【投稿名】 羅王
【作品名】 「
狩人の憂鬱」 「ギルドナイトの名にかけて!」
【年齢】 15
【称号】 ブックマスター
【特殊】物凄いスピードで本を読む
狩人の憂鬱(狩鬱)
登場人物
コウ=スラッシュ
19で漆黒の髪とクリアーブラッドレッドの瞳を持つ身長182、体重58kg、血液型は龍型で誕生日は十二月五日。
趣味は読書(特に兵法書)とボウガンの手入れで好きな物・事は甘い物、仲間、平和で嫌いな物・事は御都合主義、金持ち、戦闘である。
現在HR9の優秀なハンターでDBの発動素質がある。
実はミナガルデでも1,2を争うほどの秀才(授業料などは全てハンター業務の報酬から支払っている)。家族はコウを除いて全員死去。
射撃技術は超一流で特に狙撃の技術はSSといってもいいほどの高技術の持ち主。
過去に特別ハンター養成機関<mzs>に在籍しておりその際にボウガンでの訓練記録を二位との差を三十分近く離して達成させている。
一応、全種類の武器を使いこなせるが<mzs>のとある教官がランスを愛用しており、コウを目の敵にして厳しい訓練をしたためにトラウマからよほどのことがない限り見たくもないと思っている。
上記の教官との訓練や実地演習に思春期を過ごしてしまったために女性には奥手で、人間不信でやたらとネガティブな思考だったが、仲間とのふれあいやカオリとの出会いによっていくらか克服してきている。
カオリ=シュナイダ―
身長166cm、体重52kg、HR9。
黒髪紅眼の十七歳の少女。
相当に困難に満ちた幼少生活を送ったためか、やたらと正義感が強く、後先考えないで行動するが、結果的に力が及ばない事が多いことに歯がゆさを憶えている。
太刀使いで兄の名を名に刻んである太刀を愛用していたが、銀レウス戦でコウを庇ったために破損。
現在は別の刀を使用している。
コウ曰く「太刀筋はさほど素晴らしいわけでもないのに異常なまでによく斬れる」と称されたが、それは彼女の特殊な力によるものが大きく、実際の腕前なのではない。
コウに想いを寄せていたが、とある状況でコウを護るために力(といってもごく一部)を解放してしまい、その異形ゆえに嫌われたと思って逃げ出したところ、コーウェンになすすべなく捕獲された。
バン=ブライトブレイド
別名<歩く不幸>
23歳。髪色は白銀で瞳の色は赤い円線が入った翡翠色。HR9
身長185cm、体重61kg、血液型ft型。
三月九日生まれで趣味は昼寝。
平和や幸福を好み不幸を嫌うが・・・。
今世紀稀にみる超不幸体質誤認逮捕数五千八百三十一件の超弩級の不幸の星の下に生まれた男。
乗り物運は最悪で、飛行艇に乗れば処女飛行で爆発炎上、豪快に墜落、バン以外乗員全滅。
列車に乗れば、バンのいた最後尾の車両が接続輪の磨耗で外れて時速百㌔で深い谷底にまっさかさま。
船に乗ればまず間違いなく無数の陸以外のモンスターに襲撃され、たいていの場合乗っていた船は沈没する。
馬車に乗ればまず間違いなく大量の盗賊との諍いに巻き込まれる。
土地運はもはや災厄と言って良く、立ち寄った町が大洪水に巻き込まれて海の一部となったり、無数の大型竜巻に狙い撃ちにされたりと、もはや受難の権化。
グランツいわく、『絶対前世で世界を滅ぼしたりとかしたに違いない!!』とのこと。
バン本人以外は全員うなずいている。
そんな世界ぐるみの嫌がらせてきな毎日を送っているが持ち前のの悪運で死ねない程度に不幸に襲われる。
上記から<死神>の異名を欲しいままにし観光協会のブラックリスト第一位。
人当たりもいいしけっして悪い人間でもなく心優しい善良なハンターなのだが報われない。
実はギルドナイトの諜報部員でコードネームは<災難>。
