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  • ウマ娘化したコントレイルくんを妄想しようの会 @ ウィキ
  • ~89冠目までのSSまとめ

ウマ娘化したコントレイルくんを妄想しようの会 @ ウィキ

~89冠目までのSSまとめ

最終更新:2022年02月16日 15:36

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

SSまとめ

スレでお出しされたSSをまとめるページです。
出された概念はあくまでも人それぞれであり、あなたの概念を否定するわけではありません!

80冠目

+ 羽根つき
80冠目 73

エフフォーリア「羽根つきに勝った分だけトレーナーにハグして貰えると聞いて来ました。全員かかってこいや」
F4トレ「えっ俺何も聞いて…」
プボ「!ミカエル貴様~さっき勝ったんだから早くぅ~」
プボトレ「悪役姫様ですかお前は…」ギュー
エフフォーリア「ホラ、イッタトオリジャナイ。マズハコントレイルセンパイカラシトメテアゲマス」
コントレイル「ひ~んトレーナーさーんっ(既に真っ黒)」
コントレ「ハイハイ…負けてもハグしてあげるから…」
コントレイル「そういう問題じゃない!」


+ 鉄下駄
80冠目 83

シンザン「鉄下駄はレースの時は外してるに決まっているじゃないのよ!私もそんな超人じゃないわ!あっはっはっは!!!」
コンちゃん(レースの時だけ鉄の拘束具を外すウマ娘…)
プボ(コワー…)


+ 鉄下駄 その2
80冠目 89

ええ!? 現役時代の勝負服の靴に娘のミホシンザンがベッタベタにシール貼ったままでそれを剥がさずに公の場に出るシンザン!?

「今日はあの5冠バシンザンさんに、現役時代の勝負服でお越しいただきました〜!」
「シンザンさん、その可愛らしいシールは……」
「ああこれ? 娘が遊びで貼ったのを、今もそのままにしてるのさ」

同 85

ミホシンザンが貼ったのを剥がさずにとっておいてるのかもしれない

同 91

ちょうどトレセン学園に在学中のミホシンザンが友達と一緒に見ちゃって恥ずかしがるやつだ


+ 蹄鉄シールチョコ
90冠目 93

エピファ「はい、ディープインパクトさんのシールを蹉跌に貼って、足の裏に彼女を感じながらレースをしています♥️」グリグリ

キズナ(ズナのも貼ってるズナかね…怖くて聞けないけど)

同 104

ズナは私のシールを貼っているプイ?わーい!尊敬されてる証プイ!(ドヤ

えっ......近寄らないでくれませんか?怖い......kmi.....クリスさん助けて......!(ブルブル


+ シンザンのラストラン
80冠目 96

シンザンのラストランの鞍上交代ってウマ娘に落とし込むならどうなるのかなってちょっと考えたらこんなのになった。

元々シンザンは前哨戦を使わなくても本番に勝てる実力はあり、無駄に足に負担をかけたくないトレーナーはぶっつけで本番のレースに挑もうとしていたが当時のスポーツ理論では論外で、度々トレーナーが批判されていた。
それを見聞きしたシンザン自らがトレーナーへの批判を止めるために重賞以外のオープンレースへの出走を直談判するも、トレーナーは「無理してまで勝とうと思うな、トレーニングだと思ってセーブして走って本番に備えるんだ」と伝え、その結果重賞以外で時々1着を取りこぼすことになった。
その後三冠を達成してトレセン学園の生徒会長になり、翌年になって天皇賞も制覇、いよいよ年末の有馬記念を残すのみとなったとき、URAの幹部から「レースをトレーニング代わりに使うウマ娘が生徒会長になっているのはいただけない」という意見が出て、それがURA内の一部で賛同を経たことからシンザンを罷免するべきか内密に会議が行われていった。しかしシンザンのトレーナーがそれを偶然耳にして激怒、URAに対して直接抗議をすることになり、この問題がトレセン学園とURA外にも一気に広まり議論が加熱、双方の立場での抗議デモが起こるまでになっていった。
これに対し、シンザンはそのまま生徒会長を続けても何ら問題ないとしていた当時のURA理事長も、このまま話が大きくなりすぎればトレーナーとシンザンに取り返しがつかないことが起こるかもしれないと判断し、苦悩の末に有馬記念の直前ではあるがシンザンのトレーナーに対し "シンザンのローテーションに対する不適切な指導" という名目で停職処分をすることにし、シンザンが生徒会長にとどまれるように、またトレーナーに対しては停職中の監視という名目で危害を加えられることのないようにし、事態の収集を図った。
そして有馬記念、URAから代理のトレーナーがシンザンに派遣されていたが、シンザンはその指示を完全に無視し、大外に行ったと思ったら姿が消えたと思わせるほどの末脚を使ってゴール、その後淡々とインタビューに答えると記者の質問を全く聞こえてないかのように無視しそのまま学園へと帰っていった…。

昔にはこういうイザコザがあったんじゃなかろうか…という妄想、いくつか修正したけどだいぶ暗いなこれ


81冠目

+ かつおのたたき
81冠目 48

「ええかプボ。こうやって火種起こしてな、丁寧に焼くんや。藁が大事やで」
「コンちゃん口調違わない…?」
「今キングさんが藁持ってくるからーー」
「お待たせ!コレを入れれば良いのよね」
「ちょ、待っ。そんな入れたら」

ボッ!!!

「あーーー!」
「燃えた藁が着火剤に…うわぁあ!延焼した!消火器!消火器!!水!」
「なんて、へっぽこなのかしら…ッ!」
「言っとる場合かーーッ!!!」


+ タクトちゃん見るプボ
81冠目 51

タクトちゃん見るプボ
湯治のお陰で+50のムチッ♥️ムチッ♥️ウマッ♥️ボディープボ

同 56

サリィも見るプボ 

あれはもう馬というより牛プボ


ヒッサリィ、タクトちゃん、これは違うプボ!

マッスルプボ!そう二人の増加分はマッスルプボね!

牛なんて言ってないプボ〜


+ ディープボンドの血統表
81冠目 94

俺は雑魚SS書き
タイムスリップウマ娘ものを書こうとディープボンドの血統表を見ていたが登場する伝説ウマ娘が多すぎて心折れているのだった

ヘイロー、マルゼンスキー、サンデーサイレンス、ダンシングブレーヴは言うまでもなくアリダー、トムフール、セクレタリアト、ニジンスキー、ネイティブダンサー、セントサイモン、マンノウォーが並んでいて、しかもダイオライトといった御料牧場に連なる由緒ある家系も含んでる

プボお前お嬢様すぎるよ…SSでスレ1個できちゃうよ…
あと、ゼフィランサスは絶対いつかは無敗の三冠馬とカップリングさせられると確信しました(真顔)


+ エフフォーリアくん……よ
81冠目 119

?「エフフォーリアくん……よ」
ボクは彼の背から声をかける。
「レースだけど、気楽に行こうぜ。クリス(マッキャロン)じゃないけど、テイク・イット・イージーだぜ。君の頭なら、この程度の英語はわかるだろう………そうだ、気楽にだ。そうだ、そうだ、その調子だ」


+ 新年度の連続朝ドラのお知らせ
81冠目 124

88、100から閃いた

☆☆☆新年度の連続朝ドラのお知らせ☆☆☆

『ウマ娘プリティーダービー 葦毛のコンちゃん』

三女神のイタズラで2013年に迷い込んだコントレイル。

そこにはキズナ、エピファネイア、両名の喧嘩を独特のリズムで盛り上げるメイショウマンボ、そして個性豊かな彼女らをしょんぼり見守るロードクロサイトがいた。

せっかく海外から来たのに、走れる自信がない。レースを諦めよう…そんな彼女を見ていたコントレイルは、自分の体が消えそうになっているのに気付く。タイムパラドックスを起こしてはならない!咄嗟の思いつきで葦毛のカツラを被って別人に成り済ましたコントレイルは、彼女を励ましてレースを走らせるためにこの時代のトレセンへ転入する。

しかし葦毛のカツラを使ったことである先輩に目を付けられた彼女は、暴虐の限りを尽くす12世代達の大騒動にいつしか巻き込まれてゆくのだった…

同 88

俺コントレイルが芦毛だった世界線も在るんじゃないかって思ったんだが、全弟のサンセットクラウドくんが芦毛だからもしかしたらコントレイルも芦毛で産まれていたかもしれないって
ただトレードマークの📞の流星が消えちゃうんだよなぁ…
これはスレ画を弄って芦毛色にしてみたコンちゃん

