状不明。
一度使用すると再使用できるまで12時間のインターバルが必要となる。

ちなみにユニオンアリーナにおいて宿儺のカードも同じBPなので、もし虎杖悠二が器となった宿儺と戦闘することがあれば互角に戦える、やもしれない。


【ビッグ・ザ・メリーさん@入居者全滅事故物件】
都市伝説『メリーさん』界隈の中でも最強の女(自称)
スチール製のドアを正拳突きで歪めたり、マンションの三階まで跳躍できるほどの筋力を持つ。強い。あとデカい。

【猿夢@八尺様がくねくねをヌンチャウ代わりにして襲ってきたぞ!】
車掌の服装をした猿の見た目をしたS級妖怪。
対象を夢の中に誘い込み徹底的に惨殺し、その影響で現実でも死に追いやる。
そんな妖怪がなぜ夢ではなく現実で猛威を振るうのか。

まあ、そういうこともあるだろう。
夢は見るだけのものではなく、現実で叶えるものでもあるのだから。(八尺様がくねくねをヌンチャウ代わりにして襲ってきたぞ! より引用)


107:「ねぇ今何処?」「会場ん中」 投下順 109:
093:メッセージは唐突に 佐藤マサオ
090:二兎を追う者は一兎をも得ず 野原ひろし?
レーティア・アドルフ GAME OVER
079:幼魚と逆罰 レヴィ・ザ・スラッシャー
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