ハンターとしての能力は非常に高く二本の太刀を使いこなす姿は疾風の如く。
だが今までに一度も災難に遭わずにクエストを終了できたことは一度もない。
(初めてハンターとして生肉を入手しに行った際ではいきなりリオレウスに襲撃されこれをハンターナイフで退けている。)
DB能力者。DB名裂爪<牙狼>
彼が珍しく怒っている時はけっして半径五メートル以内に近寄ってはならない。
絶対不幸領域内に入ったら最後。
一日不幸に過ごす羽目になる。
不幸と同じぐらい悪運も強くその所為で自殺もできず(ロープを鴨居にかけて死のうとしたら建物が崩落)もはや何かの呪いでも受けているようなコウ曰く「こんな可哀相な人見たことない」。
本人曰く「私はきっと世界中の不幸を一身に受けているに違いない!」
グランツ=アームストロング
基本的に殆どネタキャラとして扱われるフラッシュ曰く<変態>だが、その実体は万能天才。
冗談ではなく本当の天才(DBの起動検証をして実用にこぎつけたのは彼の功績である)で、一度やり方を見たものは全て模倣できる。
戦闘能力は殆ど非人間的で、急に高いところから降って来たり、素手でアカムを撲殺したりと明らかにアウトサイダーな存在。
意外と家事裁縫はなんでもできて、特に料理の腕はプロ並。
殆どの人間に知られていないが、とある領地の次期党首。
フィーネと恋仲だったが、竜人による内部蜂起で惨殺され、それ以来竜人と竜に龍、それに類する物を根絶やしにしようと凶戦士となって復讐を続けている。
当作品内の中で、彼に関する外伝が一番多い。
黒のギルドナイトとしての、グランツの活躍を描いた作品。
恋人フィーネとの夜の一時。
ギルドナイトの名にかけて!
レイブン
年齢不明、誕生日不明だが、二十代前半と推測されている。
髪色はやや灰色がかかった黒で、瞳の色は赤。
曲がった事が大嫌いで、<弱者を一方的に攻撃する強者>に対する憎しみは、彼が信じる正義の信念のよりどころにもなっている。
黒のギルドナイトが創設される以前から、シュナイゼルといっしょに行動していた。そのときまでは、自分の存在を皮肉って<零(レイ)>と名乗っていたが、そのときにシュナイゼルが与えた<レイブン>という名を、現在は名乗っている。
黒のギルドナイトの中でのコードネームは<大鴉>。
ハンターとしての技量はG級並だが、ライセンスは未だに仮登録。
特筆すべきは圧倒的なまでの対人戦闘能力で、幼少時にシュナイゼルと出会うまでは<黒き獣>と呼ばれていた。
重火器と剣を組み合わせて戦う独自の戦闘スタイルは、そもそものレイブン本人における人間離れの膂力、スピードと、類いまれなる戦闘センスと相まって、圧倒的な強さを発揮する。
シュナイゼル=K=フレンチトースト
28歳。髪色は蜂蜜色で、瞳の色は紫紺。誕生日は11月11日で、本人曰く「常に高みを目指す僕に相応しい!」とのこと。平均的な男性身長と大体同じぐらいなのだが、周りの人間が軒並み背が高いので、本人は気にしている。ロリコン。
黒のギルドナイトを創設したのは彼であり、同時に彼が体長である。
本人には戦闘能力はランゴスタ並と自嘲したぐらい低いが、彼の本領は頭脳労働であり、万能天才兼変態のグランツに、「チェスで互角の勝負に持ち込まれたのは生まれて初めてだ」と言わしめるほど。
社会適応性がほぼ皆無の黒のギルドナイトに所属する隊員を強く引き付けて結束させるカリスマ性は、彼に対するものではなく、彼が掲げる<正義>の二文字に惹かれたからということらしい。
性格は非常にイヤミったらしく、性癖も決して褒められたものではないが、根は正義の熱血漢。
昔、ポケモンマスター(ポケットに入るほどの超小型のモンスター=ミニチュアサイズのモンスター収集家)になる! と公言していた。