同 100

拙者コンちゃんが過去にタイムスリップして、自分がお腹の中にいるお母さんと出会わせたい侍
文才の無さからこのSSが書けぬ故、腹を切りもす


+ ウマ娘プリティーダービー 葦毛のコンちゃん 第一話「ファイナル・カウントダウン」
81冠目 165

ウマ娘プリティーダービー 葦毛のコンちゃん

第一話「ファイナル・カウントダウン」


『すまんなコン。俺ちょっと急用が入って迎えに行けんようになった。キンちゃんを寄越してバスの予約をしとるから、それで帰ってもらってもええかな。場所はーー』


バスターミナルにつくと、こちらへ手招きをしている人がいる。代わりの人、というのはあの人のことだろう。トレセン学園スタッフの身分証も、どうやら本物らしい。


「こんにちは。フクナガさんから話は聞いています。バスへどうぞ」

「はい、ありがとうございます」

『発車します』


時刻を見れば、発車時刻より10分は早い。少し妙だと思いつつも、最近の状況もあり、たまたま予約が埋まらなかったのだろうと自分を納得させた。道のりは長い、もう寝てしまおう。


〜

「コントレイル、一向に来ないな…」

〜


目が覚める。陽の光が窓から差し込んでいる。長い時間眠っていたようだ。


『府中学園前〜、府中学園前、終点です』

「府中学園前…?トレセン前に停まるなんて、珍しいなあ…」


ふと気づく。付き添いがいない。それどころか、乗っていたはずの乗客が消えている…?

気味が悪くなって、バスを降りた。目の前には、トレセン学園の巨大な学舎。やはり杞憂であったかーー

そこで、信じられないものを目の当たりにした。


「お母さん…?!」


導入で力尽きた


83冠目

+ 正月太りコンちゃんSS
83冠目 113

全然流れと関係ないけど無駄に長い正月太りコンちゃんSSいる?

同 118

ありがとう。では失礼する。


寒暁の悲劇


 氷のような寒さが体の芯までも冷やす初春の朝。私ことコントレイルは、冷気の中に混じる一抹の陽気を感じて目を覚ました。


 うっすらと目を開けて見ると、カーテンの隙間から朝日が僅かに寮の自室に差し込んでいる。ベッドサイドの置時計が指し示す時刻は6時を少し回ったあたり。どうやら目標通り目覚ましのアラームなしで起きることに成功したようだ。起きたばかりだというのに少し満足感を覚える。


 お布団を被ったまま半身を起こし、壁際のカレンダーを見遣る。今日の日付のところには小さく丸っこい「始業」の二文字。短い年末年始の休みも終わり、今日からトレセン学園の新たな一年が始まる。


 新年の感慨に浸っていると耳に届く微かな寝息に気付く。私は口元が自然と緩むのを感じながら寝息の主へと目を向けた。果たしてそこには私の幼馴染でルームメイトにして親友のボンドちゃんことディープボンドの安らかな寝顔があった。


 去年の有馬記念ではクラシック級最強の呼び声高かったエフフォーリアちゃんに肉薄し、グランプリ三連覇の女王クロノジェネシス先輩に先着する好走を見せ大いに世間を沸かせた彼女であるが、ベッドの上でぬくぬくとお布団にくるまり惰眠を謳歌するその姿は世界にも通用する強豪ウマ娘というよりは、何の変哲もない一人の少女そのもの。こういうボンドちゃんのあどけない一面が俗に言う「プボ味」というものなのだろうか。年が明けても変わらないボンドちゃんの無邪気な寝顔はいつも私の心を穏やかにしてくれる。このままずっと見ていられそう。


「はっ、いけないいけない」


 ボンドちゃんの寝顔をずっと眺めてしまいそうになった私は慌てて意識を切り替える。寒い1月の朝にわざわざ早起きをしたのはちゃんと理由があってのことなのだ。


 大きく伸びを一つ。緩みきった全身の筋肉が引き締まるのを感じる。私はその勢いのままに冬の朝の安住の地であるお布団の誘惑を鋼の意思で断ち切る。ベッドを抜け出すと途端に部屋に満ちる冷気に肩を震わせる。しかし私は、三冠ウマ娘は冬の寒さなどに負けたりはしない。私は早起きした目的、始業前のトレーニングのために準備を始めた。

同 120

 私は去年のジャパンカップをもってトゥインクル・シリーズでの競争生活に一区切りをつけた。しかしそれは走ることを止めるというわけでもないし、学園をやめるというわけでもない。今後はドリームトロフィーへの参加も視野に入れつつも、まずは酷使した体を休みつつ生徒会長としての務めをしっかり果そうと思っている。


 もちろん休養といっても何もしないわけではない。ましてや私はトレセン学園生徒会長。座するがままというのでは全校生徒に申し訳が立たない。


 実は私は生徒会長になってから既に一年以上が経っている。もっとも去年は、とりわけ大阪杯で敗北を喫して以降は、お世辞にも会長の職責を全うしたとは言えなかった。


 それでもたくさんの人が私を支えてくれた。幼馴染のボンドちゃんとビアンフェちゃん、オーソリティちゃんやアリストテレスちゃんたち同期、ディープさんたち先達の三冠ウマ娘、ジェンティルドンナ寮長、グランアレグリア先輩といったたくさんの先輩方、先生、そしてトレーナーさん。たくさんの人に助けられ、見守られ、背中を押されたからこそジャパンカップで栄冠を勝ち取ることができた。


 私はその恩を返さないといけない。去年は不甲斐ない生徒会長だったが、今年は少しでも名誉ある役職の責務を果たせるようになりたいのだ。


 素早く顔を洗い、歯を磨く。冬の朝の洗面所はまるで屋外にいるような寒さだ。早く走って温まりたい。しかし私とて年頃の乙女、いくら走って乱れるとはいえ寝起きのまま部屋の外に出るわけにはいかない。慣れた手つきで髪を整えてトレードマークの髪飾りをつければ、寝起きの少女から三冠ウマ娘にしてトレセン学園生徒会長コントレイルへの変身は概ね完了だ。


 鏡に映る自分の顔を見る。特に去年と変わることのない、見飽きた自分の顔だ。

同 121

「やっぱり威厳がないかなぁ」


 思わず漏れた呟きが冷たい空気に溶けていく。私は三冠、それも無敗の三冠ウマ娘でありトレセン学園生徒会長だ。過去にこの2つの肩書を同時に手にしたのはシンボリルドルフ先輩とディープさんことディープインパクト先輩のみだ。かたや皇帝、かたや英雄。どちらもトゥインクル・シリーズの歴史に燦然とその名を煌めかせる名ウマ娘で、多くのウマ娘から尊敬され、信頼されている。


 一方の私はなかなか三冠ウマ娘にふさわしい威厳を持てないでいる。もちろん後輩を委縮させたいわけではないし、「歴代で最も親しみやすい生徒会長」という評判は有難いと思う。けれども立派な威厳を兼ね備えた先輩方を羨ましく思う気持ちがあるのも事実だ。


「かわいい三冠ウマ娘」と言われて、まったく嬉しくないと言ったら噓になる。でも私だって「かっこいい三冠ウマ娘」になりたい。今年は憧れの先輩方に少しでも近づきたい。そのためにもだらけるわけにはいかない。新年最初の授業日から朝のトレーニングに励むのにはそういう理由もある。


 さて、ゆっくりしている時間はない。私はベッドまで戻ると冬用の温かなパジャマを脱いで素早くジャージに着替える。本当は髪をやる前に着替えるべきなのだが、ジャージで冬の洗面所に立つのはとにかく寒い。パジャマを脱ぐときに少し髪が乱れても寝起きそのままよりはマシだろう。それならばぎりぎりまで温かい恰好でいたいというのも乙女心だろう。


 ボンドちゃんの寝息を聞きながらせっせと体操服をきてジャージを羽織る。後はズボンを履けば準備は完了だ。


 そのとき、事件は起きた。

同 122

「あれ?おかしいな……」


 丈長のズボンが入らない。太ももの上のあたりまでは上げられるのにそこから引き上げることができない。勢いをつけて一気に引き上げても結果は変わらない。もしかしなくてもお尻がつかえてしまっている。


「そんな……」


 恐る恐るお尻に手を伸ばす。むにっ。柔らかな感触。人差し指がお尻に沈む。私はもともとお尻が少し、そう、ほんの少し大きめだ。だからこれくらい普通。何も変わっていない。絶対に変わっていない。そのはずなのに。


「入らない……」



 そんなはずはない。そんなはずはないのに。


「落ち着け、落ち着くんだ私……」


 一度深呼吸をする。最後のジャージを履いたのは去年の最後の授業日。ちょうど有馬記念の頃だ。あれから2週間くらいしか経っていない。そんな短期間にジャージが履けなくなるなんてあり得ないじゃないか。


 そうだ。ジャージの方がおかしくなったのだ。そもそもショーツは履けているわけで、そうである以上私の体型が変わったわけではない。断じてない。問題はジャージにある。


 でも冷静になってみるとショーツもちょっときつくなってる気もしなくはない。いや、気のせいだ。そんなわけがない。たとえ昨日のお風呂のときにちょっと濃く跡が残っていたとしても、それは気のせいだ。絶対にそうだ。


 ついさっきまで寒かったはずなのに体温が上がる。鼓動が激しくなる。私は絶対に気のせいだと思いつつも、万に一つもあり得ないと思いながらも、一応、すべての可能性を考慮して、お腹周りを確認すべく震える指を伸ばす。柔らかい。力を込めてみる。少しは硬くなった。でも若干、本当にほんの少しであるが柔らかみが増した気がする。


 いや、これは成長だ。私の成長期はまだまだこれからなんだ。二の腕をつまんでみる。柔らかい。これもきっと成長だ。

同 123

「そんなわけないよ……」


 混乱する自分の思考回路に自分でツッコミを入れる。そうだ。もう言い逃れはできない。これは多分、もしかしなくても、本当に不本意であるけども。


「私、太った……?」


 絶望を帯びた呟きが朝の冷気を震わせる。


 年末年始の自分を振り返ってみる。年末には学園の有馬記念の打ち上げ、その後には同期有志のボンドちゃんたち有馬出走メンバー5人を囲んだ慰労会、三冠バ会の忘年会、チームの忘年会、クラスの打ち上げ、栗東寮忘年会、プレハブ忘年会やURAの偉い方の会合にもお呼ばれして、ほかにもいろいろな会に呼ばれた。帰省した後も大晦日は幼馴染組と年越しそばを食べて、初詣でキズナさんたち同郷の先輩にたかり、もとい奢ってもらい、おうちではおせちにお雑煮にとごちそう尽くし。そのあともトレーナーさんとお食事に行ったし、寮に戻ってからも新年会とかご飯会とかいろいろ。とにかく心当たりが多すぎる。


 何が気のせいだ。何が変わってないだ。こんなの太るに決まってるじゃないか。私は昨日までの私に心の中で怨嗟の声を上げる。でも仕方がない。ご飯がおいしすぎるのが悪いんだ。みんなで食べるご飯がおいしすぎるのが悪いんだ。

お肉がついてしまった。ついてしまった以上くよくよしても仕方がない。幸いにも私はこれからトレーニングをする。ついてしまった分燃やせば何の問題もない。絶対に違う気がするけども、私はそう思い込むことにした。


 しかしここで問題が一つ。トレーニングに行くにしてもジャージが履けなければ話にならないのである!懸命にジャージを引き上げるがうんともすんと言いはしない。いや、ギチギチと不気味な音を立てている。


「破れたりしないよね……」


 不安が思わず口から零れる。ジャージが破れてしまったらそれこそ一大事だ。もちろん替えはあるけども、私が心配なのは、ここで強引に押し込んで履いたとしてもトレーニング中にジャージが破れる可能性があることだ。

同 124

 トレーニング中にジャージが破れたら。考えるだけでも恐ろしい。お尻に穴を空かせたジャージなんて三冠ウマ娘の威厳とか、生徒会長の矜持とか以前の問題だ。そんな情けない姿を他人に見せるなんて考えられない。


 ただでさえこの時期はクラシック級の後輩たちのトレーニングもますます盛んになっている。世代の頂点を目指す後輩たちの目標となるべき存在が、ショーツ丸見えの穴あきジャージ姿を晒すなんて。そんなことがあった日には私は俗世間を捨てて山に籠るだろう。


 ここはいったん諦めるべきか。一瞬そんな考えが脳裏をよぎる。でもそんなことをしたら「私は正月太りでジャージが履けなくなっただらしないウマ娘です」と認めるようなものだ。それは絶対に嫌だ。三冠ウマ娘の辞書に諦めの文字はない。


 とにかくジャージを履こう。それでジャージが破けないように軽いトレーニングを済ませて、教室でビアンフェちゃんやサリィちゃんにダイエットの相談をするんだ。2人の助けを借りればなんとでもなるはずだ。やってみせろよ私。次にトレーナーさんに会うまでにすべてを元通りにするんだ。


 完璧な作戦。そうと決まれば後はジャージを履くだけだ。もう一度ジャージを引き上げる手に力を籠める。


「ふんっ、ふんっ、ふんぬっ」


 上がらない。ジャンプしながら引き上げようとしても上がらない。こうなったらとことんやってやる。私はベッドに寝転がると足を上げて強引にジャージを引き上げる。左右に体を揺らしながら必死にジャージを持つ手に力を籠める。走ってもいないのに額から汗が零れる。これで痩せたりしないかな、などと一瞬気を緩めたそのとき。


「うひゃああっ」


 視界が転がる。お尻にどしんと重い衝撃と痛み。勢いあまってベッドから転がり落ちてしまったようだ。


「いたたたた……」


 ヒリヒリと痛むお尻を上に向けて手で摩る。新年早々何をやっているんだろうか。我ながら呆れてしまって首をひねる。すると隣のベッドの上から寝ぼけまなこが2つ、お尻を摩る私を見つめていることに気が付いた。

同 125

「お、おはようボンドちゃん。い、いい朝だね~」


 私は努めて何事もなかったかのように親友に挨拶をする。その一方で冷静に自分の状況を確認した。せっかく整えた髪はジャージを引き上げようと躍起になったせいでレースの後のように乱れている。太ももまで引き上げられたジャージを履いて床に寝転がる私は芋虫か何かのよう。特に意味のない英字が描かれたグレーのショーツが丸見えなことが今日ばかりは恥ずかしくてたまらない。聡い親友はこの状況を一目見て何があったのか寝起きでもすぐに察するだろう。


「あ、え~とね、ちょっと朝トレの準備運動をしててさ、起こしちゃったよね、あはは……」


 意味がないと分かりつつも大げさに身振りを交えて言い訳を試みる。背中を冷や汗がつたうのがありありと分かる。


 ボンドちゃんは私の不自然極まりない説明を黙って聞いていたが、寝ぼけまなこを擦りながらのっそりと起き上がると、ベッドを降りて私の前に座り込んだ。ボンドちゃんが無言で私を見つめる。私の額から汗が一筋流れ落ちた。何か言って誤魔化したいけども、何を言ったらいいか分からずふと視線を逸らす。その刹那、ボンドちゃんが身を乗り出したかと思うと次の瞬間にはボンドちゃんの腕が私のお尻へと伸びていた。


 一体どこでそんな切れ味を手に入れたんだろうか。いや、そんなことを呑気に考えている暇はない。


「ちょ、ちょっとボンドちゃん、くすぐったいよ」


 ふにふにと私のお尻の状態を確認する親友に抗議の声を上げる。ボンドちゃんは素直に手を引くと僅かに考え込むそぶりを見せたが、すぐに口を開いた。


「ビアンフェとサリィ、どっちを呼ぶ?」


 直接的な言葉を避けてくれた親友の思いやりが有難い。でもボンドちゃんにもその2人に頼るほかないと思われたことは恥ずかしい。私には恥ずかしさのあまり耳を震わせながら答えるよりほかに方法はなかった。


「2人とも、呼んで来て……」

同 126

 ボンドちゃんはこくりと頷くとそのまま立ち上がる。まさかその恰好で呼びに行くのだろうか。3個目の耳のような寝癖がついているのに。というか私も流石にこの惨状をなんとかしないと。ビアンフェちゃんはともかくサリィちゃんにまでこんな情けない姿を晒すわけにはいかない。