組織名称
(一部オリジナル解釈を含んでいます)
ハンターズギルド
多くのハンターが集う街などの拠点では、ハンターズギルドと呼ばれる組織がハンターの活動を統括しており、その影響力は辺境の村にも及ぶ。主な業務は依頼者とハンターを仲介しての依頼の斡旋で、プレイヤーはギルドの受付から各種の依頼を受けてクエストに臨む。
また依頼の斡旋以外にも、モンスター取り引き価格の設定や、新人ハンターの命を守るためのランク制狩猟制限などのルール造り、街を襲う古龍に対する迎撃作戦の実施など、ハンターの活動に関わるほぼすべてを取り仕切るほか、ギルドナイト(ギルドナイツ)と呼ばれる専属ハンターによる、未登録ハンターに対する取締りもギルドが行う。
ギルドナイトは、下の三系統の部署に分かれる。
第一課<紅のギルドナイト>
課長・ラシード=セルン
赤い羽根帽子がトレードマーク。基本的には新種のモンスターや亜種モンスターが発見された時に、調査活動を行なう。
常に主要な大都市には一定数が配備されており、有事の際には<ガーディアンシリーズ>と呼ばれる専用防具で現場に赴く。
上記は表の顔で、ギルドの紋章がついたアイパッチは、裏社会で大きな影響力をもち、野良ハンターの駆逐や、違法行為に手を染めたハンターを見せしめに処刑するなど、非常に恐れられている。
第二課<蒼のギルドナイト>
課長・リート=セプティン
運がない、とよく部署内では耳にする、基本的には紅のギルドナイトの事後処理を担当する部署。
が、裏の顔は諜報部兼暗殺部隊。というのも、ハンターにとっての武器は非常に強力で、ハンターライセンスをもたない者が手にすることは規制されており、まず出来ないのだが、強大なモンスターを屠る武器や素材(例えば、人間が持ち運べるサイズのヘビィボウガンに、<老山龍砲・覇>があるが、それは実射試験で要塞砲に匹敵する性能をはじき出している)を戦闘で使用できれば、戦局を一気に傾けることも可能なので、闇ルートでは使い古した武器でさえ超高値で取引されている。
だが、実際にそんなものが戦争に使用されたら、それを所持していないほうが虐殺されてしまい、「人としてやっていけない殺し方」になってしまうので、それをさせないためにも日夜、彼等は暗躍する。
第零課<黒のギルドナイト>
課長・シュナイゼル=K=フレンチトースト
ハンターを狩るハンター、ギルドナイトは、強力な戦闘能力をもった部隊を擁している。
が、強大な組織の常で、ハンターズギルドもその権力を傘に悪事を働く存在が少なからず存在していた。
その所為で、「民衆を直接的な脅威(=モンスター)から護る」という大原則を失う事になりかねなかったので、あくまで極秘裏に内部の不祥事を始末するために結成されたのが黒のギルドナイトだ。
が、通常の権限ではある程度の上層部にいる人間をどうにかする事は出来ないので、大長老直々に、「課長が行動の全権を委任した隊員が、対象を組織に不利益をもたらすと判断した場合に、必要手続きなしで対象を即処刑できる権限」を与えられている。
上記のように、一見すると強力な権限をもっているように見えるが、「抑止力のための部署」という扱いのために、他の部署からの圧力で予算を減額されたり、実質的に窓際に追い込まれたりと、常に悪戦苦闘している。
また、その骨子である「課長が行動の全権を委任した隊員が、対象を組織に不利益をもたらすと判断した場合に、必要手続きなしで対象を即処刑できる権限」も、その中に特定の場所(各部署の本部や作戦行動域)に踏み込む際の許可は含まれていないので、それを逆手に取られる事がある。