 色々と考えを巡らせているうちにボンドちゃんは自室に扉を開けて出て行こうとしているところだった。私は慌てて彼女を止めようと立ち上がる。


「待ってボンドちゃ、うわああっ」


 さっきまでなんとかお尻を収めようと悪戦苦闘していたジャージの存在を完全に忘れていた。太ももまで引き上げられたジャージに足を取られて、私は重い切りつまずいた。おでこが床にぶつかり大きな音を立てる。


「わわ、大丈夫コンちゃん?」


 慌てた様子で戻ってきた親友がうずくまる私を起こしてくれた。気持ち良い朝を迎えられたと思ったのにとんだ災難に見舞われてしまった。絶対に痩せよう。親友の腕に抱かれながら私はそう決意した。


 それは氷のような寒さが体の芯までも冷やす初春の朝のことだった。



以上でござる。長々と失礼致した。

84冠目

+ 鏡の前
84冠目 64

鏡の前
エフフォーリア「(そういえばコントレイル先輩、よく舌出してる印象がある…真面目な人だからふざけてるとは思えないし…癖なのかな…そう、こんな感じで…)」ペロン
プボ「エフフォーリア君が舌ペロ…これは珍しい」
エフフォーリア「忘れて。今見たことは全部忘れて下さい」グイッ
プボ「えー可愛いのに…」


+ 舌をペロッて出してみたら
84冠目 66

コンちゃん「エフフォーリアちゃん、年度代表ウマ娘おめでとう!」
えっちゃん「ありがとうございます」
コンちゃん「あれ?なんだか浮かない顔だね?」
えっちゃん「ええ、実はその、私、愛嬌が足りないと思うんです。年度代表ウマ娘たるものファンの皆様へのお礼として、愛嬌を身につけなくてはと思うのですが…」
コンちゃん「うーん、愛嬌かぁ…そうだ、ちょっと舌をペロッて出してみたらどうかな!」
えっちゃん「舌を…ですか?」
コンちゃん「うん、私は前から癖でよくやっちゃうんだけど、その写真が出回っちゃって。だけど凄くウケがいいんだよ」
えっちゃん「なるほど…参考にします、ありがとうございます先輩」

その後、無表情で舌ペロしたえっちゃんの写真が!

コンちゃん「違う、そうじゃない」

即席で書いた雑SSモドキ


+ ~見るも無残な豆腐~
84冠目 166

~見るも無残な豆腐~
タイホ「……エフちゃん、豆腐掴めないんだね。」
エフ「~~ッ、なんですか!豆腐なんてものスプーンで掬えばいいんです!」
シャフ「だけど、ここまで酷いとなると……豆とか掴めるの?」
エフ「シャフリヤールまで!? 黒豆でも煮豆でもスプーンやフォークで食べればいいのよ!!」

同 172

エフ「...どうです...完璧だ...」手ガクブル

コンちゃん「甘いなぁ〜エフちゃん。これは木綿だから出来たんだよ」

エフ「も、木綿...!?」

コンちゃん「今の手つきじゃ絹ごし豆腐は難しいかな〜」

👮‍♀️「絹ごし...」

エフ「...ッ!!...では絹ごしを用意してください。」

コンちゃん「え、今うちにないけど...」

エフ「分かりました。買ってきます」


ここまで読めた

同 173

「ダメですよエフフォーリアちゃん!無駄に力入れちゃ…」
「無駄な…チカラ…?(蘇るダービーハナ差2着の記憶)」

85冠目 1

「~っ!」エフエフ

「えっちゃ~ん…これ豆腐十丁目だよ?」

「これで決めますから!豆腐くらい箸で掴めます!」

「スプーン使えば良いのに…美味しさは変わらないけどさ」プボプボ


85冠目

+ エフフォーリアくん……よ
85冠目 2

「エフフォーリアくん……よ」
ボクは彼の背から声をかける。
「レースだけど、気楽に行こうぜ。
クリス(マッキャロン)じゃないけど、
テイク・イット・イージーだぜ。
君の頭なら、この程度の英語はわかるだろう………
グランアレグリアくんはわからないかもな」


+ 策士コンビのタイホとトレーナーを描きたかったセントライト記念妄想
85冠目 39

策士コンビのタイホとトレーナーを描きたかったセントライト記念妄想

「勝ちたい気持ちを否定はしない。ただ、目立つな」
それがトレーナーさんの指示だった。レースを疎かにするつもりはない。ただ私の、いや私たちの目標は菊のタイトルなのだ。
「絶対に勝ちたいか?なら俺を信じてくれ」
春のレースを終えた後、そう言ってトレーナーさんが語った作戦は、実にスリリングだった。聞かされた瞬間から背中がゾクゾクした。私が黙っているのを見て、嫌なら別の方法を探すと口にするトレーナーさん。私の気持ちを分かっている癖に、こういうところが悪戯っ子のようで可愛らしい。私は笑みを抑えきれなかった。
「やります。とても、私好みのやり方ですし」
私たちは一瞬、視線を交わした。こうして私たちは一世一代の賭けをすることに決めた。
 キーワードは、雌伏。私たちは、あの阪神3000メートルを大逃げする。そのためには私は警戒されてはならない。菊花賞は特殊なレースだ。参加してくる子達は多かれ少なかれ、未経験の距離に不安を抱えている。だから私が最初にレースの流れを作り出せば、誰も私に手出しは出来なくなる。後はペース配分と、私自身のスタミナの勝負。そうなれば負けはあり得ないという自負があった。
 レースプランが決まっても、私の存在を意識されてしまっては大逃げは成立しないだろう。だからこのレース、本来ウマ娘にあるまじきことだが、私には全力で勝ちに行くより大切なことがあった。参加したみんなのみならず、レースを見ている全ての人に、私が強いと思われては困るのだ。
 案の定、結果は散々だった。それなりに有力だと言われた私が、大舞台を前に調子を落としていることは少し騒がれるだろう。だがそれでいい。どんどん軽視して、私の存在を意識から消して欲しい。誰に何を言われようと、私たちには確固たる目標があり、達成するための意志が揺らぐことはないのだから。
 実は少しだけ胸が痛むことはあり、普段からクールを心掛けている同室の親友がレース後に珍しく私に声をかけてきたのだ。ただ一言、「心配…してないから」と詰まりながら口にした彼女には、ちょっぴり罪悪感を覚えた。だが敵を騙すにはまず味方から。本番までは少ししおらしくしなければならない。親友の寂しげな後ろ姿に小さく手を合わせながら、必ず菊のタイトルを取ると誓う私だった。


+ 「プボちゃんはさあ…ビ○チなの?」
85冠目 51

コン「プボちゃんはさあ…ビ○チなの?」

プボ「ぶふぉっ!食事中にいきなりイメ損やめてよ!」

コン「こないだだって、バルザローナTとトレーナー室に入っていったあとにリュージTとご飯食べてデムーロTと一緒に帰ってたじゃん!」

プボ(コンちゃん何で全部知ってんの…?ストーカーなの?)

コン「プボちゃんの馬鹿!裏切り者!ゼフィランサスの2023!」

プボ「やめろ」


+ 有馬前のカズオ×タイホ
85冠目 160

「タケシって強いんだよ」
「知ってる、兄だから」
12月の冬は寒い。私の隣にいるトレーナーは背が高くなって体も大きくなった。横顔はそっくりだけれど前のトレーナーより少しのほほんとした顔をしていると思う。
「なんたって皐月賞と菊花賞と天皇賞を勝っている」
「菊花賞ウマ娘は君だろう」
「でもフォーちゃんは居なかった」
チームで紹介されたこのトレーナーに会うのは初めてではない。何回か同じレースで顔を合わせているし同じチームの娘達を何回か担当していた。何より前のトレーナーとの関係が関係だ。会釈もしてるし他の人と話をしているのに相槌を挟んだこともある。でもこうして一対一というのは初めてだった。
「フォーちゃんも凄い強い。皐月賞はすぐ後ろだけど3馬身も差があった。天皇賞は年上の三冠ウマ娘もマイル女王も従えてゴールしてしまった」
「菊花賞で君は後ろと5馬身差をつけた。夏にウマ娘は成長する」
手はかじかんでいる。この頃、急に寒くなった気がする。それがなんでなのかまだ理由を見つけられないでいる。
「タケシは美浦寮所属じゃ今年1番のトレーナーだよ」
「俺だって美浦じゃ今年は4番目にすごい」
東屋がある。そこに促されるまま腰をかけるといつ買ったのかまだ温かい缶コーヒーを1つ投げ渡された。
「君は変なやつだな。負ける理由を探してるみたいだ」
プルタブに上手く指がかからない。かじかんだ手が缶の縁をくるくる周る。
「フォーちゃんは最強だよ。誰よりも良い位置で走って誰よりも良いタイミングで誰よりも早い末脚を繰り出す。タケシも最強。菊花賞は凄かったって言うけど全部タケシのおかげ。タケシは誰よりも賢くて知らなかった世界を見せてくれる」
「エフフォーリアも、タケシも怖いんだな」
まだ空いていない缶コーヒーをトレーナーが無造作に掴む。代わりにもう1つプルタブの開いた缶コーヒーを目の前に置く。
「タケシは私に初めての重賞タイトルをくれた。皐月賞はそれが自信になって走れた。でもダービーで負けて自信がなくなって、タケシが帰ってきて菊花賞を勝たせてくれた」
「フォーちゃんはそんなタケシの1番で皐月賞も天皇賞も勝った最強のウマ娘」
「吹っ切ったつもりだった。でもどうしても怖い。フォーちゃんは多分、私より今も強いしそもそもタケシが居ない私はもしかしてただのそこそこのウマ娘なんじゃないかって怖くなる」

同 161

「ただのそこそこの。GI、俺もまだとったことないのにな」
「トレーナーは怖くないの。タケシが弟で」
トレーナーは回収した缶のプルタブを空けて一気に缶の中身を呷る。
「どうせ他人だから。それに欠点だけ見るのは馬鹿らしい。良いところだけを見ていきたいと俺は思う。知っている? 菊花賞ウマ娘は過去10年で3回、有馬に勝っている。それに対し天皇賞・秋の勝ちウマ娘は1回しか勝っていない」
「そんなのは屁理屈じゃない。天皇賞・秋に勝ったからと言って有馬記念に出ないウマ娘も沢山いる」
「でも菊花賞ウマ娘の方が勝っているのは事実だ。つまり、君はエフフォーリアより勝つ可能性が高いのかもしれない」
「でも」
「エフフォーリアはまだ、2000mより長いレースで勝ったことは無い。有馬記念は2500だ。もしかしたらスタミナが持たないかもしれない」
トレーナーは楽しそうだった。
「勝てるかもしれないレースを最初からあーだこーだと負けたくはないと思っている」
その顔はそっくりで、でも確かに違う顔だった。
「……勝てると思う」
「君が君のことを教えてくれたなら」
寒い日だった。でも手はもうすっかりかじかんで居なかった。缶に口を付けると少し苦い味がした。


86冠目

+ モズベッロの歌
86冠目 20

「…シングル?」
「そうだよ〜。今度ボクの歌がでるもず〜」
「重賞ウマ娘とはいえ、変な人気があるものね…どんな歌なの?」
「もずもずもずもず〜♪ボクの名前はモズベッロ〜♪」
「もずもず…?」
「もずもずもずもず〜」
「もずもずもず…ボクの名前はモズベッロ〜♪」
「あなたもわたしもモズベッロ〜」
「私は…クロノジェ…いや、モズノジェネシス…??」

「ジェネシスがせんのうされかけてるんですけど!!?」
「救助しなきゃ…!」


+ 買い物中のコンちゃんとモズベッロ
86冠目 27

買い物中のコンちゃんとモズベッロ
コンちゃん「モズベッロさん~♪」
モズベッロ「ほら、歩きづらいからあまりくっつくな」
コンちゃん「でもくっつくとあったかいですよ~」
モズベッロ「まあな。ていうか体温高いなお前…」


プボ「何あれ…なんか脳がピリピリする」
👹「落ち着きなさい。気の迷いよ」


+ 徹夜明けにズベちょむの
86冠目 50

メロディーレーン「おおっと!徹夜明けにズベちょむの美形が眩しいぜ!」
モズベッロ「ズベちょむって…一体なんで徹夜なんかしたんだ?美容の大敵なんだろ」
メロディーレーン「いや年明け早々ボスんとこで桃鉄やっててさ。そりゃ参加するでしょ。乙女なら」
モズベッロ「桃鉄と乙女の関係性がわからん。おい大丈夫か?一人で部屋まで戻れるか?」
メロディーレーン「ああっ!流れるようなイケメンムーブ!いけませんズベちょむ!あなたのファンに誤解されます!レーンちゃんはアイドルなので徹夜明けでもバリバリ!っておっとっと」フラァ
モズベッロ「ああもうほら肩貸せ。部屋いくぞ」ガシ
メロディーレーン「あう。助かりマス…今夜、鶴の姿で恩返しに伺います…」
モズベッロ「最初から鶴なのか…」


+ うまぴょい伝説
86冠目 159

でもそんなえっちゃんでもうまぴょい伝説はニッコニコで踊るんですよ?

同 171

じゃあリハは以上でーす。各自あやしいところ練習しておくこと

タイホ「大丈夫?顔色悪いよ」

エフフォーリア「問題ないわ。本番までには何とかする」

その夜

エフフォーリア「…」ピッ

ラヴズ「こんにちはー!応援ありがとー!」(完全なる営業スマイル)

エフフォーリア「笑顔…笑顔…」


88冠目

+ UMerEATS?
88冠目 11

「えっ。レースの賞金の支払いが遅れるーー?」
『陳謝ッ!!銀行のシステム障害によりしばらく遅延する見込みなのだッ!!!』
「なんてことプボ。それじゃ、買い物ができないプボ…」
「諦めるの?」
「コンちゃん…?」
「走って稼ぐ。私たちには立派な脚がついてるじゃない」

〜ウマ娘 出前がスイスイスイ〜


+ ユーイチ亭が燃えてるプボ!
88冠目 31

コン「さて、今夜私が頂くのは三冠会中に注文したカツオのタタキです」
キング「一流のウマ娘は配達も一流なのよ!!」

ピンポーン アリガトウ! ガサガサ

プボ「キング先輩ユーイチ亭が燃えてるプボ!コンロの火ちゃんと切ったプボ?!」


+ 動画を配達
88冠目 125

コントレイル「みんな!動画を配達すれば魅力をアピールしてメロメロにできるって!」

アカイイト「えっ?(難聴)動画を配達すればトレーナーに魅力をアピールできてメロメロに…?」

エフフォーリア「えっ?(難聴)私を配達してトレーナーに届けてメロメロに…!!?!?!?!!?」


+ クロノジェネシス先輩引退式
88冠目 157

コントレイル「ああっクロノジェネシス先輩が引退レース3着だったのを松葉杖ついたイケメンとフランス人に超甘ったるく慰められています!」
デアリングタクト「普段奥手な先輩ですが、外面の凛々しさやレースにかける思いとのギャップはまさに悪魔的魅力です。どちらのトレーナーも美味しく頂いても不思議ではありませんね。」
コントレイル「ああっそれを見たえっちゃんがトレーナーに胸を押し付けている!」
デアリングタクト「証拠写真として残してしまおうという卑しか策ですね。しかし力が掛かりすぎてトレーナーが倒れそうになっています。気付けるといいのですが」
コントレイル「あれ?プボちゃんは?」
デアリングタクト「ご飯食べてる」


89冠目

+ 眠れぬ夜にヴァン・ショーを
89冠目 22

結構前から温めてたから最近のトレンド姐さんとはちょっと違うかも

凱旋門前の姐さんとトレーナー、時々プボ


眠れぬ夜にヴァン・ショーを

______________


「……ふう、」


今日の自主練ノルマを終え、一息つく。


9月の終わり。最近の日本ではまだ少し暑い時期だけれど、フランスは既に肌寒い季節に差しかかっている。葡萄の獲れる時期だ。


先に到着していたディープボンドさん曰く、私が到着する少し前に「美食の祭典」なるものがあったらしい。

気分転換とフォワ賞勝利のお祝いを兼ねて現地のトレーナーが連れ出してくれたようだが、いつまでも食べ続ける彼女に流石に危険を感じ、途中でストップを掛けられたと聞いた。いつぞやの卒業生ほどではないが彼女も栗東寮の中では食べる方だ。トレーナーの苦労が窺える。