また、<神と同義たる龍を崇拝する彼の者の敬遠なる使徒>のような、超強力な敵対組織や、伝説級の超凶悪モンスターなど、危険度の高い存在には、積極的に対応する(というよりも、対抗できるだけの能力をもった者は黒のギルドナイトにしかいない)。
実動部隊「ドラグーン・ブレイカーソーズ」
名前の由来は「いかなる頑強な甲殻も突き破る剣」。ここで言う頑強な甲殻とは権力・権威の事であり、幾重にも折り重なったグラビモスの甲殻のような権力を指す。それを突き破るとは、すなわち強大なギルドそのものの権力に立ち向かう機関という意味である。
部隊を表す<龍を串刺しにする剣>のイヤリングは、此処からきている。
構成は、部隊長レイブン、他八人で構成されている。
第一期 「序章」~「夢と未来」
「序章」~「旅立ち」
少年コウは雪山で雪山草を採りにいきその帰り道にドスギアノスと遭遇、遭難してしまう。
コウは奇跡的に麓付近まで戻ることに成功したが最悪なタイミングでレックスに遭遇。
が、逃亡の途中に現れたレイブンのモドリ玉によってなんとかホームまで帰還する。
その後、コウは自分を救ってくれたレイブンと同じ職業を目指そうとハンターになることを決意し旅立った。
「出会い」
ある日平和な村バゼロはランポスの大群に襲撃される。
村人も武器を取り戦うが多勢に無勢、次々とランポスの牙に倒れていく。
そんな絶望的な状況の中で現れた赤い瞳の男――コウ=スラッシュ――は言った。
「俺はコウ=スラッシュ。モンスターハンターだ」と・・。
「閃光の中で」
暑苦しい密林地帯にコウはいた。
彼の目的はゲリョスの討伐。
そんなわけで密林を歩き回ったがなかなか見つからない。
いよいよクエスト契約期間の満期というところでついに発見。
無理矢理叩き落してその後優勢に戦闘を進めるが突然のドスランポスの攻撃に対応しきれず体勢を崩したところに迫るゲリョス。
直撃は避けられない。
だが、そんな状況の中でコウの前に小柄な影が踊り出る・・・。
「間奏曲」
コウの憂鬱な一日の話。
「予期せぬ事態、倒れた仲間」
それはただのリオレウス討伐のはずだった・・・。
さしたるトラブルもなくクエストを終了したコウ達の前に立ち塞がる銀の太陽。
その、上位クラスの強さにコウ達はまるで歯が立たず追い詰めれられていく・・・。
そして、コウをかばったカオリがブレスの直撃を受けて・・・。
「運命の再開、新たな決意」
一人の男が全国有数の貿易都市サマダにいた。
男=コウである。
コウは前回自分のせいでカオリの太刀を壊したも同然っだったのと自分の武器が<撃魂弾>を使ったせいで大破してしまったので新しい武器を手に入れるためにここに来たという訳だ。
久しぶりの休養を楽しむコウの後ろであがる悲鳴。
何故か出現したドスイーオス。
迎え撃とうとしたコウよりも一瞬速くそれを倒した者がいた。
コウの赤い瞳に映ったのはかつて雪山で命を救われたレイブンの姿だった・・・。
「片目と因縁」
自らがハンターを志すきっかけとなった因縁のレックスを討伐すべくポッケ村に向かうコウ。
だが、レックスの襲撃を受けてポッケ村は壊滅していた・・・。
「因縁の決着、新たなる憂鬱」
賽は投げられた・・・。
咆哮が地を揺らし、剣戟が彩りを添える・・。
激しい戦闘の先に生き残るのは狩る者か、狩られるものか・・・。
「絶望的状況、鮮血に染まる雪」
コウは辛くも因縁の決着に勝利した・・・。
そんな満身創痍のコウを取り囲む雪獅子の群れ。
残弾もなく体力も限界。
為す術もなく殺されかけるコウ。
そんな絶望的の状況の中、コウの横を一陣の疾風が駆け抜けた・・・。
「夢と未来」
謎のハンターの参戦で一命を取り留めるコウ。
意識を失った中で見た夢は、破壊と絶望に支配されて・・・。
第二期 「ある砂漠で」~「ベットの片隅で」
「ある砂漠で」
ミナガルデ中東部に広がる灼熱の砂漠地帯<デットセラ>。
この砂漠の何処かにあるという<古代文明の遺産>を探しに来ていたコウ一行はバンを一人で戦闘地帯に行かせてしまうという致命的なミスを犯す。
案の定、バンはレックスに追われて無数の角竜に追われて、紐引っ張ったら崖が崩落して・・・と散々な目にあう。
そして極めつけに崩落から生き残った角竜を仕留めた直後に地盤が崩落しバンは地下に飲み込まれてしまう・・・。
落ちた先でバンはおかしな手甲を拾う。
それと同時にテオが目覚めて戦闘開始。
が、相変わらずの不幸?で武器破損。
危機一髪のところでコウ達が到着し支援するが粉塵爆発に巻き込まれバン意外全員が戦闘不能に陥る。
本当の危機的状況でバンは古代兵器の力を発動させてしまい・・・。
「コウとコウジ」~「ベットの片隅で」
【第一次コラボ大戦】
ここら辺の話は複雑にmlkのコレクションと話が関連してくるので両方を読まないと全貌が掴めません。
私もめんどいので暇があったら二人分お読みください。
「終末ノハジマリ」
コウ達がうだうだと闘技場にいるその頃、星の海を駆ける四つの鉄の船があった。
シルエットは鋭角で三角形のようでいてそうではない不思議な形状をしている。
だがどの船も所々に凹みや破損が見受けられけっして状態が完璧というわけではなかった。
長い時間を星の海で費やした彼らは目指した。
鋼の船団が目指すはコウ達の住む星。
すなわち「約束の地」である・・・。
別に侵略とか布教とか宣伝とかではない。
<彼ら>は<遠い日の盟約>にしたがって再び戻ってきたのだ。
再び・・・ということは元はこの星にいたというわけだ。
といっても旅立ったのは二年とか三年とかそんな軽い物ではない。
遥か昔、それこそ狩猟暦が始まる前から<彼ら>は星の海を駆けている。
<彼ら>は先にも述べたが<遠い日の盟約>にしたがって戻ってきた。
<彼ら>の正体はコウ達が<古代文明>と呼んでいる文明の生き残り。
彼らの目的はただ一つ 睡眠期に入った神龍を滅ぼす。
ただその一時だ。
「二人の旅路・バンの不幸SP」
<二人の旅路>
闘技場のいざこざから二週間がたちカオリの怪我もほとんど回復した。
コウ達は約束の旅行に行くが予想だにしなかった事態に・・・。
<バンの不幸>
今までにこれだけの不幸な人間がいただろうか?
バンは帰ってみれば家がなくなって莫大な借金を抱えてしまった・・・。
しょうがなく1度に複数のクエストを同時にこなすことで返済しようとする。
「断崖絶壁割引料金」
ホフマンの一声で発動された<龍殺しの檻籠>。
来るべき日に向けて事態は急変し、そしてそれを止めることは叶わない。
「問題紋鯛大問題」
それはある日を境に突然起こった・・・。
街から、村から、鍛冶屋から・・・。
人知れず竜人が少しずつ消えていく・・・。
その変化に気がついたものはまだほんの一握り・・・。
そして気がついたときには取り返しのつかないことになっているはずだ。
彼らは血の定めによってより人間を追い詰める重大な因子となっていく。
誰にも流れは止められず。
誰も止めようともすることもなく。
ただ月日が緩やかに流れていく・・・。
事態は滅びへと一直線。
タイムリミットは後四ヶ月と十日。
終末ノ時は静かに、そして確実に近づいてきている・・・。
「無題」
かつて封龍塔と呼ばれた巨大な塔の地下に<神>はいた。
薄暗い闇の中、かろうじて輪郭がつかめる程度の明かりが光ゴケによって保たれる。
無数の鎖に束縛された<神>はただひたすらに眠る。
その目の前にはかじられた後があるヤマツカミ。
こんがり焼きあがってたこ焼きになっている。