「もっと食べたかった…ポルチーニ、ムール貝……」と恨めしげにぼやく彼女に、食べ過ぎで体重に影響が出たらどうするのよ、と嗜めた覚えがある。


トレーナー。

ドバイまで私の隣に居た彼は今、この欧州の地にはいない。


「………っと、いけない、いけない。」


本番の凱旋門賞は今日を含めて5日後。雑念に気を取られている暇はない。

頭と体のクールダウンのために少しコースの外周を走るのも悪くないだろう。

同 24

5月の中頃、

彼が不慮の事故で長期間戦線を離脱すると、たづなさんから聞かされた。


「_____そんな、嘘ですよね。」


ややあって乾いた笑いと共に出た言葉に、彼女は首を横に振った。


「………彼は、あのひとはいつ戻ってくるんですか。」


「……残念ながら1年以上かかるそうです。」


1年。


私は今年でトゥインクル・シリーズを去る。

宝塚も、その結果次第で出ようと決めていた凱旋門賞にも到底間に合わない。

それどころか私のラストランにさえ、あのひとは帰ってこられない。


「_______それでクロノジェネシスさん、彼が戻るまであなたには実績ある他のトレーナーさんを____」


「要りません。」


バネに弾かれたように言葉が出た。

私は、たづなさんが止めるのも聞かずにその場を後にしたのだった。


その後のことはよく覚えていない。泣き明かした気もするし、泥のように眠ったのかもしれない。


ただ一つ言えるのは、担当変更はつつがなく行われ、私は新たなトレーナーのもとでトレーニングを行い、そして宝塚記念を勝ったということだ。

同 25

「トレーナーさん!」

「クロノ!おめでとう!」


宝塚記念のウイニングライブが終わり、私は一目散に彼の入院先の病院に駆けていった。


「ありがとう!これ、差し入れ。リハビリお疲れ様。」

「お……レース後なのに悪いな、ありがとう。」

「ううん、私があげたくて買ってきたから……。その、他の人と被ってたら申し訳ないのだけれど。」

「……あっ、どら焼きだ。」

「ここの、確か好きだったでしょう?」

「うん。そろそろ夕飯が近いから、デザートの楽しみにとっておくよ。」

「いい心がけね。」

「そうだ……今日のレースもすごかった、やっぱりクロノは強いな!」


どら焼きでもともと緩んでいた頬をさらに緩める彼。


勝ちたいから、走りたいからというウマ娘の本能に由来するところももちろんあるけれど、私はこの笑顔が見たくて走っている。


宝塚記念連覇とグランプリ三連覇。

数えるには片手で足りる程のウマ娘しかその偉業を為せず、ティアラ路線に進んだ者では初めての快挙だ。


当たり前じゃない。だって私は、あなたに育ててもらったウマ娘なのよ?


私はそう答えようとしたが、それより先に彼の口から出てきたのは


「彼に勝利に導いてもらえてよかった。」


という言葉だった。

同 26

…………何よ、それ。今まで私と一緒に走ってきたのに。


「俺が君を見られない間、彼のようなトレーナーに任せられたのは運が良かった。」


彼に不満があるわけじゃない。でも、あなたは担当を他の人に取られて悔しくないの?


「彼と一緒でも、クロノは大丈夫だよ。」


言ってよ、自分の方がもっとうまく指導できたって。もっと君をわかってあげられたって。


トレーナーは困ったように笑って、それきり黙ってしまった。


「……それより、怪我はどうなの?」


逃げるように、私は話を切り替える。


「骨はまだ全部くっついてないけど、コルセットをつければもう歩けるよ。月末までには退院できそう。」

「よかった。思ったより治りが早いのね。」

「うん、今日の宝塚もそうだけどクロノの今までのレースを見てたら気力がどんどん湧いてきてさ。」

「もう、またそんなこと言って……、」

「本気だよ。」

「…………………!」

「フランスでもきっとクロノは強いんだろうな。誰もを魅了する走りをして、クロノジェネシスは強いってことを見てる人全員にわからせるんだ。」


直接、見たかったなあ、と、彼は窓の方を向いてぽつりと呟いた。

同 27

余程の事情がない限り、フランスへ行けば、またトレーナーは変わる。

凱旋門賞までに奇跡的に骨が全部くっついたとしてもあなたはフランスについていけないの。それほどまでに見たい私の走りを直接見られないのよ。


それなのにどうして、あなたは平気そうな顔をしているの?


「……トレーナー、私、」

「クロノ。」

「………何?」

「信じてるよ。」

「…………………………ええ。」


その言葉はついぞ出ることはなかった。

こんなことを言われたらもう、あなたと一緒じゃなきゃ出たくないなんて、そんなみっともないことを言えるはずがないのだ。

同 28

「はぁっ、はぁっ………」


走る。走る。

緑色の地面を怒りに任せて蹴って走る。

私を引き止めるものを、後ろ髪を引くものを振り切るように走る。


「はぁっ、はぁっ………っは、」


呼吸が乱れていく。フォームも崩れていく。

こんなことをしたってなんの意味もないことはわかっている。

けれど、けれど。


あなたがここにいたら、という想いはどうしても消えない。

宝塚をあなたと走れていたら、凱旋門もあなたと一緒に走れていたら。

ラストランだって、あなたと_______、


「_______っ!」


視界が滲む。だんだんぼやけて、水彩画のように変わっていく。

これが夢だったらいいのに。悪い夢なら早く醒めてほしい、それであのひとを_____、

同 29

「クロノせんぱ〜い」


間延びした声が私を現実に引き戻す。

もうすっかり人が疎らになったトレーニングコースにはディープボンドさんが立っていた。


「もう日が暮れちゃいますよ〜、自主練もいいですけどもう寒いし体壊しちゃいますよぉ。」

「………そう。もうそんな時間だったのね。」

「そうですよ、今夜は冷えるってニュースで言ってたじゃないですか〜。」

「……ええ、でももう一本だけジョギングしてもいい?一周したら戻るわ。」

「……一周だけですよ、やめないとトレーナーさん呼んで来ちゃいますからね?」

「わかってる、ちゃんと守るから。」


私の顔は、きっと逆光でよく見えていないだろう。

同 31

夜中にふと、目が覚めた。

寝直そうとしても、なんとなく寝付けなかったので階下の食堂に水を飲みに行くとそこには。


「……ディープボンドさん?」

「……あ、先輩。」


確か夜はいつもすやすや寝ていると言っていなかったか。驚きを隠せなかった私の表情に気まずさを感じたのか、彼女はいつもの「プボ」とかいう効果音のつきそうな顔で話を振ってきた。


「先輩も寝付けなかったひとですか〜?」

「ええ、そんなところ……。ところで、そのマグカップの中身は?」

「プボちゃん特製ヴァン・ショー、いわゆるモールドワインです〜。」

「ワイン?!」

「あっ、アルコールは十分飛んでるので、心配しなくても大丈夫ですよ〜。先輩も飲まれます?」


質問しておきながら、彼女は返事も待たずにいそいそとキッチンへ消えていった。

ワインには面食らったが、ともかくノンアルコールならいただきます、と、運ばれてきたマグカップに口をつける。


口に含むとまず葡萄の香りが、その後にシナモンの香りがふわりと鼻に抜けた。

遅れて胃に到達した温かさがじんわりと体に染み渡っていく。

同 33

「………美味しい。」

「よかった〜。これ、フランスでは寒い日の定番の飲み物なんですって。わたしもお祭りで飲みました〜。」

「……一応聞くけど、貴女何杯飲んだの?」

「ム、信用ないですねえ……一杯しか飲んでないですよ。」

「本当に?もう一杯飲もうとしてない?」

「……二杯目行こうとしてトレーナーさんにコップ取り上げられました。」

「ほら。」

「ほらとはなんですか〜!」


笑いながら、ちびちびとマグカップの液体を飲み干していく。

葡萄、シナモンの奥に、オレンジ、林檎の残り香も僅かに感じる。


そういえば、フランスに発つ直前に彼に贈ったのは林檎の箱詰めだったかしら。


そんなことをぼんやり思い出していると、スパイスの風味が意識を現実に引き寄せた。


「…………。」


彼女が、こちらを見ていた。


「……………?」

「……あっ、先輩、おかわり要ります?」

「え、ええ……もし、まだあるなら……」

「もちろん!……それで〜、美味しいの褒め言葉も何回言ってもらってもいいんですからね〜。」


巷で言われている「プボ」とかいう効果音を発生させそうな笑顔ひとつ、彼女は再びキッチンに消えていった。


「………ええ、ありがとう。美味しくて、とても温まったわ。」

同 34

それから特に何か会話をすることもなく、二人で黙ってヴァン・ショーをいただいているうちに、いつの間にか時計の針は頂点を過ぎ、凱旋門賞までは今日を含めてあと4日に迫っている。


奇しくも今年の凱旋門賞は彼の誕生日。

レースの発走時刻も、日本では今日のような深夜にあたる。でもたとえ直接でなくとも彼なら必ず、私のレースを見てくれている。


トレーナーさん、少し早いけれどお誕生日おめでとう。

あなたに最高の勝利を届けられますように。

勝利の暁には瑞々しい葡萄を一房、あなたに贈りましょう_______。

______________


終わりです!!!