時折、輪郭がかすかに動くがそのていどである。
そして突然、顔に当たる部位の四つの目のうちの右上の眼がくっきりと金色をさらした。
<神>の復活までもう幾月。
目覚めの時は近い・・・。
「決別」
事態の急変に戸惑うコウ。
そしてカオリへの対応の悪さが二人を決別へと導く・・・。
「我念」
私は一人暗い空を飛んでいた。
眼下にはネオンの煌きが見て取れる。
力の使いすぎで頭が痛くなってきたが私は飛ぶのをやめない。
私の心は後悔でいっぱいだった。
いっそこのまま死にたいとさえ思う。
頬に当たる冷たい風を切り裂いて私は飛んだ。
そして・・・・。
「激突の両雄」~「掘削!」
クエストを成功させたバンに襲い掛かる謎の敵。
同じDBを発動させた敵の圧倒的な強さにバンは本気で戦うことに決める。
「灯火」
一人の男が列車の座席に揺られていた。
黒髪で赤の瞳を持つ男――我等が主人公コウである。
だが今回のコウの顔にはいつものような覇気がなかった・・・。
が、周りもほっといてはくれなくて・・・。
「滅びの神が降り立つ日」
その名は<神>すら殺す力・・・・。
いかなる攻撃も跳ね返す最強の盾の力・・・。
空が、地が、木が、山が、大いなる力の再来にその見を震わせる・・・。
コウの回りの土が頂上的な力によって吹き飛ばされる。
コウは立ち上がり叫んだ・・・。
第二部
「まあプロローグを始めようじゃないか」
光の中で我は迅速に複数のフェイズを終えて新たな相棒コウに最適な装甲パターンを模索する。
が、敵を見る限りでは装甲など不要な相手のようだ。
先ほどまで相棒を散々痛めつけてくれたアルのほかに複数の機械反応を私のセンサーは捕らえている。
おそらくこの感触は今では前文明となっている私が生み出された文明で中型モンスター駆除とハンターのサポートのために開発された<起動甲冑ファフナ―>だと断定する。
だが、あまりにも私とそんなもので張り合おうとなどと馬鹿げているとしか思えない。
確かにそこらへんの人間やモンスターならまだしもだ。
目の前のアルもたいした障害とはいえない。
所詮、権力を傘に弱者に高圧的な態度を取るような人間だ。
そして奴のDBも所詮量産型の<神子>だ。
まさに相手にならないだろうことは確実である。
そんな思考をしているうちに第一開放のリミッターが解除された。
相棒の服の破れたところから肌に赤い文様が浮かび上がる。
アルの周りをファフナ―が取り巻く。
そしてアルが吼えた。
「叩き潰せ!」
なんて芸のない台詞だろうか・・・。
改めて私はこの人間の低俗さに辟易した。
三機のファフナ―がこちらに向かって飛んでくる。
後ろからも回り込むように二機。
相棒の思考が戦闘状態へとシフトする。
さあ、腕慣らしを始めようかと私は相棒に語りかけた。
え!、私が誰だって?
なんて無粋なことを聞くんだ!無学なやつらめ(笑)
私はコウ=スラッシュの相棒のオーマ。
発動時にはコウの右目にその姿を認めることができる。
知る人はこう呼ぶ、最終寄生型決戦兵器<超神龍滅>と。
以後テストにでるからノートを取っておきなさい。
そう、コウの右目の燦然たる輝きを放つ美しき赤の宝玉。
それが私の本体だ。
「オーマノチカラ」
さて、戦闘になったがまあこれは私達の勝ちだろう。
それが真理だ。
文句があるならかかって来い!
「呼ばれて 飛び出て ダダンダ―ン」
今の状況はわりと切迫している・・・。
では何故、私達は漫才をしているのだ?
「スターゲイザー」
そうそう、こんなことしてる場合じゃなかったのだ。
何故俺は漫才なんてしてるのだろうか?
でもなんか少年がこっちに襲い掛かって来るんだが・・・。
さてどうするかな?
まだ途中
最終更新:2008年04月01日 21:03