衝動の赴くままに書いたので、拙いと思いますがご容赦ください……

(宝塚前の乗り替わりで調教ができなくなったっていうのを見て「北クロきてる……!」と思いました。)


+ 19年のトリプルティアラのウイニングライブを見るUSAトリオ
89冠目 44

前スレの桜花賞、オークスでは小さかったクロノ姉さん概念が忘れられないので書き散らかしたのを放流する

19年のトリプルティアラのウイニングライブを見るUSAトリオ

桜花賞
ソ「グラン先輩の最強マイラー伝説の始まりね」
ユ「シゲルピンクダイヤ先輩って確か和田劇団でも活躍してるよね」
ア「3着の娘ちっちゃくてかわいいな」

オークス
ソ「ラヴズ先輩の完璧なファンサ!見習いたいわ」
ユ「ラヴズ先輩とブーケ先輩が並ぶとすごく華やかね」
ア「3着は桜花賞と同じ娘だ。誰なんだろう…」

秋華賞
ソ「クロノ先輩!クラシック級の頃からもう風格があるわ」
ユ「ブーケ先輩たちは2回目だからか安定してるわね」
ア「結局桜花賞、オークスで3着だった娘は誰だったんだろう」

後日
ア「…ってことがあったんですけど、桜花賞とオークスで3着だった先輩って誰か分かりますか?」

ク「うーん、誰だったかしら…(言えない…夏に背が伸びる前の私だなんて、言えない…)」


+ マイルいっとく?
89冠目 82

そういえば19ティアラ組ってどのぐらいの仲なのだろうか?
特にグランはクラシック秋以降クロノラヴズと走る事なかったからどう思ってるんだろうか

同 84

グラン「ん?ん?マイルいっとく?」

クロノ「いかない(笑)。いつも言ってるのねそれ」

ラヴズ「もう2200までマイルってことにして宝塚走ってくれば?」

グラン「はーっ!マイルは1600mなんですけど!ウマ娘がきょりをゴマかされたりするはずないんですけど!」

ラヴズ「本当に?割と真面目に心配してるわ」

グラン「ぐぬぬ…わたしはがくねんいちかしこいのに…」


+ 一着至上主義。ベア
89冠目 104

プイ「完成したプイ…これが一着至上主義。ベア…」
😷「いや売れんでしょ。傷口広げるだけっスから諦めたらいいのに…」
だがオルフェの予想に反し、ダサTベアはダサTシリーズらしからぬ好調な売れ行きを記録したのだった。
😷「うせやろ…」


+ BTTF2013
89冠目 108

2022年、G1レース4勝(クラシック菊花賞を取り逃した)のウマ娘コントレイルは、近所に住む学園OGのアグネスタキオンがVRウマレーターを改造して開発したタイムマシンの実験を手伝うが、ゴルシのいたずらで2013年の世界にタイムスリップ。タイムマシンは動かなくなってしまう。困ったコントレイルは2013年のゴルシとタキオンを探し出し、事情を説明して未来に戻る手助けをしてもらうことになるが、その過程で若き日のディープインパクトとロードクロサイトの出会いを邪魔してしまう。このままでは自分がトレセン学園に来ないことになってしまうため、コントレイルは未来に戻る前になんとか二人の仲を取り持とうと奮闘する。


うーん、BTTFのあらすじ改変だけじゃ時間軸が捻じれる
ただ、ヒコーキグモの偽名でコン母に惚れられるコンちゃん、
ゴルシの世代に振り回されてなかなか帰れないコンちゃん、
プイとコン母の魅惑の深海パーティーが創造できたらそれで満足です

同 129

「タキオンさーん。いますか〜?」

『その声はコン君かい?』

「どこにいるんですか?」

「あぁ、見つけた。早速だが17:41、トレセン学園の空き教室に来てくれたまえ。これぞ革新大躍進だ。君の助けがいる」

「17:41?中途半端な時間ですね…」


「来たね。タキオン博士の実験へようこそ!これが私の研究の成果さ」

「何ですかこの…ヘンテコな機械」

「今に分かるさ。ウマホで録画して」

「…どうぞ」

「こんばんは諸君。私はアグネスタキオン。ここはトレセン学園の空き教室だ。現在2022年1月15日、土曜夕方、17:45。ここにモルモットを用意してある。この時計と、機械の時計を合わせて」

「良いですよ〜」

「私の計算が正しければ、これを組み込むことで素晴らしい光景が見られるというわけだ!ぽちっとな」

「…消えた!?」

「ふふん。実験は成功だな。アレはタイムマシンなのさ」

「タイムマシン…!?」


「では、コン君、先に乗り込むといい。人類初の栄誉だ、光の速度を越えるのだからね!」

「良いんですか?!やった、アームストロングやチャック・イエーガーだってこんな経験してませんよ」

「そうだろうとも」

「おいコラタキオン!オメー何勝手にジャスタウェイ人形使ってんだ!?!!」

「おっと。これはいけない」

「ゴルシちゃんキーック!!!」

CRAAASH!!

「あうっ!?!」

ピッ 2013/4/1 06:30

「あっ…き、消えてしまったねぇ…」


+ 😷とその友人の短い作品 作:黒電話の人
89冠目 112

ちょっと失礼
😷とその友人の短い作品出来たんだけども投下して良い?

同 113

ありがとう。やっつけだけど許してね。




駆ける、飛ぶ。

駆ける、飛ぶ。


私は重くて飛べないけれど、あなたは全てを乗り越える。


引っ張れ、走れ。

引っ張れ、走れ。


わたしは思いを運べないけど、あなたは思いを運んで行く。



越えて行け。引いて行け。


私/わたしの夢よ。どこまでも。



そんな直向きな、あなた/お前だからこそ

同 115

ぶっちゃけ自分でも消化不良なんで続きはいずれ書きます
オジュウと友人シリーズ(仮)とでも銘打っておきましょうか


+ テディベア
89冠目 127

「どどどうしよう」

 やってしまった事の大胆さに心臓がドキドキする。
 入院しているトレーナーから自室より身の周りの物をとってきてほしいと頼まれて鍵を渡された。
 信用されていると感じて内心小躍りした。

「そこまでは良かったのに……」

 伝えられたものを手早くまとめて部屋を出ようとした。
 その時だった。
 リビングに一体のテディベアが飾られていた。
 日に当たらないような場所に、しかしちゃんと手入れはされている。
 そんなテディベアだ。
 そのテディベアはまだ背が低かったころにトレーナーと一緒に買ったテディベアだ。
 懐かしさに包まれてゆっくりそれを手にとり抱きしめる。
 そして気づいたら――

「なんで持ってきちゃったのよ……」

 こっそり持ち出し、寮の部屋まで持ち込んでしまった。
 トレーナーの信頼を裏切ってしまったという後悔を得る。
 が。

「ごめんなさい、ちょっとだけ勇気をください、最後まで走りきれるように――」

 そう呟いてトレーナーの部屋に大事に置かれたテディベアを抱きしめた。


+ オジュウと鹿毛の友人/有馬記念を前に。 作:黒電話の人
89冠目 135

オジュウと鹿毛の友人/有馬記念を前に。


「…よう、元気か」

電話が繋がった瞬間、先手を取って喋り出す。
向こう側からは、驚きを持って迎えられたような感じがした。

構わず続ける。

「わたしはまあ、ボチボチだよ。アップさんとの決着も着けて、正真正銘障害の王者さ」

ころころ、と電話先から聞こえてくる笑い声。

「な、笑うなよ!」

暫く続く笑い声。
しっぽをゆらゆらと揺らし、耳が少しずつ絞られていくのが分かる。

あと十秒して笑いが止まらなかったら切ってやろう。
そう思っていると、

『…ねえ』

声をかけられた。

同 136

「なんだよ」
返事を返す。

『──頑張ってきなよ。有馬記念。緊張して、こんな時間に電話かけてきたんでしょ』

時刻は、日付が変わろうとしている11時30分。
ルームメートはというと、ぐうすか気持ち良さそうに寝ている姿が見えた。

平地に戻って、二勝した。
でも、次はG1だ。暮れの中山で行われる、有馬記念。

選ばれし者しか走ることを許されない舞台。

そこに、私は【障害の絶対王者】として立たなければならない。

緊張感で眠れぬ夜。
手の震えが止まらなかった。

同 137

隠すように虚勢を張る。

「ハッ、そんなわけないさ。わたしを誰だと思ってんだよ。J・GⅠ5勝のオジュウチョウサン様だぜ?」

『…そうだよ、あなたはオジュウチョウサン。でも、それ以上の存在でもないんだ』

落ち着いた声に諭される。

『あなたはあなた。
障害の絶対王者なんかじゃない。』

はっ、とさせられた。

『もし、あなたが障害ウマ娘の代表だと思っているなら、あなたは、一生勝つことはできないよ。』

同 138

自分を見失っていたのかもしれない。
傲っていたのかもしれない。

緊張などではない。自らの不安に、自分が負けていたのだ。

それに気付いた時、手の震えは消えていた。
「──ああ…行ってくる。賞金たんまり持って、北海道行ってやるからな。」


「だから」と言ったところで少し言い淀んで、言葉を続ける。

「だから、さ。首を長くして待っとけよ




──マサ。」


『──うん、頑張ってきてね!友達として、同じ異端の王者として、私はいつでも応援してるからさ!』



彼女の名は、ホクショウマサル。

後に日本競バ界の伝説を作ることになる、偉大なる王である。

同 139

以上です
オジュウチョウサン号とホクショウマサル号、同い年で二頭とも異端の王者なんですよね

障害の絶対王者と、ばんえいの巨星
意外と共通点あって面白いですよねー


+ 女帝
89冠目 150

病室の窓から見える景色には、眩しいばかりの緑が溢れている。そよそよと7月の風に揺らめく木々の葉っぱをぼんやりと眺めているトレーナーの横で、私、クロノジェネシスはリンゴを剥いている。
「はい、あーん」
リンゴを切り分けると、彼の口元に持っていく。彼は背骨を8ヵ所も骨折していて、体を少し動かしただけでも激痛が走るのだ。
リンゴを静かに食べながら、彼がスマホの動画を再生する。そこには阪神競馬場を猛然と駆け抜ける私が映っていた。宝塚記念の私。今日の彼は無言で、この動画を何十回と眺めているのだ。
いや、ゴール後にフランス人の臨時コーチとハイタッチする私を見ているのかしら。
私はため息をひとつ吐くと、「彼の方が上手く君を走らせられるよ」だのなんだのと、クソボケなことを言い出す前にジャブを打っておくことにした。
実は今日ここに来たのは、今年の有馬記念での引退を止めるつもりであることを伝えるためであったのだ。復帰後も私が現役であることを知れば、トレーナーが私から離れることもないだろう。その代わりクラブにはすごく迷惑をかけるし、私の晩年のキャリアはみっともなくなるけど…。

同 151

クロノ「トレーナーくん…実はね」

トレーナー「ダメだ。私情で引退を延ばすなんて俺は許さないぞ」

のっけからカウンターを喰らった私は慌ててしまった。

クロノ「えっ…!?それを…それを、一体誰から聞いたの!?」

トレーナー「ハッ。今思い付いたのさ。どうやら図星だったようだね。君の目をみれば全てお見通しだよ…。来年まで俺が復帰できないから、そんなアホな考えを思い付いたんだろう?だが、俺は絶対に反対だ」

冷たさすら感じるほどの冷静さで言い返された私は、思わずカッとなってしまった。

同 152

クロノ「ずいぶんな言いぐさね!私は、あなたのためを思って…!」

トレーナー「おっ、怒ったか?これはこれは、よっぽど俺から離れたくないんだなあ、君は」

ストレートな言葉に対して、体勢を立て直した私も渾身のストレートを放つ。

クロノ「勿論よ。トレーナーくんを人に取られるのは、私…許せないの。」

すると、トレーナーはぼそぼそと「もう俺はクロノのものだよ。」と呟いた。その態度が私の心に火を注ぎ、もう抑えが効かなくなってしまった。

クロノ「ふざけないでよ!私は引退したら何にもできなくなるただのウマ娘…でもあなたは、これから何人もの新人を見ていく気鋭のトレーナー…そのうち私のことなんて忘れてしまうんでしょ!適当なこと言わないでよ!!」

ああ、こんな姿は"女帝クロノジェネシス"らしくない。そう思っても、言葉とともにポロポロと涙が次から次へと流れ出す。するとトレーナーは不思議な微笑をすると、私に語りかけた。

同 153

トレーナー「言葉じゃ足りないなら…行動しよう」

クロノ「…?」

この人は…こんな冗談を言う人だったかしら?ドバイで1週間ずっと一緒だった時は、何度も逆うまぴょいしてやろうかと思ってはいたけれど…

トレーナー「俺の体を、床に叩きつけるんだ…ウマ娘の力なら簡単さ…今なら誰も見てはいないよ…」

クロノ「…!!!」

トレーナー「今度こそ俺の背骨はオシャカだ。一生…動けないかもな。そうすれば、永遠に…君の…」

私は強く後悔する。彼と駆け抜けた日々が瞼に甦ってくる。私達は既に一心同体だったのに、私ったら嫉妬したり浅ましいことを考えたりして、彼の方が怪我をしてずっとずっと辛いことを考えてなかった…

もう一度彼を見ると、彼は目を閉じて言った。

「どうした。早く…やれよ。」

その穏やかそうな顔を見た瞬間、私の脳に電撃が走った。もしかしたら一生私のモノになりたいのは、彼の方じゃないのかしら?私よりよっぽど…だから、だから、私に向かってこんなことを…

そう思った途端、私の心の炎はどす黒く燃え上がり、体が、手が、自然と動いてしまった。私は両手で彼の腕を掴み、そして-――

同 154

トレーナー「くすぐったいよ…クロノ」

私はトレーナーに頬擦りしている。頬と頬を擦り合わせる度に私の心は落ち着きを取り戻し、グランプリの女帝へと戻っていく。

クロノ「はい。気が済んだわ。じゃあねトレーナーくん。」私はそう言うと、さっとスーツの上着を羽織って足早に病室を後にする。

トレーナーが「有馬の頃には歩いて応援しに行くからなー」と叫んでいるのも、私は振り返らない。今この時からは次の凱旋門賞と、有馬記念のレースだけを考えていけばいい。どんなレースになろうと、私は全力を出せるだろう。

廊下でラヴズオンリーユーとすれ違う。

ラヴズ「女帝さん、一着おめでと」

クロノ「ありがと。貴方も香港のレースおめでと」

ラヴズが頷く。今ここに居るのは、恋するウマ娘達ではない。過酷なレースを走り続ける現役アスリートだ。だけど…

ラヴズ「もう帰るところ?愛しのトレーナーさんと何話してたの?」

ニヤニヤ聞いてくるラヴズに私は答える。

クロノ「別に。引退したら、私のふわふわパジャマを見せてあげるって約束しただけよ」

口をあんぐり開けたままのラヴズを置き去りにして、私は立ち去る。自然と笑みがこぼれる。引退したら、ちょっとくらいはおイタをしても大丈夫じゃない?

ああ、これからが本当に楽しみだわ!


+ 続BTTF2013
89冠目 163

タキオン「ふぅん、確かにウマホの動画を見る限り、この機械は2022年の私が改造してるようだね」
ゴルシ「未来でもろくな事してねぇな」
タキオン「君が蹴ったせいで設定が狂ってる証拠も映ってたよねぇ」
ゴルシ「

コントレイル「それで、直るんでしょうか?」
タキオン「幸い壊れた部品自体は今の時代でも代用品はある」
コントレイル「…!と言うことは!」
タキオン「まあ紅茶でも飲んで直るのを待っててくれればいい」
ゴルシ「おっ!じゃあコントレイル…だっけ?せっかくだから2013年のトレセン学園味わってけよ。貴重な経験だろ?」
タキオン「駄目だ!見物なんてとんでもない。一歩もここから出ちゃいけないよ!人に会って話をしたりすれば、未来の出来事に重大な影響をでるかもしれない。わかるね?」

なお30分後に出かける


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